駕籠《かご》とは、人の座る客席を一本の長い棒で吊るし、それを二人か四人ほどの大男が担いで運ぶ、江戸時代のタクシーのような乗り物でございます。
ひとえに駕籠といっても、その種類は様々。最上級のものは法仙寺駕籠《ほうせんじかご》と言いまして
、漆塗りが施された美しい駕籠ではありますが、それに乗れるのは豪商や医者と言ったお金持ちぐらい。江戸の庶民がもっぱら使うのは、四つ手駕籠と呼ばれる、竹製の座席に茣蓙《ござ》の垂れ幕をおっ被せた、なんとも簡素なものでございました。
そんな四つ手駕籠でも、運賃は一里で約四百文。現代的に言いますと、まぁ大体4kmで1万円ほどでしょうか。日本橋から吉原までタクシーを走らせますと、運賃は2,500円くらいになりますので、おおよそ4倍の値段と考えてもらえればいいでしょう。なかなか気合の要る額ですね。そんなものですから、庶民が駕籠を使うというのは、よっぽど特別なことだったわけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-06 01:09:09
4952文字
会話率:56%
夕陽を懐かしく思い出した日に、ぜひ読んでみてください。
こんな思いを抱いた人も、きっといると思います。
――どうして周りはこんな人間でいっぱい!
ちょっとだけ怒りを持った、でも心優しい。そんな人の手元に。
これは想い出の中に住む、小さな英雄
の物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-02 19:14:08
9761文字
会話率:12%
ある日、アラサー店主が裏なんばで営む料理屋の引き戸を開き、異世界の少女が飛び込んできた。
これは、店主(シュウ)と異世界の少女(クリス)が再び異世界への扉を繋いだあとのお話です。
二人は異世界に繋がった店で日本食を出す朝めし屋を営業を始め
ると、最初にやってきた商人が客をつなぎ、門兵や領主であるクリスの父親までもが顔を出す店になっていきます。
そんなある日、盗賊らしき者たちに襲撃された村から逃げてきた少女(シャルロット)をクリスが保護することがきっかけで、思わぬ方向に話はゆっくりと展開していきます。
基本的に全体のストーリーの舞台は「朝めし屋」で、そこで誰かが食事をしにくることで話が進みます。
※シュウとクリスの出会いから、クリスが異世界に戻るまでの話は、「朝めし屋-二人の出会いの物語-」というタイトルで連載中です。
>> https://ncode.syosetu.com/n3347fy/
※日本で営業している時の出来事は「朝めし屋―日本橋本店―」としてシリーズ化しています。
※実際に作った写真を加工して掲載することもありますので、深夜はご注意ください。
※異世界での会話中に『 』で括られている単語は、その日本語名に似たものとして受け取ってください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-13 12:00:00
647738文字
会話率:36%
男が、少女と出逢い、恋愛する物語。
あるじとキャスト、秘密の恋愛物語。
舞台は、現実世界の大阪日本橋界隈。
人間ならざる者達が、登場する社会。
幻想世界の住民と織りなす世界聖福。
恋とは、何か?
愛とは、何か?
恋愛とは、何か?
魔法と
は、何か?
現実とは、何か?
未来を、どうするか?
幻想(ファンタジー)を、現実世界に、召喚する物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-09 18:00:00
28068文字
会話率:14%
江戸時代の日本橋はたいへんな賑わいで食べ物屋もたくさんありました。そんな時代に活躍するある男にスポットを当てたお笑いグルメストーリーです。落語の世界観を強く意識した小説になっています
最終更新:2019-11-07 12:00:00
3400文字
会話率:51%
貧乏浪人の田島佐之介は、女房おさよの料理下手を密かに悩んでいた。あるときそれを改善するための名案を思いつくが、実行に移す前に下調べをしなくてはならないと思い立ち、女房に内緒で日本橋にある評判の飯屋に出向く。
2002年執筆。2019年
改稿。
小説投稿サイト『アルファポリス』にて同時掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-04 19:34:23
3251文字
会話率:30%
オフィス用複合機メーカー「ネクサス」の販売子会社である「ネクサスジャパン」の
中央営業部日本橋2課に籍を置く若手営業マンである村田幸平が、様々な企業との商談や
それに纏わる事件を通じて成長していくストーリーです。
超未熟な企業小説です。コ
ピー機の営業マンの経験のある方ならニヤッとなる話も織り込んであります。超ニッチですが。
小説内に登場する企業、人物は当たり前ですが全てフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-17 17:47:42
3400文字
会話率:25%
36万PV突破!
異世界テンプレに飽きた人々に贈る、極限ダークファンタジー・サバイバルホラー。
繰り返される戦争により、破滅へと向かいつつある遠い異世界。
彼らが生存の為に見い出した唯一の希望。
それは、パラレルワールド(=現世)を侵攻し
、新天地に楽園を築くこと。
そうして数多の魔法と怪物を操る異世界軍は、【東京】への侵攻作戦を開始する。
対峙するは、警視庁対テロ特殊部隊の精鋭たち。
与えられた任務は、一人の少女を護り、東京を奪還すること。
異世界の侵略を受け壊滅的被害を負った東京が、壮絶な戦場へと変貌する。
東京を奪還せよ。異世界の魔法使いの手から。
◆◆◆
併行連載作品
異世界サバイバーズ・ゲーム <生き残り、脱出せよ。異世界の死の遊戯から>
https://ncode.syosetu.com/n5158fj/
30人の兵士。3組のチーム。2つの生還条件。数多の武器と罠。
選べ、その銃で何を撃つのか。
異世界×バトロワ×脱出ゲーム×ミリタリー
誰も見たことのない、極限銃撃戦系 異世界デスゲームが始まる。
◆◆「東京バトルフィールド」ストーリーライン◆◆
1章「解禁期」
SAT 対 銃器対策部隊 模擬戦。敵を一人残らず掃討せよ。
江東区/警視庁術科センター
2章「地獄のゲートウェイ」
異世界軍、東京侵攻開始。東京テレポーターから脱出せよ。
港区台場/東京テレポーター
3章「ブラッドフォール」
警察&国防軍 対抗作戦開始。武器を手に取り、一人の少女を守れ。
中央区/特殊部隊庁舎
4章「怪物の行進」
異世界軍、市街掃討攻撃開始。あらゆる襲撃を切り抜けろ。
中央区/日本橋市街
5章「巣穴」
異世界軍【地下浸透部隊】行動開始。敵の巣窟と化した地下鉄を突破せよ。
中央区/東京メトロ地下鉄
6章「要塞」
要塞化された国会議事堂を奪還せよ。
千代田区/国会議事堂
(以降つづく)
◆◆◆
【東京バトルフィールド 銃火器ライブラリー】
http://ncode.syosetu.com/n2678dv/
◆◆◆
キャラクターイラストは、イラストレーターの懐良匿様に制作いただきました。
http://kanenagatoku.tumblr.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-01 17:02:51
353891文字
会話率:29%
21歳の大学生「波風蒼汰」と友達の「神代侑斗」の俺達は東京を観光していた。しかし俺達は日本橋で轢かれて死んでしまった!!と、思いきや体の中では転生を始めていた!?目が覚めたら目の前には貴公子の見た目の人が...!?
異世界で友達増やしたり街
づくりしたり戦ったりする群雄割拠の世の中で生き残ります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-29 19:25:46
22904文字
会話率:44%
日本橋の人形町にある古びれたビル。
レンガ調の外壁のタイルは、雨や埃などの浸食により、色あせていて趣きがあり、三階事務所入り口の、すりガラスのはまった扉は、閉まる時にバタンと独特な音を立て、それが何とも言えません。
事務所の中も配管が
剥き出しで、少しだけ照明も暗く、ひと昔前の、忙しい時代に建てられた雰囲気が漂ってきます。
あくまでも、部屋の真ん中にある、真っ赤な来客用ソファーを除いてですが。
そう、ここはアルクイン拝み屋探偵事務所です。
所長のベネディクトさんと、蒼と、わたしと、お手伝いの静香の、たった四人で頑張っていた小さな祓い屋です。
忙しい時など、社員総出で、遅くまで霊を追いかけまわしていました。
そんなわたしたちを労ってか、ベネディクトさんはよく食事に連れて行ってくれました。
小さいけど、みんな実力もあり、自分の意志で仕事をこなし、互いに支えあい、祓い屋という仕事を誇っていました。
わたしはこのアルクイン拝み屋探偵事務所が大好きでした。
だから、きっと、依頼に来る皆様も、好きになってくれると思います。
わたしは、折坂 砂那。
もう、わたしはそこに居ないけれど、きっと、ここのメンバーは満足する結果は出してくれます。
だから、アルクイン拝み屋探偵事務所にお尋ねくださいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-16 03:16:34
111729文字
会話率:35%
東京の日本橋人形町にある、古ぼけた小さなビルの三階にあるのが、合同会社アルクイン拝み屋探偵事務所です。
従業員は、所長のベネディクトさんと、私のお兄ちゃんの二人だけの、こぢんまりとした会社です。
仕事は、祓い屋と言われる、心霊関連をあ
つかう業務を行っています。
しかし、心霊関連をあつかうと言っても、事務所の中には、囲い師や結び師の使う道具も、拝み屋の神職で使う、御幣やお札と言った神具なども無いです。
代わりと言ってはなんですが、コンクリートむき出しの事務所には不似合いの、趣味の悪い、真っ赤な来客用ソファーと、ひまわり色したロードバイクがあります。
そんな個人事務所の祓い屋でも忙しく、人手が足りなくては、私もよく駆り出されています。
私はまだアルバイトが出来ない年齢なので、表面上はお手伝いという名目になりますが。
特に、引っ越しの多い春先は忙しく、ひいきにしてもらっている不動産関係からの依頼が頻発します。内容は、事故や事件のあったような部屋や、霊が出るといわれる、いわくつきの物件の浄霊がメインになります。
経費を削減したい企業さんからすれは、実績のある囲い師の総本山よりも、実績はないけど、安いうちの会社の方が良いらしく、最近では口コミでの評価も上がってきてるみたいで、さらに忙しくなってきています。
そこに現れた新しい従業員。
こんな暖かくなって来たのにも関わらず、場違いの様に、ロングコートを身にまとった女の子。
年齢も近いし、最初は嬉しかったけど、後悔先に立たずです。後々を考えると、私一人だけでも断固としても反対すべきでした。
私は未国 静香。
ベネディクトさんの手伝いをして、未国 蒼を義理の兄に持ち、新しい従業員と攻防を繰り広げる、十四歳の悩み多き女子中学生です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-01 11:55:16
120161文字
会話率:39%
「ここもメイドカフェになってしまった・・・」
そう悲しく思いながら、大阪日本橋の電気街で、サブカルの街への変貌から生き残った、
旧世代のジャンク屋や骨董真空管屋を探し回る主人公。
生き残りの店を求めて、何時もは立ち入らない裏路地に足を進め
る。
角を曲がった先、一瞬の眩暈の後、彼が居たのはファンタジー異世界だった!!
手元にあるのは、最初のパーツショップで買った僅かな電気部品だけ。
何のチート能力も持たずに異世界に来た主人公は、自分の知識を使って生きていこうとする。
そんな彼が、異世界で出会ったのは、教会の可憐な歌姫。
彼女の歌声を、この世界中に届けたい。
自分の持つ知識を使えば出来るはず。そんな思いで、行動を開始する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-04 08:07:29
1187文字
会話率:0%
幼い頃、私は魔女になりたかった――。東京・日本橋でごく普通の会社員を勤めている白石雪乃に、突然の異動辞令が下される。”新規事業”を立ち上げるにあたり、雪乃は”魔法”を活かしたいと提案するが、新しい上司・碓氷誠は「まるでインチキ商法だ」と一蹴
する。しかし雪乃の”魔法”の力と不思議なできごとを目にしていくうちに、碓氷もしだいに協力的になっていき……。魔女の雪乃と、現実主義者の碓氷の二人が、魔法たっぷりの不思議な一杯をお淹れいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-20 15:51:15
44710文字
会話率:42%
日本橋通二丁目で小間物問屋を営む長門屋の番頭・為三は、ある男の帰省に遭遇する。
それは長門屋にとって、招かれざる客。勘当された先代当主の一人息子、又助だった。
ならず者となった又助を恐れた為三は、谷中天王寺裏の萩尾道場を訪れるのだが――。
用心棒斡旋仕り候 シリーズ第三弾!
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・地名とは一切関係ありません。
※この物語は、「巷説江戸演義」と題した筑前筑後オリジナル作品企画の作品群です。舞台は江戸時代ですが、オリジナル解釈の江戸時代ですので、史実とは違う部分も多数ございますので、どうぞご注意ください。また、作中には実際の地名が登場しますが、実在のものとは違いますので、併せてご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-16 18:47:39
6531文字
会話率:49%
メイドクラブ。そこは、メイド服の女性が、接客するお店。そこで働く同僚の女性とバーチャルな世界に浸ろうとする。
最終更新:2017-01-19 18:39:21
1510文字
会話率:37%
『昭和鎮魂歌』前編あらすじ
○日本兵の経験や家族が生きた日々、迎えたかった明日はどういうものだったのでしょうか。
○主人公勝一の故郷、越後・十日町は織物とお米の産地で、豪雪の降る雪国です。
勝一はテーラー修業のため上京し、東京・日本橋の老
舗に住み込みます。
やがて同郷の岩崎紀子と出会い、恋仲に・・・。
○勝一の歴戦 出征した勝一は南方戦線へ渡り、フィリピンのマニラ、レイテで戦いますが、戦場はだんだん厳しさが増していきます。
海に浮かぶ死体、火炎に焼かれる兵士、頭蓋を砕かれる軍人、ジャングルで白骨化する日本兵など、戦火に倒れ、戦陣に散る兵の姿を描きます。やがて、勝一の心に異変が起こります。
前編は第四章の勝一歴戦までを描いています。
本作品は「DLmarket]」でも発表しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-24 14:22:19
40210文字
会話率:23%
18xx年暮
江戸は神田日本橋、路地の一角長屋のはしで毎日を飄々と暮らす滑稽な2人組が、
ちょっと旅に出ようってことで出たのはいいけど・・・
初の異世界ものです。
まあ、くだらない話ですが
読んで頂ければ書いた側として
嬉しく存じます
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-13 19:50:20
484文字
会話率:27%
秋葉原や日本橋と同じ電気街の名古屋 大須の複合ビルの一室。そこで主人公 谷岡忠明は科学同好会として活動をしていた。そんなある日、科学同好会の部員達は名古屋市公会堂で「まるで宇宙で死んだ」様な死体と遭遇する。そんな事件?事故?で姉を亡くし、身
寄りが無くなった妹:睦美を連れて部室に帰るとき、彼らは日本の名古屋では有り得ないオーロラの発生を目撃する。さらにそれに誘発され、飛行機が墜落してしまう。
そんな異常な体験の翌日にも再び奇妙な体験を科学同好会に降りかかる。たまたま、開けた冷蔵庫からは宇宙にしか存在していない物質が多々発見される。
彼らの偶然的に生んだそれは宇宙と同じ場所。
そして、彼らは飛行機の乗客200人全員がNACA職員であったことをニュースで知る。オーロラ発生や許可の下りていないNACA職員200名の来日。深まる謎に対する疑問を忘れ、宇宙にしか存在しない物質を利用して谷岡は人からの頼みを解決していく。しかし、宇宙と同じ場所ガリレイ冷蔵庫と名づけられたその冷蔵庫を研究のために持ち去ろうと現れる者たちやそれによって引き起こされる悲劇。しかし、その悲劇は始まりに過ぎなかった。一つの悲劇は他の悲劇と繋がっており、科学同好会の部員達は見て見ぬふりをしてきた悲劇ともう一度向き合うことになる。事件と悲劇が交差する中、谷岡は自分自身にある重大な秘密があることが分かる。自分で自分のことを理解しきれない彼。そこで彼は科学同好会を廃部にし中学の同級生だったケイコと共に実家のある三重県津市へと帰省し自分の出生を知る。そして、そんな彼に現在の親権を持つ者が現れ、またしても彼は困惑へと導かれる。目的のため貪欲から這い上がった谷岡始め科学同好会のメンバーは大人たちの深い考えに巻き込まれながら真実を欲する。そして、宇宙の物質から作り上げたタイムマシンで谷岡はオーロラが発生したあの日に遡る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-22 16:54:55
30186文字
会話率:46%
日本橋の浮世小路にある百川という懐石料理屋で、奉公人の百兵衛が殺された。
下手人として魚河岸の若い衆の初五郎と権兵衛が捕まった。
唐笠長屋に住む熊五郎は、魚河岸の親方、源蔵に頼まれ、下手人探しの為に失せ物探しを生業とする、萬屋の惣介を訪ねる
が…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-06 08:31:21
20644文字
会話率:78%
江戸時代末期の日本橋の長屋に、ぷーのくまさんと呼ばれる人が住んでいました。この人はどこからともなく現れて、いつの間にか住み着いたずーずーしそうな人ですが、そこはそのひとなつっこい性格のせいか、皆の人気ものです。ある日、卯吉の持ってきた情報か
ら、「萬次郎」という人物に会う事になったのですが...。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-09 14:30:57
8373文字
会話率:40%
じわじわと地盤沈下を続ける大阪の状況に危機感を感じ、日本橋のメイドさんが動き出した。自分たちが主役となって大阪を大いに盛り上げよう。そんな崇高な志から美香と理沙はメイドクロスと呼ばれる交差点でパラパラを踊りだしたのであるが・・・。
最終更新:2011-10-14 12:01:29
55627文字
会話率:42%