21XX年。出生率が0.5を切った日本では、異次元の少子化対策として「独身禁止法」が施行された。月出輝夜(30)は、違反者の再教育VRビデオを視聴中、意識を失う。目覚めると竹の中で赤子になっていた。見つけたのは赤髪赤目の鬼で、その妻は金髪碧
眼のエルフだった。少し変わった夫婦に愛情深く育てられ、輝夜は健やかに成長する。15歳の時にケガレと呼ばれる化け物に襲われたところを、ライオン頭の男に救われたが、彼は“呪われた王子”と呼ばれていた。獅子頭のアスラン王子に惹かれていく輝夜。しかし平穏な日々は続かず、輝夜を迎えに魔王が来る。『竹取物語』+『美女と野獣』のSFファンタジー昔話です。全27話。アルファポリスにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 11:36:15
70417文字
会話率:54%
——春、夜桜の下で、誰かが「また来てね」と言った。
忘れられた約束。忘れられなかった誰か。
それは、やさしさと寂しさが宿る一本の桜の妖(あやかし)との再会だった。
吉野山に咲き誇る千本桜。
その裏手で、誰ともなく昏睡に陥る怪異が続いて
いた。
調査に訪れたのは、冥府庁・調査課の黒野アイリと、その相棒・神崎イサナ。
だが神崎には、かつてこの地で“誰か”と出会った記憶があった——
ほんの小さな約束、胸の奥に残った声。
そして今、あの桜の下で、すべてが静かに呼び起こされていく。
これは、過去と向き合うために“さよなら”を言いに行く物語。
*
冥府庁シリーズの短編です。
凸凹バディの調査官コンビ——冷静沈着な女性調査官・黒野アイリと、陽気で直感型な新人・神崎イサナのやりとりも注目ポイント。
幻想×感情×和風ミステリ・ライトノベル。
・シリーズ初読の方も単体で読めます
・「静けさの中にあるドラマ」「しっとりした空気感」が好きな方におすすめです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 21:20:00
11438文字
会話率:27%
西暦三千年を越えた時代、世界の文明が衰退していく中ある島国は最盛期の片鱗を残していた。ジパーンと呼ばれる島国は世界トップクラスの暗号通信の精度を誇り、他国ではその情報量はまず実現しない。その秘密を探りに、某国から送り込まれた、スパイのような
情報員のような、ただのお使いのような……とにかく美人な以外は、クセが強すぎて相手にしにくい人で。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-06 20:55:52
5126文字
会話率:67%
銀河連邦首都、リマノの令嬢、サーニ・ナルシオン・ダ=リマーニエは、父の勧める縁談を蹴って家出する。頼った先は、リマノで最も格式の高い離宮、月の宮。
サー二は首尾よく就職に成功するが、月の宮には何やら色々と問題が?!
時空の狭間に建つ、自我あ
る邸宅で巻き起こる騒動の顛末は、どこへ向かうのか。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-04 19:30:00
347079文字
会話率:27%
母を失った少年・直政は、命の意味を学ぶため蘭学の道を歩み始める。父親の反対を押し切り、蘭学に身を投じるが、その道は容易ではなく、次々と試練が待ち受けていた。蘭学を通して命を救う方法を探し、成長していく直政の姿を描いた物語。
最終更新:2025-04-04 10:29:43
2918文字
会話率:23%
平成も終わろうとしている日本国。その終わりの年である平成31年の元日になった直後の深夜、日本国は突如各種衛星からの通信が途絶し、更に世界各国との連絡も取れなくなってしまう。
この事態を不審に思った日本国政府は直後に非常事態宣言を発令し、周
囲の状況を確かめるべく各方面に『P―3C』対潜哨戒機及び『P―1』対潜哨戒機、更に、近海を飛行している筈の航空機を確認するために『E―767』早期警戒管制機を東西南北の各方面に飛ばした。
その間政府はマスコミを通じて国民に真実を伝え、調査中故に報道を待って欲しいという事で国民のパニックを防ぐ事に成功する。
結果判明したのは、日本の西側にある筈のユーラシア大陸が見当たらない事、しかし対馬より更に200km先に巨大な大陸がある事であった。
更に、平成最後の元日を祝して打ち上げる予定だった最新型の観測衛星を急遽打ち上げて調べた結果、その大陸はアメリカ大陸と全く同じ形をしている事が判明する。
しかし、その大陸にアメリカの街並みは確認できず、当然の事ながらアメリカの駐日大使館やアメリカ政府とも全く連絡は取れなかった。だが、哨戒機が飛行する中で原始的な暮らしを営む集落を発見する。
日本政府は急遽使節団を構築し、アメリカ大陸と思しき大陸に上陸、沿岸部に住む集落に接触する。
そこに住んでいた者達は人間に近い容姿をしているが、まるで動物の様な部位を体に備え、動物の様な能力を発揮する事が出来る人々を発見し、接触を試みた。
そしてそれと同時に、ただ過去へタイムスリップしただけでなく、これまで認識していた地球とは異なる進化を遂げた人類……亜人類と呼ぶべき人々が暮らす並行世界に転移してしまったのではないかという判断を下した。
彼らが国を持たない存在であると認識した日本は、アメリカ大陸がまだヨーロッパによって開拓されていない時代の物であると考え、1か月ほどをかけて原住民の部族達に次々と接触を持って友好関係を構築し、瞬く間に大陸を平和裏に制圧下に置いた。
日本は食料と資源の確保のためにこの未開拓のアメリカ大陸を、国を挙げて開拓する事を決意し、次々と関連企業を送り込んで開拓を進めさせる事にした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 05:38:01
1224782文字
会話率:38%
───時は平安時代、妖が跋扈する世。それ故に陰陽師は必要な存在であった。
その陰陽師の中でも名を馳せている【安倍晴明】。
噂では美丈夫だの、強面だの、実は人ではないだの囁かれているが、まさかあの名高い"稀代の陰陽師【安倍晴明
】が幼い少女だとは誰も思うまい。少女は濡れ羽色の長い髪と黒曜石のような瞳を持ち、確かに噂通り美しく…愛らしい。
それなのに、何故か『男装』姿で少女は生活していた。
毒舌・訳あり・引き籠もりの凄腕陰陽師の男装少女【安倍晴明】は、家に籠ってだらだらごろごろしながら暮らしたいのに、舞い込む依頼と面倒事に邪魔されてばかりいる。
腹黒美丈夫にはお説教されてばかり。
猫目の少年は晴明にベッタリひっつき。
自由気ままな兄貴肌の鳥男はすぐいなくなる。
双子の兄妹の主愛は些か重たすぎる。
変人の巣窟の様な自宅(邸)で身内に自堕落生活を邪魔されてばかりの晴明。唯一の癒しはもふもふの白い獣だけ。
職場でも帝・同僚・賀茂家に振り回され、晴明の監視下で暮らす妖達も問題を起こしたり、相談を持ち込んだりで大忙し。
「もう嫌だ……無職になりたい」
それなのに帝の息子までなんて聞いてない!!夢の自堕落生活はいつ来るのか!?
『憲平』と晴明の出会いは、果たして吉と出るか凶と出るか。二人の出会いが互いに変化をもたらしていく。
そして、心に傷を負い、秘密を抱える晴明の胸の内に隠された『本当の願い』は叶うのだろうか……。
これは、少女【安倍晴明】のまだ知られていない…後世に正しく伝わらなかった出来事を綴った異聞録である。
───安倍晴明の生涯を、ここに記す。
※つまりは毒舌鈍感少女×個性的家人(その他同類)×生真面目男のわちゃわちゃ平安物語!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 21:01:50
369239文字
会話率:26%
どこにでもいる普通の高校生の神野剣。彼は部活の帰り道に、突如天使と名乗る男に命を落としかける。しかし、そこにサタン・ウィザードと名乗る少女に命を助けられる。彼女はイギリスの魔術師の名家の娘であり、日本に起きた異変の調査をしている際、偶然助け
る形となってしまった。だが、異変はこれだけに収まらず、剣は自信に宿る能力の発動と共に彼女達の周りに起きる様々な異変に巻き込まれることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 18:00:18
1355964文字
会話率:35%
林承天は、ある不正規な小説の世界に転生し、その小説の主人公である大乾王朝の六皇子、楚王殿下として生まれ変わった。原作のヒロインが誰にも愛され、人気を集める中、彼はそれに鼻で笑い、皆から嫌われている悪役妻を守ることに全力を尽くす。しかし、外で
は魔教の勢力が広がり、周囲を敵国に取り囲まれ、内部では政敵たちがうごめく中で、林承天はどのようにして無敵の神遊境に達し、悪役妻との甘い日常を守ることができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 12:29:43
124016文字
会話率:36%
ケヴィンは、どこにでもいる平凡な青年――少なくとも彼自身はそう信じていた。しかし、ある日突然、謎と神秘に満ちた古代の世界へと転生してしまう。そこは、まるで古代西ヨーロッパの風景が甦ったかのようで、荘厳な城や勇敢な騎士、そして戦火に包まれた乱
世が広がっていた。この世界では、魔法や神々が実在し、普通の人間であってもさまざまな方法で超越した力を手に入れる可能性がある。未知で危険に満ちた新天地に足を踏み入れたケヴィンは、その異質な光景に戸惑いながらも、どこか運命を感じずにはいられなかった――一体、どんな力が彼をこの世界へと導いたのか?また、彼の空白の記憶の裏には、どんな秘密が隠されているのだろうか?
生き抜くため、そして自らの出自と転生の謎を解明するため、ケヴィンは決意を固め、傭兵としての道を歩むことにする。次々と舞い込む依頼をこなしながら、彼は冒険の中でこの世界の複雑さと神秘に対する理解を深めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 11:36:46
30610文字
会話率:23%
特務科の女子部にかよう葛葉(くずは)は、晴れやかな婚約披露に招待されていた。
華族令嬢と婚約するはずの御門(みかど)家当主――可畏(かい)は、葛葉を見つけると、なぜかこう宣言する。
「私の花嫁は彼女だ」と。
文明開花により変化していく帝
都に頻出する異形。
可畏の仮初の婚約者となった葛葉は、彼とともに怪事件を追うことに。
人と妖、異能と異形、怪異と思惑が錯綜する和風ファンタジー。
※他の投稿サイトにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 00:11:09
144889文字
会話率:44%
稀代の英雄、坂本竜馬……。
その秘められたる逸話が 今、明かされる──
キーワード:
最終更新:2025-03-09 01:14:45
376文字
会話率:37%
風は定めを持たぬ。流れ、漂い、時に嵐を呼ぶ。
剣が覇を競い、武がすべてを決する世に、一人の男がいた。
名は銀次。宿命もなく、野心もなく、ただ気の向くままに歩む流浪の剣士。
剣を執らずとも、剣が彼を呼ぶ。
道を往けば、刃が交わる。
海
を渡れば、亡霊が哭く。
影を踏めば、怨恨の火が灯る。
世は乱れ、剣士たちは名を刻まんと争う。
だが彼は、何も求めず、何も誇らず、ただ風のように過ぎゆくだけ。
ゆえに人は彼をこう呼ぶ――「風刃」。
名もなく、旗も持たず、ただ流れ行く剣の道。
その歩みが、いつしか嵐を呼ぶとも知らずに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 01:02:32
1568文字
会話率:32%
―――ヴォートゥミラ大陸には数々の逸話が残され、それらは時として話題の種になり、人々を愉しませている。
霊に救われたと語る修道女。
島国の常世から来訪した、夜盗の守り神を信奉する奇妙な盗賊。
同じく常世の異邦人で武を極めんとする、武闘家の武
勇伝。
どれもこれも信じがたい物語ばかりだが、この際真偽など、どうでもいいだろう。
―――我は異世界にて囁かれた、無名の冒険者や村人の記録を紡ぐのみ。
真実は書き記した奇譚に触れた、君たちが見つけだしてくれたまえ。
以下、作者(?がらくた)からの注意書き
拙作「異世界のジョン・ドウ 〜オールド・ハリー卿にかけて」の舞台となる、ヴォートゥミラ大陸の世界観を深堀りした短編ファンタジー。
この小説はFC2ブログ、小説家になろう、ハーメルンに投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 18:37:28
53990文字
会話率:32%
昔々あるところにとんでもないやつがおりました。
その上背は2m近く、体重は170を超え、そしてそれは文明を知らなかったそうな。
これは山に育てられた野人の物語。
最終更新:2025-02-24 10:54:59
1666文字
会話率:0%
「上野異聞」は、上野公園を舞台に、異世界と現代が交錯する不思議な物語です。主人公の青年は、ひょんなことから上野に隠された異世界の秘密を知り、様々な異形の者たちと出会い、事件に巻き込まれていきます。
最終更新:2025-02-23 17:56:06
1421文字
会話率:37%
空から降りてきた折れた翼の天使。彼女は半分の羽根を失い、傷ついた翼から白い羽を落としていました。高校卒業を目前に控えた折原悠人(おりはら ゆうと)は、彼女が自分のほうへ必死に飛んでくるような不思議な感覚を覚え、彼女の存在が自分の運命と深く関
わっていると感じます。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 00:08:10
13586文字
会話率:19%
(桐野利秋という人物を主人公に、彼がもし西南戦争後も生き残っていたら? という前提で司馬遼太郎風の歴史小説を書いて欲しい。……とAI君ことchatGPT有料版にあーだこーだと色々注文付けてたら……すごいのがあがって来たので……手動でいくらか
の編集を入れ、自分のまとめ読み用として置いておきます)
(生成AI製の文章の割合がかなり多い作品なので、私の実力そのままとは言い難く、「生成AIとの合作」と表記させていただきます。最後の記事の旅順要塞=リヴァイアサンの表現。旅順とセバストポリ要塞の対比部分等、ところどころ自分で書いたものを喰わせて出力させています。ので完全に権利がないとまでは言えないかもしれない……けど正確なところは著作権系にありがちな個別の司法判断を仰ぐことになるでしょうね)
その筆、雷光の如く――
明治十年、西南戦争。
桐野利秋は、薩摩の忠臣として主君・西郷隆盛と共に戦い、そして散った。
……はずだった。
だが彼は死なず、名を捨て、剣を捨て、東京の片隅で生き延びた。
戦うべきものを失い、漂うように生きる日々。
そんな彼の運命を変えたのは、たった一枚の新聞だった。
「紙切れが、人を殺す時代になったのか?」
西郷を侮辱する記事を目にした瞬間、雷光の如き衝撃が桐野を貫いた。
彼は怒りのまま新聞社に匿名で投書し、その筆の鋭さが福沢諭吉の目に留まる。
「雷のように鋭い言葉を持つ君には、『雲耀』がふさわしい」
こうして、新聞記者「雲耀」としての第二の人生が始まった。
剣を捨て、筆を握ることで、彼は新たな戦場へと足を踏み入れる。
だが、言葉もまた刃であり、彼の雷光の筆は、多くの敵を生むこととなる。
福地桜痴との新聞論戦。
政府の弾圧の影。
追い詰められた彼の前に現れたのは、かつての敵・乃木希典だった。
「従軍記者になりませんか?」
選択の余地などなかった。
雷に導かれるまま、桐野は再び戦場へ。
旅順要塞戦。
砲弾が降り注ぐ中、彼は記者として戦場を駆け、
そして――雷に打たれ、右腕を失う。
「右手がなくても、雷は落ちる」
乃木の言葉が、彼に新たな道を示す。
義手をつけ、再び筆を握る桐野。
その筆は、もはや筆ではない。
それは雷光の刃となり、時代を斬る。
「雲耀」の名は、雷光のごとく歴史を裂き、そして刻まれる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 00:18:25
10548文字
会話率:24%
一人の徳川家重臣の、出奔に関する異聞
キーワード:
最終更新:2025-02-22 00:00:00
779文字
会話率:34%
歴史・特別寄稿・・・本能寺の変に関する演出小説
キーワード:
最終更新:2014-05-31 00:00:00
824文字
会話率:0%
穏やかな青い海と厳かな蒼い霊山に護られた蒼国。小国でありながらも200年近く続いているその国は、3家の王族により治められています。
王族の一つである夏家の長女範玲は、耳が良すぎるため音の多い外の世界には馴染めず、22年間引きこもって暮ら
して来ました。
ある日、夏家当主である兄に託された手紙から、妹の理淑と共に事件に巻き込まれます。
その事件をきっかけに、範玲が商人の梁彰高や他の王族の秦壮哲たちと出会い、外の世界へと出ていくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 00:31:27
730686文字
会話率:38%