一人の高校生が、オーディオに嵌るまで。
音楽好きの高校生の麻田馨は、友人の田中からウォークマンのイヤホンを変えてみろと勧められる。半信半疑の馨は叔母でオーディオマニアの千恵のところを訪ねその事を聞いてみる。千恵は当然のように変わると答え、持
っているイヤホンをいくつか馨に試聴させる。それで、馨は一万円程度のものが欲しいと言い、千恵と秋葉原へ行くことになる。千恵が選択したショップはイヤホンとヘッドホンの専門店で、所狭しとイヤホンのデモ機が置かれていた。どれを選んでいいかわからない馨に千恵はHF5を勧める。このイヤホンを買い、音楽の聴こえ方の変わりように喜んでいた馨に田中が新しいポータブルプレイヤーを見せる。馨はこれもまた欲しくなり、またしても千恵に相談する。しかし、千恵は本当に欲しいものは何かと問い反対する。結局、馨はヘッドホンを室内用に買い、満足する。
しばらく満足していた馨を千恵が呼び出す。千恵は自作スピーカーの最終調整に付き合わせる。スピーカーの出す音に改めて魅了され、新たにシステムを組むことを決意する。千恵が更に驚かせたのは、ワンボードPCラズベリー・パイ3とそれに接続するI2S DACで構成された機器であった。ウォークマンではそれは鳴らせない。では、と、千恵は自作用基板を渡して、ヘッドホンアンプを自作すれば、と言う。自作する決意をした馨は再び千恵と共に秋葉原を回ることになる。パーツ屋を回ってなんとか部品を揃えて、PCオタクである父から工具を借りて自作をする。
こうして、馨は徐々にオーディオに嵌ることになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-08 02:59:08
84818文字
会話率:48%
――私と契約して、『魔法少女』になりませんか?
そんな言葉を掛けられた少女、鹿島恭子。幼い頃から憧れていた『魔法少女になる』という夢への扉に手を掛けた恭子は、この世界を救う『魔法少女』になって――
「……いや、キョーコさん? 流石
にその説明は無理がありませんかね?」
「やかましいわ!」
イケメンの『マスコットキャラ』、アルフに半ば騙し討ちに近い形で『魔法少女』にさせられた鹿島恭子。それでも幼い頃からの憧れだった魔法少女になった彼女を待ち受けていた、強大な敵に彼女が勇敢に立ち向か――
「だから! マジでウチのマスコットキャラが使えないんだけど! そもそも、『ナマケモノ』って何よ! あんまり可愛くないし!」
「いえ、それはイイんですけど……命を懸けて戦う割には、少しばかりお給金が安いのではないかと……」
「マジで勘弁してよ! 私、今デート中なのよ! なんでこんな時に呼び出すのよ!」
「ってか、勝てる訳ないでしょうがあんな敵! なによ、頭が三つあって火を吹く犬って!」
東に『彼氏に振られた!』と嘆く魔法少女が居れば『私にも彼氏がいない』と宥め。
西に『給料が安い!』と不満を述べる魔法少女が居れば『私の方が低い』と肩を叩き。
南に『敵が強すぎ!』と怯える魔法少女が居れば『私なんて魔法すら使えない』と慰め。
北に『疲れた』と言う魔法少女が居れば『ふざけるな』と喝を入れる。
「いや、なんか違う! 私の憧れてた『魔法少女』となんか違う!」
「ははは~。現実はそんなモノですよ~。あ、キョーコさん。仕事です」
今日も今日とて恭子は駆ける。強大な敵――『魔法少女の待遇改善』に向けて!
「いやぁーーーー!」
頑張れ恭子! 負けるな恭子! 魔法少女の労働条件は君の双肩に掛かっている!
「ってか、何処の世界にパートタイムの魔法少女が居るのよ!」
――パートタイマー魔法少女、鹿島恭子の冒険が今、始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-07 18:10:51
133142文字
会話率:73%
人魚姫の復讐を誓った四番目の姉は、人間の姫の心の美しさを知ると、ターゲットを王子のみにしぼることにしました。これがラストチャンスと王子を呼び出すのですが、彼は意外なことを言い出します。
最終更新:2016-06-28 21:42:34
4389文字
会話率:37%
あらすじ
強力な力【剣陣】
それらを呼び出す者【召喚士】
人里離れた山奥
シェルン・ハートは昔憧れた剣陣召喚士になるべく首都を目指す
しかし首都に向かう途中で…
最終更新:2016-06-22 20:50:40
121360文字
会話率:86%
創世神ゼロが拾った一つの魂、人でも魔でもなく無垢で凶悪な魂、ナイト。ゼロはこの魂を育てとある世界へと送ることにした、その世界にはいないダンジョンを操る職業として、ナイトは多くの事を知るために世界を知る事からはじめる。自分自身の強大な力をもっ
て多くの知恵と知識と共に、従者には母であるゼロからのミランダ。召喚能力を駆使して呼び出す魔物や勇者や同盟を組む魔王や姫達と共にダンジョン革命をおこしていく。
ツイッター等やnote等の各種SNSにものせます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-02 19:14:57
70138文字
会話率:67%
伝統ある名門女子校・百合ヶ丘女学院に転校してきた西条雨多は、中学三年生。
家が事業で成功し、突然にお嬢様の仲間入りを果たした彼女だが、急な境遇の変化に戸惑うばかりだった。
慣れない環境にストレスを溜める雨多は、ある日、不気味な黒い薔薇を
目にする。
前触れもなくつぼみを結び花開く、怪異の薔薇から逃げ出した先で、彼女は「百合ヶ丘の魔女」こと君原まり花と出会った。
雨多の相談に乗って、まり花は火を操る謎の少女・プロメテウスを呼び出す。
百合ヶ丘の魔女の異名を取るまり花、正体不明の火炎能力者の力を借りて、雨多は怪異の黒薔薇に挑むが……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-05 21:00:00
188461文字
会話率:28%
死後の世界から死者の霊を呼び出す呼び出し人として自我を殺して生きてきた少女フーとある死者、リースの心の交流を描いた作品。アメブロに重複投稿しております。http://ameblo.jp/fellow-again/entry-12105932
475.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-02 14:29:44
14738文字
会話率:43%
四月一日(わたぬき)キョウタは妖精マニアの高校生。エイプリルフールに妖精を呼び出す魔法陣を発見し、4月1日にしか契約できないエイプリルフール妖精を召喚してしまう。
彼女は自分のことを嘘つき妖精だと言うが……。
短編です。よろしくお願い
します!
(この作品はPixiv、カクヨムにも投稿しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-01 00:10:22
2560文字
会話率:20%
魔族最盛期
かつて魔族は、強大な力で世を支配していた。しかし、突然の勇者召喚に伴って倒されてしまう。
魔族衰退期
多くの魔族は屈服し、人間の住む国々に移住し、一時は共存していた。
魔族滅亡期
人間と魔族との関係も友好になりつつあっ
た頃、別大陸の人間が攻め入る。このとき、魔族は人間に騙され、囮として戦わされ、やがて滅亡してしまう。
魔族復活期
滅亡期に生き残った魔王の子供が、一人で魔族を復活させ魔王の座に返り咲き、やがて6人の子供を授かる。魔王の三女であるルノは、最盛期末期に使われて以降使われることのなかった召喚術を使い、異世界から一人の男を呼び出す。
突如異世界に召喚された堀江勇。彼は絶世のブスだった。そんな彼は、ある日魔王の三女であるルノの手によって異世界へと召喚された。ルノは、彼を美形にする代わりに、自分に協力してほしいと言うのだった。
イケメンに憧れを抱いていた勇は、二つ返事で了承。見事イケてる顔を手にした勇だったが、その後大いなる世界の闇に巻き込まれていくことに…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-08 09:35:32
1563文字
会話率:26%
ぼくはそのとき校門の石垣の前で彼女を待っていた。土曜日の朝で、辺りを見回すと住宅街にはどこにも人気がなかった。休日でもかならずどこからか人の声が聞こえてくる校舎も、朝はしんと静まり返っていた。ぼくは彼女に、電話では話せないことがあるから、こ
こに来てほしいと言ってあった。ぼくは、女の子をどこかに呼び出すことをしたのは初めてだった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-02-26 19:11:32
11471文字
会話率:29%
トンネルを抜けるとそこは雪国であった―――
全く理由のわからないまま見慣れない世界に何やらおかしな体と腕に埋め込まれた謎の端末と共に投げ出された主人公、ネーナ・アルテミエヴァは、端末によって呼び出すことのできる巨大な動く鎧とやたら丈夫な
体を使ってなんとか生き延びようと、あわよくば可愛い女の子と暮らしたいと画策する。
しかし、持ち前のコミュニケーション能力が異様に低い彼女は女の子と出会う所か人とまともに話すのも難しいほどで、森の中で動物やたまに山賊を襲い何とか生計を立てる始末。
しかし、謎の動き回る鎧たちを見られたことによってその存在が明るみに出てしまい…?
この物語は面倒事から逃げたり女の子と出会うために色々している内に「鉄血の魔女」と呼ばれ、恐れられるようになってしまう少女とその周りで起きていく大惨事を記したものである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-22 04:54:24
33696文字
会話率:33%
私は脳の記憶機能を専門に研究している脳科学者だ。私の最も価値の高い研究成果は記憶想起機の発明だが、未発表だ。この装置は過去のシーンに自分が舞い戻ったかと思えるほどのリアルさで人間の記憶を呼び出すことができる。ただし、記憶の内容を指定すること
はできず、記憶再生の持続時間は1分である。私はこの装置で自分の過去の記憶を呼び起こすことに毎日没頭している。それは・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-30 16:39:22
2558文字
会話率:10%
宮廷魔法術師(見習い/16歳)のルルと皇太子は、ルル自身と皇太子のペットのミニドラゴンを賭けて城内で鬼ごっこをすることになった。
不利になった鬼役のルルは魔法を駆使して皇太子を追い、ぎりぎり勝ったのだが、城内がめちゃめちゃになり、ルルは莫
大な借金を背負った上にクビになる。
一方、別の世界で港湾の仕事中のナギ(36歳独身)は、ベテランが故の事故で海に落ち、現場では捜索されたが甲斐なく行方不明になった。
ルルは借金の返済に召喚魔法で助手になる者を呼び出すと、別世界から少年になったナギが現れる。
結果的に召喚されことにより九死に一生を得たナギは、異世界の知識とルルの魔法をフルに使ってルルの借金の返済に協力することにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-01 01:33:08
208395文字
会話率:41%
ある日起きると僕は異世界に召喚されていた。
なんでも国が滅ぼされそうだから異世界人を助っ人として呼んだらしい。
国同士の戦争に無関係な人を無理矢理呼び出すのはどうかと思うよね。
でも呼び出された僕をみてみんなが落胆したよ。
だって僕は猫だも
ん。
面倒くさがりの黒猫の僕はのらりくらりと生きているのが性に合っているのさ。例え世界を征服出来るほどの力を持っていたとしても、ね。
知ってるかい?
人の数だけ正義があってその正義を押しつけるとどこかに必ず悲しむ人が生まれる事を。
力を持ってるって事はそれに見合った責任も持ってるって事を。
************************
チートでひねくれた主人公にお約束展開を挟みつつそれ相応のテーマを持って書いていきます。
現在書き貯め作業に入っています。
大体15話から20話程度書き上げましたら再び毎日更新を行う予定ですのでよろしくお願いします。
※ 筆者の個人的な好みにより基本的に各話の前書き・後書きは書いていません。話したい事は活動報告に書いていきますので作者に興味を持った方はぜひ活動報告をご覧下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-30 21:00:00
243313文字
会話率:36%
『召喚』
それは生物を呼び出す方法であり、儀式であったり秘術であったり魔法など形はそれぞれだがその根本は変わらない。しかし、近年では異世界における勇者召喚というものが行われており従来の召喚で行われた使い魔といった類いのものではなく他世界の
人間をメインとして召喚している。
それらの望まれぬ召喚が起こらないようにレギオンが作られ代わりに召喚され代行をしている。
この物語はそのレギオンを一人で運営していた少年の話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-24 22:58:07
30368文字
会話率:43%
精霊。
それは魔術師によって異界から呼び出される強力な魔力を持った存在。
彼らは次々と魔術師によって戦場へと送り出されていった。
エルハと呼ばれた精霊の少女もその一人である。
彼女は、他の精霊たちと違い、掃除用具を空中に浮かべて掃除するく
らいしか能力を持っていなかった。
だがその彼女は、ほうきにまたがって空を飛ぶことで、誰よりも早く伝令の役目を果たし、世界を二分する戦争が回避させたのだった。
それ以来、魔術師の間では、ほうきに乗って空を飛ぶ精霊を呼び出すことが流行した。
そして精霊たちを使って誰が一番早く飛ぶか、というレースが行われるようになり、
それから長年の時を経た今、この世界では彼女の名前を象った「エルハローネ」というレースが盛んに行われていた。
専門の学校を卒業したばかりの少女、リーザは「エルハローネ」に参戦するべく、さっそく一人の精霊を異世界から呼び寄せた。
そして、ごく普通の高校生活を送る予定だった白村時久は、気づくと異世界にいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-16 23:02:40
110925文字
会話率:34%
家族の愛、友情の愛、出会う全ての人との間に生まれる愛情の物語。
主人公【紫衣愛】シイアはちょっと生まれの不幸な普通の15歳。両親のいな紫衣愛を引き取ってくれた同居人【カエデ】によって誕生日プレゼントと称し使い魔を呼び出す生贄にされてしまう
⁉︎紫衣愛の運命はいかに⁉︎折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-20 22:19:49
4659文字
会話率:56%
その日、人は神を棄てた。
強大すぎる力を持って生まれた神社の娘はやがて世界を救う英雄になる―――。
髭をサンタクロースみたいに生やした祖父から聞かされたのは「昔話」。
それはハッピーエンドとは程遠い話で。
大きな神社に生まれた私は以下の中
で一番大きい力を持っていることを知らされ、「昔話」の結末を知ったからにはと祖父は私に「神様」を呼び出す修行をさせた。
おかげで私には人間じゃない友達がたくさんできたけど面倒事にも片足突っ込んじゃって!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-18 16:49:33
1901文字
会話率:36%
召喚術が栄える世界マーチブル。召喚術とは契約した魔物を呼び寄せて己の従魔として呼び出す魔法のことを指す。
とある所に少年が生まれ落ちた。召喚術に代々才能があるとされる名門サイノーグ家に生まれた少年はすくすくと育ちやがて召喚術としての適性を
見る時期がやってくる。そこで彼はスライムとドッペルゲンガーしか召喚できないことが判明する。そのことが分かった後、今まで愛を注いできた親達は掌を返したように少年を嘲り、罵った。
「お前は私達の本当の子か」と。
やがて、時が過ぎ、少年は学園に入った。最弱の召喚術師として彼はその学園で自分の思うがままに生きていこうとあがく。己の従魔の本当の力を知らぬままに。
これは最弱の召喚術師と言われた少年が成り上がる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-17 04:08:55
20070文字
会話率:48%
人生と自分の周りをとりまく世界に、軽く絶望している主人公、拓斗。
同級生の、留学してきた少年イオと、陰気な印象を与える髪を持った少女みなみと一緒に、この世界に対する愚痴をこぼしている。
そればかりでなく、自分の頭の中で、この世界がいか
にダメなのかを拓斗はしばしば論評するが、そこには、現実にある本からも現実にない本からも引用がなされていることが多い。あるとき、イオたちとオカルト研究会を作り、この世界を壊してもらうよう呪うことにする。
一方、小学生の少女、綺麗子の家庭教師もしている拓斗は、綺麗子とも話をするが、その知性の高さが標準からずれていることで、孤独を感じていることを知り、少し共感する。
オカルト研究会は、世界に呪いをばらまくための、いくつかのオカルト研究をするのだが、だいたい失敗に終わる。しかし、最終的に未確認飛行物体を呼び出すことを決め、それは成功するのだが、拓斗はあと一歩を踏み出せず、二人と一緒にこの世界を脱出することができない。
行方不明になった二人について、未確認飛行物体に連れ去られたといった拓斗は頭を心配される。綺麗子とも話すが、綺麗子も拓斗の言うことを信じない。
二人が帰ってきて、拓斗と同じようなことを言うので、一種の集団幻覚として片づけられる。拓斗は、綺麗子と少ししゃべって、今まで聞けなかった、なぜ彼女も自分と同じように曇り空が好きなのかを聞く。綺麗子は、言葉にできる理由はないが、好きだと言う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-21 20:51:35
60723文字
会話率:18%