《注意》残酷な描写はありませんが、メインキャラの一部に欠損表現が含まれます。そうした表現を不快に思われる方は、ご注意ください。
☆ ☆ ☆ ☆
大賢者による「月へのゲート」を開く試みは、賢者本人や王を巻き込む大惨事を
引き起こした。それから十年。国力の衰えた城塞都市国家シュタークが隣国との戦争を回避するために、王の孫娘リルム王女は、隣国との間で契約を交わす。それは、どちらの国が先に月の石を持ち帰るかで勝負するというものだった。
リルム王女は賢者の孫のカイトを王立魔法省に招きいれ、彼の転移魔法の力を借りて月へ行く方法を模索するのだった。
「どうやって?」
「行くのよ。転移魔法でね」
「転移って……いったい月までどれだけの距離が……」
「知らないわ。まずは、そこからよね」
この世界の魔法は決して万能と言うわけではない。あくまで、この世界の理(ことわり)の中にある。たとえ転移魔法を使っても、そう易々と月へ行くことなどできない。しかし、国を守りたいと願う王女の決意は固かった。
実験により、月に空気がないことを突き止め、測量により月までの距離を割り出す。魔法と科学を駆使して、宇宙や自然の法則への理解を深め、遥か彼方の月を目指す。
そんな魔法と科学が共存する世界を舞台に、少年と少女の月を目指す挑戦が、いま始まる。
毎週金曜日18時更新予定。
短縮名「#まほつき」で応援してくださると作者が小躍りしながら泣いて喜びます。どうぞよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 18:00:00
23362文字
会話率:40%
「倉庫のトレース・ギアを私の元まで届けて欲しい。そうすれば、あなた達の面倒をみてあげる」
十三歳のミヨ、九歳のリップル。両親を無くした姉妹のもとに、その存在も知らなかった叔母から一通の手紙が届いた。
トレース・ギアとは全高約六メートル
のロボットだ。父親が屋根の修理や、庭のもみの木にクリスマスの飾り付けをするのに使うところなら見たことがあった。しかし、こんな屋根修理ロボットなんか、持ってこさせてどうしたいんだろう?
そうは思ったものの、保護者になってくれるという叔母の申し出は有り難く、二人は旅に出ることに。
少女二人での旅は決して生易しいものではなかったが、それでも行く先々には様々な出会いが待っていた。二人は一つ一つの体験から学び、成長しながら叔母の元へと向かうのだった。
第11回書き出し祭り参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 12:03:36
9391文字
会話率:60%
『彼女にはいくつも問題がある。九歳になるまで面倒を見て、取り返しが付かないと気付いてしまった。私は弱い人間だ。私は、正常な判断が出来ない』
『そこには弥上の血を引く者しか行けない。だからお前しかいない。生かすも殺すも関わらないも、すべてお前
に任せたい』
『ただ、一つだけ言わせてほしい』
―――――『停止世界は、美しいのだと』
停止世界。それは時間が止まっている間にのみ発生する、連続性を持った空白期間の事を指す。
そこでは、通常観測されることのない〝時の狭間に生きる魔物〟が独自の生態系を築いているのだそうだ。
大学生の弥上時悠は、今は亡き父が書き残した手紙によって複雑な選択を迫られるようになっていく。
父のように停止世界を行き来するのか、
それとも見ないふりを選ぶのか。
――そして、〝彼女〟をどうするのか?
停止世界には魔物がいる。
時悠は、巻き込まれていく。
(肥前文俊主催・第十五回書き出し祭り参加作品)
※次回更新時期は未定です。連載開始までお待ちください。
※原因不明の作品削除により、再掲という形をとっています。以前からブックマークやご期待頂いた皆様には深くお詫び申し上げます。変わらず応援してくださると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 01:38:12
3957文字
会話率:25%
竹居卓也(たけいたくや)は過去にテレビに出たことがあるほど才能があるサックスの奏者だが、ある理由でそれを隠していた。
他の生徒に隠れ旧校舎で黙々と練習をする竹居。
そんな彼の元に、朝宮万莉(あさみやまり)がやって来るのだが……。
「
さっき拭きもしないで……!ちょっと……洗ってくる……きます……うー」
朝宮はそう言って、逃げるように音楽室から飛び出した。
彼女はハーフアップの似合うお嬢様で、人を寄せ付けないクールで冷たい性格をしていると噂されている。
その大きなギャップに、竹居は驚き興味を持ち始める。
やがて楽器の練習を二人でやっていく上で、竹居の幼なじみの暁星恵利(あけぼしえり)も他校から練習に参加するようになり……。
お嬢様との出会いが、竹居の世界を変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 11:00:00
132453文字
会話率:37%
「だから、ごめんなさいね。私たちのために、地獄に落ちて」
魔装乙女。不老不死の研究のため、魔獣の核の移植により蘇生された、死にきれない死体たち。
魔獣たちを狩る謎の美少女として持て囃される裏で、彼女たちは主人のために人殺しをする。そう
して、彼女たちと同じ悲劇をひたすらに再生産する。
フィアは、そんな自分達のあり方に罪悪を覚えながらも。従うしかなかった、彼女には助けたい人がいたから。
「ちょっとちょっと! アハトのお姉様に気安く話しかけないでもらえます?」
「うわーん! ふぃあ〜! アハトがひどいんだー」
彼女は共に戦うアハトとノインに支えられながら、しかしそれでも、確実に歪みを重ねていく。正義の使者たる教会騎士、唯一彼女の望みを叶える知識を持った主人、フィアの罪の象徴たる魔装乙女。
やがてその心は打ち砕かれ、しかしその中から、フィアは自分を再発見する。たった一人の存在証明のために、この物語は紡がれる。彼女の魔術はたがために。
魔術バトルの醍醐味たる詠唱を、これでもかと詰め込んだ厨二系ダークファンタジー!
※第六回書き出し祭り参加作品
※作者はファンアートに飢えたメンヘラです。
※そのため、毎日18:00に投稿されます。
※二週間分のストック+完結済みのプロット折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-21 21:00:00
142662文字
会話率:43%
書き出し祭り参加作・没案の置き場所です。
最終更新:2021-09-13 15:03:59
32032文字
会話率:42%
魔法使いと共存する現代英国。
「――お前が魔法使いになったから、私は殺されたのだ」
“スリム・ウルフ”と呼ばれる魔法使いアーチボルト・ウルフは、自分を責め立てる父の声を聞きながら、魔法絡みの事件解決に奔走する日々を送っていた。
そんな
彼のもとに突然、
『三人の少年魔法使いの“師匠”になれ』
という依頼が舞い込む。
愉快な師弟生活のスタート、かと思いきや、少年たちはなぜか謎の組織に命を狙われていた。
せまりくる魔の手から、新米師匠は弟子たちを守りきれるのか?
そして、亡き父の影を振り払えるのか――?
【全40話】
※舞台は似非英国です。いろいろ大目に見てください。ハリ○タかよ!!というツッコミはすでに作者自身がしておりますのでどうかご容赦ください。
※第九回書き出し祭り参加作品、第二会場でした。
※アルファポリス様・カクヨム様にも同タイトルで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-16 19:00:00
173587文字
会話率:47%
夜中に山おくの、今は使つかわれていない、おんぼろホテルで、ねむっていたユウタはおばけたちに起こされました。
家に帰りたくないユウタは、おばけのバケバケと遊んで、友だちになります。
友だちになったバケバケに「もっと遊ぼう。ずっとここにいよう」
と言われるのですが……。
少しだけホラーもありますが、全体的にほのぼのです。
この作品は、小学四年生までの漢字を使用。
小学二年生以上の漢字にはルビをふっています。
第十二回 書き出し祭り参加作品。
旧題「おばけマンションへようこそ!」を大幅改稿、加筆修正しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 16:06:55
4983文字
会話率:55%
バドス王国の侯爵令嬢アメリアは無実の罪で王太子との婚約破棄、そして国外追放された。
今ですか?
めちゃくちゃ充実してますけど、なにか?
※主催企画「殺し愛・共闘し愛企画」参加作品。
※第6回書き出し祭り参加作品「花陰に微笑む私」
を改題、大幅改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-06 20:20:00
16052文字
会話率:30%
第11回書き出し祭り参加作品。連載予定無しのため、書き出し祭り掲載分+αと人物設定のみしかありません。
『これからよろしくね、俺の奥さん』
それが、夫となった人から掛けられた最初の言葉だった。因みに、僕は男である。もう一
度言おう。僕
は、お!と!こ!である。しかし科学技術の進歩により、染色体の関係で生ま
れる子供の性別が偏ったりはするが異性婚同性婚問わず子供は培養槽で育つ時代だ。結婚相
手が異性か同性かなんて些事である。
家長の言葉が何よりも重いこの国で、少々の手違いと緩い法律により僕は目の前の男の
『妻』になった。これは僕とアイツの夫夫(笑)生活の記録である。離婚が先か絆されるの
が先か。1年後の僕はどちらを選んでいるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 17:00:00
4893文字
会話率:27%
無題.txt
11月21日19時 通夜 会館
11月22日13時 葬儀 妙円さん
「俺」は、その日を境にスマートホンにメモを書き留めることにした。
東京で独り暮らしをする「俺」。
朝5時の電車で出勤し終電で帰宅する「俺」は
、仕事に忙殺される毎日を過ごしていた。
たまには顔を見せに帰ってこいという、お袋の電話もおざなりに返すセルフネグレクトの日々。
そんな中、お袋が突然死んだ。
一週間後、「俺」は不思議な体験をする。
通勤電車に、お袋によく似たおばあさんが乗っていたのだ。
「俺」は途中で電車を降りるが、その女性はそのまま車内に残っている。
彼女はどこへ行くのだろう。
一週間ごとに現れるその女性は、お袋の面影をそのままに姿を変えていく。
会社に向かうため降車する「俺」。
そして大切な会議の日。「俺」は電車を降りなかった。
女性の行く先を見届けるために。
2万字未満の短編の予定です。【第十一回 書き出し祭り参加作品】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-17 20:32:20
8274文字
会話率:9%
お金が好きすぎて借金を繰り返し、その挙句に首が回らなくなってしまった「僕」。
馴染みの借金取りが言うには、返す当ては三つ。
僕を振った彼女に指輪がわりに渡した十億円を取り返す。
健康はなまる満点の僕の臓器を売り飛ばす。
石油王になる。
期限
はたったの三日だけ。手元にあるのは三百二十円。こんなの、石油王になるしかないじゃないか。
※この作品は第11回書き出し祭り参加作品です。また、実在のいかなる人物、団体、組織とも関わりがありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-10 00:00:00
14323文字
会話率:43%
6歳の少女マリは、自分の守護神からユニークスキルを賜る洗礼式で、女子高生だった前世の記憶を呼び覚まされる。
そんな元女子高生がもらったユニークスキルは、なんと人殺しのスキルだった。
そんなの、持っているだけでも怖いじゃない。だから、私はスキ
ルをくれた悪魔に宣言した。
私はこんなスキル、絶対に使わない!
※第10回書き出し祭り参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-30 15:41:27
7212文字
会話率:37%
コディラの街、通称“ヤカラ街”の外れにある冒険者ギルド「コディラ支部」。
そこは依頼達成率3%を誇る、世界有数のポンコツギルドだった。
所属している冒険者は揃いも揃ってロクデナシ。クエストの前金をくすねるのは当たり前、挙句にそのままと
んずらして戻ってこないというていたらく。
そんなポンコツギルドに、とんでもない依頼が舞い込んだ。。
ギルド長のヴェゴーが、別のギルドからうっかり「SS級クエスト」を押し付けられてしまったのだ。
SS級とは「放っておくと近日中に周辺地域に悪影響の出る恐れのある」クエストのこと。
そんなの、ギルドのポンコツ冒険者じゃ歯が立たない。
そこで、コディラ支部を仕切るギルド長のヴェゴーは、ある決断をする。
――冒険者ギルドコディラ支部は、今後一切、クエストの貼り出しを拒否、案件を全て自分たちで解決する!
実はヴェゴーはかつて、世界中に10人といない、最強クラスの超級冒険者だったのだ。
冒険者に復帰したヴェゴーは、ギルド事務員のかんちゃんや「3%を稼ぐ冒険者」のグレイとシーダ、昔の仲間のナンと共に、ギルドの再建を目指して数々のクエストをこなしていく。
戦闘ならチートにもほどがあるヴェゴー。
天才的な事務能力のかんちゃん。
スピードジャンキーのグレイ。
ケダモノ僧侶のシーダ。
そして、かつては爆炎女帝《スペルハッピー》と呼ばれたナン。
不穏な香りしかしないこのメンツで、コディラ支部は本当に再建出来るのか!?
※毎週、月・水・金曜更新
※第六回書き出し祭り参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-18 00:00:00
142724文字
会話率:67%
日本を物理的に崩壊させる力を持って生まれてしまった、まだ三歳の“忌み子”野本匠。
彼は、かつて政府を裏から支えていた国家認定仙術師、野本陸の息子であった。
彼の能力を発動させる条件。
それは、「然るべき時、然るべき場所で彼の命を断つ
こと」だった。
場所の特定に至った日本政府は、沈没を避けるため、匠を拉致し、生かしたまま永遠に封印するべく、
内閣府特別呪術対策室、通称“陰陽寮”の術師、清末を派遣する。
かつての同僚との邂逅を喜んだ陸だったが、その要件を聞いた途端、愛する息子を護るため、政府をも敵に回すことを宣言した。
陸は陰陽寮から匠を護ることが出来るのか。
更にその戦いに介入してきた第三勢力、“陰陽真寮”とは。
最強仙術師・野本陸の、息子の笑顔と国家沈没を天秤にかけた戦いが始まる。
※第9回書き出し祭り参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-12 07:00:00
11597文字
会話率:58%
夏休み。
東京から少し離れた街の商店街にあるゲームショップ“昭和屋”では、新店長の元女子大生、小栗桜が常連客の石動爽太とカードゲームに興じていた。
石動爽太は中学二年。思春期なのか、小さい頃から比べて随分大人しくなったと感じる桜は、
この年の離れた幼馴染に何か悩みがあるのかと案じていた。
そんな彼から“ニエ”という言葉を聞いた桜は、お守りにとぼやけたカードを渡す。
それは、桜が“逢魔ヶ時の狐狗狸さん”として転送顕現するための扉だった。
なぜ爽太はニエに選ばれたのか。
なぜカードからあやかしが現れるのか。
そして、なぜ桜が“言霊使い・逢魔ヶ時の狐狗狸さん”となって戦うのか。
全ての謎が明らかになった時、彼は、そして彼女は何を思うのか。
“令和”が舞台の“昭和”のあやかし奇譚、ここに始まる。
※第七回書き出し祭り参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-01 07:00:00
8566文字
会話率:62%
海洋生物共が海の世界でカードゲーム!?
あるバンドウイルカの群れの中で、ただ一匹黒い体を持つイルカは、ある日の事件を境に自分が最強生物シャチであったことに気がついた。
狩りにカードが使われるこの世界では、カードバトルに勝利することこ
そがその強さの証となる。
己の強さを証明するために、黒きイルカは今日も切り札をドローする!
海洋生物達が繰り広げるどこかシュールなカードバトル冒険ファンタジー童話です。
第九回書き出し祭り参加作品の連載版です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-04 07:00:00
15779文字
会話率:55%
アトラスは大陸の僻地にある森に八百年以上住む不老のハイエルフ。
そんな彼はある日突然没落したエルフたちの住む里に転移させられた。
彼らの目的は、混血によって失われた一族の魔力を、ハイエルフとの間に子を設けることで取り戻すこと。
しかしここで一つ問題が発生する。
アトラスは童貞だったのだ。
エルフにとって『童貞』は、一般的なの童貞よりも重要な意味を持つ童貞である。
なぜならそれは神から授かりし『永遠の加護』を繋ぎ止めるための楔であり、失われればそれは実質的な死を意味する身体。
だからアトラスは逃げた。
童貞を、そして自らの持つ永遠を失わないために。
彼は無事童貞を守り抜くことができるのか!?
元の森に帰ることができるのか!?
童貞を失えばゲームオーバーの逃走劇、今ここに開幕!
※第八回書き出し祭り参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-24 18:00:00
21322文字
会話率:36%
その強大な力によって封じられた男、幻一郎は数十年ぶりに封印を解かれた。
第八回書き出し祭り参加作『春のやみ 黄泉ヶ褥の 狂いふじ 水面向かひて しとりぞ穢す』の書きくだしです。御興味のある方はお読みください。
最終更新:2020-01-12 00:00:00
5324文字
会話率:37%
偉大なる魔王が亡くなり、次代の王を選ぶその日。兎獣人のミミィは、なぜか次の魔王に選ばれてしまった。子ウサギなんて、どう見ても魔王に相応しくない。一癖も二癖もある宰相に将軍、大騒ぎの魔物達を納得させ、王として君臨できるのか……?
いたってマイ
ペースなミミィの、魔王チャレンジのお話。
第六回書き出し祭り参加作品です。更新は非常にゆったりペース。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-29 23:10:36
34110文字
会話率:54%
鉄鎚を駆使し、五人の仲間とともに直径一メートルの鋼球を敵と奪い合いながら攻め込み、その鋼球で敵陣に聳えたつフラッグを砕き折る。
試合時間は九十分。
何度相手の旗を砕くかで勝負が決まる。
それが、ギルドボール。
そんなギルドボー
ルの試合中に、マックスは相手ギルド〝キリング・ピエロ〟の選手に鋼球を当て、殺してしまう。
だがそれは、周到に準備された、事故だった。
殺人罪で収監されたマックスは、獄中で鍛錬を重ね、耐えた。
自らの疑いが晴れ、再びギルドボールの舞台へ復帰できることを信じて。
そんなマックスの元にフードをかぶり顔を見せない男が訪れる。
スカウトしに来たのだという。
訝しながらも応じなければ死刑になると聞かされ、マックスは馬車に揺られた。
その先で見た光景に、目を奪われる。
ミランダという謎の新興貴族に救われたマックスは、再び陽の光を浴びることとなる。
足りないメンバー。失われた古巣。裏で蠢く政治的力学。帝国内ではびこる差別。そしてミランダの真実。
マックスはミランダを守りつつ、どん底から、鉄鎚と共に突き進む。
第四回書き出し祭り参加作品。
本作品には筋肉描写が多発します。要らないといわれても多発します。
泥臭く熱い話なので、さっぱりすっきりではないかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-31 23:06:08
20287文字
会話率:38%
我が校にはとてつもなく目立つ有名人がいる。チカ先輩だ。
見つけようと意識しなくても彼女はみつかる。なぜなら、チカ先輩は全身、蛍光色でコーディネートをキメているからである。
だけど、僕は知っている。彼女が蛍光色である理由を。
一つ、
あえて目立ちすぎる格好をすることで目を逸らさせ、女優であることを隠すため。
そしてもう一つは──
──魔法少女であることを隠すため。
チカ先輩の使う魔法道具はどれも蛍光色だから、持ち歩いていてと不審に思われないようにという配慮なのだそうだ。
そんな彼女と縁が出来てしまった僕と幼馴染みの斗真は、時折、放課後に先輩の仕事を手伝うことになってしまった。
突発的な事故で世界と世界の狭間に迷い込んでしまった異界の存在を保護し、元の世界へ帰すという仕事である。
……よくわからない? 安心して、僕もだ。
これは、僕と、チカ先輩と、斗真の三人が、異界の迷子と交流しながら、何やら訳ありらしい過去を清算するお話である。
……はぁ、さっぱり意味がわからない。言い換えよう。
これは、僕がチカ先輩に振り回される日々を綴った物語である。
※第五回 書き出し祭り参加作品です。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-27 21:00:00
136431文字
会話率:57%
俺(20歳)の彼女、大和桜花は――小学4年生の10歳だ。
周りからは白い目で見られ叩かれる、ロリコンとロリの恋人。
しかし俺は絶対に手を出さない!
たとえ同棲生活を始めようと、
たとえ同じベッドで毎晩眠ることになろうと、
たとえ毎朝ロリ
にぎゅっと抱き着かれていようと、
――俺は桜花が18歳になるまで絶対に手を出さない!――
と、誓ったはずなのだが……。
幾度となくやってくる性欲の試練。
あいまい過ぎる法律が呼ぶ破局の危機。
無邪気なロリから食らう突然の不意打ち。
そして立ちはだかる強大な敵《ロリコンを否定する世界》。
――約束の日まであと8年――
8年後の俺よ……刑務所で跪いてたりしないよな?
【第六回書き出し祭り参加作品】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-25 21:06:52
34054文字
会話率:42%
私立陽明高等学校、ここはどこか変わった者達の楽園。そんな学校に1人の少女が入学する。
第四回書き出し祭り参加作品
書き出しのみです。当分後になりますが、続きを書きます。
最終更新:2019-01-20 01:08:30
4220文字
会話率:35%