名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人
として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的なサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
この作品は「カクヨム」「ノベルアッププラス」「アルファポリス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 21:36:36
113826文字
会話率:59%
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人
として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 23:17:49
107430文字
会話率:52%
――青春なんて必要無い。
不登校を経験した主人公・蒼紀(そうき)は、友達を作らず勉強にだけ励むと決意し、全寮制の高校へ入学する。
そこで出会ったのは、水が飲めない美少女や作り笑いするクラスメイトたち。
ある日、蒼紀は「飲むだけで頭が
よくなる」という、不思議な水の噂を耳にする……。
約13万字の長編です。
青春。ほんのりラブコメ要素があります。
舞台は現代日本で、魔法やタイムリープ等のファンタジー要素一切無し。
テスト勉強に使えるかもしれない豆知識を紹介しています。
主人公は佐藤蒼紀ですが、群像劇風になっており、章タイトルの人物名がその章での視点です。(例:「第2章 野沢心」→野沢心の視点)
「舞台」
●昇山高校…主人公たちが入学する全寮制の高校。
●星盟学園…中等部から大学までの名門校。ここに入れば将来は安泰とされているが、超難関。
「登場人物」
●佐藤蒼紀(さとうそうき)…男。高1。平々凡々な容姿。中学受験に失敗したことが一因となり、不登校を経験している。高校では友達を作らず勉強に励もうと決めている。
○野沢心(のざわこころ)…女。高1。美人で頭が良いのだが、はっきりした物言いのせいで、周囲から浮いてしまう。心理学をかじっている。ペットボトル入りの水が飲めない。
○木戸愛華(きどあいか)…女。高1。女の子らしく明るいのだが、どこか無理をしているような……? 彼女には勉強よりも大切なことがあるらしい。
○山添六実(やまぞえむつみ)…女。?歳。主人公たちの通う昇山高校のスクールカウンセラーであり、学生寮A棟のスタッフ。(酒飲みで、寮内でこっそり飲酒している。)
●野沢優丞(のざわゆうすけ)…男。高3。昇山高校の生徒会長。眼鏡のイケメン。学費・寮費が免除されるほど成績優秀。野沢心と苗字が同じだが、血縁関係は無いらしい?
●遠藤翔太(えんどうしょうた)…男。高1。お調子者。陸上部のエース。
●大隅健一(おおすみけんいち)…男。高1。遠藤の友だち。食べることが大好き。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 19:29:41
134212文字
会話率:43%
これは、大衆娯楽文芸雑誌『NON VELLE』ウェブ版特集記事担当者が体験した話。
【スミイシアラン】の都市伝説
同じ名前もしくは苗字の人間を殺す怪異。昭和の頃にひどい美人局に遭った男が、自分の部屋や名義を同姓同名の男に奪い取られてしまっ
たらしい。その後、男は近所で遺体となって見つかったが、長らく身元不明遺体として扱われていたそうだ。それ以来、遺体が見つかった近隣では死んだ男の霊が彷徨い歩いているという噂が流れた。男は同じ名前か苗字の一人暮らしの人間を見つけると、部屋から相手を追い出し、名前や住所、人生そのものまで乗っ取るという。追い出された人間は数日後に身元不明遺体として発見されるらしい……。
※この作品はPixivにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 23:54:39
8998文字
会話率:23%
長男が苗字を持たない平民を、恋人として連れて来た。
憤慨したマライア・ウィルクス伯爵夫人は、身の程知らずな娘に嫌がらせをするが、対する相手・メリッサは全く動じない。ただ、にこやかに微笑むばかりで…。
最終更新:2024-10-22 19:03:49
2750文字
会話率:18%
webサイト"小説家になっちゃおう"では、現在「菊池祭り」とやらが開催されている。主人公が菊池な作品なら、なんでもありらしい。
クラスの話題で小耳に挟み、(他の苗字でやってくんないかなぁ)と思った俺は、気になる彼女が「菊
池」な小説を投稿したことを知った。
(なにそれ!どんな話を書いてるの?)
慌てて探してクリックすると──。
※コロン様の個人企画「菊池祭り」参加作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 17:01:55
1342文字
会話率:18%
西園寺孝充(さいおんじ たかみち)は高尚な苗字とは程遠い苦学生だ。
連日バイト漬け毎日の唯一の楽しみは、帰り道が同じ隣のお嬢様学校で名高い百合園学園の毒姫、如月愛良(きさらぎ めら)と一緒に帰宅すること。
分かるのは彼女の名前とあだ名、波長
が合うってことくらい。
ヒモになりたいという冗談も気兼ねなくできるほどの友人関係は彼の夢の感想から急に一変する。
『夢で見た物はどんな形であれ必ず叶う———』日常であんまり役に立たない能力がある彼からのなんの気なしの一言。
「夢の中でキスされて告白されたけどさ、思い出せないんだよー! ちくしょー!」
「……今、どこにいらっしゃるんですか?」
その一言がきっかけで家にやってきた彼女にはもともと思うところがあったらしく———?
スマホの機種変から始め、その果てには……
「ヒモにさせていただきます。文句は受け付けておりませんので———」
ガチ恋理論を振りかざし、養うと宣言してきた。
今まで類を見ないリアル赤スパ物語が、ここで幕を開く———!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 11:48:47
85365文字
会話率:57%
「返事は『はい』か、『イエス』でお願いします」
美貌の騎士サイラス様から求婚された男爵令嬢リーリエ。剣を突きつけられてのプロポーズは「ノー」と言える雰囲気は微塵もなくて……。あなた、どうしてこんなことしてまでわたしと結婚したいんですか!?
でも彼のことを考えると胸がどきどきするし惹かれ始めてるような気が――あ、もしかしてこれは恋(じゃなくて吊り橋効果)?
殺意(?)から始まるはーとふる婚約らぶすとーりーです。
「イケメン騎士様が「殺したくないから俺の言うことに従って」と言ってきます。」より長編化目指して書いています。応援よろしくお願いします!
※主人公リーリエの苗字を語感の関係でちょっと変えました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 12:00:00
35489文字
会話率:45%
この作品は「N6605IF」の二次創作です。作者より許可を頂いています。
まぁ、これ本人ですけど。成田線を全線乗車した記念&キャラの苗字と共通点があったのでどうにか昇華しただけの作品です。
最終更新:2024-08-15 12:00:00
15152文字
会話率:83%
正義のヒーロー菊池マンは、悪の怪人ときょうも闘う!
※ コロン 先生主催の【菊池祭り】参加作品です
最終更新:2024-07-25 17:22:26
1386文字
会話率:19%
わたしは結婚を機に、「菊池」の姓ではなくなった。
※ コロン 先生主催の【菊池祭り】参加作品です
最終更新:2024-07-24 18:00:42
1556文字
会話率:21%
秋なんて大嫌い (1234)
検索用Nコード:N8789IL
作者:本羽 香那 先生
の二次創作です。
作者の本羽 香那 先生より許可をいただいております。
※ しいな ここみ 先生主催の【リライト企画】参加作品です
秋だというの
に、暑い体育の授業の日。
あたしは長袖の体操シャツしか持ってこなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 16:18:55
1250文字
会話率:7%
カードゲーム大会に出場中の角山悠は、突然の大地震により天井から落下してきた大型照明から自分の大切なカードを守ろうとして脳天に照明が直撃し死亡した。
どうやら大地震は神の不手際で起きてしまったらしく、その犠牲になってしまった悠を異世界に転生さ
せるという事を神に伝えられる。
悠はどうせなら異世界で夢だったカードショップ経営をしたいと思い、転生の特典としてスキル【カードショップ】を創造して貰い与えられた。
苗字から名前を付け【カードショップ カドヤマヤ】は最初は小さいが売り上げや利用者が増える度にスキルが成長し、店舗や品揃えが増えていくらしい、カードには様々な力が秘められており冒険者のみならず世界中の人々が求め一大ブームになっていく。
これはカードショップを経営しつつ、レアカードを求めるために自身でもカードを求めて冒険していくほのぼの冒険経営スローライフである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 21:12:50
15620文字
会話率:25%
俺の名前は八月一日迅人(ほづみはやと)
なんの変哲もないただの高校生だ。
周りとちょっとだけ違うとするならば若干イケメンな事と
この珍しい苗字だ。
初見でこの苗字を読める人はそうそういないだろう
まぁそんなことは置いといて
これは俺が変
な女と変な状況で遭遇する話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 16:59:53
3910文字
会話率:66%
忍者林ヒカルは、変な苗字のせいで中学に上がると共にいじめを受けていた。
環境を変えようと引っ越した天地(テンチ)村は、自分以外の生き物は全員忍者の村だった。
忍者嫌いなヒカルに対し、新しいクラスメイトたちは正体がバレないように親交を深め
ようとするが、家はカラクリ屋敷だし、自然教室でヒカルは他の忍者に襲われるしーーーー!?
ヒカルはどうやら村にとっては“一般人“を研究するための教材で…
村の一部の大人はヒカルを受け入れていないようだし、
そんな中、ヒカルはクラスメイトたちと友情を育めるのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 12:07:37
73388文字
会話率:39%
莉乃はさえない中学生だった。中学校卒業と同時に、親が再婚し苗字まで変わってしまう。
そんなさえない自分とは正反対のヒロインを作り上げてウェブ小説を書き始めた。
そして、義理の父と姉との生活が始まる。
一緒に暮らし始めたお姉さんは、莉乃の理想
のヒロインそのもの?ていうか、どんどん超えてくる。
そして、莉乃にも変化が…
笑いあり、感動あり。
真実は小説より奇なり的な(どちらも小説なんですが)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 09:11:25
25430文字
会話率:22%
高校1年生の不良、田村 林太郎は父親が再婚したことで苗字が「七菜」に変わった。
しかし再婚相手である義理の母の連れ子は女ばかりの5人姉妹でしかもその長女がクラスメート、
それもよりによって不良の彼とは全く接点の無いスクールカースト上位層の優
等生、七菜 凛香だった。
これはクラスメートから兄妹を経由して、そして恋人となるお話。
毎日19:00更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 19:00:00
176046文字
会話率:53%
今、私はガッチガチに緊張してます。
あ、名前は小鳥遊未玖たかなしみくといいます。
まあ、すぐに苗字は変わるんですけどね。
実は、私のお父さんが昨日急に「俺、再婚するんだ」って言っていきたんですよ!
そういうのはもっと早く言えっての!
それに
しても、お兄ちゃんが出来るらしいんだけど、どんな人なんだろうなぁ。
今作は、シリーズ化することになった『○○は(救いようの無い)屑でした』シリーズの2作目で、義妹視点となっています。
評価、感想、レビュー、ブックマーク等をお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 21:33:43
12206文字
会話率:51%
中学2年の鈴木伸夫(すずきのぶお)のクラスにある日美少女転校生がやってきた。
今や芸能界で人気の星野菫(ほしのすみれ)、本名鈴木伸子(すずきのぶこ)。
お互いに苗字が同じな所、名前が似ている所から2人は惹かれ合う。
だが、鈴木伸子本人は何
やら秘密がある様子。
果たして2人の生末は・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 00:00:00
7851文字
会話率:65%
気が付くと、見たことの無い白い壁に囲まれた病院の一室。主人公、少女は完全に記憶を失っていた。苗字を名乗らない女医、名前すら教えられないナース。奇妙な人物達に囲まれてながら、かすかな「だるさ」だけが彼女と過去をつないでいる。いったい何があった
のか?そして、私は誰なのか?時空を超えた旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 14:18:28
17152文字
会話率:29%
とある世界。別に有名でもない町に暮らしている一家がありました。
家の苗字は湖月(こづき)。母、父、娘で構成された三人家族でした。
この物語はその家族の娘であった少女の物語。
最終更新:2024-01-22 01:04:39
4080文字
会話率:43%
七色に光るキノコを食べて死んだ主人公は、チート能力を持って異世界に転生する事になった。
最初はその世界でハーレムを作る為に冒険の旅に出る。
しかし色々な仲間との出会いの中で、その思いは変わっていった。
以下、ネタバレあります。
この作品は
結構力を入れて書きました。
此処までの作品の多くは、妄想をノリで文字にしたものがほとんどでしたが、ちゃんとある程度のストーリーを考えてから書いてます。
最初は、今回上げる3章でとりえず完結して、その後の話として学園編を外伝的なものとして、更に12年後の話を別に書く予定でした。
しかし書いているうちにそうもいかなくなって、今回の話は『一部完』みたいな感じになってしまいました。
書いていると勝手にキャラが動くんですよね。
私の思う通りには動いてくれませんw
それで結局今回のは『一部完』起承転結で起な感じです。
二部は成長編、三部は完結編と書く予定ですが、タイトルは別になるかもしれません。
本当はタイトルに、仲間も七人(チート)ってのが最初入っていたのです。
でも書いてるうちに増えて行って、収まり切れませんでしたw
1章の中にその痕跡は残っています。
1章のタイトルも、パーティー結成篇にするつもりだったんですよね。
思い通りには行きません。
この作品が此処である程度しっかりと完結しなかった理由は、伏線が多すぎた事と、3章の最初の話で展開が大きくなってしまった事です。
結婚式という最終回的な話から始める予定が、別の要素が強くなってしまいました。
ちょっと苗字を確保して三部で使おうと思っていたのですが、書いているとキャラが勝手に悪さをしてしまって、話の流れが完全に変わってしまいました。
いきなりなんて展開って感じです。
でも作品としては、全体的に満足しています。
私はこういう作品がアニメ作品として見たい、それを形にできたかと思っています。
そんなわけで、読んでくれると嬉しいです。
4章以降もすでに書き始めていますから、どういう形になるか分かりませんが、アップしていくつもりです。
この作品は「https://web.syuka.com/」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 07:12:57
1435163文字
会話率:33%
ただのエッセイです。
私の個人サイトにも下書きしたものがアップしてあります。
http://syuka.com
http://web.syuka.com
最終更新:2011-10-02 18:23:26
464文字
会話率:0%
朝、目を覚ました僕は、ギャンギャン鳴り響く、煩いアラームを止めた。
起き上がり、支度を整え、パンパンの鞄を持ち、学校へ向かって走り出した。
1年通い尽くし、慣れ切った道だ。
僕―――葉月瑞には、1つ、自分でも理解できないところがある。
そ
れは、いつも時間ギリギリで起きるとか、置き勉も出来ない、謎に律儀な所とかでは全くなく、それは、過去の記憶が全くないことである。
僕は曲がり角を右に曲がり、国道沿いを更に飛ばして走った。
この時はまだ、僕の身にとんでもない事が起きるとは知らなかった。
始業式を終え、僕は、天神という新入生と一緒に、校内を回ることになった。
そこで、僕は苗字が同じな、葉月陽花という生徒と出会う。
その天神と陽花の2人とは、何かと腐れ縁で、特に陽花なんかは、僕の家に居候しだしたし、夏休みに入る前は、僕のバイト先であるファミレスに現れたし、夏休み中、海に遊びに行ったりと、何かと3人でつるむことが多かった。
だが、その海で、僕は、天神を助けようとして、結果的に海で死んでしまったのである。
それからは、不思議の連続であった。
気が付いたら、10歳の世界に居たり、知らない祭りに行ったり。
僕は訳が分からなかったが、そんな混乱している僕の元を訪れた、身長の高く見えたる、死ぬ前の姿そのままんまの天神を見て、ただ事ではないと気が付いた。
それから僕は天神に説明し、しかし、複雑な気持ちのまま、その日予定していたらしい夏祭りを楽しんだ。
花火を見て、夜景を見て……凄く楽しかった。
その日の真夜中。
突然、陽花が現れた。
どうやら、陽花は僕にとって特別な存在だったらしい。
事情を聴き、僕は、自分がするべき使命を知った。
ただ、その次の日、僕はまた、死ぬことになるのだが……。
それもまた、使命なのかもしれない。
だが僕は、ずっと後に気が付くことになる。
これは、僕が天神を救う話ではなく。
僕が天神に救われる話だったという事に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 23:29:54
88298文字
会話率:32%
それは『poxiv』の個人作品の漫画を読み漁ることだ。
元々漫画を読むことが趣味だった俺にとって、無料で読める『poxiv』の個人作品の漫画との出会いは、金のない俺にとってはまさに革新的であった。
そして今日も今日とて学校が終わり、お風呂に
入りご飯を食べた後、自室に籠ってスマホと向き合っている。
何よりもこの時間が幸せでならない。
そうしてダラダラと時間が経過していく。
そんな時、いつも読んでいる漫画がキリよくなったので、メニュー画面に戻って四コマ漫画の欄を覗いてみる。
四コマ漫画を間に挟んで読むのが、俺流『poxiv』の使い方なのだ。
と、四コマ漫画の欄を新作順で並べ直してゆっくり下へとスクロールしていく。
するとある四コマ漫画のタイトルが目に止まった。
それは『音無先輩と春』というタイトルの四コマ漫画だ。
何故それが目に止まったかというと、俺の苗字が音無だからである。
俺は『音無先輩と春』という文字をタップして四コマ漫画を最初から読み始めた。
そして30分後、俺はその四コマ漫画の内容に目を剥くことになるのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-20 21:31:53
418文字
会話率:16%
絶滅危惧種の苗字を持つ人達は、子供に全てを委ねる。その子供の選択で、絶滅する苗字か、存命する苗字の人か、どちらかになる。
だから、自己紹介カードに本当は皆書きたかった。
将来の夢は、恋を知らずに死んでくこと、だと。
最終更新:2023-12-25 18:37:01
21589文字
会話率:36%