小さな街から続く、赤い煉瓦が連なる道を歩いた先に、深き森の中にひっそりと佇む、紫黒色の三角屋根の洋館がある。壁の汚れが少し目立つが、何とも言えぬ美しい白壁が印象的な古風な館であった。
小さな喫茶店を営む洋館には、不思議な話があると聞く。
な
んでも、店の主人は少年と言えるほどのまだ年若い男で、客人を美味しい紅茶でもてなし、館から出てきた客人はまるで狐に包まれたような、不思議と幸せな気分になるという。
今日もまた。深き森に魅せられ、洋館に辿り着いた客人が、一人やってきた。少年にとって、十八番目の客となる訳ありのお客様のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-20 08:00:00
4579文字
会話率:50%
羊飼いの若者アルファードは、ある日、少女を拾った。気を失って倒れていたその少女は異世界からの客人<マレビト>だった。牧歌的な山の村で、ふたりは兄妹のように共に暮らし始めるが――? 異世界に飛ばされた女子高生・里菜と、彼女を拾った若者との不器
用でためらいがちな恋、そして里菜を花嫁にと望む黒衣の<魔王>との世界の存亡を賭した戦いを描く、ちょっと古風な女子高生異世界召喚恋愛ファンタジー。【完結済】※自サイト(カノープス通信 http://www.geocities.jp/canopustusin/)からの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-17 10:03:04
718544文字
会話率:32%
リックはその町では老舗の、時計屋の息子だ。ずっと店番以外やらせてもらえなかった彼は、ある日出会った客人と、小さな約束を交わす。
別になんでもないはずの事。けれど大人になるにつれて、なんでもないとは言えない、大切な約束。
イギリスのとあ
る町の、小さなフィクションストーリー。
※平成23年11月現在、葉月本人が運営しているサイトで配布しているオリジナル小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-10 12:00:00
8473文字
会話率:36%
“D.ファーザー”
それは、ヒトとはかけ離れた能力を持ってしまった2人の神父
イヴとヴィオの裏の名前だった。
2人はその能力が故に森の奥深くにそびえ立つ教会に隔離された魔物。
そこにやって来る滑稽な事件を抱えた滑稽な客人。
2人の運命の鍵
を握りし聖書(神書)とは―――――――――――――…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-16 22:32:58
6656文字
会話率:46%
宇宙を行く一隻の船。その船内での一幕。
#性的な設定を匂わせる描写があるので念のためR-15タグを付けております。
最終更新:2011-09-13 00:00:00
5603文字
会話率:65%
日本からウィオ・リゾナ王国に異世界トリップして、幼い王子さまの乳母になった私。そんな私の暮らす離宮に、交流のある惑星イリア・テリオから客人が訪れた。研究者のルイさんと、その恋人のまどかさん…え、日本人!? 離宮の護衛士のカザムさんも交え、交
流を深める私たち。ところが、私とルイさんが小さな秘密を持ったことで、誤解が大きな恋愛騒動を呼んでしまう! 拙作『離宮の乳母さま』×高宮かしおさま『Elysium』のコラボ企画! ※初めて読む方にもわかる内容になっています。※カップリングは、『乳母さま』よりカザム×小梅、『Elysium』よりルイ×まどか。※まどかと小梅の一人称交互視点です。※コラボ作品ですので、高宮さまのサイト等にも同内容の作品が掲載されています(管理の都合上、一時的に掲載されていないこともあります)。【8/9第二話改稿】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-25 19:00:00
49551文字
会話率:41%
未来のカケラが売り買いされる、この世界。昔はたくさんの人が買っていたカケラも、このごろでは人気低迷という状態。なぜ自分は占い師なんだー!と日々愚痴っているレイチェルもそろそろ本気で未来を心配せねばならなくなってきた。弟子も一人。一人前になる
まで面倒見てやらないと…などなど日々の悩みは絶えない。
いつものように暇をつぶしていたある日。何日ぶりかというような客人。
依頼の内容はごくごく簡単なものだった。しかし、それが連れ込んだ迷惑ごとはそうそう簡単に解決できるようなものではなく…。
さっぱりばっさりなレイチェルの奮闘といくつかの恋の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-18 17:24:50
9305文字
会話率:36%
ある落ち武者が、見知らぬ山に迷い込み、難儀していたところを山里の娘にみつかり、山里の主「内裏様」のもとに招かれる。天女のように美しい内裏様は、都からの客人を歓迎する宴を催す。その夜、琴の音に誘われ内裏様の寝所に入った男は、彼女の正体を見抜
き…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-21 21:17:41
4996文字
会話率:38%
異世界ナイアレートに招かれた二人の客人<まれびと>
王となり、此の地に新たなる秩序をもたらす者。
力なき者は言う、彼は我等を救う解放者と。
力ある者は言う、奴は世界の秩序を壊す破壊者だと。
命導力<エオン>の犠牲
者となるリアドラ達を救うべく、
彼は世界に混沌をもたらす破壊者であり、
虐げられる者達を救う解放者となる。
―問う、それは善であるか。
肯定・否定を繰り返し苦悩し歩む先、二人の王は道を別つ。
信頼と裏切り、献身と我欲。
信頼と献身は次代の為。
裏切りと我欲は自代の為。
互いの善を掲げ…世界は混沌の炎に焼かれる事となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-08 21:03:03
101750文字
会話率:15%
夜の客人。なぜ、毎日来るのだろう……。
最終更新:2010-07-17 18:26:48
506文字
会話率:4%
あまりの無茶振りに苦戦しましたがなんとか書きました。
個人的にはまぁまぁいいかなと。
三題話四「スケボー」「マジック」「ピアノ」
最終更新:2009-10-03 14:44:19
1255文字
会話率:2%
“真夜中のカフェ”の主人・加東正臣。おおざっぱなクセに世話焼きで、おおらかで、お人好しで男前の彼と、彼に惹かれてやってくる常連客たちの人間模様。※同性愛的表現も含まれますが、それだけではありません。
最終更新:2009-06-07 22:57:36
1522文字
会話率:53%
朔の日にやって来た客人は、小さな子狐。化かされまいと疑いながらわたしは日々を過ごす。そして訪れた満月の晩、子狐の嘘、わたしの後悔。
最終更新:2009-04-20 20:41:01
2893文字
会話率:7%
──きみはホランコレーの力を持っている──アルブ達が暮らすデュシスの森へ突如訪れた2人の客人、謎の男ディオニーサスと、翼の生えた少女バステト。森で唯一翼が生えたアルブの少年ライナスには、エターダムを救うための力があると言う。エターダムを襲う
忘却の謎を解明かすため、バステトとライナスは旅立つ。【月曜〜金曜毎日更新予定】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-10-23 22:59:42
75901文字
会話率:40%
それは幻聴か幻視か、紅玉が艶やかに燦然と耀くよう、華やかな舞踏会は紅く燃え上がった。そして、目覚めれば見知らぬ屋敷にいた記憶喪失の青年。多くの謎に包まれた女主人マダム・ヴィーと、一癖も二癖もある客人たちの狂宴。覗いてはならぬ、謎の扉を開いた
先にあるものは……。
たぶん縦書きのほうが読みやすいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-07-10 04:20:46
65307文字
会話率:31%
戦で敵軍の捕虜になった子爵令嬢のヴィクトリア・レオノチス・ヴァレンタインは戦が終わり皆が帰還しているのに自分だけが帰還できずに悲観していた。しかし突然、彼女は捕虜から客人へと扱いが変わり戸惑うばかり。命令を下したのは皇帝のベルゼブルの養子、
飛天夜叉王丸だと分かった。孤独な天使と捻くれた悪魔の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-06-28 23:06:46
60916文字
会話率:38%