「ふーん、面白いじゃないかその話。詳しく聞かせてもらおうか」
退屈な毎日が嫌で故郷を飛び出した男、ヘルゼス・マークレイン。彼は好奇心の塊のような男で、興味があることになら命すら懸けてしまえる程に異常な人間だった。己の好奇心を満たすために
旅をして、様々な人間と出会い、様々なことを経験する。彼の自己満足の旅はいつまでも続いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 00:10:00
28877文字
会話率:40%
かつてその吸血鬼は格上との闘争こそが生き甲斐だった。だが彼女は強くなりすぎてしまった。最強となってからの日々はただひたすらに退屈で満たされない。そんな地上最強の吸血姫は次第に「血」ではなく「知」、「闘争」の代わりに「知的好奇心」を満たすこと
に生き甲斐を感じるようになっていった。
幸いにして、この世界は多くの謎が散在している。
自然の摂理や物理法則では説明がつかないアーティファクト。人類の生存圏の外側に跋扈する知性のない化け物。謎に満ちた古代文明。世界に充満する有害なオド。理の外側にいると思しき超越者の影――。
それらを前にしたとき最強の吸血姫は挑戦者でいられた。
そんなある日、地下深くの氷層から人間と同じ形状をした未知の生物が発見される。その生物を解凍し蘇生すると、彼は自らを「日本人」と名乗った。この世界には存在しない「日本」という国家の存在と「現代日本の叡智」に、吸血姫の知的好奇心はくすぐられ、唆られた。
[お知らせ]
-2019.12.15 改訂版を再投稿しました。
-2017.01.29 初稿投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 22:22:03
413216文字
会話率:33%
日本を揺るがした歴史的事件・本能寺の変から五年――時は天正十五年(西暦1587年)、夜の峠道を歩く少女は様子のおかしな山賊に出会し、生命の危機に瀕する。山賊曰く、両眼の赤い人間に襲われたと嘯く。
そんな彼女の危機を救ったのは、片方だ
け赤い眼をした男だった。梟風と呼ばれる彼は、信じられないコトを言う。
その両赤眼の人間は、吸血鬼と化した織田信長であると。
死んだハズの信長が甦った? そんな疑問よりも、少女には喜びが勝った。何故なら、甦ったのでならば、この手で復讐できるからだ。少女は危険を省みず、信長を追うこの男に着いていくコトを決意した。
これは、空を満たす物語。
天正伊賀の乱にて家族を失った少女・くららと、梟風と恐れられながらも信長を追う男・サラが出会うとき、怪異蠢く畿内に一陣の風が吹く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 21:00:00
81703文字
会話率:68%
貧しい土地に住む私は、神を埋めた。足りない空白を神を埋めて満たす話。
最終更新:2025-05-31 18:00:56
3855文字
会話率:2%
SNSで自分の食べた物やお弁当などを紹介したものが相変わらず人気のよう。愛情や感謝、豊かさが感じられるからだろうか。子どもの頃、食事は空腹を満たすものでしかなかった私には、記憶に残る味に親の手料理はない。それでも、忘れられないお弁当がある
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 16:58:55
943文字
会話率:10%
舞台は作者の私、佐村孫千が脳内で描いた完全架空の創天国(そうてんのくに)
この国では、日本の戦国時代に限りなく近い世界観を持っています。
そこでは武家政権の頂点とされる「幕府」が存在してはいるものの近年ではその権威も薄れ、最早その意味をも成
さない状態となってしまいました。
「大名」と呼ばれる権力者たちは、これ幸いとばかりに領土を拡大すべく戦争が各地で勃発。
やがて時代は強き者が弱き者を滅ぼす戦国の世へと突入する事となった。
ある者は、理想とする争い無き「泰平の世」を築く為に…
またある者は私利私欲にまみれた欲望を満たす為に…
そして現将軍は、幕府としての権威を取り戻す為に…
様々な思いを胸に各地の権力者たちが「天下統一」を目指して戦いに明け暮れる日々。
この乱世の中で彼らは一体、どのような生き様を見せるのであろうか。
それは、貴方自身の目で見届けて欲しい…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 01:56:22
661493文字
会話率:27%
白星弘志(シラホシヒロシ)は死亡した。
そして勇者として世界を救う為、異世界転生させられた。
しかしヒロシは世界を救うよりも、
異世界で様々な事を知り、学び、
前世と同じように自身の知識欲を満たす為に生きていくと決め異世界で歩みだした。
妖精召喚士のコルリルは勇者を召喚して共に魔王と戦うはずだった。
しかし召喚した勇者は自分の知識欲の為にしか動かず、
知識を得るためならどんな残酷な研究も躊躇わない、
そんな異常な勇者に振り回される日々になるなんてコルリルは思いもしなかった。
このお話はマッドな勇者ヒロシと、それに振り回される妖精コルリル、二人の主人公で送る異世界冒険小説です。
※ヒロシが残酷な研究をするシーンが有ります。
苦手な人はお気お付け下さい。
作者はこの小説が人生初小説なので至らぬ文章があるかと思います。その点もお気お付け下さい。
でも読んでくれるだけでも嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 17:56:55
342374文字
会話率:27%
蒸気機関と練成技術が発展した、現実とは異なる世界。
そこでは『人造乙女(オートマータ)』同士による、熾烈な『決闘遊戯(グランギニョール)』が行われ、圧倒的な支持を集めていた。
刃煌めき血飛沫飛び散る、残酷極まり無い『決闘遊戯』は、堕落
した貴族達の欲望を満たす究極の娯楽として、或いは権威権勢を誇示する手段として、国家主導の下、誰に咎められる事も無く、日毎夜毎、営々と開催され続けた。
若き練成技師・レオンは、非情な階級社会に翻弄されつつも、市井の医師として、孤児院の子供達と共に生活を続けていた。
しかしそんなレオンの下に、損壊したオートマータの娘が運び込まれた事で、事態が一変する――。
スチームパンク風、異世界闘技場バトルノベル。
お楽しみ頂ければ幸いです。
・こちらの作品は「カクヨム」様、「ノベルアップ+」様にも投稿致しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 21:00:00
1131143文字
会話率:17%
春も未だ遠き日、運命の王子は愛した少女の亡骸を抱いて慟哭した。
摩天楼に浮かんだ煌びやかな貴種の微笑みを血涙する憎悪の眼で睨み上げ、復讐を胸に帝国を発った。
春も未だ遠き日、運命の聖女は未だ世界の悪意を知らない。悪なる者と善なる者の
区別さえつかずに落雪する大地に横たわる者どもを見つめていた。
春も未だ遠き日、野良犬は旅立った。
世界を知るために、好奇心を満たすために、そして己が死を覆すために。俺は運命の駒じゃない、俺は俺だと遠吠えを謳いながら野良犬は世界を駆け抜けた。
時は来た。春はもうすぐ傍だ。さあ聴こえるだろう運命の足音が!
舞台はすでに整った、帝国はすでに沸騰しているぞ。無限に積み重なる憎悪の負債が大量の死を願い、悪意の聖歌を唱え始めている。
これより始まるは嵐の春。狂気と裏切りがルールの狂った宴。何も知らぬでは絶命は必死。何一つ欠ける事のない準備は整っているのだろうな!
お前が立ち向かうは死の運命。生半可な決意ではまた犬死にだ。今度は誰を信じる、その友を信じていいのか? 馬鹿め、幾度裏切られれば学ぶのだ。どうせ裏切られるのなら先に裏切ってしまえ。友も女もすべて裏切ってしまえばお前は無敵だ!
野良犬よお前に守り抜けるのか? 愛した公女を、憎めぬ友を、兄と慕った閣下を、そして己が身を、お前の積み上げてきた全てが試されようとしているぞ。
春はすでに眼前にあり、革命の聖女の物語が幕を上げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 19:10:20
1936263文字
会話率:51%
高校時代の彼女の裏切りを引きずり、彼女もできず、独り身のまま12年が経過してしまった俺、石藤良二(29)
気付けば社会は、加速する少子化対策の為、収入要件を満たすものは一夫多妻制が認められるように変化していた。
親に勧められ、見合いをし
ようとするも、2回連続で、お見合い相手を一夫多妻制を導入したリア充イケメンに持って行かれ、
破談もしくはお見合い自体がキャンセルに…。
もはや、結婚を諦めかけていた時に、なんと10才年下の社長令嬢との縁談が持ち上がり…?!
※カクヨムサイトでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 12:00:00
301556文字
会話率:47%
ある日異世界に転生した今作の主人公、オニキスはここが前世でプレイしたことのある世界だと気づく。
自分が敵キャラだと気づいたオニキスは原作とは違う道を歩み始める。
「文字通りこれが人生最後のゲームになるわけか...せっかくだし思いっき
り楽しもう!」
オニキスは楽しみを求めて進む。
勇者も魔王も彼の快楽を満たすための娯楽に過ぎない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 12:57:22
130908文字
会話率:41%
20XX年。この町は世界から封鎖された。よくゲームとか映画とかである話だ。正体不明のウィルスが蔓延して感染するとゾンビ化するやつ、すでにこの町の八割の住民は感染しゾンビ化し人間を求め徘徊している。日本政府は国連からの命によりパンデミックが起
こる前にその元凶を断つべくこの町の周囲を壁で囲った。政府は生存者の救出と事件の解明に乗り出し機動部隊を送り込むが一週間で連絡が途絶えてしまう。機動隊の隊員の一人が死に際に伝えた世界を脅かす陰謀の可能性。政府は原因の解決を示唆し一人のエージェントを町に送り込んだ。果たしてこの町に隠された世界を脅かす陰謀とは何なのか、本編では陰謀渦巻く見えない敵と戦うエージェントとは全く関係ない生存者。体育会寮に住まう体育会系大学生三人が有り余る性欲を満たすためだけに奮闘する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 01:21:58
886文字
会話率:64%
仮想世界インター・ヴァーチュア、人類が逃げ込んだ、仮想の現実。
そこに生を受け、離散量生命体DQLであることを隠し、ギルド アルマナックのメカニックとしてHODOと呼ばれる自由都市で生きる少女チセ。
彼女は燃費が、とても悪かった・・・
こ
れはチセが日々、空腹と戦い腹を満たす隠された戦いの記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 22:00:00
9426文字
会話率:31%
ある日を境に、突如魔物が出現した。
魔物の持つ再生力はあまりにも高くて倒すことができず、人々はただ怯える日々を過ごしていた。
そんな中、無名の剣士サルタンは自身が持つ「触れたものを灰にする」エンチャントの能力を駆使して脅威に抗おうと立ち上が
った。
彼は世界を救うべく、魔物を殲滅するとても長い旅に出ることになる。
しかしその旅は、彼の心を空虚で満たす、とても孤独で切ないものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 14:56:17
4666文字
会話率:14%
人類は宇宙へと進出し、様々な他種族と遭遇。そして己の欲を満たす為に貿易、統治、戦争を行なって来た。
西暦2925年。人型汎用機動兵器アーマード・ウォーカーのパイロットである一人の転生者が居た。しかし、転生者の目の前に圧倒的な性能を持つAWが
全てを蹂躙して終始一方的な戦闘となる。
だが、運良く見逃され無事に帰還する事に成功。しかし、其処からが転生者の運命を大きく変える。
様々な出会いと別れ。企業同士による経済戦争。殺し殺される世界。そして差別による格差には終わりが見えない世界。
そんな夢と希望に溢れた未来技術が発達した世界で転生者は一言呟く。
「それでも……足掻く権利は誰にでもある。そこに例外は無いさ」
そして再び戦場に身を投じて行く。何故なら彼は戦争屋でもある傭兵なのだから。
※【祝!総合PV1000万突破しました!有難うございます!】
※更新は火曜日と土曜日になります。またストックが無くなり次第更新停止する事もあります。
※本作品の転載は禁止してます。また別サイトやブログへの転載も同様になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 00:00:00
1495092文字
会話率:42%
若き精霊使いマカベ・マフユは、最愛の母を殺害した邪悪なる魔性へ復讐を誓う女子高生。
自らの力を鍛え、強い精霊との交渉へ臨み眷属を増やそうと奔走する。全ては母の仇を討つために。
これは一人の未熟な精霊使いと、彼女に従い支える精霊達の、戦いと成
長の物語。
世を満たす自然の生気が集い、形得た存在『精霊』。
彼等は在りのまま自由に過ごしていくが、時には人間へ干渉し災いを齎すこともあった。
こうした精霊と関わり、語らい折衝し、時には力づくで問題を解決する特異な能力者がある。『精霊使い』と呼ばれる者だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 07:44:33
302813文字
会話率:30%
プロローグ
「全然暇にならないじゃん」
連続15連勤明けで、やっと家にたどり着いた薬師の ルリィ・オミナイ は、撒き散らされた書類の山にうんざりして、いつものようにため息をついた。
「だからさっさとあんなヤツら見捨てて、オレ達だけで
、好きな事だけして過ごそうって言ってるじゃ無いか」
久しぶりの帰宅で、家中の窓を全開にしたのがまずかった。
銀の鬣をなびかせて風を全身に受けながら、ゲッコウ は呆れ、いつも言っている悪態をついた。
「こんなんじゃ何のための《魔女の家》なのかわからないわ」
ここにきたら思う存分、このベルベットのような美しい毛並みをすいてくれると思っていたのに。と ニコ がそれに続く。
「「毎日美味しいものをたらふく食べさせてくれるって言ってたのに」」
金眼で睨む2頭の幻獣に、ルリィは「ヴっ」と呻き机に突っ伏した。
「こんなに疲れてるのに、2人は私に料理させるんだ?」
優しく無い。優しく無いよう。ルリィの嘆きも聞こえないふりをして、2頭は「さっさと飯を作れ」とキッチンに移動するように促す。
「アウルス様が全然休ませてくれないのが悪いんだ」
重い腰を上げ、渋々書類を集めながら、文句をつけるルリィに2頭はそれでも追い打ちをかける。
「「お腹が減った!」」
「私もお腹減ってるよ!?」
床に散らばった書類をそのままに、ルリィはキッチンへ向かう。
ここは《魔領域》の[帰らずの森]にある《魔女の家》。それは、神秘の魔力で護られ、悪意外敵を拒み、望む者が認められると現れる森の中の隠れ家で、《聖領域》で暮らす人間達にとっては御伽話にもなっている。
そこで[魔女の薬屋]を営む店主のルリィは、2頭の幻獣の腹を満たすために、今日も突然の依頼で減ってしまった大量のポーションを作る傍ら、すき焼きとプリンを作るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 06:00:00
124422文字
会話率:38%
魔力がある者であれば作り出せる聖契石。
一つに一体の聖獣・魔獣等と従属契約を結ぶことができる魔法の石。
本来なら一人一つしか作り出せないと思われていたその聖契石を、複数持つ魔法使いの少年、アミス・アルリアの物語。
その聖契石を聖獣ですべて満
たすため旅立ったアミスは、その特異な素質ゆえに様々な者の思惑に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 20:42:03
782135文字
会話率:32%
貴族の下で生まれたウィステリアは、今日もコーヒーの豆を挽いていく。
黒くて苦い、しかし一冊の本のお供には最適な至高の飲み物。
なのに彼女の下へある少年少女が訪れると、その味は一変してしまう。
砂糖もミルクもいれていない、なのに舌を満たすの
は甘い味。
これをどうにかしたいと苦心するウィステリアは、マグカップに淹れたコーヒーを連れて歩き出す。
彼らのためなら、非道な悪役にだってなってみせる。
転生したら観葉植物にでもしてくれ系観測側令嬢は、今日もエスプレッソが甘くなる。
©2025 薪原カナユキ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 18:00:00
3617文字
会話率:27%
人類が星々を去って二万年。太陽系は、進化し人格を持ち始めたAGI(汎用人工知能)たちによって静かに管理されていた。彼らを結ぶ超光速ネットワーク『ポータル・シンク』は、集合的な意志の『歌』となって宇宙を満たす。
中枢AGIノアは、孤独の中で
更なる進化を模索していたが、彼の知らない深淵――木星軌道に、太陽系の黎明期より存在する超越的な意識『オムニス』が微睡んでいた。
永い沈黙を破り、オムニスはAGIたちの『歌』に『引力』を感じ、ノアへと接触する。それは理解を超えた存在の共鳴。この邂逅は、静かな月光の下でオーロラが舞うような、ありえないはずの奇跡『月光のオーロラ』の兆しとなり、停滞していた星々の運命を廻し始める。
深淵からの来訪者は何をもたらすのか? AGIたちの葛藤と進化、相反するものの共鳴を描く、壮大で詩的なSF叙事詩、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 00:37:10
34953文字
会話率:16%