「レティツィア公爵令嬢! 上位貴族としての身分をかさに着て、平等であるべき学園内においてカロリーナ・コジマ・バッカラ男爵令嬢を下級貴族と蔑み、様々な嫌がらせを行ってきた貴様の悪事は、関係する生徒たちからの証言からも明々白々! 故に余――王太
子カスト・バーカ・ドナドーニ・エーブリエタースの名において貴様との婚約を破棄し、改めてこの可憐にして愛しきカロリーナ嬢を私の将来の伴侶とすることを、偉大なるエーブリエタース王家と神聖なる創世神の銘においてこの場において宣言する!」
というよく聞く断罪の台詞が、ロッシーニ学園の卒業式場である薔薇園に響き渡り、アイスクリームを食べていた私――レティツィア・フロリアーナ・エヴァンジェリスタ・メルキオルリは空を仰ぎました。
いや~~、どこからツッコんだらいいのでしょう、この茶番劇。そもそも私は『王太子』の婚約者ではなく、王位継承権第一位のである王子の婚約者なのですが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 01:43:36
42259文字
会話率:45%
「アルベルティーナ嬢。か弱き者に対する数々の暴力と誹謗中傷、権力を笠に着た傍若無人な行いは皇族として、否、人として看過できるものではない。よって、貴女との婚約を白紙撤回したい」帝国学園に響き渡る皇太子の弾劾。非難される大公の娘である悪役令嬢
と、皇太子の取り巻きたちの後ろで身を震わせる庶民から成り上がった男爵令嬢。よくある婚約破棄ものか……と思えば、よくよく話を聞いてみれば、超納得の理由があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-16 20:25:48
10835文字
会話率:45%
夕陽が染まる草原で一人の少女の声が辺りに響き渡る。
「ハルタ~ン!どこにいるの~! ハルタ~ン!出ておいで~!」
ご主人様の声が聞こえる…… 俺を探しているんだな。 ウトウトと昼寝をしていた俺はご主人様の元へ走り出した。
『ご主人様!
俺はここにいるよ~ 今、行くから待っててくれ!』
ご主人様とハルタンが大賢者を目指す物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 20:54:30
11070文字
会話率:37%
文明開化の鐘が鳴り響き、昨明治15年に銀座大蔵組前に初めての電気街灯というものが灯って夜の闇を打ち払ったそうだ。けれども庶民の生活の根本的なところは未ださほど変わらず夜の闇に怯えている始末。
その科学とあやかしの隙間を切り分けるのが陰陽師土
御門鷹一郎、そして憐れな生贄に捧げられるのが山菱哲佐。その二人が取り混ぜる、奇妙で愉快な、ほんの短い期間のお話。
主な登場人物:
陰陽師:土御門鷹一郎
ふうてんの生贄:山菱哲佐折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-22 20:05:52
231649文字
会話率:46%
#第9回空色杯の応募用に作ってみました。
耳の聞こえない女子大生、未知瑠《みちる》の、仲間を通じた心情の変化を描きました。
最終更新:2023-09-19 14:27:29
3433文字
会話率:0%
とある国で婚約破棄が行われた。
婚約破棄を起こしたのはその国の王太子で、彼は国の学園で出会った男爵令嬢に惹かれ彼女と共謀し、婚約者であった公爵令嬢を陥れ、断罪しようとしていた。
その日は学園の卒業式であった。
記念となる式で行われた婚
約破棄に学園は騒然となる。
公爵令嬢は、突然の婚約破棄に毅然と対応するも、王太子達は取り合わなかった。
婚約は破棄され、断罪が行われようとしたところに、突如威厳のある声が響き渡る。
卒業式の来賓としてこの国に赴いていた、魔導帝国の皇太子であった。
人とは異なる種族である、魔族の国の皇太子の登場に会場は更に混乱した。
圧倒的な美貌と、迸る威厳は会場にいる者全てを飲み込むほどの存在感があった。
公爵令嬢は短期間であったが、魔導帝国に留学しており、そこで彼と出会い交流を深めていたのだ。
王太子が婚約破棄をする理由として、男爵令嬢の虐めを上げていたが、その時期彼女は留学しており、この事実から皇太子は彼女の潔白を証明した。
その後、王太子の不義理や数々の矛盾を一つ一つ暴き、遂には公爵令嬢の名誉を回復させた。
王太子達は逆に断罪された。
その後、皇太子は公爵令嬢に婚約を申し込み、婚約破棄劇はまさかの展開を迎える事になった。
後年の歴史学者は語る。
此処で全てを終わらせていたら……と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 09:34:21
33169文字
会話率:18%
魔王がオタクになって何が悪いッ!
人間の世界で人気沸騰中の漫画やアニメと呼ばれる娯楽に魅入られて世界征服も打倒勇者も後回しにしてしまっている魔王。
正義・努力・友情・愛、どれもなんて素敵な響き!
なんて心躍る胸熱ストーリー!
そう、人間
にあって魔族にないもの。
それはオタクであるッ!!
世界征服も勇者討伐もどうでもいいッ!
魔王は今日も元気よくオタ活を楽しむのだ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 23:35:14
2327文字
会話率:33%
順に、響き渡っていった。
キーワード:
最終更新:2023-09-15 19:41:47
594文字
会話率:43%
かつてディスで一世を風靡した元ラッパーの高校教師、小鳥遊空。
ヒップホップと決別してしまったその男がディスをこよなく愛するJKラッパー天鬼ざくろと出会った時、止まっていたビートが彼の人生に再び鳴り響き始めた──。
空のクラスに1人、不登校
の女子生徒がいた。
その生徒こそ、天鬼ざくろ。
なんと彼女はラップにハマりすぎるあまり学校に来なくなっていたのだ。今日もRequiemという大人気ラッパーとバトルする為にバトルの大会に参加し、惜しくも実力派の雪音娜に敗れてしまったらしい。
そんなバトルジャンキーなざくろを学校に来させるべく、空は彼女に申し込まれたMCバトルの誘いに乗り、勝利。彼女を学校へ来させることに成功する。
それからというもの、ざくろは空になつき、彼の弟子になった。
しかし、かつてディス主体のスタイルで周囲も自分も傷つけてしまった過去を持つ空は、自分はラップをするべきでは無いし、ざくろにもディスをさせたくないと考えてしまう。
それをよく思わない彼の恩師斑鳩ルミナや妹の天は、彼に再びラップをさせるべく、暗躍する。
その最中、ルミナの弟子である赤髪の美少女仁王が、ざくろと交流を深めることとなっていく。同じ熱量を持ったラップ愛好家の2人は良きライバルとしてお互いを高め合うのだった。
そして開かれるGMB。最強の女性ラッパーを決める大会に、彼女達が出場する。
ざくろは、この大会で優勝したら自分と再戦して欲しいと空に乞う。彼はそれを受け入れ、ざくろは絶対に優勝することを空に約束した。
ところが、大会直前に、ディスに対する考え方の相違で、2人は喧嘩をしてしまう。
そんな状況で迎えた大会当日。
それでもざくろは自分のスタンスを崩さず、ディスに救われた自分のリアルを謳いながら、リベンジ相手である雪音娜や、ライバルである仁王などの相手にも勝ち進んでいく。
天も兄に再度ラップをさせる為に決死の想いで出場。ざくろと対戦することになり、敗れこそしたが空の心に大きな光を灯した。
そして決勝でぶつかるRequiemとざくろ。
因縁の対決は白熱し、会場は熱狂。
ざくろが勝利して、空との約束を果たした。
やがて時は経ち、ざくろと空は大舞台で向かい合う。
天鬼ざくろのフリースタイルは、もはや誰にもとめられない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 10:26:53
120436文字
会話率:35%
神域管理庁就職四年目の紅玉は神子補佐役として神域で働いている。妹である水晶は神に選ばれた神子であり、清廉な神力を持つ尊き存在。そんな妹を守る為、先輩職員の蘇芳と共に水晶の傍に仕え、日々を送っていた。
「こら、晶ちゃん! ゴロゴロしながらお菓
子は食べない! 蘇芳様、甘やかさないでくださいまし! 神々の皆様はお静かに!」
今日も今日とて十の御社に紅玉の怒号が響き渡る。
そんな紅玉は神力が全く無い〈能無し〉――神域管理庁では災いを招く存在として忌み嫌われていた。しかし「三年前の悲劇」を繰り返さない為に、今度こそ「守るべきもの」を守ると決意している。例え無茶をしてでも――。
そして、紅玉は影に隠れて暗躍する――それが彼女のもう一つのお仕事である。
*****
19.11.15 あらすじ修正
一章:終了。内容長めで、甘さ少なめ
二章:終了。甘さ増やしたつもり
三章:週1予約投稿中。甘さ増えたか自信がない
四章:執筆中。甘さ増えていく予定
五章:草稿完了。甘い(当作品比)
六章:草稿完了。激甘(当作品比)
長い目で付き合ってください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 19:00:00
1525103文字
会話率:48%
この物語は、主人公・竜星が大学入学を機にシェアハウスで生活をはじめ、大学を通して多く経験を積み、たくさんの人と出会い、恋をする物語である。
高校を卒業した比奈は、大学近くにいい物件はないか探していた。そんなある日、比奈の元に一通の差
出人不明の手紙が届いた。中にはシェアハウスの募集の紙が入っていた。不思議に思いながらもシェアハウスという響きに憧れ、比奈は竜星を誘い、一緒に応募してみた…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 14:38:57
40182文字
会話率:75%
「婚約は…破棄させてもらうっ」「ま、待って、、待ってくださいっ!」
教室内に響き渡った婚約破棄宣言。でもそれは、特別驚くべきことでもなかったりする。悪役もざまぁも婚約破棄もない。これはただ、恋人達の日常の一幕を切り取っただけのお話。
最終更新:2023-08-21 23:04:18
4381文字
会話率:58%
県境の山中、大自然に囲まれた村。実演販売に訪れた家電販売員の鈴木美知留は、村人全員から綺麗に土下座をされている。『生贄』になってくれと頼み込まれ、拒否するが強制的に眠らされてしまう。そして気が付くと、和風の部屋だった。そして可愛いらしい声
が響き現れたのは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 19:54:02
28150文字
会話率:59%
物語は、未来の日本を舞台に繰り広げられる。テクノロジーの進化により、高度なVR技術が現実と融合し、競技型オンラインゲームが人々の関心を集めていた20XX年。
主人公、リョウは過去の出来事に心を縛られつつも、友情と成長を求めて、世界的な注目
を浴びるゲーム『ウォーチャント:戦いの響き』に足を踏み入れる。彼はVRゴーグルをかけ、新たな冒険へと飛び込む決意を固める。
ウォーチャントは、プレイヤー同士がVR世界でリアルタイムに対戦するPvPバトルゲームだ。リョウは、戦術とスキルを駆使しながら、戦場で敵と味方に分かれて戦い、その腕前を競い合う。
リョウはブレイズと友情を育む。ブレイズは、リョウが過去を乗り越える手助けをし、共に戦い、成長する存在となる。彼との出会いが、リョウの心を温かく包み込みながらも、過去の傷跡を癒す旅の始まりを告げる。
物語は、リョウとブレイズが仲間たちと共に、ウォーチャントの世界で様々なバトルと試練に挑む様子を描きながら進行する。彼らは、新たなスキルを習得し、チームワークを強化しながら、エピックバトルやライバルリーグに参加して頂点を目指す。
リョウとブレイズの冒険は、次第にウォーチャントの裏側に隠された謎や陰謀を明らかにしていく。彼らは、友情と信念を胸に、逆境に立ち向かいながら、仲間たちと共に世界中のプレイヤーたちとの激戦を繰り広げていく。
物語のクライマックスでは、リョウと彼の仲間たちは最終決戦に挑む。経験と戦術を駆使し、友情と絆を背景に、彼らは壮絶な戦いを繰り広げる。そして、リョウは自身の過去と向き合いながら、成長と勝利を手に入れる。
ウォーチャントの戦いの響きを通じて、リョウは過去を乗り越え、新たな未来への道を歩み出す。友情と成長が彼を導き、響き渡る戦いの中で、彼は自身の可能性に気付いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 08:26:09
13592文字
会話率:28%
森の中に佇む小さな村、その村には星の響きという伝承が伝わっていた。主人公ユウキが村の住人達の願いと自分自身の願いの中で葛藤する短編小説
最終更新:2023-08-17 00:25:05
2053文字
会話率:24%
高鳴る腹は一重に魂の響き
キーワード:
最終更新:2023-08-15 22:14:01
281文字
会話率:0%
深夜の帰り道。遠くから改造車の爆音が響き渡っていた。
最終更新:2023-08-15 21:12:59
558文字
会話率:18%
《あらすじ(結末まで書いています)》
クラスメイトの男子がボロボロの辞書を蹴って遊んでいて盛り上げっている教室。男子から「恭子もやれよ」と言われて、恭子もその辞書イジメに参加する。恭子はそんな中でも全く辞書イジメに興味を示さず、読書をしてい
る隣の席の綾瀬のことが嫌いでキモイと思ってる。そんな中、急にあたりが真っ暗になり、近付くと何も無い、真っ白い空間に綾瀬と二人きりになっていた恭子。一体何なんだ、最悪と思っているとアナウンスが鳴り響き、指定した慣用句が実際に起こる空間だと説明される。どうやら二人一組で行なわれるらしい。まずは【腕】というキーワードが指定されて、ゲームがスタート。恭子は訳分からず、周りの壁を蹴って脱出を試みようとすると、それを綾瀬が何か止めてくる。あまりにも必死な感じだったので、やめてあげていると、アナウンスが鳴り響き、ゲームが一旦終了。そのアナウンスで既に何人ものクラスメイトが死んでいる事実を告げられる。また綾瀬からは「誰の力も借りないと完全に思ってしまうと、腕一本足一本という慣用句になり、多分綾瀬さんは腕一本足一本になっていたと思う」と言われて、ゾッとする。その後も【首】もクリアし、恭子は徐々に綾瀬のことを信頼していく。【頭】がスタートすると、急に綾瀬が恭子を襲うようなことを言ってくる。恭子は何で、せっかく信頼してきたのにと困惑すると、慣用句の効果が出現する。でもそれは綾瀬の作戦で辞書を倒すための辞書への攻撃だった。見事辞書を撃破して、元の状態に戻ったクラスメイトたち。恭子は冷静沈着な綾瀬に恋をした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 12:56:50
11269文字
会話率:38%
「今代の聖女は_______『シルク=オベール様』です!!」。瞬間、割れんばかりの歓声が国中に響き渡りました。そしてその瞬間、私はこの国はじまって以来の珍事の当事者ではなくなったのでした。聖女に選ばれなかった元聖女候補が、畑を耕しながらのん
びり暮らす話です。
✓ざまぁはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 14:08:54
8673文字
会話率:29%
『私、シェイラ・プリムローズ、17歳!』
見合い相手を見た途端、どこか覚えのある自己紹介風ナレーションが脳内に響き、クロード・ウィズボーンはここが前世で読んだ少女小説の世界だということを思い出した。
己の見合い相手である伯爵令嬢、シェイラ・
プリムローズがその小説のヒロインであり、自分は彼女を溺愛する腹黒王子に消される当て馬キャラに転生したのだということも。
このままでは自分は実家諸共王子に潰されてしまう。そんなの冗談じゃない!
なんとしても王子の妨害を跳ね除けて、無事シェイラと結婚してみせようと決意するクロード。
果たして当て馬Bは王子様に打ち勝つことができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 12:20:56
20045文字
会話率:35%
「やーだ――――っ!」
今日も今日とて響き渡る断固とした拒絶の声。けれどこのお屋敷では恒例の光景。
「食べたくないぃ」
青い瞳に銀の髪、西洋人形のような美しい見目を持つハーフの美少女、御年五歳のリラ嬢はひどく拗らせた偏食家だった。
「やだじゃない! 食べなさい!」
野菜もお肉もパンも白米も、それどころかジュースもお菓子も何もかもが嫌だとのたまうそんな彼女相手に奮闘するは、食事係として雇われたまだ高校生の和馬。
「リラ嬢、ひと口だけ試してみては?」
そしてその様子を見守る、和馬の雇用主である老人・グウェン。
ひどくちぐはぐな取り合わせのこの屋敷の住人には、おいそれと口外できない秘密が一つも二つも三つもあった。
幼女×老年吸血鬼×平凡男子高校生、ちぐはぐな3人の「食」を巡る奮闘記折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 22:00:00
120237文字
会話率:44%