本作は、高校生たちの瑞々しい恋模様を描いたオムニバス作品です。言葉にするのは、星をつかむより難しい。そんな不器用な想いを胸に秘めながらも、彼らは懸命に「今」を生き、それぞれの「好き」の形を模索していきます。
天文部に所属する、星好きな彼女
と、本当は君と話したい彼。
図書室で交わされる、秘密のメッセージに込められた、ふたりの想い。
幼馴染の彼が見せる、不意打ちの優しさと、戸惑いながらも芽生え始める恋心。
どの物語にも共通しているのは、登場人物たちの「不器用な優しさ」、そして「伝えられない想い」です。直接的な言葉ではなく、視線や仕草、何気ない会話の中に散りばめられた、繊細な心の機微。それはまるで、夜空に瞬く星々のように儚く、しかし確かに輝きを放ち、見る者の心を優しく照らします。
もしかしたら、あなたも経験したことがあるかもしれません。あの日の言葉、あの時の笑顔、そしてあの人との、もどかしい距離。胸の奥に仕舞い込んだまま、名前をつけることさえできなかった、淡い感情。本作は、そんな青春時代の記憶を呼び覚まし、忘れかけていた大切な何かを、そっと思い出させてくれるはずです。
登場人物たちは、皆、完璧ではありません。時に素直になれず、すれ違い、傷つけあってしまうこともあるでしょう。しかし、だからこそ共感できる、愛おしさを感じられるのです。彼らの姿を通して、あなた自身の青春時代を追体験し、あの頃の自分と、そして今の自分と向き合うきっかけになるかもしれません。
これから先も、様々なシチュエーション、様々なキャラクターを通して、彼らの物語は紡がれていきます。甘酸っぱいだけじゃない、時にほろ苦く、時に切ない、青春のリアルな一面も描きながら。
「いつか」じゃなくて、「今」伝えたい。そんな彼らの想いが、あなたの心に、どうか届きますように。まだ名前のない、あの感情に、そっと触れられるような、そんなひとときをお届けします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 16:10:00
2061文字
会話率:0%
兄子《せとし》は、病弱な妹《まい》の助けになりたくて、お金を稼げないかと調べると、ハイリターンを強調するFXの自動売買のサイトが目に留まる。
EAを作成するが上手く行かない。
空を見上げていると、誰かが、何かを、教えてくれている気がし
た。
その後作りあげたロジックは、もの凄い成績を上げ金銭的な問題は解決した。
でも妹の病が治った訳でもなく、いつ兄子の前からいなくなるか分らない。
妹が生きた証を残そうと、天体観測をして新しい彗星を見つけ、命名権を得た。
だが彗星の軌道は、太陽に接近しすぎる為、消えて無くなる。
彗星は更に木星の軌道付近で二つに割れ、βと識別された方は地球への衝突軌道を突き進む物と天文台の軌道計算で明らかになった。
しかし核が小さく、大気圏内で燃え尽きるとされた。
二人で命名した彗星を観測する為、バルコニーに出てその時を待つと、βが火球となって二人の方へ向かって来る。
燃え尽きた時、光球が軌道を修正し、一瞬の間に妹を襲った。
椅子から滑り落ちた妹の傍に寄った直後、衝撃波が到達し兄子は覆い被さる。
最悪に事態を思うと恐ろしかった。
心肺の状態を確認し妹の部屋のベットへ、全身が熱い、昔から高い熱を出す事が多かった。
熱さましを探し帰って来ると、よほど暑かったのか下着姿で横たわる。
それでも暑いから、服を脱がせて欲しいと言う。兄子は汗を拭く為に応じる。
病院に行こうと問うと、「あは是汝が幸魂奇魂なり」と言う。
言葉が分からない。
して欲しい事があるのか。何でもする。だから病院に行こうと言うと。
「なが身の成り余れる処をもちて、あが身の成り合はざる処に刺し塞ぎたまへ」
解る様に言ってくれと言うと、「あとなと、みとのまぐはひせむ」と言う。
まぐはひ(い)、時代劇で使われていた言葉で、記憶のから想起出来るのはセックス。
まぐはひを終え、眠りにつく妹の頬に触れた時、カッターで指を切った時の様な鋭い痛みがして手を引いた。
妹の顔を見ると、細かい泡がふつふつと湧いている。
泡立ち溶けて行き、直径60cm程度の透明のゲル状の塊となった妹。
球の中央には脳が、脊髄神経を尾っぽの様に垂らし浮かぶ。
失意に嘆く兄子に猛烈な眠気が襲い、【あを愛しく思ひて寝をしなせ】と頭の中で懐かしく感じる声を聞きながら倒れ込んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 19:05:47
268022文字
会話率:62%
天文部でなんやかんやします
最終更新:2025-01-25 11:24:24
886文字
会話率:55%
孤独な天文学者が見つけた未知の天体。誰も信じてくれない中一人だけ信じてくれて…。たった1つの発見が紡ぐラブストーリー
最終更新:2025-01-12 12:30:00
1502文字
会話率:13%
婚活中に現れたのは天文学者でした。天文学的確率で出逢った男女の行く末。
→目の前に現れた彼は天文学者だと言った。初めて逢う職業の彼に、私は色々と質問をするが……。
『天文学』をテーマにしたためた掌編、さくっとお読み頂けます。
最終更新:2025-01-10 07:02:21
1000文字
会話率:41%
この世界は心と体はつながっている。
そんな世界で先祖から続いている借金を持つ草津芯はこの最低限も保証されない生活から脱出するために金を稼ぐ。
彼の職業「調整師」は被害者の抱えているトラウマを特定し、心の傷を癒すというものだ。
は
たして彼はこの天文学的な桁の借金を生きている間に返すことができるのか
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 21:29:57
29978文字
会話率:41%
スマイル一つくださいと言っても無表情な店員兼かつての天文部の後輩をナンパから助けて高校時代の恋をやり直す話。
最終更新:2024-11-30 14:10:14
10722文字
会話率:49%
恒星コーカの巨星化に寄って、ファルトンの歴史に終止符が打たれた。
だが、ファルトンには前文明或いは古代文明と言われる遺跡が存在した。
そこから見つかる謎のエネルギー発生体【ボーズ】
ファルトンの人々は、思わぬ形で手に入れたこの無限とも言える
エネルギー供給体【ボーズ】を使い更に発展を遂げる。
遂には宇宙空間まで進出した。
先ずは、ファルトンの衛星に進出して宇宙基地を構築する。
更に、内外の惑星や小惑星群で豊かな鉱物の採取を行う。
そこで、新たな【ボーズ】が発見される。
巨大な推進力を発生させるボーズ。
まるで、次は外宇宙への進出だとばかりにファルトンの人々は狂喜した。
だが、同時に天文学が発展をして恐ろしい現実を知る。
コーカは相当くない未来に急速に巨大化して行く。
最終的には巨大なガス状の物体となり、このファルトンを含む惑星全てを飲み込む。
人々は恐怖に襲われるが、同時に起きた世界大戦の為にゴシップとして捉えらる事でうやむやになった。
だが、世界大戦が終結。
再度、この恐ろしい研究結果が報告される。
このまま、このファルトンと共に滅するか。
新たな通信技術、航行技術、そして冷凍睡眠。
これらを駆使して多くの選ばれた人達が、新たな星を目指す。
誰がこのボーズをファルトンに残した。
冷凍睡眠の技術はファルトン人が開発した。
だが、通信技術は?
光を越える速度を得ることが出来る航行技術は?
いつのまにか、手にしていた技術。
これは、誰が?
何の為にファルトンに置いていた?
それらに目を向ける事なくファルトンを捨てた人々。
その、謎を少し解き明かす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 06:43:20
88462文字
会話率:21%
裕美が老人ホームの慰問で出会った老人は、昔、彗星を発見したことがある、と言うのだが。
最終更新:2024-10-04 12:00:00
2553文字
会話率:45%
大学一年生の高咲茜は念願だった天文部へ入ろうとする。
サークルオリエンテーションで賑わう構内。その奥底のひっそりとした場所に天文部のコーナーはあった。
「あっ、エリ。お客さん」
「本当だね、千夏」
茜を待っていたのは部長の坂本千夏。そして副
部長の吉村エリだった。
部員が二名しかいない天文部。ワイワイとみんなで楽しめる部活ライフを想像していた。けれど──。
茜は入部を決意する。
その日の夜にエリの車に乗せてもらって山に行った。
久々の天体観測だった。よく晴れた高原は寒かったけれど空気が綺麗で、星空もキラめいていた。
幸先のいい大学生活が始まりそうな予感がしていた。
そんなある日、桜が咲く中お花見をしていた時に千夏とエリの二人から告白される。
二人の猛烈なアピールに気圧されながらも学外の人を呼ぶイベントの準備としてプラネタリウム作りを進めていく。
三人で協力してお客さんを喜ばせるために準備を重ねていった。
そんなある日、茜はエリの家にお呼ばれされて食事をして──キスされてしまう。
キスされたことのショックに、逃げ帰るようにエリのもとから去っていく。
翌日、謝罪するエリ。そして千夏も同じく謝る。
二人とも茜からは手を引くと言うが自分が誰を好きなのか気が付いた茜は口論の末に部室から飛び出す。
無為に時間を過ごしていた。
せっかく自分が誰を好きなのか分かったのに──。
二週間後。家でテレビを見ているとイベントの宣伝のためにローカルニュースに出ている千夏とエリの姿を偶然見つける。
「行かなきゃ──」
茜は天文部へと戻る決意をする。
緊張しながら部室に入る。
そこには千夏が待っていた。プラネタリウム作りを手伝い、しばらくして完成させた茜は千夏に告白する。
「先輩、諦めないでください」
「えっ──?」
「先輩言ってましたよね。私の好きっていう気持ちが千夏先輩に追いつく日を待ってるって。追いつきました。追いついたんですよ! 千夏先輩の気持ちが分かりました。私、初めて恋をしました。千夏先輩に恋をしたんです。だから諦めないでください。私、千夏先輩が大好きなんです──」
千夏を抱きしめる茜。戸惑う千夏は、しかし告白を受け入れて茜を抱きしめる。
プラネタリウムの中で二人はキスをするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 18:06:32
64867文字
会話率:56%
天文好きで厨二病の気が有る男子高生と、幼い頃にUFOを見たことの有る女子高生の物語。
異世界からの侵略も無く、凶悪事件も起こらず、ただただ日常が過ぎていく、青春の1ページ。夏だけど。
最終更新:2024-08-29 16:00:00
7637文字
会話率:44%
光の速さでやってくる天体があると主張する「彼」と、「私」の物語。
(※重複投稿です。2009年7月22日に独自ドメインのサイト「NUULLMOON」で公開したものの再掲です。もともとは4部作の1作目として書いたものです。2009年8月3日
のバージョンをベースに、誤字脱字の修正や、ふりがなや改行や空白などの微調整をおこなっています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 23:49:48
13138文字
会話率:35%
幾つも存在している[show]。showの中には多くの生物達が存在している。生物達は自分の役目を見つけて果たす。だがそれはshowによっても異なる。主人公・アドミンは、showと言う中の舞台に存在する。そしてその舞台の運営側を任せられるアド
ミン。運営側はアドミン以外にチーフ・エンプロイー・バトラーが任せられていて存在している。そしてその者らも役目がしっかりとあり、それを果たす。だが彼らは○○。だから○○には勝てない。それは関わり合うのは、あまり望ましくない。関わり合った時、彼らは… その他にも社会問題・哲学・心理学・天文学と言った学問等が襲い掛かってくる。また様々な感情の動き、組織、登場人物が現れる。一体、何が正解なのだろうか?そしてそれぞれの正体とは?結末?理不尽?showとは?全ては宇宙の様に広がる…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 20:35:24
12905文字
会話率:0%
田舎の小さな町にある高校、星空学園。この学園には、昔から語り継がれる「星空の謎」という都市伝説があった。ある夜、学園の天文部に所属する主人公、佐藤直人は、部室で謎の古文書を見つける。それは星空学園の創設者によって隠された宝を示す手がかりであ
ることが判明する。
直人は友人の久保田彩香、謎めいた転校生の藤原涼、学園の問題児である山田拓海と共に、この謎を解明しようとする。しかし、彼らの前には学園の過去に関わる秘密や思わぬ敵が立ちはだかる。友情、裏切り、そして成長を描いた物語が繰り広げられる中、彼らは真実にたどり着けるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 15:09:04
10033文字
会話率:15%
地球を襲う様々な異常気象。これらが、夜空に浮き出た惑星によるものだった。
光満市 天台学校の天文学部所属 梶野 光太郎は、政府に所属している父親からの一通の手枚で、人生が変わる。
血塗られた手紙にはこう書かれてあった。
「今す
ぐ、星宗さまを探せ」
度々、加筆修正、大幅な改稿をいたします汗
申し訳ありません汗
今年中か来年の一月には完結予定です
超不定期更新です
お暇つぶし程度にお立ち寄りくださいませ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-04 16:52:10
13097文字
会話率:39%
村田香梨は大学2年生で天文サークルに所属している。香梨は、同じサークルの彼氏の態度や言動に不信感をおぼえていた。恋愛相談アプリ〈キューピット〉のAI相談員〈マコト〉に相談するが、その回答に納得がいかない。そんなある日、香梨の友人から、彼氏の
浮気を疑わせる写真を見せられた。香梨はその疑いを確かめようと行動を開始する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 17:43:30
10265文字
会話率:34%
星の運命など人の手で変えてしまっていいのだろうか…
偶然に偶然が重なり、天文学的な確率の下で生きているという事に感謝
最終更新:2024-06-05 03:00:31
7736文字
会話率:22%
見覚えのないノートが、俺の机の引き出しから発見された。
そのノートには、どうやら妙な力があるらしい。
半信半疑で書き込んでみた。
俺の数奇な人生は、そうやって始まったのである。
注)この作品は、副題無しの作品名【1%ノート】で作者がカク
ヨムに先行で投稿し、連載中です。
カクヨム版からこちらへ投稿する際に、細部の文言に修正を入れています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 00:03:38
103894文字
会話率:12%
伏馬忍(ふしま・しのぶ)――十五歳。
陰陽師の家系に生まれながら、陰陽術を操る才能が欠如した無能者。
実力至上主義の陰陽師の世界において、彼は家からも放逐同然の扱いを受け、周囲から見下される日々を過ごしていた。
ある日、自身を虐
げている同級生達に無理やり連れられ、悪霊がねぐらとしている廃病院へと乗り込むことになった忍。だが、悪霊の実力は想像以上で、同級生達は早々に戦意を喪失してしまう。
彼等を逃がすためにしんがりを試みるも、陰陽師として才能が0の忍は全く歯が立たず、悪霊に命を奪われてしまうのだった……。
……だが気付くと、忍は見知らぬ世界にいた。
そこで、九呼(くこ)と名乗る女神と出会った忍は、ここが黄泉の国であり、正に今、生死の境を彷徨っている最中なのだと説明を受ける。
瀕死の重傷を負ったまま現世に戻るか、このまま死ぬか。
選択を迫られた忍は、そこである可能性に思い至る。
「時間の流れが現世よりも途轍もなく遅いこの魂の世界なら、数千年レベルで修業が出来るんじゃないか?」
忍は、黄泉の国で陰陽師に必要な素養――霊力を磨く修行に没頭する。
そして、2000年後――。
これは、生と死のハザマで天文学的な年月を鍛錬に費やした結果、神レベルの力を身に付けてしまったとある陰陽師見習いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 17:10:00
20119文字
会話率:38%
ある時から自分の目の前の世界の見え方が変わってしまった女性の話。
見え方が変わって何が起こったのか、見える・見えにくい・見えないってどんあ感じなのか、彼女の思い出と共に様々なエピソードが見えてくる。
最終更新:2024-05-03 18:14:07
11742文字
会話率:7%