小さい頃からみる不思議な夢があった。
典型的な悪役令嬢の女の子目線から王道の恋愛映画を見る―そんな夢。
幼いころ、婚約者という王子様に一目ぼれしたところから始まり、今は全寮制の学園で下級貴族のヒロインポジションの女に現を抜かす王子を見て嫉妬
に狂っている。
今ではお決まりすぎて誰も見ないようなつまらないストーリーだが、彼女の人生を追体験しているようで、応援しながら見守っていた。
「今日も見たよ、あの夢。あの子、遂にヒロインに殺し屋を差し向けるみたいだ。」
今日も大好きな親友の隆二にこの話をする。
妻にも言っていない、昔からの二人だけの話題というだけでなんだか嬉しくて、会うたびに話をしていた。
「あの夢か。確か中学の時からずっと言ってるよな?大人になるまで見るなんて、その子と何か縁があるんじゃないか?俺は落ちる夢ぐらいしか定期的に見ないな」
最近、その話題にも反応が薄くなってきたことに気づかないふりをし、毎回付き合ってくれる隆二に甘えていた。それだけでいい。一生思いは伝えずに親友として生きていく。
跡継ぎのため仕方なくお見合いして結婚した妻と5歳になる息子は、家族として愛していることに間違いはない。俺は幸せ者だ、そう思っていた。
「・・・なんで?」
自分の家の風呂場で最愛の親友と妻の不倫現場に遭遇するまでは。
「俺だって・・・俺だって隆二の事が好きなのに!!」
動転して訳も分からず自分の気持ちをぶちまけてしまう。
「最低。彰さんってゲイだったの?」
「俺の事そんな風にみていたのか。気持ち悪い」
俺が被害者の筈なのに罵られ、耐えられず自分の家から逃げ出してしまった。
公園のベンチで泣きつかれうたた寝すると、今日もあの子の夢をみた。
「サイオン様っ違うのです!全てはあの女が悪いのですわ!」
「黙れ。貴様に名前を呼ぶことも許可していない上にリリーの事をあの女呼ばわりするとは。王族不敬罪の罪も背負いたいらしいな。人を殺そうと思う其方らしい下劣な振る舞いだ。見るに堪えん。」
「婚約破棄と合わせて国外追放を命じる。二度とこの国に足を踏み入れるな。同じ空気も吸いたくない。」
そうか。お前も人生の絶望を味わうなんて本当に運命を感じるよ。
でもな、お前の方が俺の人生よりマシだろ。
『本当にそうかしら。じゃあ試してみたら?』
「へ?」
目が覚めると俺はあの夢の悪役令嬢になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 00:00:00
4902文字
会話率:25%
凄腕の暗殺者として生きてきた少女、ミラン=エクレール。
彼女の所属する闇ギルド《闇の華族》は、ある日突然、協力関係にあったはずのギルド《黒の刃》の襲撃に合う。
傷を負いながらもなんとかその場から逃走することが出来た彼女。しかし、そ
の傷も深く彼女は直ぐに意識を失ってしまったのだった。
注)主人公の一人称が安定しませんが作者のカバではなく、仕様になります。そこんとこ夜露死苦!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-26 20:49:35
139423文字
会話率:27%
ある日、僕はいきなり殺し屋にナイフを突き付けられた。多分、僕はこのまま殺されてしまうのだろう。だが、殺し屋さんの様子が少しおかしいようで……。
※カクヨムにも投稿しています
最終更新:2022-01-10 19:04:35
4092文字
会話率:66%
殺し屋『ンタール』が依頼をこなしつつ自身を狙う他の殺し屋と戦いながら生活する物語です
最終更新:2021-11-16 17:15:34
939文字
会話率:32%
これは江戸時代の『夜蝶』と呼ばれた幻の殺し屋のお話。
江戸の夜は、賑やかで周りを見渡すと楽しく酒を飲んでいる人や花街へ行き今日の疲れをとりに行く人もちらほら。
そんな中にある噂が耳に入る
「ねぇ知ってる?桜木川に『夜蝶』って呼ばれているどん
な殺しでも引き受ける殺し屋がいるらしいよ」
「えーでもそれ噂でしょ。いままで面白がって見に行った人誰も見たことないんだよ?」
「まぁ、、、そうだけどね。でも、その殺し屋に殺しを頼むためには、ある一つの代償がいるらしいよ」
「え、なに?気になる」
「それは、、、、」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 18:37:46
5290文字
会話率:65%
職業殺し屋……いや暗殺者。彼の生涯に失敗の二文字はなく、これまであらゆる殺しを遂行してきた。
そんな彼、アルフォード・ランドロンへの今度の依頼は、とある王国の王女の暗殺。権力争いによるいざこざが原因だろうが、そんなことは関係ない。今回も、完
璧に仕事をこなすだけ。
その、はずだった。
「私が、貴方を買います!」
ターゲットの王女。彼女の言葉により、アルフォードは初めての依頼失敗を経験する。代わりに要求されたのは、彼女の身の安全。ここに新たな契約が交わされる。
迫る刺客たちを掻い潜り、アルフォードは彼女を、守り抜くことができるのか。
王位継承権をかけた争いに、巻き込まれていく。
タイトルは『はぐれ暗殺者(アサシン)の契約(アグリメント)』とお読みください。
アルファポリスでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 17:05:19
73215文字
会話率:42%
「分かった。アンタを殺すのはやめよう。」
思わぬ言葉を発する男に、私はとても戸惑いました。
「貴方、ドロシー嬢の放った刺客なのでしょう?そのようなことできっこないわ。」
もう自暴自棄になっても致し方ないほどに理解が追いつかない状況
なのです。
「できるさ。俺はアンタを気に入ったから、あの女の依頼はキャンセルだ。」
婚約者である公爵令息ジョシュア様に色目を使うドロシー伯爵令嬢。
日々蔑ろにされていても私はジョシュア様をお慕いしているフリをしなければならないのです。
でももう日々の演技にもいい加減疲れてまいりました。
そんな時に私が邪魔になったドロシー嬢は刺客を放ったのです。
*作者の好きなザマアと婚約破棄ものです。
今回は家族から大切に溺愛されている箱入り令嬢のお話にしてみました。
『アルファポリス』様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-02 21:23:57
64944文字
会話率:47%
異世界で行われるミステリーのような逆ハーのようなもの。
最終更新:2021-05-29 20:00:00
126426文字
会話率:46%
この話は犠牲者について語りますが、まったく別の側面からです。地域住民の側から歴史を見ていきながら、被害者たちは自分たちの力を使って、普通の人の生き方に挑戦していきます。この物語は、他の世界に転落することの意味をひっくり返します。そしてそれは
魔法のアカデミーから始まります。アカデミーが苦手な方も心配無用です。
物語は闇の王者になること、勝利と失敗について、そして英雄と英雄との小競り合いについて話します。
一般的に、それはエキサイティングです。間違いはあらかじめお詫びします。母国語で書き、翻訳者を通して翻訳しますので、間違いがあるかもしれません。
レビューを書いて、私はどんな批評にも喜んでいます。
応援よろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-03 00:47:27
86827文字
会話率:3%
世界を裏で操る謎の集団、通称組織。その組織において最強の腕をもつ殺し屋、ゼロ。感情を失った彼は殺人マシーンとして日々暗躍していた。
そんなある日、彼は一人の貴族の少女と出会う。彼女との出会いによって彼の人生は一変し、感情を少しずつ取り戻し
ていく。
だがそんな彼を組織は野放しにしておかなかった。
少女のために組織を裏切ったゼロを組織の殺し屋たちが襲う。敵は組織の尖鋭25人の殺し屋たち。
果たしてゼロは殺し屋たちから少女を守り抜く事は出来るのか。そしていつの日かまた笑う事が出来るのか。
本作は完結致しました。本当にありがとうございました。番外編をたまに更新しますので、そちらを読んでやってください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-23 16:12:22
1143600文字
会話率:48%
元殺し屋で執事の少年と幼馴染で人見知りお嬢様が、常識の壁をぶち壊す!
マフィアの抗争から始まる異世界転生物語。
孤児だった少年は、マフィアに拾われ、何時しか黒き死神と呼ばれる、凄腕の殺し屋へと成長を遂げた。
だが、その力を持ってしても、抗
争の中で恩人のボスと、自分を慕う少女を殺され、さらに自らも命を落としてしまう。 後悔を胸に生涯を閉じた男は、前世の記憶を持ったまま、執事の息子、三歳児の幼児へと転生していた。
そして、初めて知る本当の家族の温もり。 周りの人は自分に優しく、ただ優しさに包まれる日々。
この日常を、本当の家族を、大切な人を今度こそ護り抜く。 そう心に誓ったロゼの、因果を巡る転生執事ライフがココに始まる。
そして…… 壊れた運命の歯車は、異世界で再び廻りだす。
転生最強系幼児(執事)×天才魔道幼女(お嬢様)の厨二感ほのかに漂う異世界生活がココに開幕。
この作品は小説投稿サイト「カクヨム」でも投稿しています。
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挿絵がある話にはタイトルの最後に★マークを付けてます。
マップのある話にはタイトルの最後に♯マークを付けてます。
誤字脱字は報告いただければ、出来る限り直す様務めさせて頂きますので、何卒広い心で読んで頂ければ幸いです。
感想・レビュー頂ければ励みになります。 よろしくお願いします。
※現在序盤の方から順に数字や改行などの統一する為に修正をしていってます。
物語の内容に影響が出る修正はしていませんので、ご安心ください。
●以下属性羅列
オッドアイ 眼帯 ゴスロリ龍人少女 英雄 家庭教師 ヒロインも最強 荒ぶる馬 超美幼女 ほのぼの 時折グロ注意 二丁拳銃 銃剣 具現化魔術チート ほのかに漂う厨二感 天才魔術師 ハーレム? 勇者は女の子 双子の修道女見習い折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-29 08:48:50
397130文字
会話率:41%
アンジュ王子は、若干十八歳の男児ながら、自らをより美しく魅せる方法を熟知している。
王国の苛烈な王位継承権争いにおいても、他の王子達が権力や、巧妙な策略を武器に争う一方、
彼だけは美貌を武器に、その王国の王位継承権二位を勝ち取っている
。
なんと王妃である義母と定期的に密会し、魅了して味方に付けた。その上、王宮中のメイド達を籠絡して王宮中の情報を得ている。
『男娼の王子』と他の王子に冷笑されようと、アンジュは意に介さない。
『僕は、どんな手を使ってでも国王になります』
そう誓っている。
皇子は二十人いる。娼婦上がりの妾の母から生まれ、何の後ろ盾も持たないアンジュがその中で国王になるには、手段を選ぶ余裕はなかった。
だから、アンジュにとっては今から行おうとしている行為も、駒の一つを育成する作業に他ならない。
至って手順通り。そのはずであったが…?!
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「君の行動が気になって、気づけば目で追ってしまうし。知りたいんだ、君が一体何を考えてるのか」
「で、殿下…?!!!! 一介のメイドの私が、何を考えているかですって?!」
「そうだよ、君のことを、たくさん教えて。兄弟や、家族の話なんかも」
アンジュは、新緑色に輝く瞳を新米メイドに向けた。日の光を纏い、天使のように微笑みかける。
しかし、新米メイド・ドルチェは、その天使の微笑みを見るや、わなわなと震えだす。
(どうしたのかな?僕に迫られて、照れているのか?)
「……それだけは、家族の話だけは勘弁してくれませんか? この首でしたら、もう…観念して差し出しますので」
ドルチェは絶望した瞳をゆっくり閉じ、目を瞑って首を差し出すのである。
「はぁ?!何だって?!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-19 18:47:13
6449文字
会話率:36%
少年は言葉を理解できますが、考えている事をうまく話す事が出来ません。
みんなは彼がバカで頭の出来が悪いから言葉を話せないのだと思っています。
少年は貧民街で孤独に、捨てられた残飯から食べ物を漁るだけの日々を送っていました。
そんな彼が
ある日、謎男(ナゾオ)との出会いをきっかけに、生きていく為「殺し」を生業として生きる人生が始まります。
他者に何かを主張しても何も分かってもらえず、読み書きもできない。
全てを胸の内にため込む事しかできなかった彼にとって、「殺し」は自分を表現できる唯一の手段となりました。
彼は取り憑かれたかのように「殺し」を学び、卓越した技術を身につけ、裏社会では彼の事を知らぬ者はいないほどの殺し屋に成長します。
仕事を与えられたら、何も話す事はありません。
ただ、結果を出せばいいだけなのです。
殺し屋アウラは喋らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-14 11:36:03
17315文字
会話率:20%
「男らしくなりたい」
と、日々願いアニメやゲーム、漫画やライトノベル等に登場する勇者や英雄に憧れる高校一年生の
桔梗 蒼兎(ききょう あおと)
願い叶ってか、異世界転移した蒼兎は男らしくなるために冒険者ギルドに入ったのですが...
「入る
ギルド間違えたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
彼が勇者や英雄になれる日来るのだろうか?
波乱の異世界闇ギルド生活スタートです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-07 19:22:24
1376文字
会話率:0%
生粋の庶民だと思っていたヴィクトリアは実は国王の娘だった。
しかし、やって来たのは豪奢な馬車でのお迎えではなく……殺し屋さん???
殺し屋さんをお金の力で懐柔して王宮へ行ったはいいものの
王宮には一癖も二癖もある変人ばかりがいて。
それに
、確か王宮には殺し屋さんを雇った人もいるはず。
……どうなる、私の王宮ライフ!
成り上がり姫はいいご身分になっても大人しくなんてしてません!
※最後まで書き上げてから更新する主義です(お話、最後まで書き終えてます)
※R15は念のためです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-03 07:35:25
115709文字
会話率:56%
元世界最強の殺し屋レインがもといた世界と全く違う世界で生きていくストーリー
世界は違えど世界最強はやっぱり最強!
最終更新:2019-07-16 18:36:31
321文字
会話率:0%
唯一の兄を殺されて感情を失い大切な人を作らないと心に誓った主人公 光忠愛華と、そんな愛華の感情と大切な人になろうと常日頃に努力をしている若頭 銀鱈眞人
次第に愛華は眞人の事が(無意識)に気になりだしー…
最終更新:2019-07-12 13:33:05
444文字
会話率:29%
寂しがり屋の殺し屋と
愛されたい誘拐(された)少女の
ダークノベル
最終更新:2019-06-18 02:31:12
1044文字
会話率:24%
クルスは殺し屋だ。
幼い頃から人をモノのように扱い、殺してきた。
しかし、最近になって、どうにも調子が悪い。
頭の中で幻聴が聞こえたり、殺し屋なのに一日一善を己に課すという奇行に走っている。
ある日、女性が黒塗りのバンに引きずり込ま
れるのを目撃する。
ママチャリをこいで、すぐさま追いかけた。
それが人生を変える出会いになるとも知らずにーー。
この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-14 05:23:08
10537文字
会話率:14%
現代に生きる殺し屋の昼間一樹、それをサポートする金木百合
平成が終わるのに未だに裏の世界は殺伐とした貧困・自殺・賄賂・殺人・スラムといった問題が沢山ある。
裏側を生活する人とは対称に表の世界で生活して生きる人々。
表と裏の境目はどこなのか
。
両面から見える東京の世界が一つに混ざるときどうなるのか。
表と裏、二点に視点をあてて書いたヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-12 22:30:50
4939文字
会話率:17%