神歴205年、隣国カディア大国に睨まれ続けていたミリース国の公爵家に一人の男の子が産まれた。
その名はシュリルディール・ディスクコード。
ある者は言う。彼がいなかったらミリース国は現在まで存続していなかっただろう、と。
またある者は言う。彼
は魔法師界の歴史を300年は縮めた、と。
「最年少宰相」「腹黒」「王の腹心」「白銀の魔法師」「救国の軍師」「ミリース国の英雄」「カディア国の天敵」「腹黒夫婦の片割れ」「見た目詐欺」「賢者」
といった様々な呼び方で後世まで語られることになる彼は、この時はただ身体が弱い少年だった。
【 毎週日曜21時更新です 】
※女→男の転生ものですが、性転換要素あまり出てきません。
※魔王や勇者は存在しない魔法と剣の異世界が舞台です。魔物や魔法師や剣士はいます。
※主人公は魔法と知識チートです。でもそこまで戦闘シーンは出てきません。そこまで何かを開発するということもありません。ひたすら内政外交政治です。
※タイトル大幅に変更しましたが基本内容に変化はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-31 20:58:03
295726文字
会話率:30%
神歴Ⅹ十三年。
長きに渡る大国と帝国とによる小競り合いを終わらせるべく、神が動いた。
人の世に対し見切りをつけたのか潮時だと感じたのか、いずれにせよその歴史を終わらせる為、神は世界樹をラグナロクの塔へと変えた。
そこより溢れ出る
魔物の勢力は間引くには十分過ぎたようで、人々はその住処を追われ始めていた。
そんな折だ。
神が世界に向け『残った何れかなら残そう』と発した。
それは文字通り、両国による正面衝突を示唆していた。
和平が基本理念である大国には看過出来ない言い分ではあったが、対して帝国は武力行使が日常的な国。話し合いや共闘とはいかず、果てには神の望み通り、戦争へと発展した。
時を同じくして。
水面下でその力を増していた第三の勢力が動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-21 17:52:05
8810文字
会話率:36%
時は真帝国歴九七八978年ねん、神歴にして一八八九1889年、場は神聖ルマン帝国領邦ズゥーダル王国派ノーデンズゥーダル大公国公都リンクに一人の赤子が誕生した。その赤子は至って普通で障害もなく健康体そのものだが、その子は生まれながらにして人
生がある程度決まっている立場に生まれた事は特別だといえるかもしれない。
その子の父はノーデンズゥーダル大公エドゥアルト、母は神聖ルマン帝にしてズゥーダル王兼プロテイン王が妹ヘレーネ。その赤子はエドゥアルトの三男であるが、三番目の妻であるヘレーネにとっては最初の子であった。
ヘレーネの兄である神聖ルマン帝にしてズゥーダル王兼プロテイン王フリードリヒは、後世において生涯一夫一妻制を貫き通した事で知られる事となるが、彼とその妃きさきであるエーデルガルトとの間に生涯子は生まれず、エドゥアルトとヘレーネの子は生まれる前より彼らの養子に迎えられる事と決まっていた。
その赤子の命名は育ての親となるフリードリヒが主に行ったが、三つ目の名はエドゥアルトが自身の三男だという事で彼が名付けたのだった。
その赤子の名はヨーゼフ、全名にして「ヨーゼフ・ゲーオルグ・アードルフ・ベネディクト・フランツ」、神聖ルマン帝太子にしてズゥーダル王太子兼プロテイン王太子としてこの世に生を受け、神聖ルマン帝ヨーゼフ3世になるべくして育てられるものの、突如として表舞台から消えた者の一生を語る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-29 21:49:47
647文字
会話率:0%
何もかもなくした男がいた。
名声も地位も、そして力も。このぶつけようのない憎悪と手がつかない虚無感を抱えながら旅をする。
いつか必ず取り戻すと心に誓いながら。
そして彼は出会う。彼の冷めきり、穴の開いた心を埋めてくれる、癒してくれるその存
在に。
なんだよこれわけわかんねえよ 用メモ
・魔法
魔法は体内の魔力を使い現実に能力を顕現させる。人種以外は女神歴以前から行使できたが、人種は女神歴から魔法の極意を伝授され行使可能となった。
属性は四元属性という「火」「水」「風」「土」からなる。またそれに加え、四元属性すべてに有効な「闇」も存在し、また「闇」に有効な「光」も存在する。状態異常回復や回復など治療目的でつかわれる「聖」も存在する。
「闇」の起源は人種と魔族の契約によって誕生したもので取得難易度は高い。また「光」は天界族が行使できる「聖」を戦闘用にアレンジしたものである。「闇」と同様に取得難易度が高い。
「闇」「光」の両方を習得するのは一般的にはありえない。各々、初めて魔法を行使するとき、魔力のもととなる心臓にその属性が刻まれる。そのため心臓を一つしか持たない種族、というよりは存在するほとんどが一つしか習得することができない。
属性の相性
火→風→土→水(→火) ※闇は四元属性すべてに有効
光→闇
・黒の災厄
ドラゴニア帝国で起きた事件。帝国第一皇子の魔力暴走によって王族が壊滅。その償いによる処刑によってドラゴニア家が滅亡した。現在の帝国は、幹部と委員会によって統治されている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-19 02:21:44
10267文字
会話率:56%
神歴3122年――魔族の活動による魔物の活発化や瘴気の発生などの影響で人間は大きな被害を受けていた。
各国の騎士団の奮闘によって滅びた国こそ無いものの、兵力は徐々に減少し、滅亡する国が出るのも時間の問題であった。
しかし、全ての国の中でも随
一の大国であるエリクシア王国が保有する大神殿の巫女の元に、この状況を打開する神託が下った。
その内容は、『異世界より神の力を受け入れることのできる器を持った存在を、世界を救う勇者として召喚せよ』というものだった。
王国の第一王女の血と大神殿の巫女の魔力によって行われた召喚魔法は成功し、神の定めた聖数である四人の勇者が呼び出され、彼らは人々から『四天の勇者』と呼ばれた。
彼らは強大な力を以て多くの魔物を屠り、魔族すらも撃退し人々の希望となった。
だが、そんな彼らの前に一人の男が――千年前、世界から存在を消された『不滅の英雄』レイフォード・グランゼルが立ちはだかる。
世界を救う勇者の前に立ちはだかり、世界の敵となるレイフォード。彼には千年前から抱えるある目的があった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-12 21:45:53
385文字
会話率:37%
神歴XXX年” この世界は神によって創造さた この世界における絶対的な存在『神』 神に仕え神の意思により『神』から力の一部を授かり国を支配する『王』 王に使え王の右腕となり王に忠誠を誓う事により力を得る 『騎士』 そしてこの者達の
頂点である『神』たちの頂点に立ち神に力を分担した『神王』 『神王』が世界を創造し『人類』また『他の生き物』すべてが『神王』により生み出された 。
世界は平和そのものだった。
退屈なまでに。
神々は考えた。
自分たちの存在意義を。
神々は考えた。
この平和で退屈で優しすぎる世界。
神々は考えた。
なぜこんなにも虚しく満たされないのか。
神々は悟った。
自分たちの存在意義。
籠の中の鳥。
楽園。
神々は籠から飛び立った。
今まで神々は傍観者だった。
神王から創造されし彼等には傍観する事しか出来なかった。
いや。
それしか無かった。
彼等は地に立ち自らの創造である者を創りだした。
『王』
神王は悲しんだ。
自分の創造せし者たちが巣立って行く事。
だが何処か嬉しかった。
自らの生み出した者たちの成長。
そして興味深かった。
そして寂しかった。
世界は色を変えていった。
世界は変わってしまった。
世界は色を失ってしまった。
そして世界は今までの理を失った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-21 12:28:29
624文字
会話率:25%
三神歴500年、世界には大きく分けて7つの種族が存在していた。
天神族、魔神族、竜神族、獣人族、森精族、海鱗族、そして世界人口の約4割を占めている人族。
この7つの種族には共通の敵がいる。
あらゆる所に生息し、色んな物を壊し、多数の命を
奪う魔物という存在とそれを従わせている最悪最強の魔王という史上最大の敵・・・のハズだった。
その魔物と魔王は500年前に三神と呼ばれる
天神・リフィアと魔神・ルドル、竜神・エルグラドによって数を減らされた挙句、ダンジョンと呼ばれる地下迷宮への撤退を余儀なくされ、今の世の中は正直お祭り騒ぎであった。
とゆうか、お祭りだった。
ダンジョン内にいる魔物はそのダンジョンに蓄積されてきた魔力を魔石として体の中に貯め込むことがわかったため、その魔石を求めで世はダンジョン攻略時代に突入していた。
そのダンジョンを攻略する事を夢見る少年。
パレット・ワンテイル
彼にはある特殊で不思議な趣味があった。
そう、魔物と握手するという趣味が。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-04-24 00:50:25
2101文字
会話率:27%
世界には数々の武器が存在する。
剣、弓、槍、槌、斧…そして盾。
盾は防具として認識されているが、それで人を殴れば鈍器にも進化を遂げる。
神歴1268年
豊かな作物に恵まれ、人々が幸せそうに暮らしている王国がある。
その国の名は『アス
ピダ』。
その恵まれた条件は、領地を拡大しようとする帝国にとって理想の地であり、攻めいるには申し分のない国である。
しかし、そのアスピダ王国には別の呼び名が沢山ある。
『難攻不落都市』、『アテナに遣わされし盾』など色々ある。
その理由は数々の戦法で攻め込んできた国々を退けた戦い方から来ている。
その都市の『技術』と、『盾』のみで戦うことからそう呼ばれているのだ。
軍の中でも一際の強さを見せる『アスピダ騎士団』には特殊部隊があるそうだ。
そんなアスピダ王国は通称『盾の王国』と呼ばれている。
この物語は、盾の王国で生まれ、盾の王国で育った、騎士団を夢見る青年の話…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-16 13:37:32
9168文字
会話率:52%
創世記255年】
ガストア帝国が魔水晶なる物を古代遺跡から採掘し、魔法の基礎を生み出し帝国に繁栄をもたらす。
【ガリア歴280年】
ガストア帝国から全世界に広まった魔法は人類に繁栄をもたらすも、エルート王国が領土拡大を狙いガストア帝国と会
戦を開始。後にこれは全世界に飛び火し、100年戦争の発端となる。
【女神歴23年】
魔法を扱う際に必要不可欠な存在である魔素が暴走する病気が全世界に蔓延し、全人類に変化が訪れる。それは一握りの人類を残し4つの種族へと変化を遂げる。魔人、亜人、獣人、竜人へと。
【カナリア歴78年】
5つの種族はそれぞれの国に境界線を敷き、それぞれが繁栄を辿るも、人類と獣人の合同軍と魔人と亜人の合同軍が衝突し、世界大戦が勃発。
【ディアノール歴22年】
先の世界大戦から1000年後、幾度となく続く戦争で大地は疲弊し、資源が枯れた世界で未だにいがみ合う5つの人種を纏めたのは後の世で覇王と呼ばれる男であった。
★★★
私はこの偉大なる人物である覇王の壮絶なる人生を世に残す為、書をここに残す。レイデンブルク公国書記官アリエストア・ラシール
どうぞご覧あれ。
R15指定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-27 22:48:43
1782文字
会話率:35%
あるところに、一人の少年がいた。その少年は、ある理由により人々から忌み嫌われていた。災厄の魔物〈不死鳥〉の羽と同じ色の髪、〈不死鳥〉と同じ色の瞳。その容姿も相まって人々からは〈災厄の子供〉と言われ、人に近づくことすら許されなかった。
そん
な少年も成長し、ある組織に所属していた。その組織の命令により、調査することになった遺跡で、見たこともないような容貌の美少女と出会い……!?なぜか、その少女と旅出でることになってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-25 14:08:00
679文字
会話率:0%
―――神歴988年の夏、僕は魔王に助けられた。
これは魔界と融合した大陸マディウムを舞台にした、1人の半人半魔かつ平凡な村人と、6代目を襲名せし「変わり者魔王」ライナスの、神歴988年~神歴1092年まで続く、100年以上に及ぶ友情の物
語である。
※尚、本編はSS集形式であって明確なストーリーものではありません。1話完結連載形式なため、アップする話に時代の上下がありますが、なにとぞご理解ください。
また、死ネタはありますが、基本的にグロ要素はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-19 22:14:23
106902文字
会話率:33%
神歴3255年惑星・メビウス。
この星では永年に亘る戦争が行われていた。
あるものは名誉、
あるものは金、
あるものは地位を求め戦う。
特殊な武具『トランス』を駆使して、ライアは【自由】を求め戦う…
最終更新:2012-10-31 21:16:08
841文字
会話率:32%
西暦2×××年、とある科学者が神の存在を確証する事により、人は神の力の一部である権能《けんのう》と代償を手に入れる。
だが一方その権能の力による犯罪の急増…ついに神歴《しんれき》444年、神々達は人間の管理に嫌気がさし、ある条約を制定する。
その内容は、各国の代表を選抜し、戦わせ、最後に残った者に下界を管理をさせると言う内容であった。
その中でも、もっとも権能に適し、代償を請け負う事の出来る15~18才…すなわち現役高校生達を代表となる事を決める。
…そしてここに少年が1人。
ただのギャルゲ大好き、妄想ラブな典型的なオタクかつ、顔は…まぁ普通よりよりやや上?な主人公がその妄想で世界を統べる!かも…
さてさて、ご覧下さい
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-01 01:24:24
1564文字
会話率:28%
神と人間の戦いから30年、再び歴史が動く
最終更新:2011-03-04 02:35:55
1961文字
会話率:39%