猫アレルギー持ちの父さんをどう説得するか、それが君を家族に迎えるにあたって最初にぶつかった最大の問題だった。
とある雨の日の帰り道、電信柱の下で僕と君は出逢った。
僕はまるで黒猫に託されるようにして君を預かる事になった。
3日
が経ち、すでに情が移ってしまった僕は君と離れるのが辛くなっていた。
だが、君を家族に迎えるにはどうしても避けては通れない問題があった。それは動物が大好きだけど猫アレルギー持ちの父さん。
結局は君の寝顔に一目惚れした父さんがアレルギー症状を我慢して君を家族に迎えることになった。もちろん君と父さんの相性の良さがあってこその判断だったのだけれど。
それに、先住犬の柴丸も快く君を迎えてくれた。
ものすごい早さで成長する君に戸惑いながらも、何だか僕は親になったような気がして毎日嬉しくもあった。
君を眺めていると、あっという間に時は流れいつの間にか1年が過ぎた。
君は立派な大人になった。
僕達は大喜びで毎日、君の成長ぶりを語り合った。
それから少しして、愛犬の柴丸が永眠した。
家族が塞ぎ込む中、君だけはいつもと変わらぬように振る舞っていた。
でも、柴丸のお気に入りのクッションの上から動かない君を見て、1番寂しいって思っているは君だって分かった。
君は柴丸のことを実の兄のように慕っていたのだから。
それから10年という時が過ぎた頃、君は僕達の前から姿を消した。
君と出逢った時のような雨の夜に、誰もいない公園で再び君と出逢った。
そして君は生命の火で温め護った黒い仔猫を僕に託すと、夜の闇の中へと消えていった。
あれから君は帰ってこないけど、君に託された仔猫と僕達の新たな生活が始まろうとしていた。
別れはいつも辛いけど、君達と過ごす幸せな毎日の時間が僕は本当に大切だと思う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 23:00:00
18401文字
会話率:31%
写真が趣味の女子高生・明香里(あかり)は、美術室でうたた寝していた美少女・沙夜(さよ)を衝動的に盗撮したが……。
*他サイトでも掲載中。
最終更新:2023-07-07 21:53:35
7225文字
会話率:52%
高校生の豊(ゆたか)は、勉強会をしようと千亜希(ちあき)に誘われて彼女の家へとやって来た。ところが、千亜希はすぐに寝てしまい……?
最終更新:2023-01-14 06:14:01
1285文字
会話率:25%
【夢幻病】 別名:SES
未就学児全員が対象の奇病。
発症者は深い眠りにつき目を覚まさない。
発症から一年
病気の治療法はおろか、発生理由すら不明。
両親は子供の寝顔を見ながら涙を流した。
医者は匙を投げ、神に祈りを捧げ
た。
神父は世界の終末を予見し、酒に溺れる。
そんな時、
一人の科学者がある研究を創り上げた。
その男もSESの子供を持つ一人の親だ。
男は悲観した毎日を送らない。
思考の全てをこの病気に打ち勝つため動かした。
男は神に祈らなかった。
我が子に会う為、手を休める暇などない。
男は逃げなかった。
もう一度、我が子と話しがしたかった。
現実社会で巻き起こる
非現実な病気ともう一つの世界
待ち受けるのはハッピーエンド?
あるいは折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-18 22:38:36
31826文字
会話率:28%
吾輩は吸血鬼である。
自分の正確な名前は忘れた。見た目は若いし気持ちも若いが、何しろ伝説レベルで長い長い時を生きているだ。ちなみに名前以外もあれこれ忘れている。なお、ポンコツであることだけはよく分かっている。出会う人すべてから滅茶苦茶馬鹿
にされるのでね!
そんな吾輩は今、愛しの魔王様の寝室に忍び込んでいて、可愛らしい寝顔をベッドに寝転んで眺めている。今晩は魔王様の誕生日で、吾輩は密かにプレゼントを持ってきたのだ!!
だが、思いがけず魔王様は目覚めて吾輩を取り押さえた!
当然だね! 寝床に侵入するやつは許せないよね!! 怒るよね!!
まぁ、そこまでは受け入れられる。そこから先が良くなかった。
魔王様は償いとして、魔王城で起きている吸血鬼連続殺人事件の解決を吾輩に押し付けたのだ!!
ねぇ! 吾輩も吸血鬼なんだけど!?
吾輩はポンコツ吸血鬼なんだけど!?
荷が重すぎない!?
■□■□■
これは、魔界にその名を轟かすお人好しのポンコツ吸血鬼が、持ち前の陽気さと馬鹿さと、それから隠れた真の力を--何しろ伝説レベルの存在なのでね!--嫌々ながら使って、馬鹿にされながらも難事件に取り組む物語である。
頑張れポンコツ吸血鬼!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 23:21:08
81410文字
会話率:37%
あなた、いったい、いつ寝てるの?って聴かれたことがある。君の寝顔をみてたら、眠れなくって。と。応えたかったけど。できなかった。後悔、あとを濁さず。ん?ちょっと違うか。
キーワード:
最終更新:2022-06-25 07:25:31
521文字
会話率:0%
眠れないんじゃなくて、ただ眠りたくなかったんだ、その寝顔をみていたくて。
キーワード:
最終更新:2022-03-31 22:02:22
227文字
会話率:0%
しんけんな
目つきで手まねきしてください
側においてよ?
そして抱いてよ?
真横まで来て
そっと抱いてよ……
キーワード:
最終更新:2021-03-29 20:41:21
380文字
会話率:0%
クソデカ感情抱えつつ昼休みに昼寝する転校生の寝顔を眺める以外に何もできない邪神(渾名)とそんな邪神にビビり散らすことしかできないクラスメイトの日常。
最終更新:2022-06-23 00:16:37
2134文字
会話率:2%
彼女は勉強ができて、ドラムスができて、プログラミングができる才女。ボクはそんな彼女の、そのかわいい寝顔を見るのが好き。人生の岐路に立った彼女とボクを、天使たちが集って祝福してくれました。天使をモチーフにした「天歌シリーズ」全7話(S6063
G)が完結。これまでの登場人物たちが顔を出します。
他サイトのへの投稿:エブリスタ、アルファポリス、カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-22 21:00:00
27855文字
会話率:33%
生徒会室で居眠りをしていた秦野幸。そんな彼の隣に、同じく生徒会所属の高嶺風花が腰を下ろした。「秦野くんの寝顔って、可愛いわよね」。そう言いながら、風花は長机に自分と幸の名前の入った相合傘を描く。それが水性ペンではなく、なかなか消えない油性ペ
ンであるとは知らずに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-09 12:00:00
3991文字
会話率:42%
子育て家庭。喧嘩の絶えない生活。
妻に対する不満が目に付き小言ばかり言うようになった自分を振り返る。
最終更新:2022-01-21 19:12:51
1929文字
会話率:16%
私は仕事を始めて深夜に帰ることが多かった。そのため帰宅後は娘の寝顔をみながらカップ麵を食べていた。
そんなある日、早く帰宅できると伝えると夫が料理をして待っていてくれると言った。その日は誕生日であったため期待していた。しかし、帰宅後食卓に並
んでいたのは期待外れのご飯にあった。がっかりしていると娘の一言でそれがご馳走となった。だから私は今でも誕生日にはそれを食べる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-21 18:15:32
1945文字
会話率:46%
今日は母よりも早く寝た。そういう毎日が積み重なって、今日も母よりも早く寝る。
最終更新:2021-10-25 23:34:27
337文字
会話率:0%
神戸の高台にあるスパーランドの露天の岩風呂で足の指を揉みしだいていた松森氏は、右足の指の股が五つあることに気が付く。目で見ている限り指は5本で間は4つ、だが、両手の感触だけで確かめると、やはり五番目の間がある。驚いた氏は、かねてより友人か
ら聞いていた垂水の町の神経科医のもとを訪ねる。診察した医者は、第五の股の存在を追認するや、正直に困惑し、率直に見放してしまう。迎えに来た細君が松森氏を慰める。
翌朝、依然として症状の治まらない氏は、やつれた自分の顔を確めようと鏡を覗いて恐怖に襲われる。鏡の中の自分の瞳に、見たこともない異星のような風景が映っているではないか。さらに確かめようと身を乗り出した時、何か人間でない顔のような物が一瞬現れて瞳の中からこちらを覗き、どこかへ消えて行った。松森氏は身の破滅を直感し、昨夜、自分に起きた異変を調べるうちに迷い込んだひとつのネット広告に一縷の希望を見出す。そこには「応用位相幾何クリニック」とあり、胡乱な文言が並んでいた。松森氏は覚悟を決めて、細君の寝顔を胸に刻み込むと、ひとり七月の町へ出て行く。
重複投稿サイト:カクヨム,novel days,エブリスタ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 19:59:02
11786文字
会話率:42%
夏の朝にて、僕と仔猫のキミと彼女の様子
最終更新:2021-08-07 06:56:27
241文字
会話率:29%
重荷を背負わされた「君」と、それを助けるべく生まれた「僕」の英雄譚。もしくは、ひとつの世界の終りのかたち。
これは歪で不器用で、けれど確かな恋のうた。
最終更新:2021-05-26 19:57:37
6019文字
会話率:0%
夜中に目が覚めたら、横に犬のが寝ていて、その寝顔から色々と思い出したので書きました。よろしくお願いします。
最終更新:2020-12-02 12:24:34
421文字
会話率:0%
仲間が転移あり
主人公は異国の田舎剣士 上京して仲間と出会う。
一応 単品作予定
11月25日水曜日 アイデア 紙先メモ
11月26日木曜日 17:45〜18:57
27日 6:57〜7:27 15:15〜17:06
●レニー・ダルントン:主人公 男 黒髪 村長の息子
姉と妹がいる。サキュバスと契約しており体に宿し
いつでも呼べる。純粋 良くも悪くも 流されやすく
影響受けやすい 田舎育ち 田舎剣士 上京し
さまざまな仲間と出会い 成長する。
8月20日生まれ 僕 空手 剣術 根性と勇気、
潜在能力、反射神経は高く 回避が得意。
料理上手。器用。左利き O型 17歳
整った顔 童顔。母を幼い頃に亡くしており
心のどこかで寂しさ 愛情 母性を感じたい
甘えたい やや泣き虫 。優しい 比較的真面目
常識はある。家族仲良し。
家事手伝いしていた。家事全般得意。
寝顔可愛い ピュア 照れ屋 女に耐性 免疫ない。
仲間大事にする 善人 人柄もいい。
体力はある。引き締まった細身の華奢な
いい体つき。お尻がプリッとしてる 色白。
茶色の眼。好き嫌いない。飲み込み 記憶力いい。
歳上キラー。173.4cm
●アトモス:仲間 男 最初の仲間 32歳 183.5cm
赤茶色の髪 髭 オヤジ 洒落も言う ノリもいい
右利き。握力強い。野菜 魚 嫌い。
頑固 融通がきかない アタマ固い 酒好き オレ
熱血 漢気熱い 見た目 チンピラっぽいが
根は仲間思い チンピラ上がり。盗みやってたりした。
頑丈 ガタイはいい 型は粗いが剣術はそこそこ上手い
いざと言う時は頼れる兄貴。1月1日生まれ。B型
テメエ オメエ お前 筋肉質 逞しい。女運ない。
粗い 短気 怒りっぽい。大工得意 力仕事。
いがいに器用。頭は悪い。字が読めない時ある。
●ポルダーシュ:仲間 男 陽気 ジョーク 30歳
181.1cm 太ったデブ 金髪ショート前髪リーゼント風
明るいムードメーカー 頭いい 話術 女と金が好き
金持ち 恰幅良い 交渉得意 意外に女にモテる。
臆病 戦闘力は低い ダンスは得意 動けるデブ
下品 ノリがいい 大食い 食いしん坊 なんでも食う
家事はできない 我流の剣術で一番弱い 下手。
冒険譚
異国
恋愛
冒険折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-27 17:28:22
5702文字
会話率:0%
椿本 岳は、笠嶋 真琴のことが好きだった。
真琴は、モデルのようにすらっとした体型に、人形のように整った顔立ちに加えて、日常的に男性とは距離を置いている、まさしく、高嶺の花という言葉が相応しい女子高生だった。
対して、岳は、地味で眼
鏡のただの男子高校生。
彼女と付き合うのは絶望的だと、彼自身もそう思っていた。
高校二年生の夏の放課後、岳は、教室の机で眠っていた彼女を偶然発見する。
彼女の可愛らしい寝顔に見惚れ、思わず彼女の頬を撫でた。
何とも言えぬ気持ちいい感触に完全に心を奪われていた彼は、目を覚ました彼女と目が合った。
「ご、ごめん! 何かしようとか、そんなつもりはなくて! ホント……その……これは……!」
寝ている彼女を無断で触っていた様子を見られてしまい、彼はパニックに陥った。
そして、何を思ったのか、突拍子もなく彼女に告白してしまうのだった。
「僕と……付き合ってください!」
それを聞いた真琴は、笑いながらある現象を彼に見せつけ、その首元にナイフを突きつけながら、こう提案する。
「私と付き合う代わりに、私に殺されてよ、椿本くん?」
恋人同士になる代わりに、放課後、彼女に殺される。
それが、岳と真琴が交わした契約だった。
岳と真琴。彼氏と彼女。殺される側と殺す側。二人の歪んだ愛の物語。
※第8回ネット小説大賞一次選考通過しました!ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 20:05:22
172818文字
会話率:23%
世間では、休日やコロナ禍や退職で家にいる父親は、
家庭内で風当たりが強いらしい。
ああ、そういやうちもそうだったな
って浮かんだことを、詩でまとめてみたよ。
最終更新:2020-10-23 22:41:16
281文字
会話率:8%
「優しいよね」「よく気が利くな」「物静か」「いい匂いがする」「料理が美味い」「運動は苦手っぽい」「可愛い」「嫁にしたい」「堅実」「話しやすい」「寝顔やば」「頑固なとこもあるかな?」「安心安全」「別の意味で危険」「動物に例えると針ネズミ」「マ
イナスイオンが出てるはず」。そんな周囲の評価を横目に、自身の心の性がわからない、恋がわからないことに悩む大学生神代伊万莉(じんだいいまり)。夏休みで地元に帰省中の彼はある日、幼馴染の林原昴(はやしばらすばる)と出かけた先で不思議な感覚に導かれ見知らぬ場所に迷い込む。そこで異形のものに追われて窮地に陥っていた伊万莉を助けたのは古風な姿をした一人の男。「我が名は――ヤマタノオロチである!」。封印を解かれて現代に復活したヤマタノオロチは実は恐ろしい怪物などではなく、お酒が好きで義理人情に厚い元土地神で、そしてクシナダヒメの恋人だった!?◆◆伊万莉の周りで起きる日常と非日常の出来事は、彼ら彼女らに少しずつ変化をもたらしていく。これは神代(かみよ)と現代が繋がる一夏の物語。「もし生まれ変わったら、またいつかどこかで――」◆◆≪注意≫この物語はフィクションです。実在する同名の個人、団体、企業等があったとしてもそれらとは一切関係がありません。また、ジェンダー論やLGBT関連の話を一切見たくないという方はブラウザバックを推奨します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-30 03:00:00
181285文字
会話率:40%