鍵 小説家になろう　作者検索

　伊賀から江戸方面へ抜ける『伊賀越』の道を行進する十人ばかりの集団が居た。それも、まるで人目を避けるかのように。十一月の早朝、それも山間部ともなるとその寒さは尋常なものではない。それを押してこんな早朝から出立するのならば、それ相応の理由があって然るべきだ。 　その理由を示すが如く、『萬屋』内部より行列を凝視する四人の武装集団あり。三十半ばの武芸者と思しき男とその従者が二人。それに二十半ばの、これは武芸の心得に乏しそうな青年が居る。だが行列への眼差しが最も険しいのは彼である。 「やはり来たか。情報通りだな」 　声を潜めて武芸者が言う。眼を皿にして集団の構成員を見定めた彼は、やがて確信とともに頷いた。折りたたむ>>続きをよむ

　今よりほんの少しだけ科学が進んだ異世界で十数年前に起きた事件『神託』。 その日から世界には未知なる力、魔法が確認されるようになった。その一方で世界にはすべて手にしたものは神となり世界を再設定できる権利を与えられるという6つの鍵がばら撒かれた。少年と少女は人知れず鍵の存在に囚われ、そして世界を駆け抜ける 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ※現代よりちょっと文明が進んだ異世界での銃と魔法のファンタジー、主人公は二人折りたたむ>>続きをよむ

目を覚めると僕は教室にいた 特になんてことのない風景だ でもなぜか違和感があったんだ そんなある日クラスメイトの浅葱美鈴から鍵が手渡される 「この鍵はなんなんだ？」 「現実よ」

家の用事で早退しなければならない茜が、落とした自転車の鍵を探して女子更衣室に行くと。 ※別HNでこっそり運営しているサイトからの転載です。

一人目。おじちゃん子だった佳奈は、ようやくおじいちゃんが亡くなってから、その家へ行くことができた。もらった古い鍵で開けられるものを探すためだった。そこで佳奈があう出来事とは。 二人目。いじめられっ子だった秋博は、毎昼逃げ込んでいる図書室でとある本と出会う。そこで秋博があう出来事とは。 三人目。男爵家の娘であるアマンダは醜いという理由で孤児院に捨てられる。その後彼女を待っていた運命とは。 四人目。神父であるシグルドは優しげな風貌の青年だった。その彼を待っていた運命とは。 ※恋愛要素は終盤に出てきます。完結済み。折りたたむ>>続きをよむ

崩れた建物の残骸が地平線まで続く世界。僕はたったひとり土を掘る少女を見つけ、声をかけた。これは自分の見ている夢の世界か、それとも－－ 一人きりの世界で生きる少女に少年は約束を取りつける。

何をするにしても平凡な高校生の「庄崎　伶(しょうざき　れい)」は、退屈な日常に自分の居場所を見出せずにいた。ある日の夢で奇妙な「赤い鍵」を手に入れた怜は、その鍵に導かれて異世界へ行くことに。そこはパンドラの箱から解き放たれた「影」と呼ばれる怪物に悩まされる世界。伶はそこで手に入れたしゃべる武器、エルピスと共に影を駆逐する旅へと出ることになる。自分が開けるべき鍵へと変わっていく「赤い鍵」に導かれて…折りたたむ>>続きをよむ

ある夏の夜、普段通り眠りについた風切奏がたどりついた場所はユートピアという街で、そこでの奏の記憶は全くないが、そこでの奏はハーレム状態で、四人の女の子を中心に生活が繰り広げられているという設定らしい。 夢の確証を得ながら、長い夢物語？から脱出するための鍵を探る奏の一夜？の物語 最後まで見ていただけると嬉しいです。 ラストはしっかりとした終わりにするつもりですが、話が短くなりそうです。 折りたたむ>>続きをよむ

2210年、地球から人類は飛びだし火星へと移住した。 火星はテラフォーミングされて火星から『アルト』と名称が変更され、地球は『タクト』と呼ばれた。 3120年6月。 アルトとタクトの間では、星間旅行や物資の輸送など交流は栄えていたが、ある日を境に地球からの交信が途絶えた。 音信不通になる前に地球からの飛び立った民間宇宙船から輸送船までも消えてしまった。 アルトからの調査船団もタクトに近づくと最後の交信をして途絶えた。 それから数週間後、一隻の宇宙船がアルトに不時着した。それはタクトからの宇宙船だった。 その日、ある動画サイトでは不時着船から連れ出された少女の姿はネット上に流れたが、政府はそれを認めなかった。 そして、それと同時にアルトの学園都市にある大学に通う南部　俊一と地球から来た少女　水島　灯華と出会う事になる。 政府は、灯華を追い捜索隊を出した。 灯華を利用してタクト政府は『ある計画』を実行しようとしていた。 そして、その『ある計画』の鍵を握る秘密を聞いた南部は迷い、 同時に灯華も迷った。 　『大切な人を守るためにはどうしたらいいのか』 二人が出した答えとは？ 二人の運命は？折りたたむ>>続きをよむ

英雄の孫である神田エイジ。 幼い頃から七光りとバカにされ続けた彼は英雄を越えるような魔術師になることを決意し、エイジ達の国である『オウカ』最強の魔術師育成高校『デミル』へと入学した。 そこで出会う個性的な仲間やライバル達と共に彼は自分の夢を目刺し、駆け抜けていく。 そして、不思議な歌を歌う少女との出会いが彼の運命を大きく動かしていく…。 歌が鍵となる不思議な学園ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ

――動きだした……。 その時代、世界は剣を拒み、そして闇を嫌っていた。 少年・エルナードは幼き日に別れた姉を探し、様々な依頼をこなしながら世界を回っていたのだった。 そんななか『人斬り亡霊』がいると噂される工業の街エルエスを訪れ、街を探索する中、ついにその亡霊とある鍵を握る少女リノと出会う。 エルナードは成り行きでリノの師匠となってしまい力を貸すことになるのだが――。 偽りの歴史を刻む神亡き世界の闇と光のバトルファンタジー。 プロミスソード=テイル　禁じられた剣編！ ※後編(？)→http://ncode.syosetu.com/n1008bx/ ※yahoo!ブログにても気分投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ

一日二日一話・第七話。これは父の話なんですが──幼い頃からあった父の「書斎」。しかし私は書斎の中や、父がそこで何をしているか知らず。父が亡くなり、書斎の鍵を手にした私が、そこで見たものとは。全然恐くない怪談。

　クラスで疎ましがられている久保田は、幼い頃から後頭部に釘が刺さったままだと自慢げに語る。それを聞かされていたわたしは、同じ日、クラスで女子に一番人気の森本から、突飛な交際を申し込まれる。そして、森本から久保田を使った「面白い事」のアイデアを聞かされ、実行に移す。折りたたむ>>続きをよむ

思いついた設定をつらつらと書き連ねるものです。皆のインスピレーションを刺激できれば尚良いと思っています。 最近、ふとこんなの面白いかも？と思うようなことが多々あるので忘れなかった時はそれだけでも書いてみようかと思いました。連載をできるほど練られてはいないが発想の足しになるかもしれない。そんなちょっとした設定集を目指します。 今現在ある設定一覧 「火守男」「鍵屋」折りたたむ>>続きをよむ

「私は鍵です」 自分を“鍵”と言う謎の少女・雪羅。 彼女が現れてから、俺のくだらない日常に変化が見え始めた。

　これは、少女――姫山遊姫を通して見る罪と罰と人生の物語。 　記者である峰岸悟郎は、鉄骨の落下事件から謎の光る剣を携えた少女、姫山遊姫に命を救われる。彼女との出会いが、彼にとっての日常を変えた。 　これは記者である峰岸悟郎の視点を通した、姫山遊姫の非日常な世界での冒険譚。 　小説初投稿になります。どうぞよろしくお願いします。 ※物語が進むと、途中から多少残酷な描写、流血表現が出てきます。（Ｒ１５相当）あらかじめご注意ください。 ※Pixivでも同じ内容で重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ

大学３年になった優奈はずっと想いを寄せていた光輝とやっと付き合うことができる。しかし、とある一室をきっかけに光輝との関係は大きく変化する……。

笠原は不良から逃げていた際、閻魔大王の候補生と名乗る赤髪の少女に助けられた。女性経験がめっきり少ない笠原は『無垢なるもの』という特別な証を持っていることを知らされる。彼女を狙う別の候補生との戦いに巻き込まれながら、笠原は少女の生きざまに魅かれていく。折りたたむ>>続きをよむ

これは誰にも噂されず、話題にもならない壮大な冒険記である。 魔王討伐後、勇者は母でもある予言師から、魔王が生きている事を告げられる。再び冒険を始めた勇者だったが、現実はあまりにも悲惨で勇者の心を蝕んでいく。そんな中、小さな魔法使いと出会い、旅を共にすることとなった。 それが世界を崩壊へと導く鍵とも知らずに――。 人間から疎外され、捕まり、殺されそうになっても、勇者の肩書きを背負った彼は真の勇気を示す勇者になるべく立ち向かう。折りたたむ>>続きをよむ

歴史時代、電脳時代を経て西暦２３３８年。ついに人類は時空を手に入れた 時空軸XA118-SERVER NEXT 当該の時空軸では旭華、アヴァスタシア、ラルトヴァッフェ、U.G.F.E.R.という四つの大国がひしめき合い、常に戦争が絶えない。 この戦乱の世で旭華帝国・極天武兵軍に兵士として身を置く崎守湊。 この混沌の世で天令守京座のエージェントになろうとする空閑燕治。 それぞれの力で、それぞれのやり方で彼らは世界と関わっていく。 ※特に時代考証などしてないのでローマが舞台だろうが、唐の時代だろうがかなり自由になります。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ

日々を持て余していた奇人、変人、超人。 そんな彼らの下に、ある日突然謎の少女がやってくる。 その少女から一枚の手紙を渡され、示し合わせたように東京都内のビルに集い出会った。 空から降ってきた流星に。そして能力を手に入れた。 ロリコンは少女を召喚する力を、中二病は自由に操れる黒の粒子の力を、殺し屋は人を殺せる力を。 そして物語は始まる。折りたたむ>>続きをよむ

　能力が優れた特技として扱われるセカイ。 　その能力を自在に使いこなし、また、より魔法に近い能力を持つ者たちを、何かしら秘めていた力を解放した扉にたとえ【鍵《キー》の所持者《ホルダー》】と呼ばれるようになっていた。 　緑の絶えない青葉が生い茂る永緑町《えいろくちょう》に暮らす千秋新《ちあきあらた》は、“言霊使い”であった母の血脈を受け継ぎ、自由に字を浮かべらせたり、文字で具現化を可能とさせる“文霊《あやだま》使い”の能力を特技とするようになっていた。自らの能力を“文字遊び”と名付け、ちょっとした事件などに立ち向かう、能力のある日々の常を過ごしていく物語。折りたたむ>>続きをよむ