6年ぶりに母親の実家である秋田に訪れた磨緒は、叔父が経営するペンションの近くにあるスキー場でスキー初心者にもかかわらず、無謀にも上級者コースを滑走し暴走した。
成す術を失い恐怖と共に死をも予感した磨緒はある女性に救われ、左足を骨折したものの
事なきを得た。
磨緒を救った女性、それは偶然にも幼い頃から知り合う従姉の瞳だった。未だに磨緒の脳裏にある瞳の姿はあのおかっぱ頭の男勝りの女の子。しかし、目の前に現れた瞳の姿はすっかり変わっていた。
6年ぶりに再会した瞳のその姿は、一瞬にして磨緒の心を埋め尽くしてしまった。
久しぶりの再会に喜ぶ二人であったが、お互いこの6年間の間に起きた暗い過去に、深い心の傷を抱いていた。
大学の講師との不倫、貧しさ母子家庭という境遇にあった磨緒への学校での虐め。
深い心の傷を負いながら成長し再会した二人。
そして二人は改めて知る。自分たちが本当に追い求めていた気持を……
6年前磨緒が瞳からもらった小さなお守り、それは瞳が高校3年の夏合宿セミナーの講師からもらった二つの小さなお守りの一つだった。
そのお守りにはある力込められていた。それは縁を結ぶこと。
人を好きになる事と人を愛する事の違いとは?
二人に託されたこのお守りによってたぐり寄せられる、二人のこれからの未来は……そして二人が迎える運命とは……
二人が立ち向かう禁断の恋とも言える想いは、最後まで結ばれるのだろうか……
秋田編は
磨緒と瞳が6年ぶりに出会ってから、磨緒が東京に戻るまでの二人の想いを描いたハートストーリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-24 21:00:00
69306文字
会話率:40%
Japan Popculture Award 2015 期待賞を頂きました! 応援してくださった皆様、本当にありがとうございます!!
ぼくはずっと、愛の意味を知らずに生きてきた。
そんな時大学の中庭で、穴掘りしている少女と出会う。気になり
声をかけると、輿水さんという彼女は地球の裏側へ行きたいといい――
これはぼくと彼女の在り得ない邂逅の物語。
そして愛と、再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-26 12:04:02
211991文字
会話率:43%
出城クラネス真理愛はいつだって、そう―――いつだって公正で、平等で、第三者だ。
彼女は絶対中立だ。
タイトル名変更しました。(2017/07/16)
最終更新:2017-04-28 16:11:47
5026文字
会話率:42%
主人公の主婦である「私」が
とある地方都市に家族と共に引っ越してきた
しかし近隣住民からの相次ぐ不審な態度で不安を覚える事になる
そこから、「おかっぱさん」に呪われるという
老人の警告を耳にして…
最終更新:2017-04-08 14:27:57
4656文字
会話率:27%
この上なく不運な男、花澤開(ハナザワ ハルキ)は、街に出れば頭に鳥の糞が落ちてくるほど運がなかった。そんなある日突然和服おかっぱ頭の女の子、自称座敷わらしと出会う。彼女は、不運な男ハルキを幸運にしてやるから契約せよと迫る。謎めいた少女に悩
まされるも、ハルキは契約を受け入れる。
ヤンキーである彼は、突如現れた妖の座敷わらしの命じるままに、善を尽くそうと心がける。そうすれば彼女が幸運にしてくれるというのだから。
彼女いわく、妖というものは、人と契約することで存在できるらしい。彼女たち妖は契約者に不思議な力を与える代わりに、契約者から代価として「餌」を要求する。つまり、座敷わらしはハルキから「善行」を「餌」としていただく代わりに、「幸運」を与えるのだ。
自らの不運を暴力により回避してきたヤンキー開は、突如現れた座敷わらしに従い、善を尽くそうと身を粉にする。ボランティア部を作り、少しずつ舞い込んでくる依頼を嫌々ながらもこなしていく。強い信念の元、少しずつ変わっていく彼のもとに、ある日突然次々と怪奇現象が起こり始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-01 21:00:00
86165文字
会話率:38%
学校帰り。
闇が這い寄る通学路。下校途中の林には、人が死んだ沼がある。
やだなぁ、怖いなぁ。
そんなことを思いつつ歩いていたら、沼に佇む人影発見。
あれは、知ってる、近所の子。黒髪おかっぱの、可愛い実羽ちゃんだ。
最終更新:2016-06-30 23:35:18
4915文字
会話率:36%
私、城常院 妃袈(きじょういん ひめか)は、物心付いたときには帝鸞学園(ていらんがくえん)初等科のお受験や入学式…と何とも目まぐるしい日々でした。元華族の城常院(きじょういん)家の家督を相続したお父様は、複数の会社を経営しており、巨万の富
をきずいています。お母様も華族の血を引く家の出身で、いわゆる教育ママです。両親はどちらも上流階級至上主義者で、常に他者を見下すような態度を取ります。そんな両親(実際に面倒を見てくれたのは乳母の園田さん)に育てられた私もまた、ワガママな悪役令嬢として成長してしまうのか……、と思い、城常院家と日本の繁栄の願いを込めて、皆様に帝鸞学園での生活を紹介していきたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-06 21:26:03
85002文字
会話率:6%
異端の王妹と、政権交代をなした若き貴族を巡る激動の時代を描いた軽いライトノベル。失われた先史の記録の残滓からは意外な事実が判明する。
具体的には、伝承が指し示すひとつの可能性を検証していく過程で、次第に真実が明らかになっていく。とある国に集
中している古代の遺物や伝承などから、にわかには信じがたい荒唐無稽な仮説が浮かび上がってくるのだが、すでに失われた知識や記録はあまりにも膨大に過ぎた。可能な限り、現在の文明レベルで理解できる真実を模索する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-07 19:08:18
75236文字
会話率:53%
都市伝説
それは本当に合ったか無かったか分からない伝説である。
そんなお話が流行している縛山市(しばりやまし)。
ホラーといいながらラブコメあり。
と思ったらほんの少しだけ流血表現があったり。
やっぱりファンタジーなのかなと思ったり。
二人
は、公園で怪しい男とおかっぱの少女に出会う。
こうして、都市伝説に興味のない天利壽は都市伝説の世界にどっぷり入っていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-16 01:27:09
18612文字
会話率:41%
現代ものオカルト風味コメディ中編。霊感がない語り部視点で、霊能バトル。
健全な青少年にして霊など信じていない大学生・塚堂洋介。インチキ霊能力者の叔父・塚堂祐斎の助手として働く彼のもとへ、おかっぱ髪の美少女中学生・沢野瀬紫子が訪れた。彼女は
本物の霊能力者だといい、祐斎のインチキを暴き始めるのだが……。
※2007年頃執筆したものです。携帯電話周りの表現に、若干古い部分があります。
※「カクヨム」と重複投稿しています。また、発刊済み個人誌(短編集)「Level17」に収録しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-18 16:00:00
23671文字
会話率:34%
僕は、山田玲聞。国語科の新任教師だ。
ある晩、誰もいない筈の、自宅でおかっぱ頭の少女を目撃してしまう。
程なくして彼女は、僕にメッセージを寄越してきた。
『わたしはころされた』
この少女は何者か。いったい誰に殺されたのか。
好物は、豆
大福とミステリーという少々厄介な引きこもり生徒、“有栖川シャロン”を指揮官に、事件の真相を追い掛けるー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-25 17:56:17
14705文字
会話率:29%
私には好きな人がいる。まだ想いは伝えられていない。
それもそのはず。その人には好きな人がいるから。
そんな彼と私を繋ぐものは、“犯罪”というか細い一本の糸だった。
止めさせなければいけない。そう思いつつも、それがなくなってしまったら、全て壊
れてしまいそうで。
私達の関係は、そんな薄っぺらい紙一枚の上で成り立っていた――。
ロリコンストーカーと黒髪おかっぱ娘がいちゃいちゃしている、多分恋愛モノだと思いたい作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-05 10:53:54
47636文字
会話率:54%
教室に入った香紀(かのり)が席に着こうとすると、おかっぱ頭の女の子が机の上に正座していた。
「ボクは、座敷童子ですの」
「……座敷童子なら、普通お座敷にいるもんでしょ!?」
思わず怒鳴りつけると、女の子はすーっと消えてしまった。
放課後、
家に帰った香紀が部屋に入ると、そこにはあの座敷童子を自称する女の子が。
「お座敷と言うには、ちょっと狭っ苦しいですの」
「あんたね~~! 勝手に入っておいて、なに言ってんのよ~~!」
香紀は思わず、本日二度目の怒鳴り声を上げてしまった。
――オカルトチックな学園コメディー(?)。
ようかい喫茶へようこそ。
お笑いコンビ『のりわら』も、お待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-15 20:58:31
81433文字
会話率:30%
強烈の日差しが照り返す夏の日、通い慣れた図書館で小学生だったひろかはとある青年と出会う。美しい魚たちの写真が二人を引き寄せ、やがてひとつの熱が生まれる。
水底でたゆたうような優しくもどこか秘密めいた日々は、けれど決して長くは続かなかった。
※ややインモラルな描写を含みますので、苦手な方はご注意を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-06 07:53:01
18523文字
会話率:42%
異世界に生まれなおした?……よくわからないけど、おかっぱ頭の子供になってます。▼転生したのか自分でもよくわからないヒロインが、異世界で言葉の通じないイケメンとその侍女とほのぼのする、若干ファンタジーな話。
最終更新:2011-06-13 23:31:52
5650文字
会話率:20%
時は大正。
人々が新しい世の到来に胸を躍らせていた時代。
しかし、その時代にあっても天神の力を有する家系――鳴神家は、人知れず影の世にてその命脈を生き続かせていた。
現鳴神家の当主幻九郎の息子にして、総領である総士郎はある日、女中にして猫の
物の怪である小梅と共に妖怪の大家の屋敷へと連れ去られてしまう。
見知らぬ一室で気が付き、困惑する二人の前に現れる和服の美女。
彼女は涙ながらに語る。
「――どうか私共をお救い下さい」
と。
この作品の28%は、猫耳尻尾付き黒髪おかっぱ割烹着少女萌えで構成されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-02 20:02:44
15375文字
会話率:29%
純白の雪が透き通る頃、彼女はあくびを一つする。
目をこすり、伸びをする。
彼女は黒髪で、おかっぱの女の子。
着物を着ている。
まるでお人形みたいな女の子。
キーワード:
最終更新:2010-03-10 22:22:14
621文字
会話率:3%