現在、読者の皆様から魔物のアイディアを募集を常に行っています。
魔物の名前、ランク、種類、特徴、戦闘スタイルなどを感想や活動報告のコメントなどで送ってもらえれば、こちらで採用するかどうかを判断します。
採用された魔物は、後のストーリーに手出
す予定ですので、是非アイディアを送ってみてください。
待っています。
社会人の岩崎悠馬はある日、神様の手違いにより命を落としてしまう。
だが、神様の罪滅ぼしとして、前世の記憶を持ったまま剣と魔法の世界、アスタリスクへユーマ・エリュシーレとして転生させてくれる。
転生した人生は、優しい両親と可愛い幼馴染に囲まれての幸せな日々だった。
そして5歳になった際、この世界の特徴ともいえる、自分の魔力と適合した魔物を呼び出す従魔召喚を行った際、ユーマが召喚したのは全ての竜の頂点に立つ存在、竜神だった。
その竜神にアリアと名付けたユーマは、同じくグリフォンと適合していた幼馴染と一緒に権力者から身を守るべく、冒険者になる決意をする。
しかし、これを機にユーマ達は次々といくつものトラブルに巻き込まれて行ってしまう。
これは、異世界で2度目の人生を送る事になった少年が次こそは天寿を全うするべく、幸せになる為に生きていく物語。
「面白かった」、「続きが気になる」と思った方は、ブックマークや評価、感想していただけると励みになります。
評価はどれくらい面白かったか分かるので、是非お願いします。
感想は、確認し次第返信する方針で行きますので、良かった所、気になった所とかがありましたら、是非感想を送ってみてください。
お待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 20:00:00
1068383文字
会話率:43%
冒険者組合。元は品の無い冒険者パーティーがその実力を鼻にかけ自らの利益だけを追い求め、同業への嫌がらせや仕事の寡占、依頼者への横暴等が横行し冒険者の評判を貶めていた。
そして権力者や民衆からも冒険者に対しての危険視の声があがり始めていた
頃、それらに心を痛めていた冒険者であった初代会長がそのような横暴をけん制し冒険者の評判を取り戻すために作られた組合である。
所属するものは依頼者や同業者に対して敬意を払い、足りない人材を斡旋したり大人数の仕事を取り付けたり、値段調整や消耗品の大口購入などで様々な費用を軽減し、教育や金銭の補助や貸付まで行い、お互いに助け合いまたその利益を享受した。
最初は小規模だったもののその理念や実利は冒険者に限らず賛同者を徐々に増やし、その規模は国をも巻き込み、最終的には国境を超える独立団体となったのである。
しかし規模が大きくなり時代が進めばその理念が末端まで行き届かず、悲しき事に逆に冒険者組合の者がかつて、悪とされた冒険者と同じように悪事を働くようになる事例が起き始めたのである。
この事態は組合の設立意義を大きく揺るがすものであり、当時の幹部たちはこれを重く考え専用の業務監査部署を設立したのである。
その名は冒険者組合苦情申出窓口。
名前こそ被害あった人に親しみを持ってもらうため軟らかくしてあるものの、様々な力や隠蔽に対抗するために実力者、さらに適正試験で認められた者しか業務に携われず狭き門になっている。
冒険者や組合の仕事等は癒着のリスクを考え緊急時以外は受けられなくなるものの、トラブル対処とその処置に関する権限は末端ですら幹部級に持たされており、いわば組合のエリート軍団である。
そして今日も冒険者組合であらたな相談が窓口へ寄せられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 02:00:00
5210文字
会話率:62%
魔法を教える学園に通う、15歳の幼い魔女、空。
一人で過ごす趣味の時間をこよなく愛する彼女は、お気に入りの小説、【ヴェルの冒険】を読みながら、いつかこんな冒険をしてみたいと夢見ながらも、代わり映えのしない毎日を過ごしていた。
そんなある日、
彼女は、並行世界に魔法使いたちの世界が存在していることと、その世界への行き方を、先輩のグロリアとゾーイから教わる。
19世紀で時間が止まっているかのような魔法使いの世界、【AW】。
そこは、魔法使いや魔女、エルフや吸血鬼や妖精たちが、ユニコーンやドラゴン、スライムなどと共生する、平和な世界。
空は、すぐにその世界の虜になる。
彼女は、元の世界に戻ると、その世界での12時間が、元の世界での1時間であるということに気がつく。
もうすぐ冬休みが始まる。
期間は1ヶ月間。
【AW】では1年。
空は、冬休みを【AW】で過ごすことに決める。
1年間の旅。
日が上らない夜の街、粉雪が降り続ける冬の街、毎日が常夏の夏の街、毎日がハロウィーンの街、住民全員がタバコを吸っている煙の街……。
そこでしか見られない景色に心を奪われ、そこでしか味わえない料理に舌鼓を打ち、そして、様々な人々との出会いと別れを通じ、過ごした1年間。
その先に、彼女が見たものとは……。
空
主人公。15歳の魔女
グロリア
18歳の魔女
ゾーイ
700歳を超える魔女
ヴェル
元人間。異世界の英雄
クラリッサ
ヴェルのストーカー規制法をやっている魔女。クレイジーサイコレズという、あんまりな呼ばれ方で有名
ユアン、ノエル、フィリップ、マーク=マーチャント、ビルギッタ
セウェードゥン政府の旅人
ジェローム・フォンテーヌ
黒猫。魔法を扱える
この物語はフィクションです。実在する如何なる人物、団体、出来事と本作品は一切関係ありません。物語内では、日本の法律上で成人に達していない登場人物が飲酒喫煙をしておりますが、彼らは人間ではなく魔女です。公私における私のいかなる発言にも、私の作品にも、未成年者の飲酒喫煙を推奨する意図はありません。未成年者の飲酒喫煙には様々なリスクが伴います。お酒もタバコも二十歳からにしましょう。みんな自分の心と体を大事にしようね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 20:40:07
442080文字
会話率:38%
健全かつ安全なセックスライフを楽しむ。
これを自分の人生の大目的として生きている、社会人・粟野夏美(あわの・なつみ)。
新作のコンドームを購入した帰り道、車にはねられて異世界転移してしまう。
転移先は、裸で眠るイケメンのベッドの中。
さっ
そく新作が試せると思い、イケメンをセックスに誘うも意に介さぬ様子で拒否される。
不貞腐れて眠った翌日、自分が異世界に来てしまっていることを知った夏美。
しかも、この世界では予期せぬ妊娠のリスクがあるため、「セックスが禁じられている」らしい。
健全&安心セックスライフを楽しみたい夏美は、この世界でコンドームを作ることに。
手元には新作のコンドーム8個。これを参考に、夏美は(下心満載で)この世界の革命に取り組む──!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 08:04:51
30961文字
会話率:55%
猫との生活も大分長くなり。日常で想定される危険とかはある程度防げるようになっていた、つもりだったが。思わぬ事故はどうしても、起きてしまう。
ニャンコの個性によって事故リスクも色々差異がある、加えてこちらの身体的衰え(視野とか、反射・運動神経
の衰えとか!)も加味して考えてかないといけないなあ、と改めて思った出来事。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 05:00:00
3404文字
会話率:8%
王立防衛大学校特任教授のジョン=ホワイトは思い悩んでいた。幹部候補生の教育が今のままでよいのか、と。
彼は、若き日、嵐の魔女と呼ばれたロズリーヌ=フランクールに師事し、孫子兵法の影響を受けた魔道を継受した。それは戦場の最前線を駆ける魔術
師にとって、あるいは軍を率いる将軍にとって、そして国を導く王にとって有用な思想であった。
彼女との繋がりが露呈するリスクを取ってでも、これを軍教育に組み込むべきか。
彼は天秤にかけた。王国の利益と自分の余生とを。
これは、ジョン=ホワイトによる最後の講義録と回想譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 21:00:00
17102文字
会話率:58%
現世で死んだ僕は異世界へ転生したが、女神が謎の能力しか付けてくれなかったがどう生きるのか?
最終更新:2024-01-25 17:01:11
6213文字
会話率:33%
趣味で不死の研究をしていた最年少14歳の宮廷魔術師、ヴェルフリッツ・バーイヤー
10年後に生き返ることで不死を手に入れるというリスクはあるが彼にとってこの魔術陣は彼の力作だった。
魔術陣を完成させ、遺書を書きに行こうと部屋を出ようとした瞬間
、魔術陣が誤作動し、彼は死ぬこととなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 15:51:30
65743文字
会話率:37%
『もしもし、こちら株式会社MSSの者です。加藤様のクレジットカードについて利用確認をさせていただきたいのですが、お時間よろしいでしょうか?』
「え、あ、はい。どうぞ……」
『昨日、遊園地のペアチケットを購入されましたか?』
「んー?
ああ、あそこのですね! はいはい、しましたよ」
『えっ』
「え?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 11:00:00
1527文字
会話率:99%
ある日、解呪しかできないレイクは、用無しになったとパーティーから追放される。
そのままSランクダンジョンで置き去りにされるが、隠し部屋で呪いのアイテム【呪い魔神の指輪】を見つけた。
一息で世界を焦土にするという魔神(銀髪美少女)から、使う
と死ぬ呪いのアイテムは、解呪を持つレイクだけが使えると聞く。
その後、相手を即死させる【悪霊の剣】、あらゆる攻撃を666倍にして跳ね返す【怨念の鎧】、身体能力と魔力を666倍にする【悪魔のポーション】などなど、世界最強のアイテムをどんどんゲットしていく。
やがて、のんびり生きたいレイクは、「傭兵として気楽に暮らす」ことに。
しかし、そんな思惑とは別に、次々と依頼がやってくる。
「冒険者がモンスターの封印を解きやがった」
「勇者が防御結界の暗号を魔族に教えちまった」
「賢者が禁断の魔法を使って国が滅びそう」
レイクは全てを完璧に、秒で解決していく。
いつしか【呪いの傭兵】のウワサは王国中に広がり、ギルドマスター、大聖女、王様にすら崇められる存在になってしまう。
やらかしマンたちは、その正体がレイクだと知らず、ペコペコしてはすがりつく。
世界最強のお気楽傭兵は、今日もまた誰かのフォローを頼まれる。
※10万字超えで、完結しています。カクヨム様でも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 00:04:25
207152文字
会話率:36%
貧乏ヒマ無し。ついでに夢も希望も、彼氏もいない味気ない毎日。
アラサーの派遣OL・猪又有紀は、溜まり続けるその憂さを退社後の小さな道草で紛らわせていた。
猫が集まる路地裏を訪れ、人懐こい縞猫・ピートに愚痴を聞いてもらっていたのだ。
パワハ
ラ、セクハラ、何でもアリの上司・櫛田洋三の横暴で疲れ切った心が癒される貴重な一時。
でも、ある夜、折角の憩いを邪魔する放浪の野良オトコが突如として現れた。
戸川団と名乗り、邪険にするにはちょいとイケメン。
但し、物事の因果を見極めて未来を言い当てる異能者、との自己紹介が胡散臭すぎ、有紀は早々に逃げ出そうとする。
その背中へこれから起きる出来事と、そのせいで軽い怪我をする運命を宣告する団。
予言は全て的中し、翌日、好奇心から路地裏を訪れる有紀へ団は奇妙な頼み事をする。
一見、意味不明で大したリスクも無さそうなので、つい引き受けてしまうものの、彼女はまだ知らなかった。
その安請け合いが彼女と縞猫ピートの運命を大きく変えていく事を……
アルファポリス、エブリスタ、ノベルアップ+にも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 08:15:17
22699文字
会話率:43%
レイネ・ドルキアンは悪役令嬢だ。ゲーム主人公を貶める役割を担い、しかしそれに抗って幸せを手に入れた。
だが90年の人生に幕を閉じようという時になり、親友として70年を共に過ごしてきたゲーム主人公に殺されてしまう。
目が覚めた時、レイネ
は見覚えのない島に、若返った状態で倒れていた。そこで出会ったのは、己と同じくゲーム世界に転生し生き抜いてきた悪役令嬢と聖女たち。
彼女らは、この島で互いの尊厳(比喩)をかけて戦争をしているのだという。
敗者に課される罰。それは、悪役令嬢と聖女の架け橋になるべく、己の股間に友好の証(比喩)となるオベリスク(比喩)を建造(比喩)することであった……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 18:35:11
80644文字
会話率:39%
現代にダンジョンが現れて10年。
JK(女子高生)探索者である犬山ツカサは今日もダンジョンを探索している。いつも通りゴブリンを殺し、いつも通り日銭を稼ぐ。それが彼女の日常であった。
彼女の探索ジョブはいわゆるハズレだった。ユニークではあ
るが、リスクが大きすぎて力を発揮できないのだ。
底辺探索者。ザコザコザーコ。チワワ。
なんと呼ばれようと、それでも彼女は妹のためにお金を稼ぐ。継続は力なり。塵も積もれば山となる。すべての道はローマに通ず。待てば海路の日和あり。果報は寝て待て。あれ?
これは、忠犬少女がご主人様と出会い、キャッキャウフフしながら現代ダンジョンを攻略する物語である。
※この小説の9割はヒロインの解説で出来ています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 16:26:27
123079文字
会話率:29%
ある日、私の体の半分がアンニュイ美少年と入れ替わってしまった。
アンニュイ美少年と入れ替わってしまった私の半身はどうやら魔法に満ちた世界にあるようだ。
私と入れ替わったアンニュイ美少年は不思議なことに私と全く同じ顔立ちをしている。
性別が
変わるだけで『美しい』と判別されることに理不尽さを感じていたところ、アンニュイ美少年は震え出す。
「貴女に一目惚れしました」と。
アンニュイ美少年、ワルサーは超!絶!ナルシスト。
愛する自分と同じ顔を持つ私を気に入り、全力で口説き出す。
そんなワルサーについていけない私は異世界にある右半身は私自身、左半身はワルサーのものである体の主導権をもらい、自由に動かして不思議な世界を堪能し始める。
どうやらこの異世界はファンタジー全開で(きらきらネイルで魔法を操るんですって!)、快適で(食に困ることはないんですって!)、最高(あらゆる欲望を叶えられるんですって!)らしい。
新型コロナの感染リスクがない異世界で出会った、女の子でも男の子でもない友人たちとゆるくぬるく進める冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 23:00:00
354285文字
会話率:47%
地球人(というかほぼ日本人)の約百名が人類共通の悪役となるため、異世界に召喚された。
かなりうざい邪神によると、「君たちには迷宮経営をしてもらう!」とのこと。
主人公は前世の記憶をうばわれていたが、こうなったからには仕方がない。という精神で
迷宮経営を始める。
最初のほうは地道に頑張りながら、襲い掛かってくる冒険者や魔物たちを倒していく!。
異世界に振り回されながら、世界を振り回しながら、彼ら迷宮は成長を続けていく。
さて、彼らの今後はいかに!
*ヒロインは基本2章まで出さないつもりです。それまではおっさんと敵と魔物とモフモフしか出さないつもりです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 17:02:07
18778文字
会話率:25%
1950年代から1960年代に活躍した卓球選手の玄三。彼は、数々の世界選手権にて、8個の金メダルを獲得した超一流の卓球選手。しかし、どんな一流アスリートも老いには勝てない。病院の一室で死期を悟りながらも、一つだけ、やり残したことを悔む玄三。
それは、オリンピックへの出場だ。オリンピックに卓球が種目として採用されたのは、彼が現役を引退してからの事だった。たった一つの悔いを残して天寿をまっとうした彼はなんと、気がついた時には美幼女へと生まれ変わっていた!! しかし、何のリスクもなく、ただ生まれ変われるなんて、そんな都合の良い話はない。彼には一つ呪いがかけられていた。それは、卓球の試合で負ける度に、前世の記憶を少しずつ失っていくというものだった……。
これは、ジジィが幼女に生まれ変わり、大事な記憶を失いながらも、自らの願いを叶えるため、ゼロからオリンピックを目指す、爽やかスポーツロリコメディである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-05 19:19:58
239146文字
会話率:32%
ファイナルパートナー。人工ホモ・サピエンスを使った、仮想の配偶者レンタルサービス。携帯端末より口頭でオーダーをすれば、仮想妻は注文通りの仕事を実行しにやって来る。ちなみに生殖能力はない。田坂亜一郎は一年契約をし「ともりゅん」と名付けた可愛い
仮想妻と仮想結婚し、あるリスクを乗り越えて充実した日々を送っていたが──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 15:26:23
48483文字
会話率:21%
君がいる。君がいた。
―――その世界を、愛そう。
―――『マクデブルクの半球』『アステリスクの邂逅』『セントエルモの光跡』『セイリオスの逃亡』の過去や未来や日常の短編や中編集です。どうぞ、四作を読まれてからご覧ください。
最終更新:2023-09-28 00:00:00
528015文字
会話率:57%
―――ようやく、ここまで来れた。
逃亡を終えた元詐欺師はついに望む場所へ辿り着き、元詐欺師と手を繋ぐことを望んだ黒髪の青年はついにその手を捕まえた。
嘘と詐欺の先の話をしようか。
元詐欺師がひとりの泣き虫になり、それから何を選んだのか
を話そうか。
これからの話を、しようか。
君がいる。君といる。
―――これは、世界を愛する話。
―――前作、『マクデブルクの半球』『アステリスクの邂逅』『セントエルモの光跡』『セイリオスの逃亡』の続編です。
どうぞ、前作を読まれてからお読みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-03 00:00:00
81350文字
会話率:52%
元詐欺師の女がいる。元、だ。……じゃあ今は、誰なんだろう?
「ずっとずっと、歩いて来たんだ……そうしたら、わたしはわたしが今誰なのか、わからなくなった」
幼い顔をした彼女が、その深い深い黒い眼をふわりと上げた。
「わたしがわたしを捕まえる
。―――そうしたら、この逃亡劇はきっと終わり」
どうかな。そう簡単に、君は捕まりそうにない気がするけど。
灰色の眼をした彼との時間が過ぎ、黒髪の青年と離れ海と空を越えた彼女は、心の底から疲弊したまま『逃亡』をはじめていた。
血の繋がらない弟、腹に一物抱えたカメラマンたち、送りようのない手紙を抱える学生、スランプのモデルに雨と霧の街の保安官。彼らの眼の前に、或いは誰かの心の先に、彼女は通りかかり、そして去って行く。
嘘と詐欺のあとに、残ったものの話をしようか。
大丈夫。怖がっていていい。
この手をしっかり握っていて。
これは君が逃げた跡であり、君がどんな風に世界を愛していたかという話なんだ。
大丈夫。これだけは言える
だからきっと覚えていて。お守りのように胸に刻んでいて
君はすべてを失くしたわけじゃないんだ
君がいる。君がいた。
―――その世界を、愛そう。
―――前作、『マクデブルクの半球』『アステリスクの邂逅』『セントエルモの光跡』の続編です。
どうぞ、前作を読まれてからお読みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-23 01:00:00
316434文字
会話率:56%
物語は緊迫した状況から幕を開ける。ベイカーとベイカーの操る死者たちは、マジェスフィア協会の魔鉱機士であるトールが乗る馬車を冷酷にも襲撃する。この衝撃的な事件を受け、協会は新たに魔鉱機士『メディエット』をファントムウッズへと急遣する。彼女の
目的は二つ。一つは襲撃により失踪したトールの捜索、もう一つは急速にその名を広めつつある怪人「ジョーカー・ザ・ワイルド」についての情報収集だった。
ジョーカーは死者さえも甦らせる異常な能力を持つとされ、それが街の人々、特に市政を担当するアレックス市長に多大な懸念をもたらしていた。
アレックス市長は小柄な外見で冷静を装っていても、ジョーカーの出現とその異常な力に対して緊迫感を隠しきれない。その背後には、市民を守るという責任と、ジョーカーの力がもたらす未知のリスクへの懸念が複雑に絡み合っている。
メディエットは、古びた街並みとその暗い歴史の中で、怪人の噂、市長の隠された動機、そして何よりベイカーの不穏な行動に次第に巻き込まれていく。ジョーカーの目的は一体何なのか、その危険な力とどう対峙するべきなのか。ベイカーがトールを襲撃した理由とは何か。そしてアレックス市長の真の意図は何か。これらの問題を解明するため、メディエットは多くの困難と危険に立ち向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 18:00:00
140116文字
会話率:52%
25歳の青年、阿川は会社を辞めた。
人間関係・長時間労働などいろいろと限界が来たからだ。
阿川は良くも悪くも社畜として洗脳されきってはいなかった為、あっさりと自分の意志で辞めた。
会社の方も「お前なんかの代わりは幾らでもいる。嫌なら出ていけ
ば~」の精神で引き留める事も無く、退社となった。
阿川はそんなある日、トラックにひかれて異世界に行くかと謎の声に問われるが、阿川は現実世界で世直しがしたい。権力者をリスクなしで操る力が欲しいと懇願。
スマホに他人。特に悪人を操る機能を入れて貰い、阿川は世直しを決行する。
具体的には政府を操る。阿川の世直しは果たして上手くいくか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 20:56:51
3133文字
会話率:36%