知っている人は知っている、有名な旅行ガイドブック、「みるぶ」。
とある土曜日、神保町の古書店を訪れた女性・澤 実里(さわ みのり)は、少々使用感の目立つ「みるぶ」が、他の本に紛れるようにして棚に収まっているのを見つける。
そのタイトル、「み
るぶ異世界」。
中を開くと書かれているのはどれを取っても胡散臭い内容。それでも暇つぶしにはいいだろう、とジョークグッズのつもりでお買い上げ。代金200円と消費税8%。
本を収めたビニール袋片手に古書店の外に出ると――そこはまさしく異世界だった。
なんで異世界だと分かったか?何故なら、頭の上に広がる空が、どこまでも澄み切った緑色なのだ。
剣と魔法の世界ではない、けれど異種族が入り混じり、人種差別しつつされつつ暮らす近世チックな異世界にて。
元の世界に帰る時が来るまで、実里は古都フーグラーのギルドで雇った獣人族の通訳と共に、自身が迷い込んだマー大公国内を旅行することにしたのである。
●受賞歴
エブリスタ様「読者を増やそう!エブリスタのトップに載れるコンテスト」 受賞
※2019/5/8 あらすじを更新しました。
※カクヨム様、アルファポリス様、ノベルアップ+様、エブリスタ様にも並行して投稿しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888255850
https://www.alphapolis.co.jp/novel/103558036/968278374
https://novelup.plus/story/990704739
https://estar.jp/novels/25627829折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 00:18:16
225780文字
会話率:40%
四十六歳。
無難でうだつの上がらない長友慎太郎は、社会の荒波に揉まれながらも、妻と一人娘を持つどこにでも居るサラリーマンであった。
彼には外見に特徴があった。頭頂部の毛がかなり薄くなっており、周りの毛をかき集めて何とか体裁を整えている惨めな
状況であった。
とある日のこと。仕事で疲れ帰って来た慎太郎はリビングのソファーでそのまま眠ってしまう。
目が覚めると、そこは見慣れぬ光景であり、馬車の荷台に乗せられ、黒き獣から必死に逃げている最中であった。
そんな危機一髪の状況で、慎太郎は一人の少女と出会う。
桜色の髪と翡翠色の瞳を持った、大巫女と呼ばれる彼女は、慎太郎をこう呼ぶ。
大神官様、と。
慎太郎は、世界を滅びへと向かわせる存在である黒き神を封印できる唯一の存在である「大神官」として、異世界へ召喚されたのだった。
大神官である彼のみが行使出来る、俳句とも川柳ともつかぬ不思議な十七音の句「ヤナギノク」で、慎太郎はこの世界を救うことが出来るのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 09:00:00
44337文字
会話率:30%
ホームルーム中に異世界へクラスメイト達と転移召喚された
緑川 学。クラスメイト達は強力なジュブを獲得していくなか彼のジョブはなく、召喚した者達とクラスメイト達から無能の烙印をおされる。有能なジョブを持つクラスメイト達は各国に配属されるなか学
のみが残された。
処分されそうになるが1人の少女が学を「見つけた」と言い手を差出す。その時、止まっていた運命の歯車がかみ合い動き出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-03 11:00:00
3784文字
会話率:43%
この世界には、モノノリュウという、力ある竜が居るという。
その竜が見る夢が宿ったモノには意思が宿り、世界へ影響を及ぼすという話だ。
人の見る夢が、悪夢であったり吉夢であったりと様々であるように、竜の夢も、良いものや悪いものと様々な形を
持って、世界へと食い込んでいく。
その竜の夢を還す、モノガリと言う職業がある。
モノガリの青年ユディは、夢の根源であるモノノリュウを倒すために旅立った。
この世界は、異文化の侵略を受けている、と誰かは言う。
碧玉という果実をリンゴと呼び、トゥルリラという楽器をオカリナと呼ぶ人間が増えてきているらしい。
文明はブーストがかかったように進化をはじめ、今や記録媒体である本は娯楽へと姿を変え、かつてよりも手軽に手に入れられる程の身近な存在になった。
しかし、その言語や文明の出所を、誰も知ることができない。
やがて、真昼の空が翡翠色に輝くこの世界において、『青い空の世界』という、ありえない世界の存在が浮かび上がる。
ユディは、妖精のリルハープ、女騎士のリコリネと共に、その秘密を解き明かすことができるのか。
※出血描写があります。
※途中までは、毎日更新できると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 21:00:00
1120151文字
会話率:40%
アニエス・ミュラトールは誰もが知る社交界の花だ。
セルヴィン国の伯爵令嬢であり、王立学院を首席で卒業した才女。淡く輝く金の髪に見る者を魅了する翡翠色の瞳。美貌に見合う優雅な所作に、人並み以上の魔力も持ち合わせている淑女。
それが、私―
―クラリス・ミュラトールの双子の妹。
そして今、妹の横に立ちその肩を抱くのは、私の婚約者。
妹はいつだって、私の前に立ちはだかった。
ドレスや髪飾りにはじまり、魔術学園の入学――そして、婚約者。
もういい加減、妹から離れたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 03:35:42
83971文字
会話率:40%
少年は魔法に憧れた
それは憧れから羨望へと変わり
友の想いは自らの誓いへと変わっていった
少年の日常を一変させた悪意の塊は
次第に大きく膨れ上がり
大勢の人を 亜人を 魔物を そして邪悪なるものを捲き込み
生
命を奪い合う戦争へとその姿を変えた
強大な武力をもって侵攻を続けるシャルマート帝国
和平によって統一を願うクラーゼル王国を旗頭とする連合軍
大陸を分けた争いは帝国帝王ギルバルドが行った愚行
邪悪なる存在の召喚 その介入によって
連合軍の劣性へと傾き始める
連合軍を率いる王達は創生の神へと祈りを捧げた
齎らされたのは翡翠色の輝きを放つ一振りの聖剣と
強い意志と恐れぬ勇気を持つ者
勇者を
そんなある日
クラーゼル王国下のとある街に青年は居た
大きく成長を遂げた青年は日々を暮らしながら
未だ叶わない願いを追い続けていた
いつものように街へと繰り出した青年は運命の出会いを果たす
強い意思を秘めた蒼い瞳と 翡翠色の剣を携えた者
そして青年は旅へと出る
襲いくる悪意から勇者を仲間を守るための
大盾をその手に
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-02 01:12:00
271821文字
会話率:39%
召還巻き込まれ系主人公の青年はテンプレ通りに追い出され、色々あってテンプレ通りに奴隷を買うことにした!
奴隷商人の元で出会ったのは、翡翠色の目を曇らせた女の子。
なにかに惹かれた青年は、彼女に即決した。
「決めた。この子にするよ。」
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長編制作中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-16 02:10:13
725文字
会話率:45%
「今日こそ教えてくれますか。私の、今際の際を」
片側に翡翠色の義眼を填めた少女、白野憂月。
身体に不全を抱える彼女が僕に望むのは、いつか訪れる自分の結末。
僕には、生物が死ぬ直前の風景が見えた。
遠くない未来、彼女は孤独に死ぬ。
ど
うしようもなく、結末の決められた物語。
それでも僕は。
彼女に生きていてほしいと思っていたのに。
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※本作は他サイト投稿作『唄う少女とハーフエンドワールド』に
一部加筆修正をおこなったものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-03 12:30:16
80057文字
会話率:43%
天翼族で侍のリン。
ホビットの修道僧(モンク)、シャン。
魔術師の少女、コノハ。
エルフ族でスカウトのオルハ。
エストリア王国の港街ブレストを拠点にして活動する女性ばかりで構成された冒険者グループ『ヒートストローク』は、ある日飛
行船から落下した少女を拾う。
翡翠色の髪と瞳。
奇妙な外見を持ち、飛行船から落下してなお無傷という謎だらけの少女であったが、彼女は『ルティス』という単語以外なにも覚えていないのだった。
そんなルティス(仮名)と行動することになったヒートストロークの面々は、やがて500年前に滅んだという古の天空都市、「ラガン」復活に纏わる事件に巻き込まれていく。
※金曜19時更新予定。
※十年以上前に、テーブルトークRPGで行ったキャンペーンセッションの内容を小説にしたものです。
※既存作品「麻薬と少女と呪いの指輪」の続編となります。
※表紙絵は、あだきこう様に描いていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 19:00:00
173416文字
会話率:45%
体毛が濃い俺は動物達だけには人気があった。
動物好きな俺は、山の上にある小さな動物園で飼育員として働いていた。
ある日、見たこともない翡翠色の狼が園にやってきた。
友達もいない俺にヒスイという相棒ができた。
珍しい翡翠色の狼を狙う窃盗団
からヒスイを守ろうとした矢先、ヒスイ共々崖から転落。
目が覚めるとそこは、獸人族、人族、魔人族が国を築く世界だった。
戦争、王権、暗躍、友情。
獣人族に生まれ変わった第二の人生に立ちはだかる沢山の壁。
それを乗り越えて見えてくるものとは?
そしてヒスイの謎が解き明かされる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-21 21:16:06
5192文字
会話率:27%
キラキラは君の涙の結晶。
この瞬間を見ると愛おしさにあふれる。
美しく育った『マサヤン』をバスタブに入れる。腕に抱えるほどのソレを見る。シンデレラの鐘の音が鳴り終える頃に不思議な現象が起きる。私は何時も君を育てることは出来ない。
最終更新:2020-10-28 22:47:03
4229文字
会話率:17%
ある庭で、少女が鞠付きをして遊んでいました。
金色の糸が縫い込まれたきれいな紅い鞠でした。
少女は金色の糸で刺繍されたきれいな紅い振り袖を着ていました。
少女はころころと歌いながら機嫌良く鞠をついていましたが、なにかの拍子に鞠は少女
の手から離れ、ほろほろと転がっていってしまいました。
少女は鞠をおいかけます。
とてもお気に入りの鞠なのですから。
やがて鞠は転がるのをやめて、翡翠色をした池にぽちゃりと落ちました。
少女が見つめていると、鞠はどんどん沈んでいって、やがて見えなくなってしまいました。
少女は急に悲しくなって、涙をほろほろとこぼしました。
とてもお気に入りの鞠なのですから。
やがて池からちゃぷりと音をがして、少女がみると、池から大きなかえるがのぞいていました。
黒々とした大きな目で、少女を見ています。
「きみが鞠を落としたのかい」
かえるがききました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-09 16:00:00
1878文字
会話率:23%
スノードームと呼ばれる巨大なドームで外界から隔絶された帝国に生まれた一条憐。「何も忘れられない」という能力を持って生まれたが故に、帝国軍の次期軍師として生きることを余儀なくされていた。同じく「終末がみえる」という特殊な能力を持った合崎空も
また、帝国軍の次期軍師として将来を定められた仲間であり、かつては憐が「空兄様」と慕っていた幼馴染でもあった。ある実験を機に、「兄妹」のような関係性でいられなくなった憐と空だが、お互いに割り切れぬ思いを抱えたまま「ライバル」として学院生活を送っていた。
次期軍師である憐と空は、軍人養成学校でも一目置かれた存在であり、周りと馴染めぬまま鬱々とした日々を過ごしていたが、次第に帝国軍の最大の敵である「影」との戦いに巻き込まれていく。その戦いの中で、憐と空は自身にまつわる新たな真実に触れて行くのだが――――。
恋しい、憎い、愛おしい、殺したい、消えてなくなればいいのに離れたくない。あらゆるものがぐるぐると渦巻く、名前の付けられない感情に溺れる孤独な二人の物語。
※この作品は「小説家になろう」「マグネット!」にも掲載しています。
※章ごとに一段落がつくように書いています。
第1章「空の憐れみ」 2018 7/16 完結
第2章「千を翔ける憐れみ」 2018 10/5 完結
第3章「怜れみの憐れみ」 2019 2/2 完結
第4章「咲き誇る真の憐れみ」 2019 2/23~5/11完結
第5章「翡翠色の憐れみ」 只今準備中です!
※この作品は「カクヨム」、「マグネット!」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-01 14:00:00
718589文字
会話率:45%
「妖精拐いは大罪だ」
自分自身の存在意義が分からない魔法使いの少年、ヒスイ。火事のせいで声を失ってしまった青年、グラウ。紅(くれない)一族の娘、ローズ。
精霊の恩恵で動く世界で、それぞれが自分と向き合いながら織り成す物語。
「カクヨ
ム」さんにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-10 20:45:57
14880文字
会話率:53%
悪魔と神々と人類の三勢力の
戦争《アルマゲドン》。
少年は、この世界に人に悪魔に神に
絶望していた。
だが、それでも戦い続けしかなかった。
精神は、汚染されたように狂い苦しく
それでも武器を持ち敵を屠っていく。
いつころか、夢は忘れ、目的も
希望も消え
漸く終わりが自分の最後の地が訪れたと悟る。
だが翡翠色のした長く靡く
美しい女神と邂逅し、
運命と現実という幻を終わる。
そして少年は、女神に恋をした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-22 18:22:57
23332文字
会話率:25%
「翡翠」とは、ピンク、青、黄色、様々な色があるそう。大きく分けて15色程度。硬度も高い。場合によっては、ダイアモンドを上回る程だ。もちろん、硬度が低い翡翠もある。
そしてこの国では選ばれた強い魔法師達を翡翠の魔法師とし、彼等を上回る魔法師。
国で1番強い魔法師をダイアモンドの賢者と呼んだ。
そしてこの少女達もまたダイアモンドの賢者を目指していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-07 17:18:48
5237文字
会話率:38%
謎の声の主との、不幸(うっかり)な事故によって、辿り着いたのは異世界だった。
顔の左半分がガイコツの少女、エルメラ(元男)は、今日も左目の翡翠色の炎が激しく燃えだす。
「え?燃えてる?なにが?」
ああ、私の顔が・・・
「あ、あつ!!ち
ょっと、誰か、水!水!」
左目の炎は大丈夫だけど、普通の火は遠慮したいです。
普通に火傷するからね!?
髪、縮れちゃったじゃない。
「どしたの?顔?何かついてる?・・・って・・・・みぃたぁなぁ~~!!内緒にして、お願い!バレたら此所に居られなくなっちゃう」
感想や評価、コメントなどよろしくお願いします。
評価やコメントを燃料にして、エルメラの火力がアップしますb折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-09 18:31:53
24494文字
会話率:12%
翡翠色の池は、憎らしいぐらい神秘的だった。
最終更新:2018-02-27 11:59:02
926文字
会話率:23%
迷宮のあるところに探索者はやってくる。探索者のあるところに商人がやってくる。迷宮が人を呼び、人が人々を呼ぶ。小迷宮〈翡翠色の奈落〉を中心に据えるラーナハイナもまた、迷宮の魅力に呼び寄せられた人々によって、自然と形作られた小さな地方迷宮都市で
ある。とある春の日和のこと。穏やかな時間の流れる町の朝、白草通りの片隅に真新しい看板が掲げられる。それは〈影猫亭〉。白銀色の少女と影のように寄り添う黒猫が営む、小さな魔導具店。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-22 14:00:00
28029文字
会話率:39%
灰色の髪に翡翠色の目を持つ少女、ナタはおとうさんと雪山で暮らしていました。しかし、ある日ナタが目を覚ますと家ではなく、氷で覆われた神殿の中にいました。周りをいくら見ても大好きなおとうさんもいなく、途方に暮れて涙を零していると…精霊研究科の博
士とその助手の人に助けられました。どうやらここは、自分の家があった国では無いようで…おとうさん待っていてください。絶対に家に帰りますから!!と意気込みましたが、どうやら16歳になるまでこの国からは出られないらしく……ナタ5歳…後11年気長に待つことに決めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-20 12:39:09
508文字
会話率:20%