千年と少し前に起きた鬼族率いる妖魔軍団との人間との戦いの末封印された魔物達、しかし何者かの手によって封印が解かれ凶悪な妖怪達が野に放たれた。鬼狩り一族末裔の青年は一族の力の結晶の刀を手に強大な力に立ち向かう!果たして、地球に存在するべきは妖
怪か!?人間か!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 00:11:25
9347文字
会話率:0%
人々が妖の存在を忘れてしまった現代。
そんな日本にも、呪術師は陰ながら存在している。
大家葵は、旧家主義の呪術師界隈で忌み嫌われる “一般家系” の少年。しかしある事件をきっかけに、道徳をも捨てて力を求めるようになった葵は、蘆屋道満や弘法大
師など歴代の呪術師が蓄えてきた膨大な知識を “取り込み”、学校でも独りで資料に顔をうずめる日々を過ごす。そのせいで、クラスメートからも虐げられる存在に……。
そんなある日、教室で一人の少女が言い放った。
「私、葵の嫁だから」
千年の間封じ込められてきた妖が解き放たれ、変わり行く日本。再度妖を封じるため、全ての呪術師たちが “神の缶” と呼ばれる神器を探し求める中、葵はたった一つの願いのために、それを妨害する。
どんな敵でも味方に変える? 自分に無頓着で他人ばかり助けてしまう? そんな正義感では、救えないものがある。
これは最強のアンチヒーローが送る、最も古く、そして新しい呪術物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 19:12:38
142934文字
会話率:31%
カエサルの仇敵として処刑されたガリア人の王、ウェルキンゲトリクス。その魂が二千年の時を越え、現代フランスの窮地を救うべく還って来た!国家憲兵隊の最新兵器「強化防衛兵」:AI搭載の特合アルミニウム巨人に転生した王は、相棒GGと共に謎の海洋生物
群に立ち向かう…。
転生ロボ王『何という、きもい敵なのだ!おさかなが食えなくなるではないかッ』
機動兵GG「いや、お前は元々食わないでしょうが~」
フランス・ブルターニュはベルイル島を舞台に、ケルトおたくが全身全霊をかけ楽しんで書いたロボットSFです。歴史をケルトをフランスを、ガリア英雄ウェルキンゲトリクスを、そしてロボット作品を愛する全ての皆様に捧ぐ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 12:10:00
8360文字
会話率:36%
都会でアルバイトをしている若者である蕭炎は、数年前に拾った女の子の劉佳佳と一緒に暮らしています。彼は都会の騒がしい人たちのように、毎日普通の生活を送っていますが...彼が意外に上司に解任された時、彼は自分の妻が普通ではないことに驚きました!
彼女はなんとキツネだ!狐少女は少年が嫌がって自分を捨てると思ったが、蕭炎が自分の命を犠牲にして彼女の命と引き換えるとは思わなかった!!!劉佳佳は最後まで彼にキスし、地獄で千年もひざまずいて、自分の修練数万年の修業を捨てた。たとえ最後まで二人とも記憶を失っても、彼女は喜んでこれをして、彼と次の世でまた会いましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 02:10:54
11209文字
会話率:38%
努力をすることが嫌いな青年朝霧研磨は人生に辟易して自ら命を絶とうとしていた
しかし死のうとした丁度のタイミングで異世界に召喚される
その世界では魔王討伐という名目を元に1人でも召喚に成功すれば国の勢力図が書き変わると言われている程に強力な力
、ステータスと強スキルを持つ異世界人、所謂勇者を競うように国々で何人、何十人と召喚し続けていた
そんな世界の小国セクに召喚された研磨はステータス最弱、スキルも歩合制という聞いたことのないものだった
追放される、そう悟った研磨とは逆に召喚したことを謝罪され、そして歓迎の宴が開かれて困惑する研磨だったが決して裕福ではないなか皆が手を取り合って生きているセクという国の人々と触れあっていく内に少しずつ凝り固まった心がほぐされていった
そんな国で過ごしていたある日歩合制というスキルは努力することで固定である筈のステータスが少しずつ上昇していくスキルであることが判明する
しかしそんなある日、セクは勇者を召喚したことで魔物の軍の襲撃を受けて多大な被害を被る
研磨によくしてくれていた人物も研磨を庇って死に、自分が努力を怠りステータスを伸ばさなかったことを悔やむ研磨
だがそんな研磨を研磨の恩人であるバックの孫、シンラがまた力強く水面から引き上げた
そして研磨は決意する
努力をしてステータスを上げ、セクを襲った魔物達、果ては魔王を討伐することを
それであればとセクの王は言った
世界を巡りそれぞれがそれぞれに人間を超越した存在だと言われている神なりし五柱に会いに行き教えを乞うべきだと
そして研磨を心配したシンラと二人で研磨はセクから旅立つ
そして図らずも巻き込まれていくことになる
何百年、何千年も前から続く因縁に
だが研磨の目的はただひとつ、魔王を討伐すること
いずれ自分を温かく迎えてくれたこのセクに戻ってくる為に折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 22:00:00
80070文字
会話率:89%
リルカには、『アイシア』という名前で生きた前世の記憶がある。
とある神に神界に召し上げられそうになったのを、他の神々に協力を仰いでどうにか逃げ出して、人間としての輪廻に戻った記憶だ。
そうして生まれ変わった先は三千年後。その時代では、神々へ
の信仰が廃れ、神々に拝神することで賜る『神術』ではなく、己で魔力を扱う『魔術』が隆盛していた。
今世では、前世お世話になった神々に魔力を捧げつつ、平穏に生きようと決めていたリルカだったが、同じく神を奉じる人物と出会ったことをきっかけに、彼女の(一応)平穏だった日々は終わりを告げる。
これは平穏な日々を願う少女が、それとはちょっと遠い、賑やかな日々に辿り着くまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 00:03:38
100416文字
会話率:52%
永棠コハルはカグヤ商事で働く筆頭社長秘書である。
新宿駅で帰宅電車を待っていたとき、不運にも女子高生の投身自殺に巻き込まれてしまう。その結果、異世界に住むカテリーナ王妃に憑依転移した。
カテリーナは自己肯定感が低い、気弱なこじらせ
女子。しかし、本来の姿は天神であるカグヤが転生した人物だ。
天神カグヤの転生は神罰である。
それゆえ、転生先では罰人生を送る運命であり、彼女の日常には不幸がつきまとう。
カグヤは、その性格の弱さゆえに何度転生しても、罰人生から逃げるばかり。罪を償うことができない。
百年、千年、二千年。
カグヤの転生修行は続く。
そんなカグヤに、天界の神々も手を焼いていた。
手違いによってコハルがカグヤに憑依転移したことを幸いに、彼女の性格を鍛え直してくれと神々に強引に頼み込まれる。
こうして、(カグヤの転生人物)カテリーナの身体に、コハルの精神が同居する事態となった。
カテリーナ妃は国を持たない小国の王女として生まれ、民とともに流浪の生活を送る。そして、流れ着いた先の魔境の地で、人質としてブローズグフレイ王国の猛獣王に嫁いだ。
『血ぬられた王』と噂される恐怖の王として有名な男だ。
結婚式後、妃はすぐに逃亡、大河に身を投げ自殺を試みた。恐ろしい王に嫁ぐ恐怖がまねいた結果だった。
その状況で目覚めたコハルは、川底から這い上がり、猛獣王に救われる。
気弱なカグヤと、なんとか生き抜こうとするコハルの前に、不幸人生てんこ盛りのカテリーナの試練が重なる。
ハーレムで、嫉妬深い妃のひとりが刺され、その犯人としてカテリーナが逮捕される。
牢に入れられたカテリーナを、再び救ったのは猛禽王クリストフ。
しかし、カテリーナには次の試練がはじまっていた。
北の大地から押し寄せてきた悪鬼との戦いがはじまったのだ。
「いったい、どれだけ不幸にすりゃ、いいのよ!」
ぶつぶつ文句を叫びながら、コハルは異世界で、聞き齧りの兵法を駆使して、カグヤを叱咤激励しながら悪鬼と戦い、生き抜いていく。
※本作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 19:10:00
128491文字
会話率:37%
公爵家の末っ子、マリーナ。貴族は誰もが魔法を使えるという世の中で、魔力がないというほぼ平民宣告をされてしまう!しかし彼女は大の魔法好き。読書と周りに嘘をついて創りあげた魔法の数々は効率と威力が両立されているハイスペック魔法!それは、世界の
第一線の学者を余裕で超えるほど!
しかし、マリーナは使ったことがないのでその効果をよく知らない。というか、どれだけすごいものなのかわかっていない........そんな中で、14歳になったマリーナはさらなる魔法の探求のために魔法学園ティラハインに入学!しかし、前述のとおり魔法の使えないマリーナ。一体どうするの?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 19:00:00
9635文字
会話率:38%
女神の信託による魔王の到来の一報により、世界会議が行われた。その結果、千年前に世界を大混乱に陥れた大罪人を生み出した国に、その責を負わせ、対応させる事が決まった。
英雄リュカは、幼馴染にして許嫁である公爵令嬢のフィソラと共に、魔王討伐に
向かう事になる。しかし、この二人には、ある秘密があった。
そして二人は、神を楽しませるという身勝手な理由により、文字通りに出会いから新たに始めさせられることになる。
この物語は、大罪人と女神による学園ラブ&バトルコメディーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 14:52:28
22088文字
会話率:55%
誰もが知るイエス・キリスト
2000年前のしがない1人の大工の息子の話は
これまでずっと語り継がれてきた
だが、本当の彼を知る人は誰もいない
武器を持って戦う英雄でもない
魔法を使った訳でもない
どこにでもいる1人の男
なのに、なぜ彼は何
千年と時が経っても忘れられず
永遠に語り継がれるのか?
本当に彼は存在したのか?
それとも聖書はただのおとぎ話なのか?
神は本当に存在するのか?
イエスは十字架上で死んだのか?
そのイエスの生涯を通して
聖書と世界の歴史における様々な謎と嘘について
小説風でもって語っていきます
特に93話からは
歴史学はもちろん、自然科学、天文学、政治、経済、文化、風俗、工学、軍事など、
あらゆる科学的資料に基づき
これまで世界の誰もが目にした事のない、
決して誰も口にしようとしない、
そんな禁断の人類の歴史について書かせていただきます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 16:18:14
2041415文字
会話率:8%
▼あらすじ
「誓って。私を決して、愛しはしないと」
――千年前、結婚を目前にして死に別れてしまったユリアとエリオット。
二人は同じ時代に転生するが、どういうわけかユリアだけが前世の記憶を持っていた。何度生まれ変わろうと、記憶がある
のは彼女だけ。
生まれ変わった彼女は、自分を覚えていない、かつての恋人に想いを寄せた。
けれど彼女の想いが実ることはなく、それどころか、ユリアと想いが通じ合うとエリオットは必ず悲惨な死を遂げてしまうのだ。
だから彼女は諦めた。
彼を愛することを。彼に愛されることを。
――それなのに。
あれから千年。
伯爵家の娘として生まれ変わった彼女のもとに、ある日縁談が申し込まれる。
その相手はなんと、もう二度と関わらないと心に誓った彼だった。
――千年の時を経て、二人の運命の歯車がようやく進み始める。
長編恋愛ダークファンタジー、ここに開幕。
※各電子書店にてコミカライズ配信中(先行配信はピッコマにて)
※この作品は【改稿版】です。一部セリフやシーンが変更されていることをご承知おきください。ストーリー自体に変更はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 20:10:00
224023文字
会話率:37%
千年前の戦争で愛する妹を失った魔術師、ルイス。彼は絶望の淵、いつかこの国を滅ぼしてやると心に誓った。
彼は力を溜めるために転生を繰り返し、そして千年が経ったころかつての妹と再会する。
妹の今の名はアメリア。
彼女は今世のルイスの
主人である、侯爵家ウィリアムの婚約者だった。
ルイスはウィリアムの侍従として日々アメリアの幸せを願い過ごしていたものの、ある日思いを揺るがす事件が起きて――。
愛か、復讐か、愛憎渦巻く恋愛ダークファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 14:14:15
23053文字
会話率:29%
Web雑誌『Colorful!』にてコミカライズ作品連載中!
千年のときを経てライオネルの中に蘇ったエリオット。そんな彼と共に、ウィリアムの前から突如姿を消したアメリア。そしてまた、それを追うようにルイスまでもがいなくなる。
母親の
仇を打とうともくろむルイスと、それに抗うアーサーとウィリアム。苦しみの中、彼らは一体何を信じ、何を得るのか。
忘れられた記憶と失くした過去、――その全ての謎が今、明かされる。果たして彼らの運命は――。
ノンストップ系恋愛ダークファンタジー、いよいよ最終幕。
******
第一幕はこちらから(もしくはタイトル上のシリーズ名から)⇒ https://ncode.syosetu.com/n7205fs/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 16:49:08
277260文字
会話率:41%
転生した世界は誰もいないどころか、何もなかった!?
三十代の若さで、しかも嘘みたいな死因でこの世を去った神代斗真(かみしろ とうま)。彼が転生したのは、誰もいないどころか何もない、出来立てホヤホヤの異世界だった。
相棒の巻グソ精霊チロと共に
、創造主――『神』としての、斗真の第二の人生が始まる。
これは世界創造と、創造したその世界を悪党どもの手から取り戻す『奪還』の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 12:37:54
199869文字
会話率:38%
ラムダ・フロストは『異世界召喚者』であり、輪廻転生を繰り返す『不死者』である。
今から千年前にこの世界――『フレイドニス』に召喚された彼は、その後、この世界で八度の転生を繰り返し、ようやくと非願成就のときを迎える。
魔王討伐。
だが、それは新たな戦いのプロローグに過ぎなかった。
これは、勇者と共に魔王討伐を果たした元英雄が、暴走して第二の魔王と化した勇者とその仲間たちに、育てた弟子たちを使って全面戦争を仕掛ける物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 14:37:58
119819文字
会話率:47%
約三千年前の創成の時代、人族•魔族•精霊•神族は新しく作り出された世界で覇権を求め、血を流す日々を繰り返していた。魔族の王の称号を持つ初代魔王セント・ギメッシュは命を糧とし[時空魔法]リヴェリサルを発動させ四種族の争いを無くし未来へと転生し
ていった。...........折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 12:06:31
1985文字
会話率:66%
ララニカは不老不死の娘である。死にたくても死ぬことができずに千年近くを生きてきた。人と関わるのにも疲れて森の奥でひっそりと暮らし「魔女」と呼ばれるようになった彼女は、ある日死にかけの子供を拾ってしまう。
命を助けられたその子供は老いを知ら
ないララニカを置いて成長し、やがてララニカに執着するようになった。そして寿命の差を理由に遠ざかろうとする彼女にこう言い放つ。
「必ず君を殺してみせるから、俺と結婚して」
これは死にたくても死ねない不死の魔女と、彼女を殺してでも愛したい暗殺者の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 10:00:00
122058文字
会話率:45%
超越した力を持った神の子が誕生してから数千年後
人類は神の子の力を受け継いだ子孫達「第二人類」と純血の「旧人類」に分かれ、戦争が勃発していた
旧人類は超能力を使う第二人類に対抗する為、改造人間の発明と第二人類を改造した武器「人器」を発明した
身体を爆破させる鋼鉄のサイボーグ…シュタイナー
形のない無の刀を振るう侍…無双
4本の腕を持ち、熱を操る怪物…ゴルドキング
鏡の鎧をまとう少女…スカイハート
そしてこの4人をまとめるリーダー
エネルギー砲を放つ義手の男…シシガミ
これから第二人類への逆襲が始まる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 21:25:37
2300文字
会話率:64%
王立アレシウス魔法学院。
魔法先進国として名高いフィロマ王国の中でも最高峰の魔導士養成学校として揺るぎ無い地位を確立している。
古の大魔導士アレシウス=ミュラーが設立してから千年もの歴史を刻み、名だたる魔導士たちを幾人も輩出してきた。
フィオナはそんなアレシウス魔法学院の一年生に所属する15歳の少女だ。
彼女は皆から『落ちこぼれ』と馬鹿にされていたが、とある秘密を持っていた……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 20:12:18
62219文字
会話率:39%
ドラゴンの血肉を食べると不老不死になると信じられ、それを実行した初代国王ジェイムス・ロッテンガルン。
千年前に建国されたこの国の王族は、確かに他者を寄せつけぬ強靭な肉体と精神を手に入れたが、竜の呪いにより不老不死になるどころか短命にな
ってしまった。
噂では魔獣の血を飲まないと気が狂ってしまうだとか、瘴気を吸わないと体が溶けてしまうだとか、ドラゴンの血の呪いから、負の渓谷と呼ばれる魔の森の深淵から出ることは叶わないとか。
そんな国を守る魔女オリヴィアのもとで生まれた双子の姉弟サリアとリアム。魔女の目論見は佳境を迎え、次第に狂っていく世界の中で、サリアとリアムは生き残れるのか。
この作品は拷問シーンや、性的虐待、流血シーンが多々あります。血や暴力に弱い方はご自衛を願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 09:38:00
50256文字
会話率:35%
ついにタイムマシンの開発に成功した博士は、喜びを抑えきれずに飛び跳ね、自らの成果を自画自賛した。そして、「タイムマシン? ははっ、不可能だよ」と自分を侮蔑した人々を思い浮かべては、口汚い言葉を吐き、さらに世間という無形の相手を罵った。この
ように人間嫌いを深めていた博士だったが、その憎しみを原動力にしたおかげでこの偉業を成し遂げたので、結果的には、めでたしめでたし。終わりよければすべてよしということである。
「いっひっひっひ、人間どもの終わりを見てやるぞぉ」
……と、めでたしには程遠い、邪悪な笑みを浮かべて独りごちる博士。『人間ども』などと敵意剥き出しに言うその博士ももちろん正真正銘人間であるが、これまで人々から受けた冷たい仕打ちと、タイムマシンを開発したという確かに人並外れた偉業を成し遂げたことにより、自分以外の人間は凡、猿、愚民。そして私は神だ、という風にこの時、博士の自己肯定感は極限まで高まっていたのである。
その博士がタイムマシンを使い、まず初めに見ようと考えたのは、恐竜時代でもなく、未来ではあるが、人類の滅亡の時代、つまり荒廃した世界だった。科学者でありながら、車が空を飛ぶような科学技術が発展した未来を見たいとは思わない。そんな未来に行けば、せっかくタイムマシンを開発したばかりなのに劣等感を抱くかもしれないからだ。
「さてと、私の見立てでは、もう千年くらいは今の人類の歴史は続くだろう。気候変動、疫病、人口の増加、カウントダウンはすでに始まっているがな……これでよし。千年後にセット完了だ。二千年後でもよかったかもしれないが、まあ、これで様子を見るとしよう」
タイムマシンに乗り込み、行き先を設定した博士は狙い通り、遥か未来へと飛んだのであった。
「ほほう、これが未来の世界か……」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-17 11:00:00
4261文字
会話率:48%
この世界に音楽を復活させた男の物語
音楽という概念がなくなってしまった世界で、新しく音楽の概念を生み出した男の生きる世界を描いている。今のこの世界からは数千年未来の物語。
最終更新:2024-07-16 18:54:45
110797文字
会話率:0%
文明崩壊以後のロックストーリー
数千年後の未来でロックを生み出した一人の男についての伝記本であると同時に、全くの空想でもある物語。その真実はどこにもない。
最終更新:2023-10-26 18:42:27
111804文字
会話率:52%
今から数千年後の世界、この地球から遠く離れた別の銀河での物語。
宇宙には多くの知的生命体である人間が暮らしている。様々な星から集まった人間たちは、思想の違いから二つに分かれ、長きに渡り争いを続けてきた。革命軍と政府軍と新興軍による共同部
隊と、連合軍との戦いだ。
共同部隊が本拠地としている星は、連合軍に所属をする星でもある。今は革命軍が占領をしているが、連合でもある原住民とは距離を置いて共存してきた。
その関係が、一人の原住民によって、崩れようとしている。それはきっと、いい方向に向かうと思われるが、今はまだ確信は持てない。
この宇宙に存在する全ての軍が共存するこの星には、様々な人間が暮らしているが、当然、戦いに明け暮れる大人たちだけはなく、子供達の姿もある。この物語は、そんな子供達が主人公である。
スペースセンチュリープライマリースクールと呼ばれる学校には、地球人も含めたあらゆる星から集まったが十一歳から十七歳の子供達が学んでいる。
その学校に、創立以来初めてやってきた連合軍からの生徒が引っ越してきたことから動き出すこの物語は、主人公である四人の生徒を中心に、過去や未来を交えて、数千年後の宇宙の今を描き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-21 20:00:00
42314文字
会話率:0%
見た目は少年、中身はジジイ。不老の英雄アイム・ユニティは千年前、大地を砕こうと宇宙より飛来した「赤い星」を逆に砕き、自分達の星を救った。ところが災厄の欠片は微細な粒子「怪塵」と化し、大量に取り込んだ獣を狂わせ、時には「怪物」を形作り人々に
害を及ぼすようになった。
千年後、どうしても完全に滅することのできない「怪塵」との戦いを続けていたアイムは、人類の天敵であるはずのそれを自在に操る少女が現れたという噂を聞く。にわかには信じられなかったが、件の人物の足取りを追った彼は本当にその「怪塵使い」を発見した。
しかし、その少女はとんでもない臆病者。世間知らずで頭脳は幼児。鈍くさく、挙句に自分を嫌っている陽母教会に育てられた修道女。
彼女の能力に怪塵との戦いを終わらせる希望を見たアイム。果たして彼は、このポンコツシスターを無事「英雄」に育て上げることができるだろうか?
見た目はボーイ・ミーツ・ガール。中身はジジイ・ミーツ・ベイビー。何もかも正反対の二人による、星の大掃除が今、開始された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 10:13:08
482385文字
会話率:47%
千年前、異界から来た神々と創世の神々とがぶつかり合い、三つに分断された世界。ガナン大陸では最北の国カーネライズの皇帝ジニヤが狂気に走り、邪神の眷属「魔獣」を復活させ自国の民以外を根絶やしにしようとしていた。
だが大陸の半分がその狂気に飲
み込まれてしまった時、伝説の舞台となった聖地オルトランドの丘でそれを再現するかのように創世の三柱の使徒「天遣騎士団」が現れ、窮地に陥っていた人々を救う。
その後、天遣騎士団は魔獣の軍勢を撃破しながら進軍し、ついには皇帝ジニヤを打倒してカーネライズの暴走に終止符を打った。
一年後、天遣騎士団の半数はまだカーネライズに留まっていた。大陸全土の恨みを買った帝国民を「収容所」と称した旧帝都に匿い、守るためである。しかし、同時にそれは帝国の陥落直前に判明したあるものの存在を探すための任務でもあった。
そんなある日、団長ブレイブと共にこの地に留まっていた副長アイズ、通称「黒い天士」は魔獣の生き残りに襲われていた少女を助ける。両親を喪い、成り行きで天遣騎士団が面倒を見ることになった彼女の世話を「唯一の女だから」という理由で任せられるアイズ。
無垢な少女との交流で彼女の中に初めての感情が芽生え始めたことにより、歴史はまた大きく動き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 17:00:00
343279文字
会話率:47%
ついに全世界に自分とモモハルが神子であること、そして世界の崩壊が近付きつつあることを明らかにしたスズラン。しかし彼女には迫り来る危機以上に気がかりなことがあった。しばらく前から自分を避けるようになった親友。そしてアイビーから頼まれた、彼女
の千年来の友人に関する願い。自分はどうすべきなのか、どうすべきだったのか──迷いながらも少女は北の海へと船出した。世界の命運を左右する重大な決断を下すために。
そして、とうとう彼等は到来した。自らが生み出した全てのものを消し尽くすために。
今ここに最終決戦の幕が上がる。
◆最新作「最悪の魔女6 彼女と歩いた物語」にてシリーズ完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-05 00:48:45
119084文字
会話率:54%