“あぁ、それはズルい。
この秋君に恋をした。”
いつもは見ない幼馴染の姿に恋心を自覚する主人公の話。
最終更新:2024-10-17 19:32:10
924文字
会話率:27%
「稼げるバイト紹介してやろうか?」
「マジすか?お願いします!」
地元でも少し悪い噂のある先輩からの誘いに、借金が原因で一家離散した俺は生活費を稼ぐため、飛びついた…
上手い話には裏がある。
それは当然の事だった…
「それでどんなバ
イトなんですか?」
「まぁ、結構肉体労働系なんだけどお前体格良いし体力もあるから余裕だと思うぞ」
「今月ピンチなんで頑張ります!」
「おう、頑張れよ!」
まずは面接だと先輩に連れられて地元を離れていく
「ここからは企業秘密ってやつに触れることもあるからこれつけてくれ」
「あ、そうなんですね…高いバイト代払う企業ってセキュリティとかもしっかりしてるんですね」
「ははっ、当たり前だろ、ごちゃごちゃ言ってねぇでさっさとつけてくれ」
「あぁ、すいません、付けます付けます…」
アイマスクと耳栓を渡され、疑うこともせずに着用し、車に乗せられて数時間後
気がつけば俺は悪の組織の下っ端として生きることになっていた…
そして、下っ端としてヒーローと戦い、敗れても捕まらない様に逃走する日々を過ごして一年が立っていた。
俺は今朝までこの話に飛びついたことを後悔していた。
そう、今朝までは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 21:31:05
116980文字
会話率:65%
自称世界一の職人バルケインはとにかく工房に籠りたかった。
成り行きでなった冒険者の指名依頼、素材不足、借金。
幸せに鋼を叩き、刃を研ぎたいだけなのに。
そんな冒険漬けの最中、冒険者の女トゥルーテと出会う。
冒険は素人同然だが剣の腕だけは英雄
並みの彼女に自分の剣を振らせたいバルケイン。
しかし、あぁ、どうして、今日も冒険者の仕事なのである。
彼は仕方なくいつものようにお気に入りのバターナイフを持って旅立っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 02:56:42
430172文字
会話率:28%
「お父さんはね、あの星からあなたを見守っているのよ」幼い頃に母から言われた言葉は子供ながらに、「あぁ、お父さんはもういないんだな」という事を実感させる何かがあった。それから十数年後。そんな子供だったベルファド―ラは、今や王子の婚約者候補とし
て、王子を諫め、必死に母娘二人で頑張っていた。しかし、気が強い性格は王子には好かれることは無かった。
そんな彼女は卒業式の日に王子から婚約破棄を言い渡される——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 18:22:41
6501文字
会話率:40%
――あぁ、なんて私は馬鹿なことをしてしまったんだろう。
後悔を募らせる幼馴染の女の子と男の子の、きっと痛くて、でも、きっと幸せに繋がったある一日の話。
最終更新:2022-05-22 17:49:21
4963文字
会話率:33%
幼いころから、僕の周りのにいる家族はどんどんいなくなってしまった。
ついには、最後の身寄りだった爺ちゃんもいない。
残されたこの広い家と、田舎な風景が色濃く残るこの町で僕は独りぼっち。
寂しくないと心のどこかで言い聞かせていたけど、やっぱり
寂しいと思ってしまう今日この頃。
あぁ、誰かがいてくれたらなぁ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 22:03:50
918文字
会話率:0%
私の人生は自重すべきだと思う。
その心を知りたくて
私も心を使った。
でも無かった
何も見ず
何もなかったことにしてた。
あぁ、
一生を終える日まで
何もせず側にいてくれるだけでいいのに
最終更新:2024-09-24 20:45:56
1984文字
会話率:22%
昔、日本の大きな池がある村。そこで10人の少年、少女がいた。
その中で菫(すみれ)と呼ばれる少女は9人の世話をして、仲が良かった。
池で9人が遊んでおり、小高い丘から菫が皆の様子を見ていると、背後に何者かの気配を感じた。
振り返ると見知らぬ
男が立っており、菫は池に突き飛ばされた。
池に落ちると黒い手が現れて菫を沈めた。
やがて、息を引き取った菫が池の水面に現れた。
9人の少年、少女は悲しんだ。
その夜、池の回りを黒い霊が集まった。池の水が湧き、大量の水が村に向かった。
村人が逃げる中、7人の少年少女が泣きながら頭から角を出し、瞳を真っ黒にした。
「…泣かないで、私はここにいるよ。」
2人の少年だけ、目の前に菫の幻影が現れ、瞳の色が白く戻ると濁流に飲まれた。
「…あぁ、沈む、沈む。私が沈む。皆の気持ちも沈んでいく。体も魂も沈む。」
7人の魂が水の底に沈む。
残った2人の少年の魂は菫を求めて光の方に向かった。
暗い水の底に鬼が集まる。鬼の宴の始まりか?鬼の声が響いてく。辛い、苦しいと泣いている。
蒼い空間で鬼人達の宴が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 21:53:20
54523文字
会話率:59%
貴方のことが特別に見える
貴方のことだけが、気になってしまう
他の人たちは、空気のように消え行く
気にならない
貴方が同じ空間にいると
貴方のことばかり、見てしまう
心が貴方を求めてしまう
あぁ、貴方との距離を縮めたい
貴方と今よりも仲良く
なりたいです
そんな気持ちが
僕の頭の中をぐるぐる回るのです折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-22 12:34:16
664文字
会話率:15%
こんにちは。……いいえ。この場合は、こんばんはと言うべきでしょうか?まぁいいでしょう。『怪奇調査班』のアンブラと申します。
……あぁ、憶えなくて結構。僕は何処にでもいるが、何処にもいない者ですので。……え?その名前は偽名だろ?えぇ、偽名
ですよ?君達も含めて誰かに特定されては色々困る身なので、コードネームで名乗っています。これ以上僕個人について深掘りするなら、万が一君の住む所に何かあったところで助けませんよ?
……せめて怪奇調査班とは何かを教えて欲しいですって?そうですねぇ……簡単に言ってしまえば、怪奇現象とも言える事件現場を調査する、と言えば良いですかね。……どんな現場?教えません。
どうしても知りたいのであれば、何処かにある調査ファイルを見つけて下さい。おっちょこちょいという名の同僚が落っことした物で良ければ覗いてみて下さい。ただし、同僚共々その後の保証は一切しませんから。お読みの際はご注意を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 11:45:25
9686文字
会話率:54%
『あぁ、もう。見てらんねぇな』
学園では理不尽なイジメを受け、さらには婚約者の裏切りを目の当たりにしたショックのあまり、眩い流星群が夜空を駆け巡るその夜……私は毒を飲んだ。
意識が遠のく私に……誰かがそう呟いた。
そして、流れ星に
願ったことが叶うことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 18:56:28
30207文字
会話率:37%
高校に掛け持ちアルバイト、帰宅時間は0時過ぎ。そんな生活リズム限界高校生——高霜大海は大きな音を出して床に倒れる。遠のく意識の中、大海は「あぁ、こんなことで死ぬんだったらおっぱいのデカいお姉さんにヨシヨシされたかったなぁ」と呟き、幕を閉じ
た
......筈だった。
「はぁ~い、よくがんばったねぇ~。よ~しよ~し」そんなあま~い声が大海の蝸牛を震わせた。目を開けるとそこには大きな双子山が形成されていて後頭部には柔らかい感触があった。もうそれだけで分かった。大海は一言、頭の中で発する。「わぁ~い、おかあさんおとうさんありがとう」
そんなこんなでデカい・太い・柔らかい(どこがとは言わない)お姉さんに目を付けられた大海は何かあるごとに部屋に上がられてお世話をされる!!! そんなデカ太お姉さんと過ごすうちに大海にとある変化が!?
※本作品はカクヨム・アルファポリスにて同時掲載を行っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 21:11:07
3549文字
会話率:32%
勇気へ
一体、何がしたかったんだろう。多分、プライドが高かったんだ。
プライドが無ければ生きていけない。
でもプライドだけで生きてはいけない。そうだろ。
俺は人を殺した。
なぁ、知ってるか?人を殺すって、本当に気持ち良いん
だよ。なんていうか、生きているって感じ。
1番好きなのは、人の腹を切って苦しみに悶える顔を見るとき。あの感触。たまらない。お前にも味わってほしい。
勇気。本当はお前も、人を殺したいんだろ?でもできない。名前は勇気なくせに、お前には勇気がないんだよ。でも俺にはあった。
ただ、遂に妻を手にかけちまったとき、思ったね。あぁ、俺は一体、何をやっているんだろうって。
妻は俺を愛していた。心から、そう思う。俺も勿論愛していた。心の底から愛していた。妻のためなら死んでもいいって思ってた。いや、今も思っている。俺は優しいんだ。
妻が風邪で寝込んだとき、俺は一生懸命、看病した。彼女が食べたがってた菓子をコンビニで買ってきて、家で渡してやったさ。嬉しそうだったなぁ。
でも、そのときだった。俺が妻を殺そうと決意したのは。勿論、その場ですぐ殺すなんてことはしてない。じっくり計画を練って、どうやったら1番、妻が苦しんで死ぬか、考えた。自分が世界で1番信じている人を殺す。世の中に、これほど辛いことってない。
言っておくが、俺は妻のために妻を殺した。神様仏様に誓って言うが、決して俺が殺したくて殺したんじゃない。大義のためだ。
もし信じてくれないなら、お前に誓ってもいい。もし俺が嘘をついているんなら、勇気。お前との友人関係を解消してもらっていい。俺は正直に、ただありのままに語っているだけだ。
信じてくれるよな?
覚えてるぜ、子供の頃、お前と遊んだこと。俺が人生で1番幸福だった時代だ。お前と、小学校から帰ったら、近所の裏山で秘密基地作って遊んだ。あのとき作った基地、今どうなっているんだろう。
愛する友より
追伸
今度、長野にスキーしに行かないか?
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-01 10:29:26
811文字
会話率:0%
お互い悪意はないけど初っ端に事務的に対応しすぎたせいで距離の詰め方がわからなくなってしまった政略結結婚夫婦が、周囲に「もうこいつら付き合っちゃえよ(あぁ、結婚してんのか)」と思われながら本当の夫婦になるまでの1年間。
最終更新:2024-08-31 09:10:00
35112文字
会話率:33%
「行こう! 楽しくってしょうがない冒険へ!」
卵から生まれるクリーチャー、通称『エッチャー』。
魔法のような埒外の能力を使う彼らの強さや価値は、生まれてくる卵の大きさで決まり、孵化して最初に触れた者にしか懐かない。
さぁ、力を欲する者よ、
栄光を欲する者よ、伴侶を欲する者よ、金を欲する者よ、大きな卵を手にして見せよ。
人には許されぬ欲も、際限もない。あぁ、もっと大きな卵を手にして見せよ。
大いに争え。豪快に奪え。隣人をも騙し、命すら売買し、そのどれをも嫌うなら、己が手で人外大魔境を切り開け。
そうしていつかは手にして見せよ。
最も大きいとされる伝説の卵を、『ジャイアントエッグ』を手にして見せよ。
*新人賞応募用作品として企画していたものの、完成するまで公開しないとなるとムズムズするので連載します。
全七章を予定しており、最後までプロットは出来ていますが、書きながら随時修正していくつもりです。なので、「修正前と内容違くね?」「名前変わってね?」みたいなとこは、「お、頑張ってんな」と大目に見てください。
ゲームキューブの隠れた名作ゲーム『ジャイアントエッグ ~ビリー・ハッチャーの大冒険~』とは何の関係もありませんが、四人対戦モードが面白過ぎるので是非友達や家族とわちゃわちゃ遊んでみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 09:52:47
17715文字
会話率:49%
とある森の誰も踏み入らない聖域に、魔女と呼ばれる女性が暮らしていました。
そんなところへ、のこのこ食材を抱えてやってきたのは狼男。
どうやら、今日の夕飯はカレーだそうです。いいですね。
スパイスから作ったエスニックなカレーに、思わず魔女もお
かわりを三杯頼むのでした。あぁ、今日も満タンになったお腹を愛でては、魔導書を寝そべり読む日々。最高だと豪語する魔女を他所に、狼男は洗濯物を干し、彼女を転がしながら部屋の掃除をしていきます。
そんな、どこかにあるどこかの魔法のようなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-28 22:06:41
62691文字
会話率:40%
私こと目取(めとり)は一人が好き。暗がりが好き。青春が嫌いで、陽キャやそれに準ずる全てが嫌い。
青い春なんて鬱陶しくて、妬ましいような世界から逃れるように、一人ホコリが積み重なった掃除用具入れの中で過ごす。
そこが天国だと、自分の居場所だと
勝手に思っていた。
自分ははみ出し者だと、腫れ物だと思っていた。
しかし、ふとしたきっかけから、彼女に出会って全ては色づいていく。
あぁ、青春よ。あなたは妬ましいほどに煌びやかで、清々しいほどに笑えるものなのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 23:05:40
4687文字
会話率:27%
「悪いが、キミのことは好みじゃないんだ」
そんな一言と共に、六年連れ添った婚約者イライジャに公衆の面前で婚約を破棄された侯爵令嬢シェリル。しかも、イライジャの隣には異母妹が寄り添っていた。それを見たシェリルは、一瞬で理解する。
――あぁ、
自分は捨てられたのだと。
そして、婚約を破棄された翌日。シェリルの次の嫁入りが決まった。相手は――冷酷と有名な辺境伯爵ギルバート。挙句の果てには、彼の年齢は三十三歳。十八歳のシェリルからすれば十五歳も年上の男性だった。
だが、実際に会ったギルバートは冷酷とは程遠く、ただ女性嫌いを拗らせすぎた結果独身を貫いていたということが判明する。
さらには――ギルバートの不器用な優しさなどに、シェリルは徐々に惹かれていき――……。
「え? 今更よりを戻したいって言われても、私幸せなので戻るつもりはありませんけれど?」
冷酷(他称)な辺境伯爵(33)と婚約者に捨てられた美貌の侯爵令嬢(18)のすれ違って勘違いしての年の差ラブ。
※アルファポリスにも掲載中。
※【年の差恋愛】をテーマにしたシリーズです。元々短編予定でしたが、予想外に長くなってしまいましたので長編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 20:08:17
348812文字
会話率:46%
「あぁ、なんて可哀想な旦那さまなのかしら」
気弱な伯爵夫人リゼットは夫に恋い焦がれる貴族令嬢により、夜会の場でバルコニーから突き落とされる。そして、前世の記憶を思い出した。
リゼットの前世は、この国で『稀代の悪女』とまで呼ばれたアレイナ・
バルフという女性。数々の男を手玉に取り、破滅に導いてきた正真正銘の『悪女』だった。
アレイナとしての記憶を思い出したリゼットは、『とある目的』のために動き出す。それこそ――前世で見つけられなかった自身の理想の男を探すというものだった。
「哀れで、可哀想で。救いようのない目をした男がいい」
そう思っていたリゼットは出逢った。
――昏い目を持ち、なにもかもをあきらめたような男――自身の夫アーレン・ギル・グランディエに。
孤独で愛を知らない英雄と、哀れな男しか愛せない前世稀代の悪女。ふたりの関係は――動き出す。
「リゼットのこと、殺したいほど愛しているんだ」「本当、可哀想な旦那さま」
――
▼掲載先→小説家になろう、エブリスタ、アルファポリス(葉山よつば名義)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 13:23:31
7534文字
会話率:29%
私の夢は『強くてカワイイ最強の魔法使い』になることだった。
けど学園卒業を目前の『鑑定の儀』で私は出鼻をくじかれることになる。
魔法適正全属性 Fランク。そんなんじゃ、魔法使いにすらなれるはずがない。
──え? 魔力蓄積量はSランク!?
そ
れに、私の天啓《スキル》は『魔力操作』?
あぁ、じゃあ私、最強かもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 12:21:12
79740文字
会話率:29%
「アイク様……私をお助け頂けないでしょうか?」
ブラック企業務めの佐藤 優斗はフォーチュン・ラバーというギャルゲーでデブ・ゲスい・弱いと嫌われ者の悪役公爵――アイク・ハンバルクに転生してしまった。
『メスは黙っておっぱい捧げればいいん
だよぉ……!』
そんな最低な捨て台詞と共にアイクはどのヒロインの攻略ルートでも勇者パーティに倒されてしまう。そんな未来は嫌すぎる……!
しかもアイクにはルナ・オルハインという婚約者がいた。このルナこそがフォーチュン・ラバーで世界を滅亡の一歩手前まで陥れている存在――そして主人公の勇者に倒されてしまうラスボスである。
ルナの末路はあまりにもひどい。ルナが世界を滅ぼすという予言のせいで両親を始め、あらゆる王国内の国民から迫害を受け、挙句の果てに全人類の敵として勇者パーティに倒されてしまう。
そしてルナの横で幸せそうな主人公の勇者と攻略ヒロインが笑顔で映る。つまり踏み台になっているということ。
そのルナが婚約者として目の前にいる。
だけど勘違いしないでほしい。
ルナこそが俺史上最高の推し。見た目ドストライクの美少女なのだ。
ルナを幸せにするチャンスがあるならば、絶対にルナを幸せにするしかない。
ということで俺は、
1、手始めにこの世界で最強の隠し武器『龍星の杖』を手に入れ、
2、舐めたことを言った原作主人公の勇者をぶっ飛ばす。
だけどモブの人生から脱却するもそれだけじゃ足りない。
俺はいつか来る危機に備えて魔法の特訓を始めるが、
『アイク。残念だけど私に教えられることはないわ――私より強い人に何を教えればいいのよ!!』
と指南役から匙を投げられる始末……。
それでも努力をした結果お父様から、
「そろそろハンバルク公爵家をお前に任せようかと思う」
「はっ! ありがたき幸せ!!」
公爵家の当主に任命されることになる。
「アイク様……お慕いしております♡」
そうして俺は本来訪れるはずのバッドエンドの未来を変えて、ルナとの幸せな結婚生活を手に入れることになる。あぁ、さようならモブ人生。
しかし原作主人公の勇者は俺にぶっ飛ばされたことで俺とルナに逆恨みをし、
俺達を貶めいれようと躍起になるのだが……勇者はことごとく失敗し、悪の手に染まっていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 12:44:22
104606文字
会話率:45%
「シーサーちんすこう紅芋タルトサトウキビ味キーホルダー付き」という謎のお土産を買ってしまった主人公は、どうにか美味しくしようといろいろな調味料を試してみる。
最終更新:2024-08-14 23:43:51
1875文字
会話率:7%
「久しいなミリューユ」
「はい、お父様。お久しぶりでございます。」
王宮の中でも1番広い部屋、国王への謁見を行う広間で、親子にしては堅苦しい会話が続いていた。
「実はお前に縁談が来た。」
「縁談...ですか...」
「あぁ、隣国のスウ
ェルド帝国の第2皇子だ。」
「スウェルド帝国といえば、我がトワン王国と長年敵対関係にあったはずではないのですか。」
スウェルド帝国は世界の流通の中でもトップで、中心と言われ続けていた。しかし50年前、トワン王国が急激な経済発展を遂げ、スウェルド帝国から流通の中心を奪ってしまったのだ。
それ以降は醜い争いが続いている。
「今回はその和解の意として、我が国の第1王女であるミリューユ、お前をスウェルド帝国に送ることになった。」
「わかりました。」
「素直でよい。だが、和解というのはただの建前だ。今から流通の中心を譲るなんてことはせん。そこで、だ。お前はあの帝国に潜り、その醜い能力を使い、スウェルド帝国を荒らしてきてほしいのだ。わかるよな?」
このときにミリューユは全てを理解した。
やはり私には普通の生活は手に入らない。
皆から嫌われ、虐められ、捨てられ、次は利用されるのだ。
だけど、何も感じない。
私は感情なんて、とうの昔に捨ててきたのだから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 19:00:00
19836文字
会話率:42%