外回り中に階段から落ちた売れない営業マンは、意識が戻った時、自分の尻に火がついていることに気がついた。ヤバい、消さないと! 目の前には木剣を振りかざし睨む少年と、ペンダントを握りしめ涙ぐむ少女。あれ、ひょっとして「あのゲーム」のやられ役
に転生しちゃった?! 領主の父親は国の物資の横流しで牢屋行き。やむなく跡を継ぐ領地は大幅に減らされ、領民からは目の敵にされる始末。そういえばうちの村って、ゲーム序盤で魔物に滅ぼされるんじゃなかったっけ? チビ、デブ、ブサイクの十二歳に転生したおっさんが、舌先三寸で未来を切り開く。悪戦苦闘の日々が始まった!
p.s. 婚約者のあだ名は「子ブタ姫」です。一部読者の方々にカルト的な人気沸騰中。あ、一応「恋愛」タグつけてます。
☆2018年11月30日、ファミ通文庫さまから書籍版発売しました!
☆「第20回えんため大賞・Gzブレインゲーム小説コンテスト」にて銀賞を頂きました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 22:38:23
659186文字
会話率:34%
今日もまた、明るく。
明日もまた、明るく。
これからずっと。この先何処までも、明るく。
雨を祈れば雨が降り、夜を願えば夜が来る。遠い、遠い昔の話。誰かがそんな機械仕掛けのカミサマを作り上げた。
分け隔てのない幸福の鎖は続
く。惰性も悪性も全てを飲み込み、障壁もしがらみも無くなったその場所は、永劫を約束された理想郷と相成った。
されど、視界に映る世界は少年達の瞳に映る彩を曇らせる。明かりがある世界には同じだけの『陰』が有る事を知った少年は、捨てられた街『サイハテ』から摩天楼の煌めきを睨む。
赤錆覆う廃材に、巻き付けた布切れをはためかせ。サイハテの少年達は口々に嘯く。
『これは、理想への反抗である』と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-24 08:45:27
55138文字
会話率:41%
父が経営する自動車工場に最近新人が入ったようだ。
事務を担当しているリオは、父に呼ばれその新人…イツキと初めて会う。
少し長めの茶髪に、作業着を着ていても細身だと分かる体。こちらを睨むような鋭い視線に少し怯む。
-それが、2人の全ての始まり
だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 18:25:52
47017文字
会話率:43%
あぁ……もう、こんな時間だ。
……みんなはもう学校に行ってる時間か。……はぁ。罪悪感が凄い。
別に、学校のやつらに罪悪感がある訳じゃない。ただ、死んだお父さんとお母さんに申し訳ない。……まぁ、引きこもりを辞める気は無いんだけど。……は
ぁ、親不孝者だ。
でも、しょうがないじゃん。学校に行くの、怖いんだよ。
別に、虐められてた訳では無い。……ただ、目が嫌だった。成長してから、男性の視線が胸に集まって、気持ち悪い。女性の方は私の見目の良さを妬んで、睨むような目……いや、ただ、無視を決め込まれていた。
直接的な被害は何も無い。それでも、嫌だった。心が病んだ。
そんな私の心の支えだった両親も死んだ。……私の、せいで。私の、私の、私の……せいで。
「はぁ、はぁ、はぁ……落ち、着こう。もう、一眠り、しよう。大丈夫。眠ったら、楽になる」
そう思って、私は現実逃避するように、眠りについた。
私が眠って数分後、学校と私のベッドに、私が引きこもるようになってから読むようになったラノベに出てくるような魔法陣のようなものご現れるとも知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 23:00:00
2291文字
会話率:6%
御堂レキはスーパーの帰りに公園で一人の女性を見かける。親指を噛み、天高くそびえるビルを睨む女性。その姿は一日だけではなく、何日も見かけられた。ただでさえ不審な人物だが、御堂が興味を持ったのはその見上げていたビルが覚醒者機構だったからだ。い
ったいどうしてビルを見ていたのか。その背景が御堂を動かした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 20:08:19
18044文字
会話率:61%
教室の一角で友人たちと大半の時間を過ごす恋愛とは無縁の男子高校生──佐藤拓人(さとうたくと)。彼の学年には”白雪姫”と呼ばれる美少女がいた。頭脳明晰で容姿端麗で品行方正。まるでお伽話から出てきたのではないかと言われるほどの完璧な女の子。その
名は白雪凛花(しらゆきりんか)。
仕事中にラノベが読めそうという単純な理由で図書委員会に入った拓人。静かに本を読みながらのんびりとした時間を過ごせると思っていたが、なんということかあの白雪姫とペアで仕事をすることになってしまう。
「拓人おっそい!!」
頬を膨らませ、体を左右に揺らして不機嫌さを全面に出しながらこちらをに睨む白雪姫。
......めんどくせぇ。
あの優等生である白雪姫の本当の姿は小さな子供のようにめんどくさい女の子だったのだ。
カクヨム様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 22:18:43
82047文字
会話率:57%
学校からの帰り道
怖い顔のおじさんがわたしを睨む
毎日毎日わたしを見ている
他の人は気にしていない
他の人には見えていない?
ある日とうとう不安が抑えきれなくなって…
最終更新:2023-08-02 20:31:31
699文字
会話率:6%
足元に鞄を置き忘れたまま、電車から降りた乗客がいる。ちょうど私も同じ駅で降りるので、拾って届けることにした。しかし手に持ってみると違和感があり……。
(「エブリスタ」でも掲載しています)
最終更新:2023-05-28 13:21:03
4370文字
会話率:26%
諦めれば楽になれる……。
それを知っていてもそれはできないのだ。
他の事なら諦めがつくが、これだけはたとえ血反吐を吐いたって何度でも這い上がり前を睨むのだ……。
最終更新:2023-05-01 00:16:50
2084文字
会話率:16%
「残念なお知らせがあります」
この一言で全てが崩壊した。外宇宙からやって来た金属生命体<NEXT>との星間戦争が始まったのだ。結果、人類は地球にシールドを展開する事で痛み分けとなった。
総人口の半数以上を失いながらも、4つの兵器の元に4つ
の区を築いて人類は反撃の牙を研いでいた。
だが、人類はもたらされた兵器の力を過信し自らが救世主であると牽制し合う。
4人の兵器と共に生み出された改造人間。使命に雁字搦めにされる完璧な兵士と共に、人類は混沌を極めつつあった。
その中で、5人目の改造人間が遠い過去から目を覚ます。
王子のキスも無しに目覚めた傍若無人な白雪姫がもたらすのは平和か、混沌か、破壊か?
近未来SF改造人間アクション。
歪な繁栄に、空を睨む彼女は何者だろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 19:18:56
71431文字
会話率:45%
冷たい川に溺れて、冬眠してしまったリス獣人のミーナ。
ミーナを助けてくれたのは、鍛冶屋のリューク。
ドキドキして出逢ったのは、鋭く睨むワイルドな人で。
すぐに、見た目と違って優しいリュークに心惹かれ、さらに結婚を前提の告白をされた。
とこ
ろが、リュークの夢は氷の国で鍛冶屋をひらくことだと告げられて。
断っても、なぜか諦めないリュークと期限付きでお試しの恋人に?!
「泊まっていい?」
「今日、泊まってけ」
「俺の故郷で結婚してほしい!」
あまく溺愛してくるリューク。ミーナの好きの気持ちは加速していく。
やっぱり、氷の国に一緒に行きたくて、寒さの克服を決意して……。
ミーナの一途な想いの行方は?二人の恋の結末は?!
健気でかわいいリス獣人と、見た目が怖いのに甘々なペンギン獣人の恋物語。
一途で溺愛なハッピーエンドストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 20:26:59
8020文字
会話率:57%
ジャネット・ワトサップ辺境伯令嬢は、突如として婚約破棄を宣言される。
王国が開いた舞踏会の場、相手は第一王子、コイニキール。
突然の事に混乱する彼女の目に飛び込んできたのは、ものすごい目つきで王子を睨む一人の令嬢だった……!
明晰な頭脳、
鋭い洞察力、磨き抜かれた観察力。
偏屈で、ひねくれ者で、へそまがり。
しかしエルフェンバイン王国一の名探偵。
推理令嬢と呼ばれる、シャーロット・ラムズ侯爵令嬢との、それが出会い。
王宮の常識上ありえない婚約破棄がなぜ成されたのか?「エルフェンバインの醜聞事件」
戦地から戻った英雄の乱心の謎を探る、「ヒーローの研究事件」
密室殺人の謎を解く、「マーダーラーの紐事件」
二人の令嬢が、エルフェンバイン王国で巻き起こる難事件を次々に解決していく。
快刀乱麻の推理劇、幕開けである。
(割となんちゃって推理です!!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 17:52:31
519587文字
会話率:39%
吉原の遊郭・峯屋で一二を争う遊女・涼香と朝霧はある夜、表からじ~っと中を睨む男・伊三次に気付く。
天真爛漫、怖い物知らずの涼香は真っ向から睨み返し、見事撃退。客からやんやの喝采を浴びた。
当時、涼香は豪商・常盤屋に見初められ、身請け
が決まって順風満帆の勢いだ。
伊三次が自分の馴染み客・巳代松の知人で飾り職人と知った朝霧は、微かな嫉妬をはらすべく、悪戯を企む。
常盤屋から涼香が貰った銀簪を盗み、代りの簪を作るよう涼香が伊三次へ頼むしかない状況へ追い込んだのだ。
密かに会った二人は話が全くかみ合わず、隠し部屋に潜む朝霧を大笑いさせる。
だが廓を睨む行為が伊三次の修行の一環と知った涼香は、そのひたむきな態度に惹かれ始める。
伊三次も又、廓で純真な心を保つ涼香に惹かれ、彼女の簪作りへ魂を込める。
常盤屋に身請けされる日が迫っても不器用な恋の炎は燃え盛る一方。
責任を感じ、朝霧と巳代松は二人の為に奔走するのだが……
〇アルファポリス、ノベルアップ+、エブリスタ、にも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 06:06:37
17964文字
会話率:37%
「お前とは婚約破棄をする!」
王太子がそう叫び、公爵令嬢を睨む。そこから断罪劇が始まるかと思われたが、
「お嬢様に何言ってんだ!!」
公爵令嬢が口を開くより前に、一人の少年が王太子を殴りつけていた。
最終更新:2022-06-18 08:31:21
3621文字
会話率:34%
「絶対に殺してやる…!」
俺を睨む24の瞳に告げる怨嗟の言葉。
俺は落ちた
いや…落とされた。
あのときまでは友だと…家族だと思っていた皆に落とされた俺は、光の届かない深い闇に落ちていった。
俺が落ちてから、8年の年月が経った。
俺を落とした友は皆、世界を救った英雄となっていた。
例え英雄になろうが関係ない…。あのときの約束を果たすだけだ。
俺を忘れたのなら思い出させてあげよう。
友に裏切られた
彼には彼しか仕えない属性。それは「花」属性。意味を、使い方を知ったソウカは裏切った友に復讐を開始する。
「葬花の名の下に、お前の最後に相応しい花を葬ろう」
ひとつの信念だけで生き続ける彼の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-19 18:00:00
107463文字
会話率:41%
華やかな金木犀の香りが思考を惑わせる。
あの花が散ってしまう頃、僕たちはきっとー。
最終更新:2021-12-23 18:00:49
729文字
会話率:6%
高校生活をスタートさせた和田くんはさっそくクラスメイト躓きます(*^。^*)
最終更新:2021-12-10 17:08:32
996文字
会話率:17%
転移?・・・じゃいい王女になれば誰か愛してくれますか?悩める孤独な新妻はある日小説の世界に転移する。控えめな彼女は『悪役王女』としてそこに居た。
憧れの婚約者リリアや騎士のダミアンは自分を睨む。王太子も自分に叱る。
そんな逆境を変えようとロ
ザリーヌは汚名返上に力を注ぐ事となる。
設定ゆるゆるですが随時補正しますです。
ヴァロリア王国
王太子 フィリップ・ヴァロン
王太子の婚約者 リリア・スチュアート
第二王子 アンリー・ヴァロン
王女(王妃の連れ子) ロザリーヌ・ヴァロン
王子の従兄弟 ロイス・オルジアン
騎士 ダミアン・アンドレ
騎士団長 マシュー
メイド キャシー(キャサリン・ウッド)
南の隣国パルル 王太子 ガエル・ナムール
南の隣国パルル 第二王子 シモン・ナムール
さやかになったロザリーヌの近況は章分けして掲載予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-02 20:15:09
104770文字
会話率:51%
馬シリーズ 最終話になります。
百目鬼が出張の時は玄人は楊に預けられる。
その玄人が眠り姫になってしまった。
楊は一人悩み、百目鬼はこれが楊の仕業と睨む。
最終更新:2021-09-25 23:17:37
109997文字
会話率:34%
とある王立学園の卒業パーティ。
そこで、この国の王女メリッサは宣言する。
「わたくし、第一王女メリッサは、ゲオルグ・アルティミス公爵令息との婚約を破棄し、
シャルル・マーシャル男爵令息との婚約をここにて宣言する。」
メリッサを睨むは婚約
者のゲオルグ。
「何故だ?私のどこが気に入らない。よりによってシャルルだと???」
そう、メリッサに付き添うのはピンクのふわっふわの髪で色白の男爵令息シャルル。
「どうも、メリッサは僕の事が好きみたいだよ。やだなぁ。困っちゃうなぁ。」
何でよりによって、なよなよのヤサ男である男爵令息と???
それには訳があった、どうなる?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 09:33:12
3316文字
会話率:43%