あの日、あの声を聞いたのは偶然だった。
男の子との出会いからはじまった、毎週金曜日23時から30分間の小さな楽しみ。
少しずつ大人になろうともがく中で出会った、覆面小説家、山野藤と、いつも講義に遅れてくる遅刻魔で有名な須田くん。腹黒な教授に
恋する美衣子に、私に想いを寄せる美衣子の弟、須田くんの友人でチャラいでおなじみな近藤くん。人との出会い。本との出会い。初めての感情との出会い。それぞれが、それぞれの想いや事情を抱えて生きている。
「俺の気持ちは、この先どんなことがあってもきっときみから離れることはない」「絶対なんて言葉、信じる方が馬鹿なの!それこそ作家様の言葉なんて!」「情けないことに私はあの人を信じて待つことしかできないの」「お前ってバカだなぁ。でもいいやつだ」「お兄ちゃんが言ってた。きっと毎日が誰かにとっての記念日なんだよ」
『毎週金曜日23時のWisteria』からタイトルを変更しました。(4/8更新)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-16 18:00:00
38099文字
会話率:23%
夏の暑い日差しの中、THEフリーター兼非リア充である、雪田 一也は仕事に従事していた。
フリーターであることを誇りに思う一也は、夜な夜な夢の中で聞こえる声に不安な朝を迎えていた。
そんなある日いつものように仕事を終えアニメ鑑賞という至福のひ
とときを過ごしていると、あの声が聞こえてきた。そして一也は深い眠りに落ち、目が覚めるとそこには今までノートパソコンにしか映ってなかった世界があった。
これは、そんな非リア充が異世界に飛ばされ、必死にもがき、仲間とともに冒険する物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-31 00:46:23
3119文字
会話率:28%
生きる。生きる。生きる。生きる。それがシニモドリの契約。何も知らずに契約してしまった幼い命は、それでも生きる。生きたいから生きる。生きるためには死も厭わずに。あの声は言う。あの白い場所で言う。君はおもしろいと。君の命は頑丈だと。されど幼い命
はただ生きる。生きる。生きることで、いづれはシニモドリの真実を知るのだろう。それでも幼い命は生きる。ただ、生きる。
・16/5/9に完結。
・リハビリ作品。掌編集。プロットは最終話まで構築済み。肉付けもリハビリの内、そんな作品です。
・もともとはちゃんと書くつもりの世界だったのですが、ネタ被りが散見されたので一度凍結したという経緯があったり。開き直って自分でも書くことにしました。
・転生というか憑依と言うか。序盤はあやふやですが、はたして真相は……気長にお待ちください。
・尚、休憩時間に走り書きをする筆者としてはいつものスタイルなので、一話は短くなっています。予めご了承ください。
・それでも、少しなりとも楽しんでいただければ幸いですぜ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-09 16:00:00
416240文字
会話率:37%
ギャンブルに狂った挙句、家族を捨て自殺を選んだクズ。
それが俺だ。
死んでしまうのだから、名前などどうでもいいだろう。
選んだのは飛び降りだ。
聞いた所によると、飛び降りは地面に激突するまでには、恐怖で気を失うという。
痛みを伴わないならと
、飛び降りを選んだのである。
しかし、意を決してとあるビルから飛び降りたその時、頭に響く声がした。
「なんでもう飛び降りてるの?!」
その声のせいで、俺は意識を失う機会を失った。
地面は目の前。ギャンブルに狂ったクズには自殺の時に気を失う事すら許されないのか。
しかし激突する、まさにその刹那ーーー。
地面から強烈な光が俺に向かって弾けた。
そのショックで、俺は意識を失う事が出来たのだ。
なるほど、そういう事か。
俺は悟った。
自殺の時、恐怖で気を失うというのは間違いだったのだ。
自殺をするほど追い詰められた人間を、神様が気を失うように導いてくれていたんだ。
ちょっと予定と違ってしまったようだが、ギリギリ間に合ったのだ。
こうして俺はようやく人生の幕を下ろすことができたーーー
ーーーはずだった。
「あ、あぶなー。ギリギリもいいとこ」
またあの声だ。
何だ?
天国か?いや、俺のようなクズは地獄行きだろう。
しかしあの声は神の声のはずーーー。
一体何が?
それは本編で確認してくれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-08 23:12:26
77116文字
会話率:39%
---人は、毎日誰かと何かを取り合って生きている---
私は今、海岸の近くのアパート住んでいる。窓を開けると海岸が一望できる。
私は、或ることがあってからここに移り住んだ。
海岸を見る。
窓からの風が心地良い。何やらにぎやかだ。二人の男
が何か騒いでいる。
私は散歩がてら海岸に行ってみることにした。
海岸にはいつの間にか人だかりができていた。何かを見つけたのだろうか。
その時あの声がした。
---美優。俺はここにいる。
私は目を瞑った。風が私の頬を撫でる。あの人だろうか。
あの人は約束を果たしたのかもしれない。
私は人の間をくぐり一番前に来た。そこには一棹のタンスがあった。
複数の警官がタンスの周りをチェックしている。
私はタンスを見た。やはり、あの人は約束を果たしたのだ。
このタンスの中に入っているものが何なのか、私は分かった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-02 01:42:28
13182文字
会話率:20%
「どこへ行った?」
「あっちだ!」
バタバタと複数の足音が遠ざかる。時折聴こえてくるシャラシャラという清い音が頭をずきずきと響かせた。傷だらけの自分の腕を撫でた。滲んでいた血がじわりと広がった。
ここまでか。
多勢に無勢。随分傷を負ってしま
った。今はいいが、いずれはここに隠れていることもバレてしまうだろう。
ねえ、大好きよ
透き通る水のような声が蘇る。さらさらと流れ、滑り落ちていく。
もうあの声を聴くこともないし、自分にはその資格はない。
彼女の隣にいられる唯一の証の羽根は真っ黒に染まってしまった。シャラシャラと頭痛を呼び起こす音が近付いてくる。ロザリオの鎖が揺れる音。かつては自分も愛していた美しい音だというのに、今やそれは自分の消し去る存在だ。
誰かが目の前に立ちはだかった。シャラン。鎖が揺れる。
「早く」
手を差し伸べられた。
「逃げるよ!」
それは、鈴がコロコロと転がるような声だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-21 16:11:49
34687文字
会話率:39%
声恋シリーズ?第2作目。
あの声は、身が持たない!
キーワード:
最終更新:2014-03-09 22:36:23
1122文字
会話率:54%
???「…助けて…」
今にも消え入りそうな声が聞こえる…
???「もう…あなたしか…」
その声の人は苦しんでいるのだろうか…
私に助けを求めているのか…
???「早くっ…来て…」
この声の人は何を焦っているのだろうか…
そもそも、
真っ暗で何も見えない。
私にどうしろと?…ん?…声が出てない!?
どうやら私の声はあの声の人には届かないらしい。
すると…
???「お前!!早くこっちに来い!!」別の人の声?
真っ暗闇の中、私は…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-11 23:20:29
261文字
会話率:75%
『・・・・・・もう、充分、だよ。キミは―――』 夢の中で見た、あの声。主人公 冴島悠人(さえじまゆうと)は焦っていた。日々の生活は充実している。学校の成績は中の上を余裕で維持し、水泳部では今季の大会のレギュラーに選ばれた。だが、胸の内にある
焦燥はいったい…
著者の初作品初投稿となります。練習も兼ねていますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-20 21:01:40
8911文字
会話率:36%
俺たち文芸部は、今年から新たな試みを考えていた。
そして学園祭が近くなって来た頃、俺は謎の声に悩まされていた。
「さぁ、始めよう…。世界の終わりを」
さらに全国で不可能犯罪が多発。
まさかあの声に関係あるのか!?
そんなある日、俺の元に
差出人不明の小包が届く。
その中に入っていたのは…!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-24 09:53:53
217文字
会話率:0%
退屈でいつも変わらない日常を過ごしていた。ただ、違うのは最近になって見始めた悪夢だけ。その悪夢は
「世界の謎をとけ!」「世界の姿を暴け!」声が聞こえるだけのものだった。
悪夢の声が日常に染み出してきた時、いつもの教室の床に魔法陣のような紋様
が浮かび上がり、退屈な日常を白く塗りつぶした。
目を覚ましてみれば、そこは、石畳の部屋だった。
退屈な日常から一変、剣と魔法が存在し、魔物や獣がはびこる世界へと日常は姿を変えた!この世界で自分は何を思い、何を成すのか。あの声は一体なんだったのか。自分の可能性を賭け、世界の謎へと迫る!!
※「己を示せ!!」タイトル変更しました 4/1折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-22 23:27:31
127051文字
会話率:35%
頑張り過ぎの人間。自分の身体を省みず、頑張り過ぎる人間にだけ、聞こえてくる声がある。彼、松橋大和にも、その声が聞こえていた…。
最終更新:2007-07-14 21:27:12
2682文字
会話率:39%
世界は三つでなりたっている。この世とあの世。そして狭間の世。貴方に扉は見えますか?貴方に扉は開けますか?貴方にあの声がこえますか?
キーワード:
最終更新:2005-07-22 21:17:35
7167文字
会話率:42%