高校一年生の美穂子は鬼王と共に、死に逝く人々の元を回る。
そうして美穂子は、死に逝く人の口に、末期の水を含ませて見送る。
美穂子が鬼王と回るのは、現世に縁のない孤独な魂。美穂子が含ませる水は、死者の魂を導く守り水だ。けれど美穂子はいつの頃か
らか、末期の水を含ませるだけではなく、死者の魂に触れるようになる。
死者の魂に触れ、美穂子は己の身に、現世での辛く苦しい記憶を引き受ける。
憤怒や怨嗟を抱えて逝く事はあまりにも悲しい。美穂子は人々の死に顔を、豊かな笑みへと変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-10 18:54:15
88069文字
会話率:34%
以前書いたモノを一つにまとめました。
合わせ鏡に映し出される死に顔・・・二人の少女の歯車が少しづつ狂いだす。
最終更新:2016-06-25 14:46:38
8445文字
会話率:49%
闘病の末、亡くなった彼女の死を悲しむ 主人公の遼。まるで天使が寝ているように見えるその死に顔を見て、彼は彼女の「死」を受け入れることができなかった。
そんな時、彼女の枕元に一つの封筒があることに気づく。その中に入っていたものとは……。
最終更新:2016-02-03 22:38:45
2230文字
会話率:42%
友達が自殺した。
クラスみんなが呪われた。
そして僕も。
最終更新:2015-07-20 18:00:00
5087文字
会話率:21%
穏やかな死に顔の男は美しい女の亡霊と出会った。何一つしがらみに逆らうことを知らない男は、たった一つの我儘を選んだ――。人並みに憧れながらも我儘を通せない孤独な男は、何を願うのか。
生きにくい世の中に届くとは思いませんが、ある許しになれば幸
いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-26 18:18:44
2282文字
会話率:44%
家族は死んだ。でも俺は家族の死に顔を見てない。本当は俺を捨てたんじゃないのか?
残酷な出来事に見舞われた俺は心に傷を抱えたまま高校生になった。一人暮らしを始めるつもりだったのに、伯父さんのせいでわけも分からないままとある少女と一緒に暮ら
すことになってしまった。俺と同じく心に傷を抱えている少女。 俺はこの先どうやって彼女と過ごしていけばいいんだ・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-26 22:49:40
57725文字
会話率:40%