【ヒロインは中学三年生の女の子。軽く読める感じの、ゆるゆるした異世界青春ラブコメです】
夢かな……。
そう思った瞬間に、口を口で塞がれた。
熱い吐息が口の中に広がり、殴ろうにも両腕を彼の手で固定されている。赤い瞳を睨みつけながら舌を噛んで
やろうか思った瞬間、やっと顔を離された。
彼が言う。
「仕方ない作業だよ。そう思って諦めてよ」
「召喚者である俺と定期的にキスをすると、この世界に馴染んで言葉が通じたままになるってわけ」
夢だと思ったこの世界。
いつまで経っても覚めないまま。
「幼い頃からのびのびと魔法を使わせた方が、才能が開花しやすいし強い子はさらに強くなる。子供たちの魔法を防ぎながらすくすくと育てる強い魔導保育士が今、求められているんだ」
これは、十四歳の辺境伯の息子であるレイモンドと主人公アリスが共に時を過ごしながら少しずつ距離が近づいていく、ハッピーラブコメディです。
※ラブコメメインのため、物語の進行はかなり遅め。トキメキに全振りで、一般的なファンタジーや貴族モノとは設定などが相違しています。
※50話あたりまでは毎日更新。
※他サイト様にも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 08:04:43
441004文字
会話率:50%
「---ここで生きたければ、力を示せ」
銀髪の彼女は弓矢を突きつけながらそう告げてきた。
バイト先の銃砲店で猟に行く準備をしていた新米ハンター、矢絣春人(ヤガスリハルト)は突如大地震に見舞われる。揺れが収まり外に出てみると、都内にあるはず
の店の外は見たこともない森の中。
その森は狩猟民族、ダークエルフ達のテリトリーだった。彼らに生きるか死ぬかの選択を迫られる春人。
余所者が信頼を得てここで生存するには、狩人として力を示さなければならないようだ。
異世界へ飛ばされた新米ハンター春人は何とか生き延び、店ごと一緒に飛ばされてきた銃砲店の社長と射撃部の先輩を守るため、愛銃を手に未知の森へハンティングに向かう。
---が、待ち構えていたのは見たこともないヤバげなモンスター達だった。
突然異世界に飛ばされ、ダークエルフ達とともに過酷な魔獣狩りをする羽目になった新米ハンター、春人の異世界ハンティング奮闘記
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 00:03:02
44328文字
会話率:39%
異世界で転生した男が戦争の中で成長し、生き抜く力を身につけながら、戦場の謎と自らの運命に立ち向かう。
最終更新:2024-01-27 19:00:00
660文字
会話率:7%
村から逃げ出して夕陽が三度落ちた。
集落はおろか人一人出会うこともない。
村の外がこれほど薄暗く気味が悪い場所だとは考えもしなかった。
穴の空いた布切れを見に纏い、静かな森をひたすら歩いた。
日の落ちる時間が早いこの時期は冷え込む。
村
を出てから、一度も食べ物を口にしていない。
喉を通ったのは、地面に溜まった泥水だけだ。
受けた拷問の影響で空腹には慣れていたが、歩き続けていることもあり限界が近かった。
大人たちは、今でも僕を探して森中を駆け回っているのだろう。
僕の両親を殺した男のセリフが頭に浮かぶ。
彼は縛られた母親の髪に火をつけながら「悪魔の親が」と言って舌を打った。
『生きる災い』
村の人たちは口を揃えて僕をそう呼んだ。
見るたびに暴力を振るい、罵詈雑言を浴びせた。
怨恨を感じ取ることはできたが、嘲りなどは一切感じられなかった。
心から僕を恨んでいたのだろう。
僕と関わりを持った人たちはみんな『不幸』になった。
ある人は不治の病になり、やがてその病気は流行病となって村人たちの命を奪った。
僕が畑仕事をした翌年には虫が大量に発生し、蝗害となって食糧難が訪れた。
友人は雷に打たれて命を落とし、幼い頃に思いを寄せていた女の子は賊に連れ去られて行方をくらませた。
「誰かを幸せにしたいって、そんなに贅沢な望みかな」
黒い雲が張り詰めた空を見上げて呟く。
雨粒が額の上で弾けた。
雨が降ってきたらしい。
身体は冷えていく一方だが、しばらく飲み水に困ることはなさそうだ。
指に嵌めた父親の形見を見る。
殺される前日にくれたものだ。
僕が生まれた日に母親にプレゼントしたものらしい。
大切な人ができたら、その人の指に嵌めてやれと言われたことを覚えている。
きらりと光る鉛のようなこの装身具の名前を僕は知らない。
けれど父親から話を聞いて、これを指に嵌めることで誰かを幸せにできることは知っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 14:43:55
9310文字
会話率:26%
剣と魔法の世界で、少年少女達が悩み葛藤し、それぞれの答えを求めて生きる王道ファンタジー。
求めているものは答えのないものかもしれない。
間違えながら、傷つき傷つけながら、それでも生きていくしかない。
その先にどんな答えをつかむことができるの
か。
物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 22:16:33
9624文字
会話率:43%
「貴様、ストレングスだな?」
振り返ると青い制服を着た男が立っていた。
僕に銃を突きつけながら……。
最終更新:2023-11-05 08:18:39
1809文字
会話率:46%
草原で目覚めた。
ここはまるで死後の世界だ。
そう思うほどに心地よい。
陽射しを中和する穏やかな風。
草原を流れるように揺らす。
そういえば。あの蛙の女の人は何処に?
辺りには誰もいない。
あの山の向こうに何かある。
山の山頂に建物が見え
る。
そこまで行ってみよう。
緩やかな小川があった。
大きな石を飛び越える。
山の麓まで辿り着いた。
草分けの跡がある。
恐らく蛙の女の人だ。
山道らしき場所に出た。
大きく畝りを描いて上まで続いている。
道は柔らかい。
落ち葉と木の枝を踏みつけながら登っていく。
見晴らしの良いところに出た。
木々が開け、先程までいた草原が見渡せる。
かなり高いところまで来た。
草原の遥か奥に前までいた森が見えた。
振り返り上を見る。
大きな石が階段状に積まれている。
苔が生えているが乾いている。
この上に蛙の女の人がいる。
というかなんで置いていったんだろう。
一緒に連れて行ってくれればよかったのに。
そういえば前の夜、蛙の人に抱きついて寝た。
すごく気持ち良かった。
山頂には鳥居があった。
赤色の鳥居が新緑の木々の中で浮き出て見える。
鳥居をくぐる。
視界の全てが湖面のように波打った。
大きな境内と、神社があった。
狛狐の間。
境内に足をかけてこちらを見ていたのは着物を着た狐面の女の人だった。
「あ、こんにちは」
「よ」
声をかけると手を上げて返事してくれた。
「あのすいません蛙の人来ました?」
「うん。花供えて帰ったよ」
「えどこにですか?」
「家に」
とりあえず神社の鈴を鳴らして手を合わせる。
形だけだがやらないと怒られる気がしたのでやった。
神社の祭壇にこの前採った花が置いてあった。
「その花って何なんですか?」
「ただの花だよ」
狐面の人はなんか答えたくなさそうだ。
「あの、蛙の人に会いたいんですけど」
「蛙は忙しいから」
「何してるんですか?」
「それを蛙さんが止めている。とい折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-29 14:19:01
737文字
会話率:19%
天那祇国にて政権を王家に渡し、商売を管理するもとして大きな力を持つ真家には対と言われる生涯を共にする人が現れる。
神子様の玲を始め、その友人で実の親や義理の両親との関係に悩む葵・末席でしかないのに本家の人間と友人となり戸惑う棗・大切な神事
を行う次期舞姫の綾のそれぞれの対と、鈍感でなかなか気づかなかったり、なかなか出会うことが出来なかったり、常に求めあったり。友人同士影響し合いながら成長していく。
他にも対には異性も同性もいるが、継続していくことを良しとする天那祇国では同性婚は認められていないので、同性の対がいたとしても結婚する必要がある。
同性の対を悲しませないように気をつけながらも結婚する大変さなど、出来るだけいろんな形を書いてみました。
恋愛を主とした群像劇。
時間軸は最初から出ている葵を中心に見ていますが、あえて主人公はと言われると神子様の玲かなと。
悪役ではないですが、陰の主役はどちらか悩みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 20:06:40
1088476文字
会話率:38%
人類が宇宙で過ごし始めて数千年、食料や資源の調達の為に近隣の惑星を調査する目的で設立されたガーディアン
そんな組織に志願し、大切なものを見つけながら成長していく少女のSF冒険ファンタジー。
最終更新:2023-06-05 23:15:16
24929文字
会話率:44%
ある日師匠に裏切られた少年。しかし、少年は裏切られ怒りから師匠に復讐を果たすべく立ち上がり。様々な場所へと冒険に出る。そんな最中色々な問題に巻き込まれながらも、復讐心を胸に力をつけながら、解決していく、復讐冒険譚。
なんてものではない。「だ
って、裏切りなんて僕も何度だってしているし。それで、裏切られたって言って怒るのはおかしいでしょ?僕は逆に感謝してるくらいさ、裏切られるのって初めてだからね、新鮮だった。でも、師匠は最初から殺すのは決めていたし。裏切られた相手に復讐する。なんて楽しそうじゃん」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 23:32:12
1557文字
会話率:0%
高校生活の青春の「せ」の字もないような生活を過ごしていた湊だったがある夏の日にクラス転生をしてしまう。
更に自分だけがモンスター(人間の言葉は通じない)がどうにかしてクラスメイトを見つけながら現世に戻ろうとするが、、、!!?
最終更新:2023-03-09 01:14:14
10505文字
会話率:8%
「お金を渡すから文字を教えろ」
文字を知りたかった。
だから、本屋で本を買っている人々の一人であるアイツに声をかけた。
弱そうで、話を聞いてくれそうなあいつに銀貨を突きつけながら、話しかけた。
薄暗い路地で、銀貨は鈍く光る。
※pixiv
に重複投稿
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19327520
中華風で想像してください。
現実とは関係ないフィクションです。
全てが嘘です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-18 21:05:23
2965文字
会話率:24%
従順な地味子さんが酷い目にあう話の導入にしようと思ってたら純愛っぽくなってました
使えないので供養もかねて
最終更新:2023-02-09 14:48:26
2885文字
会話率:21%
森の中に住む二人の姉妹が、ちょっと不気味でおかしなものを見つけながら家族愛を深めていく話です。ぜひ見てやってください。
最終更新:2022-11-30 04:28:36
6578文字
会話率:43%
日本でヒーローに憧れていた少年東城黒斗はとある事情から今までいた世界とは全く違う環境の世界へと謎の天使によって転移する。
その世界は魔法が存在する場所で偶然女王を助けてその後通りすがった魔法使いシルビアやその祖母カリタに住む場所を貰い
、世界に適応するために修行をつけながら魔導騎士団に入団する。
様々な出会いをしながらノアの方舟と言う過去に最高級の成績を残した騎士団を復活させ、タルムード帝国や世界を守るために奮闘する物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-15 02:39:58
937413文字
会話率:44%
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱
いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-15 13:01:38
142119文字
会話率:53%
鉄の王。
失われた世界に新たな息吹を吹き込み、鉄の価値を破壊する。ひとりの万能の相方を持つ、主人公の物語
いつしか絶対王の鉄の王に勝つ。という思いで、仲間を見つけながら成長していく。
最終更新:2022-05-17 07:00:00
217文字
会話率:0%
「あたしの手で、葬ってやる」
最愛の妹は、呪いを掛けられ魔獣へと変貌してしまった。もう二度と戻って来ない妹の姿は、いつの日か最悪の形で再び相まみえるという確信だけを残して空の向こうに消えた。
やがてその時が来たら、変わり果てた妹に己の手
でとどめを刺してやらねばならない。
それが少女剣士アミルの誓いだった。
未だ不気味な静けさに満ちる、文明の崩壊した世界。屍の大地を踏みつけながら、アミルは妹を追って歩く。
遠い未来の向こうに見えるは血まみれの惨劇か、それとも運命の交差点で待つ誰かの姿か。
さあ、終わってゆく世界への旅を始めよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 19:00:00
34676文字
会話率:27%
ある日突然に異世界転生をしたことに気がついた主人公
とりあえず悪役令嬢っぽい気がするしざまぁされないように気をつけながら
せっかく異世界転生したわけだし思う存分人生楽しむつもりでやりたいことをやってみた結果
第2王子様のお世話係?壁係?をや
る羽目に……
そしてどんどんめんどくさい方向に巻き込まれていき……?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-21 22:55:09
704文字
会話率:35%
ーーーリテルシア、婚約破棄してほしい。
義妹が妖精の愛し子だからと婚約破棄された王女リテルシア。
しかし彼女は、精霊の愛し子だった。
唯一彼女に優しくしてくれた研究員ハルトと共に、リテルシアは国をでて、ずっと夢だったSランク冒
険者を目指す。
一方、母国は精霊、妖精がいなくなり、滅亡の危機に。
※昔、一度削除した作品のあげなおしです。
主人公は人の顔を踏みつけながら、高笑いをするタイプです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 19:35:51
2724文字
会話率:34%