大学在学中に父親が亡くなり、経済的に困窮した主人公は、少しでも家賃の安い部屋を探して引っ越しをする。
引っ越した先の部屋の前にはラフボテルが建っていた。
そして、主人公はある事件を目撃する。
最終更新:2024-11-27 09:01:39
3367文字
会話率:20%
生きることを諦める。というとすぐに命を断つとかそういった事を想像しがちである。しかしこの作品は死を意識するものではない。長い人生の中で変化を恐れ、波風を立たすようなことをしない。それを人生を諦めると表現した。現実問題、世の中は諦めだけが取り
柄の空気感が漂い、特に若者がその魔物に襲われ、長期的な死を迎える。将来に焦り、効率を求め、早くて安い結果で満足してしまうこの時代。
その絶望に苛まれた男が、同じ思いをした人達と巡り会い、その感情を共有し、生に向き合う為に起こす行動。
人は一人では生きていけない。誰かを支え支えられて生きていくことができるようになるまでに男が考えたその全てを書き連ねる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-17 00:45:46
2770文字
会話率:38%
「ポイントカード、お作りしますか?」
スーパーに買い物に行ったら、若い女性の店員にそう聞かれた。
「いや、いいです」
もともと勤めていた会社をクビになって、田舎の会社に就職した。田舎だから、本当に店が少ない。おまけに、もとの会社をクビに
なって再就職したけど給料が安いから車も買ってない。わざわざ1時間歩いてスーパーに来た。
「今、ポイントカードを作って頂くと、ポイント2倍になりますが、いかがですか?」
「いや、大丈夫です」
「本当に大丈夫ですか?無料ですぐにお作りできますよ?」
「・・・作ります」
「かしこまりました」そう言って、店員は新しいポイントカードを取り出して、手渡した。
前の会社をクビになって、付き合っていた彼女にも呆れられて振られた。結婚指輪も準備しようとしていた。会社の経営が悪くなって、リストラが始まって、オレはクビを切られた。彼女には振られ、田舎に住むことになって、車も買えなくなった。
パラパラと雨が降ってきた。傘はもちろん持っていない。鳥が鳴いている。大通りを歩く。車が往来する。雨足は強くなる。目を上げる。灰色の雲が頭上を覆っている。シャワーのように雨が降り始める。頭は濡れる。服は濡れる。買い物袋も濡れる。顔も濡れる。目も濡れる。
家に戻ったときには、まるで川遊びでもしてきたかのように、全身ずぶ濡れだった。服を脱いで洗濯機に放り込む。
1人、ベッドの上に突っ伏していた。
ピロンと、スマホが音を鳴らした。何だろう、と思ってスマホを手にとると、当選おめでとうございます、とメッセージが入っていた。また詐欺メッセージか。どこかから情報が漏れているんだろう。しょっちゅう、何かに当選したとか、成人向け動画の支払い要求とか、連絡が来る。
外を見ると、もう雨は止んでいた。外に出た。歩いて行って、店に入った。写真の中から、前回と同じ女を選んだ。
風俗店を出たときには、もう外は暗かった。財布の中身を見ると、お札がもう無くなっていた。
また翌週、スーパーに寄って牛乳を買った。ポイントカードを出した。いつもご利用有難うございます、と言われた。
店の壁に、チラシが貼ってあった。ポイント貯めると、交換できる景品だ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-05 18:36:53
2105文字
会話率:40%
同じクラスの友達同士である女子高生3人は、夏休みを利用してバスツアーで温泉旅行に行くことに。しかし、相場より安いそのバスツアーにはやはり、色々と値段の安い理由があったのだった......。
最終更新:2024-10-10 12:07:06
9806文字
会話率:60%
これは、AI技術が大きく進歩した、ちょっと未来のお話。
フルダイブ型VRMMORPG『アンリアル』。政府と大手ゲーム会社が結託して作り上げたそのゲームは、強固な信頼のもと、ゲーム内のお金を現実に還元することができるシステムが用いられて
いた。ゲームで稼いだお金が、現実でも使える。楽しみながら稼げる。それは、暇を持て余した人々にとって、ひどく魅力的な文言だった。こうしてアンリアルは、リリースから1年で国内ユーザー数3,000万人を突破。AIと共に、人々の生活の一部になろうとしていた。
そんなアンリアルにおいて、主人公のコミュ障ゲーマー小鳥遊 好(たかなし こう)は、「サポートAIガチャ」なるもので最高レアリティの白銀ロリ妖精『フィー』を引き当てる。まるで、2度にわたる両親の死を乗り越えろと、そう誰かに言われるように。
無口で気難しい(でも、あざと可愛い)サポート妖精AIフィーを相棒に、主人公は情報を売ることで高校生の義姉を支える日々を送るようになる。しかし、どこまでもゲームを愛し、義姉を愛する主人公にも「受験勉強」という現実の関門が待っていた。
自分たちの生活のために青春を犠牲にしてバイトに明け暮れている義姉、小鳥遊 唄(たかなし うたう)の負担を減らすためにも、主人公は断腸の思いでアンリアルへのログインを自ら禁じることにする。
「絶対に、学費の安い、国公立!」
全ては、そう。最愛の義姉のために。そして、アンリアルでお金を稼ぐことが出来るようにするために。
この物語は、そんな主人公が受験勉強を終えたところから始まる。
半年ぶりにアンリアルにログインした主人公は、サポート妖精フィーを連れて適当にダンジョン(現行の最高難易度)に挑み、肩慣らしをすることに。しかし、その最中、マヌケな悲鳴を聞く。トラブルの原因にもなりかねないため無視をしようとした主人公だったが、悲鳴の中には、ゲーマーであれば誰もが聞き逃せない単語が混じっていて――。
太った黒猫『にゃむさん』によって結ばれる「ゲーム」と「現実」、2つの世界。果たしてコミュ障ゲーマーの主人公は、いかにして陰キャオタク少女とパーティを組むことになるのか。青春、恋愛そっちのけでゲーム攻略に興じる主人公たちの姿を描きます!
※本作は小説サイト「小説家になろう」でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 13:24:46
451871文字
会話率:41%
安いカップ麺には訳がある
最終更新:2024-10-04 19:58:58
1106文字
会話率:20%
人生で初めて、同じ種類の中でも安い部類の濃縮コーヒーボトルを買って飲んでみた時の話。
最終更新:2024-10-03 01:00:00
970文字
会話率:0%
ジャンルは迷子。
お約束の悪役令嬢の婚約破棄ネタの亜種ですが、恋愛要素は何一つ出てこないので恋愛ジャンルに入れられず。
じゃあ合うジャンルはどこかって言えば分からん。
まあとりあえず、悪役令嬢が悪役令嬢のまま勝つタイプの婚約破棄
ものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 01:00:00
5365文字
会話率:22%
山奥のあばら家で日々畑仕事に精を出す、地味顔の極貧令嬢メイベル。
ある日突然『筆頭聖女』に担ぎあげられ、安い給金で奉仕作業を強制されて大激怒。
こうなったら荒稼ぎしてやると、闇カジノで身ぐるみを剥いだ『見知らぬ男』から、週に一度の愛
人契約を持ち掛けられ――。
「やります!」
「もし君がどうしてもと希望するなら」
「そういうのいらないんで、お金だけください!!」
すべては老後の資金を貯めるため。
大金に目がくらんで引き受けた、夜限定『筆頭聖女』の高額バイト。
……傷を治せるわけでなく、病気を癒せるわけでもない。
時限式の幸運だけを持つ極貧令嬢メイベルが、不運な王太子にロックオン……されるところから始まる溺愛ルート。
※成り上がりハッピーエンドです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 19:02:15
7846文字
会話率:32%
「夜くらい自由にさせてもらわなきゃ、やってられないわ!」
塩対応の王太子が原因で、嫌々『聖女』をする羽目になった極貧侯爵家の長女メイベル。
安い給金で働かされ、開き直ったメイベルは、カジノで老後の資金を稼ぐことにした。
本日のカ
モは、うなるほど金を持っていそうな美青年。
「身ぐるみ、……剥ぐか!!」
そして文字通り、身ぐるみを剥いで逃げる直前、メイベルは美青年に腕を掴まれ『契約恋人』にならないかと提案されるが――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 18:10:00
8346文字
会話率:38%
離婚して地元に戻り、団地で暮らす老いた両親と暮らすようになった「私」は八百屋で慣れないパートを始めるが、安い手取りで四人の子どもを育てる弟夫婦を支えなければならず、貯金は減っていくばかり。パート先で出会った年下の「友」に想いを寄せるが……。
結婚とは何か、子どもをもつ人間ともたない人間の埋まらない溝などについて問うた作品。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-24 16:42:27
34946文字
会話率:36%
食レポ的なもの。
ファミリーマートの菓子パンについて。
べつにファミマの関係者でもなんでもない私だけど。
昨今のコンビニのパンやお菓子はレベルが高いなと感心しつつ、ありがたいな。とも思う話。
最終更新:2024-09-10 12:45:42
349文字
会話率:0%
人魚の末裔である少年ヨランは、予知能力者の姉を持つ。国一番の学園に入学し、将来の足掛けに励む日々を送っていた。ところが、ひょんなことから年上の女生徒ナーナティカと知り合い、交友を持つことに。恋や愛なんて関係ない。ただの気安い仲だと思っていた
。
しかし、姉からそういう仲だと勘違いされ、違うと否定をするも受け入れてもらえない。そうこうしているうちに本当に気になり始め……いや、そんなことはない。認めたくない!
意地を張り目を逸らしても、結局は折れに折れて落ちていく思春期少年のお話。
※)本編『ナーナティカのかんしょう』後のスピンオフ。
恋愛方向に落としてやりたーいという気持ちから出来心でやりました。こちら単品でも読めるように書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 07:07:18
52056文字
会話率:31%
その日、四人の狼が男爵家へと売られていった。
「何? 四匹とも売れたのか?」
「ああ、キーリー男爵が四匹まとめて買うってさ」
「商品も見ずにまとめ買いか。噂通りの好色家だな」
「まあ、男爵にとっては安い買い物だろ。こいつら牛よりも安いからな
。戸籍もないから、飽きたらいつでも殺せるわけだし」
下卑た笑いが耳につく。
今は無理でも、いつか必ず俺が、刺し違えてでも、他の三人を逃がす、と誓った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 22:52:58
275252文字
会話率:36%
主人公の名前は適当です。
僕が見た夢の中での話
新社会人になりマンションに住むことに、
そのマンションとても綺麗なのだか異常に安い
おかしい事が起きて、
最終更新:2024-08-31 09:06:55
1902文字
会話率:0%
高校の講師をしているのだが、論文や研究、発表で海外に行くこともあり万年の金欠。住んでいたアパートを出て、いわくつきではあるがより安い物件に引っ越す。
そこでは月に1,2回ほど怪現象が起こり続け、その原因究明を図るが…
最終更新:2024-08-23 00:00:00
5313文字
会話率:8%
アルナは、冒険者の中でも希少な存在、神聖術士(ヒーラー)であった。
その希少性を利用して、アルナは聖女と呼ばれることを目指していた。
ある日アルナは、駆け出しの冒険者フラウと出会う。
アルナはフラウのような若い冒険者を利用し、自らの聖女っ
ぷりを宣伝する作戦を思い付いた。
しかしその作戦は、きつい・汚い・給料が安いの3Kが伴った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 22:11:18
21979文字
会話率:47%
孤児院育ちのアリスは、幼い頃からずっと名家の子息リゲルに恋心を抱いていた。
でも分別のあるアリスは、恋を叶えようとは思わない。
いくら親しくしていても、二人の間には「身分」という超えられない壁がある。幼なじみとして気安い関係でいられるこ
と自体が、すでにとても恵まれていることだとわかっていた。
ところがある日、リゲルが自宅から古ぼけたベルを持ち出したことで二人の関係が……。
リゲルが鳴らせなかった魔法のベル。「奇跡の恋を叶えてくれる」という魔法のベルをアリスが天高く掲げてみたら――。
☆ハッピーエンド。必ず完結します。
☆タイトルとあらすじが苦手なので、タイトルとあらすじは変えるかも?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 23:17:42
40982文字
会話率:29%
【薬草】それは―――
「苦い」
「かさばる」
「一人旅のお供とか?」
「序盤にしか利用しない」
「安いけど、効果がビミョー」
「保険にと思って買ったんだけど、結局使わなかったなー」
「ポーション類が出てくるか、回復魔法覚えるま
での繋ぎ?」
「拾ったら即使うの、ミニ回復ポイントみたいな感じだな」
「中盤以降には、微妙な換金用のアイテムかな?」
「これ盗んだときはハズレ引いたなーって思う」
「材料・・・かな?」
「レアになんてならないっしょ?」
「宝箱に入っていても無視して戻してる」
「道具袋のゴミ!」
ファンタジー世界の定番の品にして、最序盤以外には日の目すら見ない悲しき道具。
この物語は、そんな理不尽を嘆いた一人の少女の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 00:26:52
427360文字
会話率:52%
占い料は高いけれど必要経費と思えば安いものだ。
(「カクヨム」でも掲載しています。「根」「占い」「宝石」というお題の三題噺で書いた短編です)
最終更新:2024-07-06 15:10:00
2068文字
会話率:35%
え、紅しょうがってあの添え物の? と、思われた方正解!
あれです。
出来ることなら作るハメにならんでほしかった( ;∀;)
最終更新:2024-06-16 07:18:52
1887文字
会話率:2%
お菓子を使ったよ!
セブンイレブンやケンタッキーで売っているようなタイプの、スコーンみたいなビスケットです。
外はサックリ、中はふんわり。
タイトルの通り、写真が多く使われています。画像が嫌いな方はオフ・ブラウザバックを。
最終更新:2022-05-30 06:19:44
2764文字
会話率:2%
夢を見ていた気がする。でもその夢の内容を覚えていない。
とある田舎の村に住んでいる俺は、決して恵まれている生活とは言い難い生活をしていた。
だが決して不幸なわけでは無い。かわいい村のアイドルもいるし、なんだかんだ支えてくれる、でけえ(その
ままの意味の)ジジイもいる。
今日も安い給料で働く。感謝よりもお金が欲しい。なぜなら感謝で食ってはいけないから。俺ができた人間でないからだ。
そんなある日、俺は悪夢を見た。そして地獄が始まった。
いや、始まったのではない。初めから俺の運命は地獄だった。それを夢が教えてくれたに過ぎなかったのだ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 13:03:33
18439文字
会話率:28%