この話の舞台は昆虫界の甲虫王国である。そこでは多くの虫が二本足で歩いたり体術を使ったりする。昆虫界に人間は入れないが、動物は出入りが自由である。コクワガタのテンリはやさしくてかわいい虫であり、カブトムシのアマギは強くて格好いい虫である。この
話はその仲良しの二匹がアルコイリスを目指す過程で様々な苦難を乗り越えて行くものである。
アルコイリスとは甲虫王国にしか存在しない7本の木のことでありそこから出る7色の樹液は最高に美味とされている。テンリとアマギの冒険は一日目からハードである。サセボというおじいさんからは孫へ木の皮のかけ布団を渡してほしいと頼まれたり、旅のカウンセラーの話を興味本位で盗み聞きしたら、罰として虫探しを頼まれ『危険の地』というところでカエルやカラスに食べられそうになったりとテンリたちは大立ち回りである。結局は探していた虫は見つかりその途中からテンリたちはミヤマというダンスをこよなく愛する三枚目の虫と長旅をすることになった。
それからは『忍者の地』で『下忍の下』になったりアスカという女海賊から許可をもらい、テンリたちの三匹は人間界へ行ったりする。テントウムシやカミキリムシなどのカブトムシやクワガタ以外の甲虫は忍術と忍法が使える。人間界では知識が豊富で頭のいいヒメオオクワガタのシナノという女の子を昆虫界にいる両親と会わせるため、テンリたちはシナノを船に乗せ帰路についたのだが、航海中に大頭のハヤブサの妾としてファルコン海賊団にシナノは誘拐されてしまうことになる。シナノは紆余曲折を経て救出されテンリたちの4匹目の旅仲間となる。
ファルコン海賊団はテンリたちにより壊滅に追い込まれたが、海賊団は悪の組織である革命軍の傘下だったため、テンリたちは革命軍から邪魔者という意味で『アブスタクル』と呼ばれ、その後は何度も革命軍から命を狙われるようになる。しかも、のちに『トライアングルの戦い』と呼ばれることになる内戦にテンリたちは巻き込まれる。本来は『森の守護者』という警官と『マイルド・ソルジャー』という軍人VS革命軍という構図だったのだが、、自称とはいえ、国宝を盗むための大泥棒であるソウリュウも二人の部下を連れて戦場に乱入し、戦いは複雑化する。
内戦の後もテンリたちは旅を続けるが、一行はその後も実に波乱万丈な旅を続け夢を追いかける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 10:50:15
1193063文字
会話率:11%
主にこの小説を構成する要素であり、想定している読者層
①貴種流離譚
②ファンタジー
に興味のある層向け。
ソル・ルゥム大陸の大地(テッラ)暦1412年。
人々は生きる指針たる数多の宗教、信仰を巡る歴史で、さながら人の生と死の輪廻の
ように隆盛と衰退を繰り返した。
その中で幾度となく異教に否定されながらも、細々と続いてきたのは
『人間は生まれて間もなく、自らの血と肉にパラディスの昆虫の異能か、アップグルントの昆虫の力のいずれかを宿し生きる。
そしてどちらでもないものはニヒトと呼ばれ、信仰の外側にある人物として忌避され、あるいは恐れられ、無為な存在と貶められる』
……という素朴な死生観と人生への諦観であった。
各々が生をまっとうする、ソル・ルゥム大陸激動の時代。
ヴルム傭兵団の団長であり、容赦のない戦いぶりから〝耳切りの魔女〟、〝奈落の花嫁〟と恐れられるヘクセン・ガイストと、彼女に拾われたニヒトのコート少年は傭兵仲間と共に各地を流離う。
自らに相応しい死地や安住の地を求めるかのように……そして旅路で出逢う、運命に導かれて結びつく少年と少女は。
以下、作者(?がらくた)からの注意書き
基本的には3人称1元視点のファンタジー小説となります。
この小説は各種小説投稿サイトに投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 12:27:22
8634文字
会話率:20%
202◯年を生きた傭兵、如月蓮司。強化兵『ブーステッドソルジャー』として、その身体と運命を造られた男。
戦争により、愛した女性が自らを庇って命を落とす。
運命はそんな蓮司に、さらなる試練を課す。
大切な人を失い、人を再び愛することを恐れた一
人の男。
そんな彼が、再び愛する心を取り戻す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 04:24:34
25800文字
会話率:21%
舞台は剣と魔法の異世界ソルヘイム。
だが、この物語に勇者や魔王は登場しない。
主人公は、不器用だが憎めない漫画原作者――カルミラ・ニッケ。
彼が挑むのは、戦場でも魔王城でもない。
打ち切り寸前の新連載『プラネットファイターアルト!』を救う
ための異世界お仕事バトルだ!
原作と全く違う展開! モフモフ盗賊団、超展開ラブコメ――。
新人漫画家イン☆セクトが行う原作クラッシュの数々!
これは一から教育のやり直しだ! 新人研修だ!
カルミラは数々のトラブルに翻弄されながら、それでも諦めずにマンガ道を突き進む――!
異世界で夢を追え! 打ち切り回避のため、今、ペンと拳が交錯する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 08:30:00
9620文字
会話率:42%
20××年の日本は悪い政治家のせいで治安が最悪に?!
そんな日本の裏社会で活躍してるのは殺し屋?!
最近の警備の強化で大勢の殺し屋が捕まり、人数が激減した。
この話は僕「林原イサム」と師匠『ヨゾラ』の日常。
僕の周りにはたくさんの変わった
人がいます。
諸伏優の処女作ついに公開?!
ノルカソルカの大勝負に出たぁ!
※ネット用に書き直したものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 23:50:00
14283文字
会話率:48%
辺境の単調な塩採掘任務は、血と土埃が舞う地獄と化した。異常な魔力上昇が、悍ましく歪んだゴブリンソルジャーの群れと、エリアを統べる「異形」のボスを引き寄せたのだ。希望は容赦なく打ち砕かれ、仲間の無残な骸が累々と転がる絶望的な撤退戦。若き騎士ケ
イは、騎士の魂とも言える剣を犠牲に、血路を切り開く。だが、迷宮の非情さは魔物だけではない。大地が咆哮し、全てを蹂躏する激しい地震が発生! 混乱の中でケイが目撃したのは、過去の「デジャブ」と重なる破滅の光景――「津波が来る」。これは天変地異か、それとも迷宮の意志か? 生き残れる保証はどこにもない、過酷な生存劇が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 18:00:00
143733文字
会話率:32%
前世の記憶を殆ど失っていると思われていた"元帥"や"帝国剣聖"という役職に就いていたソル・アルテミス。しかしある事件をきっかけに、帝国からその行方をくらましてしまった。その原因と思われるのは、ある舞踏
会で流れた噂話のようであるが、それを追ったのか、はたまたそれらに味方したのかは定かではない…しかし皮肉なことに、それにより、運命という醜い老婆が停滞していた歯車を再び動かしはじめる…
矛盾だらけの噛み合わない異世界ファンタジー、ご照覧あれ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 22:44:35
102346文字
会話率:35%
かつて大陸随一の栄華を誇っていたサンズリア帝国は近代化に遅れ、皇帝の死後に政治的腐敗で国力が衰えていた。一方、ロメリア王国では元老院の策略により王太子が仮想敵国の王女と婚姻し、帝国との関係が悪化する。
これを止めようとしたロメリア王国王政長
官ソルフィーユは、元老院の陰謀により粛清されてしまう。その遺志を継いだ若き士官候補ノア=ラウゼンは、旧帝国の血筋を隠しながらも、祖国の破滅を防ぐという強い決意を胸に、亡命中の正統王弟の側近として動き始める。
――政治の陰謀と信念が絡み合う中、青年は崩れゆく国家の再建を目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 22:00:00
2072文字
会話率:24%
正統派乙女ゲーム「オータムドリーム」蝶よ花よと淑女然と育てられたヒロインとヒーローたちが秋の実りのごとく恋が育っていくというコンセプトで作られたゲームだったが、実際はヤンデレ系のヒーローとライバルたちの過激な恋愛劇だった。しかし、メインヒロ
インであるミサ・ソルベは製作者(神)の予想など無自覚に捻じ曲げ、「もっと強くなりたい」という前世の願いを信念に我が道を行く。
武闘派系ヒロインが、恋愛よりもレベルアップとスキルアップに万進していく彼女はやがて、貴族や王族、果ては世界の運命すら捻じ曲げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 12:00:00
594564文字
会話率:54%
魔法学校を首席で卒業した才女は、訳アリな恋人の家でメイドとして働きます!
▼略して『才女なメイド』
本編は前編、後編の二話構成。
前編がプロローグのような導入部で
後編が会話の多いストーリー部。
(就職のご挨拶をして、訳アリな恋人の事情が
明かされるまでが本編です)
別の人物視点のサイドストーリーも二、三話考案中のため長編形式での投稿です。
少々色めかしい?雰囲気の部分がちょこっと登場するため
R15指定をしています。
また、サイドストーリーにて、人物の生死に言及したり不埒者撃退などの場面で流血表現等が含まれる可能性もありますので、念のため残酷な表現ありにチェックしています。
ご了承ください。
▼登場人物
リース・レイニス
王立魔法学校首席卒業の才女。上級魔法使い(ソルシエール)
「住み込みでメイドとして働きます!よろしくお願いします!」
セラータ・サルドニクス伯爵
リースの恋人。交際歴約一年半。
「え…何も知らされてないんだけど…」
メルト
セラータの従者。
「屋敷に於ける人材の雇用解雇については一任されております」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 10:12:37
13654文字
会話率:26%
【目覚めたら、異世界にいた。しかも俺、“勇者”らしい。】
夢かと思ったが、メニュー画面、アニメでしか見たことないような町、ソルジャーピッグの丸焼き…本当に異世界転移!?でも、朝起きたらまた元の世界——
あっちの世界はただの夢?それとも「
本当」の俺の居場所?
これは、平和に暮らしたいだけの少年のちょっと不思議な物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 22:45:34
2742文字
会話率:80%
聖女ソルシアは王国が滅亡する予知夢を見た。国を救うためにメテオを止めたいと頑張るが、誰一人として協力してくれない。そんな中、婚約者のシャファルに婚約破棄された上、王妃に追い出されてしまう。
もうこんな国など知ったものかと彼女は町を出ていく。
最終更新:2025-05-14 20:14:01
21157文字
会話率:29%
現代の漁師・渚ミナトは、ある嵐の日、海に呑まれて命を落としかける。しかし彼を救ったのは、瀕死の海神が託した“力”だった。気がつくと彼は、海を「禁忌」とする異世界に打ち上げられていた――。
この世界では、海は“恐怖”でしかなく、塩も魚も知ら
れぬ資源。だがミナトは知っていた。塩がいかに尊いか、海がいかに豊かかを。そして、彼の知識と技術が、飢える村々、虐げられた魔物たち、絶望の中にある人々を救っていく。
塩と魚で、国を興す。
神の力で、敵を討つ。
異世界を、海で変える。
これは、静かな青年・ミナトが、“忌まわしき海”を武器に成り上がり、すべての種族が共存する理想郷を築くまでの壮大な叙事詩。
うねりの中を行け。塩が世界を変える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 16:27:37
14987文字
会話率:39%
インカイル国の皇帝と皇后が魔法でも治せないとても重い病気にかかり、少なくとも明日には死ぬことが確定していた。そんな時、インカイル国の皇女『ラフィドル』は、最強で最恐と言われているソルデイル国の皇帝の元に嫁ぐことになった?!庶民レベルの知識し
かないラフィドルが、皇帝と結婚後、皇帝の助けを借りつつも、皇后レベルまでレベルアップしていく話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 08:15:44
8963文字
会話率:41%
「もう一度君が、世界を愛せるように」
都内の高校に通う男子高校生、『紅月 千夜』。
彼は幸せな家庭を妬んだ男によって、底抜けに優しかった両親が刺殺された過去を持つ。
それから千夜は親戚の元を幾度も移されたが、その度に虐待を受け、徐々
に心と身体を擦り減らしていった。
小学校を卒業する頃、彼は遠い親戚である『轟鬼 雷造』という高齢男性の元へとその身を移された。
既に心が死んでいた千夜は、既に両親が残した金は無い事に対しての謝罪を、雷造へと伝える。
それを聞いた途端、雷造は拳を握り、目を見開きながら涙を流した。
「……!子供が……子供がそんな事を言うんじゃねぇ!!!!」
雷造は力一杯、千夜を抱き締め、彼に年相応の生き方をさせると誓った。
そして千夜は雷造から生きる上での知識を授かり、無事、高校生となった。
しかし心の傷は癒えておらず、他者とは距離を置いていた。
ある日の放課後、千夜は帰宅途中にひったくりを目撃する。
彼は関わる事を避けようとするが、両親の『人に優しく』という教えから、無視出来ずにひったくりの男を足止めする。
最初は優勢だったが、自棄となった男はナイフを振り回し、老人へと斬り掛る。
千夜は間に割って入り、代わりに刺されてしまうが、男の顎に掌底を食らわせ気絶させる。
しかし千夜は多量出血により、命を落としてしまう。
次に千夜が目を覚ますと、彼は棺桶の中に封印されていた。
棺桶から脱出し、近くにいた少女に話を聞くと、ここは荒廃した吸血鬼の城であるという事が判明する。
千夜は元の自身の姿の面影を残しつつも、明らかに身体が吸血鬼と化していた。
話を聞いている内に、少女が奴隷であり、酷い生活を強いられている事を知った千夜。
別世界へと転生したと悟った千夜は、吸血鬼の力を使い、この世界の奴隷を全て解放する事を決意した。
魔王を倒すべく動く、吸血鬼の身体を1000年前に封印した張本人の勇者、ソルシエラ。
勇者の隣に寄り添うアラガ教の大司祭、リラ。
聖騎士軍を率いる元帥、エトワール。
そして『世界の終わり』を望む魔将達と、それを率いる、謎に包まれた魔王。
突如現れた『吸血鬼』という第三勢力の千夜によって、この世界は新たなる運命を辿り始める。
「この一歩が、皆にとっての夜明けとなるように。俺が、皆を明日へと連れていく」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 00:34:00
405761文字
会話率:37%
とある世界の貴族の家系に生まれた少年アルセイン。そして、彼の身に付いてきた能力は『歩行』だった。齢0の頃から歩くことができ、青年になる頃には壁や崖、海、空、など、理を越えた場所すらも歩けるようになった。しかし、アルセイン自信はただ歩くことが
出来る。そんな能力に限界を感じていた。そんなある日、貴族の家系の子であるが故に盗賊に狙われてしまう。命の危機に瀕し、逃げに逃げ続けた時。目の前に光の道が現れる。アルセインは、死ぬよりマシだ、と、その光の道に足を踏み入れる。その道の先にある世界の行く末は誰が決めるのか。
能力の可能性は、無限大だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この作品には、能力、異世界等といった要素が含まれます。
テンプレには沿わないつもりなので温かい目でご覧ください。
また、この作品には作者独自の世界観が多く登場します。
ここの説明が欲しい。や分かりにくい。などあれば可能な限り修正致しますので、どうかご通達お願いします。
それでは、アナタもディメンションウォーカーの世界へ、行ってらっしゃい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 00:10:17
5552文字
会話率:28%
絶望を感じた時、人はどうするか。幸せを感じた時、人はどうするか。また…どちらも一斉に襲いかかってきたとき、人はどうするか。
この物語は、苦を乗り越えて快方へと歩みを進めていく主人公のお話。桜の蕾が今、花開く。
最終更新:2025-03-25 11:37:56
1160文字
会話率:7%
深夜残業が当たり前で、偏屈な魔導師の上司にしごかれながら働いていたソルトは、学生時代の知人女性のリリーから誘われて転職する。
転職先の魔導局でソルトを待っていたのは、魔導具の見回りや古ぼけた魔導書の管理、たまのお使いなどの、簡単な業務ばか
りのホワイトな職場だった。
前職のブラックさに辟易していたソルトは、簡単な仕事に拍子抜けしつつも、勤務時間の半分はのんびりできて、ほぼ定時で帰れるその新しい職場を喜ぶのだった。
しかし、それはソルトの大いなる勘違いだった。
適応者が少なく、習得に危険と困難を伴う古代魔法を前職の上司から叩き込まれたソルトは、『深淵に最も近き者』と呼ばれるほどの稀代の魔導師となっていたのだ。
ソルトが雑用だと思って軽々と処理していた魔導局の仕事も、実は、しくじると国家存亡の危機を招くような、危険なものばかり。
そんなソルトの性格と魔導特性をよく知るリリーは、ソルトへの接し方について、魔導局の他の職員たちへ自分の知る限りの知見を伝え、徹底させていた。
魔導局の職員たちも、ソルトのことを慕い、尊敬しながらも、ソルトがのびのびと働けるようにと、その勘違いを正すことなく接し続けていたのだ。
こうして、ソルトは次々と訪れる国家的な危機を、窓際職員に与えられた単なる雑用だと思いながら、軽々と処理していくこととなるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 19:37:56
23900文字
会話率:27%
勇者と魔王の戦いから20年の月日が経った現代・・・勇者の生まれ育った国、ソルバース王国に住むスキルを持たない無能力(バニラ)体質の少年テラ・マーテルは無能力であることを周りに虐げられながらも自分の信じる道を目指して過ごしていた。
そんな中
、今日も学校のクラスメートからスキルを使った悪質な虐めと暴力を振るわれる。
精神的にも肉体的にも限界がやって来たその時・・・
テラは魔王の血筋のみが持つ『闇』のスキルを覚醒させる。
僕が魔王の子供?・・・それでも僕は魔王にも傲慢な勇者にもなる気は無い。『闇』の力でこの世界に『光』を齎して見せる!
魔王の仔として生まれたテラ・マーテルの世界に光を齎す冒険が始まる。
全ては『強く優しい人』になる為に・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 20:00:00
150778文字
会話率:60%
10歳にになると、神から様々な才能を与えられる祝福《ギフト》。しかし、アスター・ルークスは、祝福を得られなかった無能力者だった。
彼女は自分を拾ってくれた国内ナンバー2の実力を誇る冒険者のセレネの率いるパーティー《カファス》に所属する。
しかし、時間が経つうちに彼とすれ違い、召使いのようにこき使われ、他のパーティーメンバーからも酷い扱いを受けるようになる。ついに仲間から追放を突きつけられたアスターは反論できるはずもなく、追放を受け入れる。
路頭に迷う中、偶然居合わせた勇者・ソルにパーティーに誘われる。
「キミは一緒にいてくれるだけでいい!」
戸惑いながらも、生きるため、その手を取るアスター。
これは治癒魔法が効かない呪いをかけられた勇者の強硬策だった。
無能力者のアスターを選んだ勇者ソルの思惑。
それはーーー
《好きな子の応援が一番の力だろ!》
根性論の治癒理論が生み出す治癒(根性)の力で、なんとか魔王討伐を目指します!
これは蔑まれてきた少女が愛を得る物語。
そして、何も持たない少女が愛される物語。
無能力者の少女が勇者パーティーの唯一無二の治癒士《ヒーラー》になる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 23:06:31
9922文字
会話率:35%
二つの敵対する国があった。
魔道具を取り入れ、民達の生活の向上に重きを置く西マギーア。
魔力を重んじ、魔道具を邪道とする東マギーア。
この二つの国はかつてマギーア王国という一つの国だった。しかし、五十年前に起こった王家に生まれた双子の王子の
争いによって分断されてしまった。
西マギーアのサフィーラ公爵家に生まれたエヴリンは、大陸屈指の大国であるソルセルリウム帝国の魔法学園に留学した。
そんな中、エヴリンは東マギーアから留学に来たルビウス公爵令息ギルバートと出会い、授業でペアを組むことになる。
祖国西マギーアでは、東マギーアは悪い国だとずっと教わって来たエヴリン。
当然のことながら、東マギーアの人間であるギルバートに警戒心を抱く。
しかし、ギルバートは優しく紳士的で、おまけに西マギーアの人間であるエヴリンに敵対心や警戒心を持っていなかった。
それを意外に思ったエヴリンは、ギルバートと話をしてみることにした。
お互いの国ことなど、話をするうちにエヴリンはどうして全く見たこともないのに東マギーアのことを警戒していたのだろうと疑問を持つようになる。
更に、授業でトラブルに巻き込まれ、ギルバートと二人で森を彷徨うことになった。
その時に触れたギルバートの優しさ、真っ直ぐさに、いつの間にかエヴリンは彼に惹かれるようになった。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 12:00:00
91141文字
会話率:36%
プレスティー王国の魔法学園では現在問題が起こっていた。
王太子や上級貴族の令息達が一人の男爵令嬢を囲ってチヤホヤしているのだ。
男爵令嬢も満更ではない様子。
王太子の婚約者であるロレッタは彼らを注意しに行くが聞く耳持たず。
更に彼らはロレッ
タや彼女の友人達が活躍するのを認めない様子だった。
王太子達を諌めることも出来ず、活躍も認めてもらえないロレッタは心を落ち着ける為に大聖堂に行った。
するとそこで留学に来ていた大国であるソルセルリウム帝国の皇太子イーノックと出会い、話を聞いてもらい……?
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 11:40:00
7682文字
会話率:38%