ファーグレリル村には昔から変わった言い伝えがあった。
『新月の夜に、公爵様の別邸へ行ってはいけない』——言い伝えが嘘だと思った猟師の子レントは、友達のキーリ、シェン、フレアと共に、新月の夜に『公爵様の別邸』を探しに森へ入る。
言い伝え通り、
とんがり岩の真下に大きな館を発見するが、レント達は大変な事態に巻き込まれてしまう。
一応、ファンタジーホラーです(ホラーファンタジーと言えない辺り……)
怖いのが苦手な方でも、きっと安心して(!?)お読みになれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-26 23:40:17
12360文字
会話率:35%
メイド姿の能力者チームが、秋葉原を舞台に戦うスタイリッシュ・異能力バトル!
その時代、世界では新月の夜を迎えるごとに男性が確率で魔獣《リュカオーン》に変化し、破壊活動を行う「月性災害」が起こっていた。
対抗できるのは、同じく新月の夜
に女神《アルテミス》に変化し、魔法を使うことのできる少女たち。
ある日、警察庁管轄のエリート集団「A's」を罷免されたアルテミス・式宮那由多は、幼馴染の戦術管理官・永見牧とともに秋葉原にあるメイド喫茶「灯里」に研修と称して派遣される。
その実体は、民間による私設月性災害対策チームだった。
そんなメイド喫茶に所属するアルテミスたちは、一癖も二癖もある少女たち。
なんでも斬っちゃうイケメン女。気だるげ美女のリア充JDに、ツインテールのアイドルハッカー。率いているのは、「女王」のコードを持つ迦具夜という名のアルテミス。
那由多は個性の強すぎる仲間たちとメイド喫茶で働きながら、また新月の夜に、秋葉原の都市伝説「メイド姿のアルテミス」としてリュカオーンと戦い始める!
第6回集英社ライトノベル新人賞2次選考通過作品。(投稿名「東京アルテミック・サテライト」)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-21 01:40:51
63068文字
会話率:48%
褐色の肌に黒髪黒目のミルフェはある日、黒獅子王と呼ばれる国王の妃になることを告げられる。
先日母が亡くなるまで自分が宰相の庶子だと知らなかったミルフェは、妃なんか務まるはずがないと父に言い募るが、新月の夜に輿入れすることが決まってしまう。
自分付きの侍女と入れ替わり、侍女として王宮に上がったミルフェは、『侍女ヴァーチェ』として王宮で働くことになるが、初日に出会った庭師に振り回されて……。
おかげさまで無事完結いたしました!
ありがとうございました〜折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-11 12:00:00
77757文字
会話率:52%
ある古ぼけた家の中には誰も住んでいないと言われているが、暗澹たる恐るべき邪悪や怪物の類を信奉する一部の奔放な夢想家は、そこになんらかの生物が潜んでいることを紛れもなく信じ込んでいた。例えそれが実際にはひとりの小柄な少女であり、並大抵の小説
家であると話したところで、夢想家たちは彼女の正体について人間を冒涜する邪な理想を含んだ推測に熱心になったことだろう。
もっとも、重要であるのはそれら夢想家たちによる失礼極まりないと思われる憶測――例えば彼女が小説に勤しむのは音声による言葉を持たぬ怪物でありながら、恐るべき邪悪の未来の予言をもたらすためであるだとか、外界に姿を現さぬのは光の差さぬ暗黒でこそ全てを見通す魔眼の持ち主であり、新月の夜には雲に混じって空を這いずっているに違いないだとか、そういった類について、たまくしい想像力のみによって生み出される空想の産物であるとは言いがたいということだった。
彼女は紛れもなく彼らが恐れ崇拝するような怪物に違いなく、暗澹たる闇の中で一度たりとも声を発さぬまま一心にペンを走らせ続けていたのだ。
しかし唯一の違いは、その心中にあるものが邪悪な神性を呼び起こすような呪わしい儀式ではなく、ある種の最も人間的とも言うべき純粋な感情に他ならないということだろう。
彼女は噂されるような暗闇の夜に見つけ出したひとりのなんの変哲もない、少年とも言うべき年齢をした幼い冒険者に対して強い羨望を抱き、それによって奔放な夢想家にも劣らぬ想像力を働かせ、実在の事件とその少年とを結び付けた活劇を描き出すまでに至ったのだ。
しかしそれは夢想家たちのある種の願望を叶える行為に他ならなかったと言うべきか、少女の妄想でのみ繰り広げられていたはずの活劇は、次第になんらかの予言や、魔眼の実在を証明するような、少年の身に降りかかる暗澹たる事実を暗示する、狂おしき黙示録としての姿を現すようになっていた……。
※カクヨムとの重複投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-14 00:00:00
112811文字
会話率:34%
引き籠っていた影の魔神ディスの城に、瀕死の人間がやってきて他愛ない話をする。最後に人間は「もし、気が向いたらで構わない」と、自分の遺品をとある場所に届けてくれと言い残して死ぬ。ディスはその願いを受けて物質界に降臨するが、そもそも創世記戦争後
ずっと引き籠っていたので世界のことが全然分からない。
とりあえず、同じ人間に聞けば何とかなるだろう。位の軽い気持ちで遺品を届けに行く事にした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-24 21:43:20
69929文字
会話率:33%
私立一円高校2年天野朔也。彼はトラブルに巻き込まれる星の下に生まれたようだ。そのトラブルを時には自分の力で、時には仲間と協力しながら解決していく。そして、トラブルを解決する度に女の子とフラグが立つ……かもしれない。そして、今日も今日とて、
騒がしい日常が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-29 01:58:16
21070文字
会話率:67%
昔々あるところに、『ベアテ』という名の、大変美しい男の人がおりました。
ベアテはとても美しく、また優しくて、大勢の人々に愛されていました。
しかし、一つだけ、他の人々とは違うことがありました。
彼は、満月を見ると狼に、三日月を見るとコウモリ
に、新月の夜には、病気になり、大好きなのは、人の首筋に流れる生き血でした。
そして、彼に血を吸われた人達は、全員ベアテと同じになってしまうのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-10 13:15:57
2263文字
会話率:0%
「クレッシェンテ放浪記」IF的続編。時の魔女の魔法が失敗していた? あの厄介な犯罪者共がこっちに来てしまった。「働かない奴に飯は無い!」そう言ってもこいつらに普通の仕事は出来ない?
最終更新:2011-07-04 11:49:10
7993文字
会話率:62%
悪魔のキースは、清純で可憐な天使セシルに心を寄せていた。しかしそれは決して許されない恋――。新月の夜にキースはある決意をするが……。
禁断の、切ない恋物語。
最終更新:2011-03-29 19:02:32
17195文字
会話率:52%
よみがえる妖。去って逝く人形師。新月の夜に眠る君は、彼らの旅路に何を望んだのだろうか?
最終更新:2009-08-05 14:47:53
10114文字
会話率:39%
月の無い、新月の夜にのみライブを行うバンド「noom(ノーム)」。地元ではカリスマ的人気を誇るが、なぜライブが新月の夜だけなのか、普段は何をしているのか、誰も知らない。noomの音楽に魅入られた6人の人物がnoomの素顔に迫る時、noomの
意外な真実が明らかになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-01-27 22:53:51
32183文字
会話率:45%
昔々あるところに、一匹の黒猫がいました。けれども猫はいつも独りでした。――猫はあるとき、一人の魔女と出会いました。猫はあるとき、一人の男の子と出会いました。
最終更新:2008-12-27 12:11:22
7320文字
会話率:14%