およそ、人が生きるにおいて剣と魔法を必要としていた地にて。
一〇八匹の魔界の魔物達が地上に現れ、地界の人間達に転生して世にかりそめの悪を為し跳梁跋扈する。
天翔龍シャオローン、双剣娘ヨシオリ、雷電虎ショウ、捷鞭将チャバ、撲殺虎アントニオ、女
豹将リンネ……
腕に覚えの好漢達が、時に人間、時に魔獣とその姿を変え、島国ヤパーナを舞台に所狭しと暴れ回る。
天下御免の悪漢活劇、ここに開幕。
(本編では一尺=約23cm、一斤=約222g、一里=約414mとしています)
(外伝は一話完結の短編読み切りです。箸休めにどうぞ)
(獣魔戦記事典は本編の解説書としてお役立て下さい)
(一部環境依存文字を使っております。御了承下さい)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-29 14:51:50
370552文字
会話率:37%
一人の高校生が、オーディオに嵌るまで。
音楽好きの高校生の麻田馨は、友人の田中からウォークマンのイヤホンを変えてみろと勧められる。半信半疑の馨は叔母でオーディオマニアの千恵のところを訪ねその事を聞いてみる。千恵は当然のように変わると答え、持
っているイヤホンをいくつか馨に試聴させる。それで、馨は一万円程度のものが欲しいと言い、千恵と秋葉原へ行くことになる。千恵が選択したショップはイヤホンとヘッドホンの専門店で、所狭しとイヤホンのデモ機が置かれていた。どれを選んでいいかわからない馨に千恵はHF5を勧める。このイヤホンを買い、音楽の聴こえ方の変わりように喜んでいた馨に田中が新しいポータブルプレイヤーを見せる。馨はこれもまた欲しくなり、またしても千恵に相談する。しかし、千恵は本当に欲しいものは何かと問い反対する。結局、馨はヘッドホンを室内用に買い、満足する。
しばらく満足していた馨を千恵が呼び出す。千恵は自作スピーカーの最終調整に付き合わせる。スピーカーの出す音に改めて魅了され、新たにシステムを組むことを決意する。千恵が更に驚かせたのは、ワンボードPCラズベリー・パイ3とそれに接続するI2S DACで構成された機器であった。ウォークマンではそれは鳴らせない。では、と、千恵は自作用基板を渡して、ヘッドホンアンプを自作すれば、と言う。自作する決意をした馨は再び千恵と共に秋葉原を回ることになる。パーツ屋を回ってなんとか部品を揃えて、PCオタクである父から工具を借りて自作をする。
こうして、馨は徐々にオーディオに嵌ることになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-08 02:59:08
84818文字
会話率:48%
時は2055年
化学が発展し、ロボットが四足歩行から二足歩行を飛び越して空を飛び回るそんな世界。
おおよそ自然と呼べるものはなくなり、人工物が所狭しとひしめき合う中で、上を向けばロボットが雲のごとく流れ、下を向けば地動機が張り巡らさている
。左を向けば、虚ろな目をした大人達が地動機のルートの穴に座り込み、右を見れば建物の窓から、無表情な子供の顔がのぞいている。後ろを向けば鈍色に輝く有象無象。前を向けばお先真っ暗。
機械に依存し、働く機会を逸した人類は、何事にも関心がなくなり、知性を失い進化をすることを辞めてしまった。
緩やかに滅びの一途をたどる人類の中の一人の青年に、わずかな変化が表れて・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-09 21:04:42
230文字
会話率:0%
老舗のゲームメーカー「一心庵」は、史上初の電脳世界ダイブ
型ゲームマシーンの開発に成功したことを宣言した。
世界中のゲームファン達は歓喜する。夢にまで見たリアルと同
じようにゲームの世界を体験することが出来る。更に発表の場で、
一年後の
実用販売前に向け、国内限定で抽選にて選ばれた人間が
体験試乗を行えると発表される。
体験できるゲームは一心庵の人気キャラ「ヤイコ」が活躍する
「ハイパーヤイコシリーズ」の最新作かつ史上初の超大作「ハイ
パーヤイコの冒険 -コクレア皇国を救え-」
コクレア皇国国内各所を所狭しと、動き回り、群がる敵をなぎ
倒す爽快型アクションゲーム。時には、電脳世界のヤイコと共に
行動もできることが、ゲームの目玉の一つだ。
そして、体験試乗が行われるステージに立つ、日本中から寄せ
られた大多数の抽選から選ばれた幸運の五人。
自ら未知のマシンに搭乗する若き社長とその家族三人。
目の前には未来を彷彿させる様なデザインのカプセル状ベッ
ド型をした電脳ダイブマシンが並ぶ。
意気軒昂のままにマシンに乗り込む八人。
――そして、人生初の電脳世界へとダイブをする。
……地獄の門へと誘われていることを知らないままに。
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などと
は、一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-17 03:00:00
165553文字
会話率:31%
召使い(掃除婦)として雇われた九十九コヨミが案内されたのは、彼女の家の敷地面積程はありそうな広ーい部屋に、所狭しと置かれたテレビの山。
「主人は、この部屋の全てのテレビが常に綺麗でないと気が済まないようなのですよ」
「それは……画面はもち
ろん、側面も裏面も全て含めてということでしょうか」
もちろん、と九十九を案内した白ヒゲ執事長は頷いた。鬼畜だ。
九十九が屋敷に辿り着き、十五分。それ以上の説明は不要だと、九十九を部屋に押し込めて執事長は去った。カチンときた九十九は誓う。一泡吹かせてやる、と。
◆前編後編の二部構成です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-26 09:35:27
5779文字
会話率:36%
異能力者の学び舎、超人育成学園「アース」。乙樹(いつき)はその卒業試験を間近に控えていた。乙樹は、その前日の夜を親友の大吾、クラスメイトの清香(さやか)、玲と過ごすことになった。
次の日、卒業試験が始まった。だが、会場にあったのは机と椅子で
はなく、所狭しと並んでいる見たことのない機械だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-28 16:33:34
22967文字
会話率:58%
表通りから細い路地に入り、何度か角を曲がった雑多で狭く薄汚い路地。そこは既に、表通りの喧騒とも無縁に思えるほど静かだったが、表通りの派手な明るさは殆ど無くて、逆に足元さえ覚束無い暗さになっていた。その片隅に、ほんの小さな窓があるだけの大きな
木製の扉、その扉の幅だけの間口のカウンターバーがヒッソリと佇んでいた。その店内は、今時珍しい電球色の間接照明で少々薄暗く、オーク系のブラウンな色相でシンプルな内装、楢の一枚板カウンターが店の奥から入り口へと伸び、店を客側とバーテンダー側とを分けている。バーテンダー側の壁に造作された棚には所狭しと、ウィスキー、ウォッカ、ジン、テキーラ、ラム、ブランデーとそれぞれの酒瓶が所狭しと並んでいる。そのカウンターの客側には、メタリックなハイチェアが七つほど並んでいる。それで満席なるほどの小さな店だった。この店から、この店に、この店で動き始めたのだ、今から語る物語が。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-29 17:23:55
200文字
会話率:50%
所狭しと娼館がひしめく「蝶の国」で売れっ子の仕立屋は今日も夜の街を渡り歩いて栄養失調で行き倒れてしまう。
彼を拾ったのはガードの固い鉄面皮の女中だった。
最終更新:2012-03-14 00:40:19
27924文字
会話率:37%
帝国宇宙軍の最新鋭巡洋艦「グリフィン」号の艦長が宇宙軍を退役して自由貿易船「ミネルバ」号を手に入れた。宇宙を羽ばたく自由の翼を手に入れた若き艦長は宇宙商人として、気ままに古代超文明の謎を追いかけ、また、自らの出生の謎を追いかけて、宇宙を所
狭しと飛び回る。※無謀な試みとは知りつつも、スペオペがなろうで流行ることを願って投稿します。楽しんで頂ければとても嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-01 00:00:00
88754文字
会話率:44%
人間や異形の者たちが望む物を取り扱う骨董品屋「音木箱」。そこには摩訶不思議な物が所狭しと並べられていた。買い手が物を望み、物が買い手を望む時、いつ何時でもその店は現れる。たとえ、買い手が天国を見ようとも、地獄を見ようとも。
大学三年生になっ
た涼一は、小学校の時に見た「あるもの」を探し続けていた。それは、「死神の鎌」。見つかるはずはないとわかってはいるものの、諦めきれずに十年以上の月日を費やして探していた。あるとき、友人から不思議な都市伝説の話を聞く。それは突如現れる不思議な店で、欲しい物を何でも売ってくれるというモノ。涼一は半信半疑でその店を探すことにした。このときから、彼の運命は大きく変わった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-16 14:07:48
20935文字
会話率:31%