腹が猛烈に痛んだので救急車を呼び、乗った。
「えー、おそらく手術になると思うのですが、この辺りですと……四つ、受け入れ可能な病院がありますね。どれにしますか」
救急隊員がおれに聞いてきた。痛みでそれどころではないのだが、そういうわけ
にもいかない。気力を振り絞り、声を出す。
「た、高いところは駄目だ。か、金がない」
増えすぎた高齢者。その医療費により国の財政が限界まで圧迫された結果、とうとう制度が見直され、自己負担額が激増した。
それが決まったのがおれが高齢者に片足を突っ込んだ時だったので、せめておれが天寿を全うしたあとにしてくれればいいものをと思ったものだ。自分たちさえよければいいと安い医療費で済み、死んでいった高齢者どもは全員地獄に堕ちていればいいのに。
「えーと、じゃあ三つですね。一つ目のところは死亡した場合、請求額が五十パーセントオフになりますね」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 17:00:00
751文字
会話率:50%
生まれながらに天才で最強だった主人公――レリアス。だがその才能の代償として、生まれながらに短命の病に罹患していた。しかしながら、任された己の役目である友人のセラシルを女王陛下として君臨させることを見事に果たし、一気に我が名を轟かせた。だがそ
れも限界。レリアスは己の背負った病に倒れることに。視界が消えていく感覚に襲われ、死を覚悟して受け入れる。しかしその瞬間、意識がハッキリとした。レリアスは現代日本に転移してしまったのだ。
そこから始まる新たな人生――長坂七生としての人生。そして出会う片足不自由な新たな守るべき主。更に出会い続ける個性的で相性抜群な友人たち。
これはレリアスにとっての異世界日常ラブコメである。
カクヨムにも連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 23:33:26
308127文字
会話率:62%
まだ足が二本あった頃、人魚姫の話は〝契約違反をしたら落とし前をつけなければいけない〟という教訓話だと思っていた――。
月島マリ、十五歳。
五歳の頃に骨肉腫で左足を切断して以降、義足も使わずに車椅子生活を続けている変わり者。
嫌いなもの、憐
れみの視線を向けたり、自分を使って〝いい人〟を演じようとする人。
そんなマリは、自分のことを人魚姫の生まれ変わりではないかと疑っている。
だって人魚姫は、借金をしてまで両の足を手に入れたのに、お代も支払わずに泡となって消えたから。
きっと生まれ変わった自分にそのつけが回ってきて、利息を支払うために、与えられた足うちの一本を返品しなければならなかったのだ――。
ある日、マリは古びた社交ダンス教室で大学生の夏目と出会う。
彼は大学で〝踊れる義足〟の研究をしていると言い、マリに機械仕掛けの足を差しだして言った。
「この義足をつけて、俺と踊って欲しい」
なるほど、こいつの正体は人魚をそそのかして足を与えた魔女だったのだ。
夏の初めの昼下がり。
生まれ変わった債権者からマリに持ちかけられた新規契約は、あまりにも突飛なものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 07:00:00
133619文字
会話率:25%
遥か昔、人間と魔法使いは国を隔て、平和に暮らしていた。
定期交流も盛んであり、魔法使いの王も人間の王も適度な距離を保ちながら仲良く暮らしていた。
そんな日常を壊してしまった出来事があった。
それは___戦争だ。
魔法使いの王が戦を仕掛け
てきた。
異類の幻術を使う異国の王には、人間は為す術なく敗北を噛みしめる。
それから、数百年__
人間も技術力を向上させいつしか、魔法使いをも凌駕する程になっていた。
魔法を無力化し、魔法使いを奴隷として使役する者まで出てきた。
そして、その頃には、既に両国の間には決して埋める事の出来ない溝ができていた。
___それが、この土地の歴史とも言われている。
そして、これはひょんな事から、一児の父親となったアスター=カリステファスとその養女に当たるアイリス=フラッグリスが出会った事を切っ掛けに国際問題に片足を突っ込む物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-20 11:00:00
11202文字
会話率:27%
ピアノ弾きとして初舞台を迎えようとしたその日、魔物に襲われ人生が暗転する。
片腕となった彼とそれを助けた片足のエルフが失くした手足を取り戻しに旅をする物語。
最終更新:2024-01-31 11:00:00
99784文字
会話率:45%
何時ものように画像検索を掛けていると、掘り出し物を見つけた。
青年が幼女を抱え上げる画像だった。
この時私は知る事になる。
今まで何一つ見てはいないのだと。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
今までピンと来なかった物の発見であり、絵師様の画力の高さを見せつけられた話であり、段々と犯罪者に片足を突っ込んでると感じる毎日です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 18:02:32
1061文字
会話率:39%
中年に片足突っ込んだ男が転生した先は異世界ファンタジー!? せっかくの第2の人生、女神?に貰った成長チートを活かして楽しんでやろうじゃないか!
ある程度強くなったらまったりスローライフとかいいよね、となるべく目立たないように生きるはずだ
ったのに即行で領主さまに目を付けられてた! え? うちの領主さま奴隷商館経営してんの? 手伝えって? いや俺は出来れば田舎の教会で神父でもやれたらなって。ダメ? 師匠の契約魔法を引き継げって? 代わりに奴隷を何人か好きにしていい?
……かわいい子居る? あ、居るんだ? よーしOK、この俺に任せとけ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 13:34:58
29471文字
会話率:51%
父親が突然子連れの愛人を家に連れて来た事で、精神を病んでしまった母親。
幼き頃の家庭崩壊により、心を捨て冷徹な人間へと成長した見目麗しい13歳のグレイ。
グレイが家族に何の興味も失くしていた頃、父と愛人が事故により急死した。すぐに潰れる
と思われた伯爵家だったが、何故か狂った母親が継いだにも関わらず経営が落ち着いている。
不自然な経営能力、そして不自然な行動。
愛人の住んでいた別邸に毎日通う母親を怪しんだグレイは、夜中に別邸への侵入を試みる。
あそこには何かがある。
別邸に侵入したグレイが見つけたのは、両目に黒の眼帯をつけ、片足を鎖で繋がれ、檻に監禁された少女マリアだった。
愛人の連れ子だったマリアは、黄金の輝く瞳を持つ聖女であり、その力を金儲けのために利用されていた。
口数の少ない無感情なマリアに対して、少しずつ執着という感情が芽生えるグレイだが、本人はそれに全く気づかず……!?
※少年少女時代からのスタートです。
※世界観、爵位などについては緩く設定しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-27 11:11:15
324003文字
会話率:36%
――ダンジョン探索、そして探索配信全盛期の昨今。
――探索し尽くされたダンジョンは、どうなるかご存じですか?
――そう。その広大な土地は、レース場として再利用されるのです。
世界中で大人気の “D(ダンジョン)レーシング” は、ダ
ンジョンを改造して作られたコースを走るレースイベントだ。
魔法による攻撃、妨害、加速など、あらゆる手段が許されるレースは、派手な展開の連続で大熱狂。
若きDレーシングのレーサー・一条ソウは、精密なハンドル操作を売りに活躍をしていた。
しかし15歳の時に事故で片足を失い、無念の引退をする。
その後は機体(カート)の整備士となりレースに関わるが、精密だが慎重で遅い作業のせいで「ノロマ」「役立たず」と罵られ、冴えない日々を過ごしていた。
ある日、勤めていた整備会社をクビになったソウは、アルバイトで出向いたレース場で、車椅子の女性レーサー兼エンジニア・望見ニナと出会う。
足が無くても操作できる機体を自分で開発し、レーサーになる夢を追う彼女に誘われたソウは、再びレーサーとして機体に乗り込む。
若くして引退し、レースの世界から離れていたソウは、気付いていなかった。
すべての魔法攻撃や妨害を避けられるほどの超絶ハンドル操作技術を持つのは、今やソウしかいないことに。
――「オレより速いレーサーなんて、上位リーグに行ったらゴロゴロいるはず……」
――「いや、ソウくんより速い人なんて、最上位リーグでも見たことないよ!?」
※ 投稿サイト「カクヨム」でも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-27 07:11:49
135470文字
会話率:37%
高校2年生、式村春一はネットゲームであるMMORPG【Final Dragon】を愛するネトゲ廃人に片足を突っ込んだ陰キャである。
そんな彼が、ある日いつも通りデイリークエストをこなそうとしていると、初心者プレイヤーが高難度ダンジョンへと
向かうのを目撃。
心配になり様子を見に行くと、そこには女性プレイヤーが立ちつくし困っていることがみてとれた。
春一は彼女のダンジョンに来た理由を知り、攻略に協力することを提案するが......?
◆この物語は春一がネトゲを通しヒロインと仲を深めるお話です。
※【人物紹介】【Final Dragon】は読まなくても問題ありません。
※【とても重要なお願い!】
先が気になる!はやく更新してほしい!と思った方はブックマークや広告の下にある☆☆☆☆☆で評価してくださると、執筆のやる気があがり更新を頑張れます。
評価とブックマークをいただき、ポイントが入るとランキングを上がる事ができ、多くの方に読んでいただけるようになるのでよろしくお願いします!
執筆を続ける力になりますので、どうぞよろしくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 12:08:03
68787文字
会話率:43%
ある日、大爆発事故に巻き込まれた主人公、井伊 奴哉。
そんな彼はたまたま救った、黄金の玉となった邪神、に大爆発にて潰れた片足を奪われることにより延命を遂げる。
そんな彼は今までとは異なる非日常が現代社会でも蔓延っていることを知ることとなる
。
そんな非日常には何故か主人公の知り合いも存在し、さまざまなトラブルに巻き込まれていくこととなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 00:00:00
40635文字
会話率:27%
28歳、フリーター。世間ではアラサーと呼ばれ、すでに中年に片足を突っ込んでいる。
そんな俺の目の前に、ポッカリと開いたダンジョンの入り口があらわれた。
どうやら、これは俺にしか見えていないらしい。
バイク用プロテクターにバット、準備は万端だ
。
――さぁ、ダンジョンに潜ろう!
17/01/19(旧 俺だけが見えるダンジョンの入り口~日本人は攻略を目指す~)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 16:06:48
166298文字
会話率:23%
友だちと居ても、家族と居ても
夜になって自分の部屋に戻ると
孤独を感じて、不安や焦りから
絶望的な気持ちになって涙する。
女性には、生まれつき人の声が
聞こえないハンデを持っていた。
そんな女性を受け入れてくれる
心の大きな男性に出逢っ
た。
しかし、その男性もまた、
生まれつき片足が不自由だった。
誰かに支えて欲しい。
誰かを支えたい。
今回は、そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-14 03:34:20
455文字
会話率:0%
紘一は美術部に所属する高校三年生である。彼には学内にファンクラブがあって、所謂モテモテの状態なのだが、それは表面的なことで、本人にとっては特別なことではなく、それが日常的なものになっている。
そんな彼には本当に気になっている女子が居て、話を
して仲良くなりたいのだが、紘一が引っ込み思案なために、うまくいかないのだった。
そんなある日、紘一は不思議な体験をする、自分の描いた絵から、あるものが零れ落ちてきたのだ。友人のちょっと変わった人物、濱田とともに、そのことへの追及を始めて、謎を解こうとするのだが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 06:00:00
49186文字
会話率:26%
私の名はハンス・ウルリッヒ・ルーデル。
大戦中はスツーカ大佐とか魔王とか呼ばれた。
大戦を闘い抜き片足となったが戦後も謳歌し老齢で物故・・したハズだが??
最終更新:2023-05-27 16:01:40
11866文字
会話率:13%
裏社会に片足突っ込んでた女の子が異世界転生してしまった話。人生勝ち確ウハウハライフが送れるのかと思っていた時もあったが、魔力0、容姿も頭脳も平均とかいう、ただのモブだった。
父親は異世界転移してきた日本人らしく、容姿も頭脳も平均だが、
圧倒的な魔力量を誇る。その魔力量で人生というゲームを攻略し、絶世の美女と結婚し、安定、高収入、残業無しの超ホワイト魔法省に就職した圧倒的主人公。
魔法使えないし、美貌を持っているわけでも、頭がいい訳でもない女の子が、たまにトラブルに巻き込まれたり、友達と遊んだり、文化祭したりするだけのお話。
※作者の気まぐれで更新したりしなかったり。息抜きで書いてるだけなのであんまり設定練ってない。だから矛盾があると思う。暇潰しにでもどうぞ〜。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 09:00:00
2267文字
会話率:10%
半スラムに片足突っ込んだ繁華街に事務所をかまえる、特殊事態対策事務所(特態所)第0106支部
そこには毎度 確かな実力と癖を持つ所員を仕方なく頼って、超の付く厄介な依頼ばかりが流れつく
今日も今日とて依頼に追われて東奔西走!!
全ては
依頼達成と、少しばかりの善意のために折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 21:05:31
5353文字
会話率:65%
『酒と相槌は一時しのぎにしかならない。だからといって無駄だとは思わない』
核戦争で汚染された世界が神の奇跡によって浄化され、人類が魔法を手に入れた未来。世界は、魔法文明の恩恵を受ける王国と、機械文明に頼る帝国とに分断されていた。
暗殺
を裏稼業にしていた貴族出身の学生の青年は、政争に巻き込まれて王国を追われ、帝国との国境にある自由都市の潜りバー『エスメラルダ』にたどり着く。
どう見ても十代半ばの少女の店主にスカウトされ、とりあえずの間はバーテンダー兼用心棒として働くことに。
小柄でお茶目かと思いきや強かな店主と、寡黙な機械人形の先輩用心棒が働くバーを訪れるのは、天衣無縫の剣の達人、酔い潰れの帝国軍人とその部下、犯罪組織に所属する美女、そして青年の消息を追う者たちetc.
どうやら青年がバーで働くことになったのは偶然ではなく、二大国やかつて所属していた秘密組織が絡む、世界の秘密に片足を突っ込んでしまうことに……?
青い海のような照明が揺れる、たった五席の小さなバーを舞台に、ちょっとワケありの人々が恋し喧嘩し、時には斬り合い撃ち合う、出会いと別れの物語。
★同時連載のWCCと交互の更新
※カクヨムにも掲載
※各話にイメージBGMがあります
Twitter:@MiyukiSuemoriの固定ツイートも良ければご覧ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 16:23:26
213224文字
会話率:58%
ある日目覚めたら、片足を失った貴族のご令嬢レイミ・コングレード15歳になっていた、高満田麗美華28歳。
どうしてここにいるのかわからないけど
とにかく今できることをやる! やりたいことをやる!
そんな信条のもと『今』を生きる レイミ i
n 麗美華 だったが、この世界が『ゲームの世界』だと言ってきた公爵令嬢から、レイミが『中ボス』であると教えられる。
ナニそれ中ボスなんて、中途半端で超ダサイ!!
憤慨しつつ、他者依存型の『ボス』公爵令嬢や、妙に絡んでくるヒロインちゃんの手をかいくぐり、平和に魔法学校を退場して、ついでにメインキャラの一人らしいイケメン従者のバウディも一緒に退場させて、そしていつかレイミが元に戻ってもいいように、明るい人生を用意しておいてあげるわよ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 23:01:08
238295文字
会話率:33%
なんて事はない日常を送っていた(?)はずの
平凡でしがない主人公。よくある異世界転生モノ
として火災事故によりあっさりとその命は
絶たれてしまい、気が付いた場所は
地獄でした。(比喩的な地獄ではない)
一般的にはワンクッション神様やら女神様
やらの説明、もしくは目が覚めたらもう既に
異世界にいた、なんてのが多い中でまさかの
地獄で亡者とは思うまい、と言う感じで
地獄から異世界へと旅立つ。
果たして彼が行く異世界で待つものとは?
そんな始まり方の異世界転生物語。
異世界へ転生する前の地獄にいる話が
長いのでご注意下さい。
(最新話で異世界へ片足突っ込みました)
※異世界へ行く前にボーイズラブ要素が
あります。
現在転生先の貴族のお嬢様として
幼女になってしまった主人公が日々頑張る
お話になっていますのでご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-24 14:39:14
178021文字
会話率:40%