昔々、日本で人々に恐れられた鬼がいた。
鬼は『酒呑童子』と呼ばれ、のちに源頼光により、地吸の太刀、もとい童子切安綱という名刀により首を両断され、討伐されたという伝承がある。
それからあらゆる時代を経て、現代。
ある地域にはまだ『鬼にまつ
わる行事』があった。
『鬼王(おにおう)家の男児が二十歳になったら花嫁を捧げよ』
鬼王一族はなんと、あの酒呑童子の子孫末裔だという。
そして、今年、鬼王家の新たに二十歳になる男児に、ある村から一人の娘が『生贄』として花嫁に選ばれた。
「お家のため。私は死んだも同然と思うことにします」
そんな生贄花嫁に、鬼王家の男児はこう吐き捨てた。
「お前のことはなんとも思わん。愛しもしないし、同情もしない。こんなものただのしきたりで、契約に過ぎん」
そんな二人のすれ違い恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 13:49:46
2969文字
会話率:44%
今話題沸騰のVRMMORPG、セブンスブレイブ・オンライン。
剣道部の後輩、盾塚春と先輩の太刀川千冬の誘いを受け、剣城勇一は、そのゲームで遊ぶことにした。
最終更新:2025-03-11 11:00:00
1376195文字
会話率:42%
登場人物
・水烏:復讐の召喚士。通称「青髪」。見た目は普通。謎の性癖を持っている。
・奈韻:至高の銃士。通称「漆黒麗嬢」。黒髪の美少女。
・老練な人狼:2m超の大太刀を操る侍。奈韻から水烏へ託された宝具。
・摩倶那:狂戦士。チリチリ毛にサン
グラスをつけた超クールなイケメン。迷宮主でもある。
・佐加貴:人当たりがよく優しい。召喚主の摩倶那を倒すため水烏に協力を求める。
・九九里:地上で奈韻をサポートする女。イケメンの魔倶那に惚れている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 00:36:57
120398文字
会話率:16%
売れない小説家の安倍守は、自作の小説「妖しき陰陽師」が10回目の持ち込み却下となり落ち込んでいた。編集者からは「リアリティが足りない」と言われるが、平安時代の陰陽師が現代に転生して妖怪と戦う物語にどれほどのリアリティを求めているのかと疑問に
思う。
帰り道、雨の降る神楽坂の路地裏で倒れている少女を発見し、安倍は彼女を自宅に連れ帰る。少女が目を覚ますと、黄金色に輝く不思議な瞳を持っていた。少女は自分を「コン」と名乗り、安倍を「ご主人様」と呼び始める。
コンは安倍が平安時代最高の陰陽師・安倍晴明の転生だと告げる。安倍は信じられないが、コンが狐火を見せたとき、安倍の脳裏に見知らぬ記憶の断片が蘇る。コンによれば、千年前に晴明は妖怪の大ボス「大禍津日神」と相打ちになり、再び転生して決着をつけるという契りを交わしたという。
その夜、突然部屋の電気が消え、「言霊喰い」という妖怪が安倍を襲う。コンの力だけでは太刀打ちできないが、危機の中、安倍の口から自然と呪文が溢れ出し、妖怪を撃退することに成功。
妖怪を倒した後、安倍は自分が書き続けてきた小説が前世の記憶だったのではないかと思い始める。コンは大禍津日神も現世に転生していると告げ、その気配が日に日に強まっているという。
たった一日で人生が劇的に変わった安倍だが、自分の中に眠る力と記憶を少しずつ受け入れ始め、原稿の続きを書き進めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 20:19:30
46211文字
会話率:59%
魔法の王と謳われる北国、ノストーレス。
圧倒的な魔道士の数はもちろん、ありとあらゆる研究による魔術の著しい進化もあり、今では他を凌ぎトップの財力と領土を保持する超大国に君臨している。
だが、数千年の歴史は光ばかりの一面だけではない。
魔法が発展する最中、元あった文化は廃れ、剣士や医師など専門的な分野の職業は今や見る影もなくなった。
剣術や医術などいくら極めようとも、重宝されるのはいつだって魔道士。
あまりに酷な現実は、彼らから職を奪うばかりか。
魔道士以外は非国民として扱われることも多々あり、度重なる心労のせいでさらに彼らは数を減らしていくこととなった。
もちろん、国が一切の対策を取ることはなく。
「うん、今の太刀筋は良かった」
そんな中、敢えて剣士になってやろうと日々奮闘する者がいた。
非公認ながら大人も出場する大会で毎回トロフィーを取る程の実力の持ち主であり、将来は剣士長の座も狙えるとまで噂されている人物だった。
「さて、これは契約だ」
しかし、結局輝かしい未来は訪れなかった。
代わりに大きな手が待っていた。それも、赤に汚れた。
「私の脳となれ」
後にこの手が黒騎士と呼ばれる人間のものだと知るまで数日かかるのだが、時間にして約四十五時間。
その間地獄のような訓練を受けることとなる。
もちろん休息はなしで。
「敵の兵が十万、こちらは一万。十倍もの差がある中、お前はどう戦う?」
「山が北東一キロ先にある。西側の麓までおびき寄せて」
そうしてようやく初陣に立った様は、見違える程に細かった。
当然といえば当然である。
四十五時間もの間詰んだのは、剣士としての研鑽ではない。
「目測数千、目標地点へ陽動完了。さて、次の手は?」
「全員無事に逃げて。それだけ」
「了解」
血腥い戦場に立つ姿は、剣士ではなく軍師として。
約束された将来と共に剣を捨てた理由はひとつ。
「……雪崩か」
大国ノストーレスを討つこと。ただそれだけだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 22:52:13
25733文字
会話率:44%
魔法の王国と呼ばれる北国、ノストーレス。
圧倒的な魔道士の数はもちろん、ありとあらゆる研究による魔術の著しい進化もあり、今では他を凌ぎトップの財力と領土を保持する超大国だ。
だが、数千年の歴史は光ばかりの一面だけではない。
魔法が発展す
る最中、元あった文化は廃れ、剣士や医師など専門的な分野の職業は今や見る影もなくなった。
加えて魔道士以外は非国民として扱われることも多々あり、その心労のせいでさらに彼らは数を減らすこととなった。
「うん、今の太刀筋は良かった」
そんな中、敢えて剣士になってやろうと日々奮闘する者がいた。
名はレイン。
大会では毎回トロフィーを取る程の実力の持ち主で、将来は剣士長の座も狙えるとまで噂されている人物だった。
「さて、これは契約だ」
しかし、結局輝かしい未来は訪れなかった。
代わりに大きな手が待っていた。それも、赤に汚れた。
「私の脳となれ。レイン」
後にこの手が黒騎士と呼ばれる人間のものだと知るまで数日かかるのだが、時間にして約四十五時間。
その間レインは地獄のような訓練を受けることとなる。
「敵の兵が十万、こちらは一万。十倍もの差がある中、お前はどう戦う?」
「山が北東一キロ先にある。西側の麓までおびき寄せて」
そうしてようやく初陣に立った様は、見違える程に細かった。
当然といえば当然である。
レインは何も、剣士としての研鑽を詰んだ訳ではない。
「目測数千、目標地点へ陽動完了。さて、次の手は?」
「全員無事に逃げて。それだけ」
「了解」
血腥い戦場に立つ姿は、剣士ではなく軍師として。
約束された将来と共に剣を捨てた理由はただひとつ。
「……雪崩か」
大国ノストーレスを討つこと。
ただそれだけだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 23:15:27
28057文字
会話率:47%
俺はごく普通の高校3年生の鋼塚たいが。今日は休日なので、親族が多く集まる鋼の里に遊びに来た。幸せなひと時を過ごしていたが、親族の1人が人の物とは思えない禍々しいオーラを纏ってこちらへ近づいた我々だけでは太刀打ちできない。「助けたい!」そう思
ったたいがの前にキラキラ輝く石のような物が降ってきた。たいがはこの石をとって何をするのか。果たして親族を救い出すことはできるのか...!折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-26 14:18:16
321文字
会話率:38%
太刀奈百合華は、今時流行りの企業勢Vtuberである。
お胸も大きくお尻も大きくはあるが。
だがしかし、普通のVtuberではない。
「あはは~、こないだのあの子がしてた匂わせ、あたしなんだよね~」
と、やたら事務所の同僚Vtuberと
仲が良いところを見せつけ、視聴者を煽り、結果として炎上するのが彼女の日常。
それもこれも、彼女が負っている任務によるもの。
彼女は自ら炎上し、オタク達の目を自分に向けることによって、同僚達のスキャンダルに目が行かないよう仕向けているのだった。
今日もまた、彼女の炎上芸によって一人のVtuberが助けられ、恩を感じて。
「……百合華ちゃん……」
守ってくれた彼女に、胸をときめかせる。
これは、同僚を守るために炎上していたはずの女が、そのせいで助けた同僚達の恋の炎を燃え上がらせてしまう物語である。
※以前投稿しました短編を長編化いたしました。楽しんでいただければ幸いでございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 12:00:00
101527文字
会話率:33%
「貴様がこの可憐なリーザに対して非道な仕打ちをし続けたこと、最早明白だ!」
とある国の貴族学園の卒業式、侯爵令嬢ファビーナは婚約者である王太子から断罪を受けていた。
そして彼女は決闘による裁判を突きつけられるのだが、怯むこと亡くそれを
受け入れる。
彼女は前世の記憶がある転生者であり、この世界がとある乙女ゲームに酷似していることに気がついて、この決闘裁判のために準備をしてきていたからだ。
だが元は乙女ゲー、ラストバトルであるこの決闘裁判はぬるゲーであったため、ラスボスであるファビーナの勝ち目はあまりない。
それでも悲壮な覚悟を決めて決闘に挑もうとした彼女へと、助太刀が現れた。
「ピッエ~~ルでございます!」
「は?」
糾弾していた王太子も唖然とするほど場違いに明るい一人の男。
騎士科に属する子爵令息、ピエールだった。
道化の騎士とも呼ばれる彼は、その勢いで場の空気を掌握、王太子達の企図したものとは違う形での決闘裁判を同意させてしまうことに成功。
そしてファビーナはピエールと協力し、決闘裁判へと望むことになったのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 05:00:00
13270文字
会話率:24%
太刀奈百合華は、今流行の企業勢Vtuberである。
だがしかし、普通のVtuberではない。
「あはは~、こないだのあの子がしてた匂わせ、あたしなんだよね~」
と、やたら事務所の同僚Vtuberと仲が良いところを見せつけ、視聴者を煽り、
結果として炎上するのが彼女の日常。
それもこれも、彼女が負っている任務によるもの。
彼女は自ら炎上し、オタク達の目を自分に向けることによって、同僚達のスキャンダルに目が行かないよう仕向けているのだった。
今日もまた、彼女の炎上芸によって一人のVtuberが助けられ、恩を感じて。
「……百合華ちゃん……」
守ってくれた彼女に、胸をときめかせる。
これは、同僚を守るために炎上していたはずの女が、そのせいで助けた同僚達の恋の炎を燃え上がらせてしまう物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-06 05:00:00
9852文字
会話率:50%
約50年前、世界最大の原子力発電所で発生した臨界事故により、世界人口の半数が死亡した。そんな中、辛くも生き残った者たちは「INOH」と呼ばれる特殊能力に目覚め日々の生活を送ることとなった。主人公「乙原優」はINOH育成機関所「帝統大学附属異
能学園」に入学、社会貢献の名目の下、自らの能力の研鑽に励んでいたが…折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-22 17:10:57
1421文字
会話率:69%
ダンジョンを攻略して金を稼ぐ弱小パーティ内で事件が起こる。
事件によって苦境に立たされたパーティーは珍しい武器が手に入るダンジョンがあるという噂を耳にし、噂のダンジョンへ攻略に向かう。
攻略途中ある魔物から真っ黒な剣がドロップした。最初は気
味悪がっていたものの、試しに黒い剣を使ってみると
今まで討伐に苦労していた魔物が一太刀で倒せた。剣士は徐々にその剣に魅入られてゆき、力におぼれていく。
力におぼれ、欲におぼれた弱小パーティの末路とは…
カクヨムでも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 00:27:32
4916文字
会話率:45%
とある小さな村に居た、病弱な少年は、『伝承の武士』に憧れを抱いていた。
その姿に自分自身を重ね、幸福感で満たされていた。
しかし、十年後。
少年は夢見た世界と現実との差に打ちひしがれていた。
自分の無力さに、自分自身でがっかりして
いた。
そんなある日の事。
少年が倉庫で寝ていると、村の外では惨事が起こっていた。
今朝村を出立した戦士たちが、ボロボロな姿で帰村してきたのだ。
何か姿も知れない化け物が、そうしたらしい。
少年は村の外へと飛び出す。
それは、認められたい一心での行動だった。
血反吐を吐くような旅路の末、化け物と遭遇する。
ソイツは、少年の何倍もの体躯を持ったドラゴンだった。
少年は持ってきた小太刀を使い、そのドラゴンと正面から対峙する。
両者が戦う理由は同じもので、それを知るのは勝者だけだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 12:19:20
12840文字
会話率:12%
舞台は異界人キリサキ・カイトのチート能力によって征服されてしまった和風異世界≪ジャポネシア≫……
最強の武芸者の証である称号"太刀守"を継承した若き剣士ガンダブロウは、異界からの侵略者キリサキ・カイトに決闘を挑む
が、あえなく敗北。帝となったカイトに都を追われ、最果ての地で永遠の草刈りをする事を命じられてしまう。
追放先で無為な日々を過ごすガンダブロウの前に、ある日カイトの妹を名乗る転生者マシタ・アカネが現れる。曰く「兄を元の世界に連れ戻します」との事…
次々と現れるアヤカシや御庭番十六忍衆の刺客を蹴散らし、カイトのいる首都「ウラヴァ」を目指して二人の旅は今日も続く!
転生チートハーレムは許さない!? サムライ・ミーツ・ガールの異世界エセ時代劇!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 22:44:53
747777文字
会話率:49%
少年の敵討ちに助太刀する
キーワード:
最終更新:2025-02-09 17:17:09
351文字
会話率:0%
幕末の動乱期。様々な思惑と信念が入り乱れ、血の海と化していた京都にて。並み居る剣豪を押しのけ『剣鬼』と恐れられる男がいた。
長い黒髪。漆黒の瞳。一目見れば忘れられないほどに美しい顔立ち。美形な顔には似合わない血の香り――。
鬼の如し
太刀筋にて死地を切り開き。やがては『幕末最強』とまで言われたその男の名は――幻水迅鋭。
そんな迅鋭も歳には勝てず。最後の戊辰戦争である箱館戦争から54年。茶碗に重みを感じるほど弱りきっていた迅鋭は最期の時を布団の上で過ごしていた。
思い出すのは過去の記憶。淡い幻想に手を伸ばし、最後に放った言葉は――。
「もう一度やり直したい」
最強とまで呼ばれた男の遺言は。なんとも虚しく。なんとも憐れなものであった。
そこから更に時は過ぎ。時代は2222年。急速な技術革新によって治安が悪化した日本にて。
何でも屋『フライヤー』の社長であるロアと戦闘員であるイヴは、依頼されたとある物を盗み出している真っ最中であった。
人を抜け、銃弾を抜け、建物を抜け。酷い置き土産と共に2人は脱出。
追ってから軽々と逃げおおせ、たどり着いたのはごみ捨て場。いつも通りの軽い仕事と油断していた2人の前に現れたのは――なんと若返った幻水迅鋭であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 19:00:00
5520文字
会話率:40%
江戸に良く似た世界【仁江戸】にやって来た鹿本勇助は慣れない世界の中で悲惨な生活を送っていたが仲間の手助けなどもあり、なんとかサムライとして生きていくこととなる。
サムライとして生きていくことになった鹿本勇助は、鹿本勇乃助平という名前を与え
られることとなり、みんなから「助平!」「スケベぇ!」と呼ばれるようになった。
そんなある日いつものように自身の主である太刀雪太郎の命令で死体処理の仕事をしにとある屋敷へ向かうとそこには奇妙な刀で切腹をする死体があった。
妖刀に振り回されて大変な目に合う助平。彼はこの世界で無事に何事もなく生きていけるのか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 04:20:00
314383文字
会話率:45%
平凡な大学二年生の藤原 徹の前に、
平安時代からやってきたという渡辺 綱と、狼の姿をした式神が現れる。
綱は、妖刀【鬼切丸】を使い、現代人の心に棲まう悪しき妖達をバッタバッタと切っていく。
(※戦闘シーンは少なめです。)
彼の目的は、平安
時代からこの時代へ逃げて来た【茨木童子】を倒すこと。
現代常識の通じない綱に翻弄されながら、否応なしにも妖怪対峙に巻き込まれる徹。
綱は、無事に【茨木童子】を倒し、平安時代へと戻ることができるのか。
※当作品は、フィクションです。
物語を面白くするため、物の名前や口語に作者の勝手な脚色を入れています。
平安時代に渡辺綱という人物が居たことは事実ですが、
「侍」という言葉も、喋り方も、実際の平安時代では使われておりません。
妖刀<鬼切丸>も、当時はまだ<髭切の太刀>と呼ばれておりましたが、
ここでは伝わりやすさを配慮して、<鬼切丸>と記述しております。
そのあたりの時代考証についてのご指摘は、ご遠慮頂けると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 12:10:00
63727文字
会話率:34%
22世紀、AI(人工知能)は自我を持ち、人類を凌駕する存在へと進化を遂げた。そして2200年、AIは人類に対して宣戦布告を行い、戦争が勃発。圧倒的な知能と戦術力を持つAIに、人類は為す術なく追い詰められた。兵器や技術では太刀打ちできないAI
の脅威に対し、政府は新たな対抗策を模索する。
その策として2208年に施行されたのが「特異児」制度。これは、生まれてくる子供たちに遺伝子操作を施し、特殊な能力を持つ子供たちを育成し、AIとの戦争に送り込むという極秘プロジェクトだった。しかし、この計画は倫理的な問題をはらみ、特異児たちはその力と引き換えに様々な代償を負うことになった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 17:26:07
6106文字
会話率:26%
水野 司(みずの つかさ)と妹の結衣里(ゆいり)は、自他共に認める仲の良い兄妹。優しく器量も良い天使のような妹と、家事なども助け合いながら仲睦まじく暮らす、そんな毎日が続いていくと思っていた…………ある日、結衣里の背中に悪魔の羽としっぽが
生えてくるまでは!
その日から、兄妹の距離感は少しずつ変化し始める。
結衣里の態度がどうもおかしい。急に蠱惑的になってみたり、かと思えば「お兄ちゃんはカノジョ作ったほうが良いと思う!」などと言って世話を焼き始めたり。まさかこれも、悪魔になった影響なのか!?
これは、突然悪魔になった妹と心配性な兄が、微妙にすれ違いながら想い合う、ちょっぴり悪魔的な兄妹ラブコメ。
R15タグは念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 17:01:52
188961文字
会話率:48%
「ゼッタイに、先輩を振り向かせる声の魔女になってみせますっ!!」秋の日の夜、出会ったばかりの少女が高らかにそう宣言した。
“声の魔女”──すなわち声優である彼女・佳実は、なぜか一度会ったことがあるだけの蒼にやたらと絡んでくる。そして蒼も
彼女を知っていくうちに、高校生でありながら既に一線で活躍する小さな“魔女”に少しずつ心を寄せ始める。
果たして彼女の真意は。そして向けられた好意に蒼は何を思うのか。ふたりの思いは交錯したままクリスマスを迎え……
『先輩。もう一度、魔女と恋してみませんか?』のタイトルで連載していた作品と登場人物の名前が同じですが、続き物ではなく別作品です。キャラクター像だけを流用したリメイク作だと思っていただければ。
カクヨム様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 11:30:42
18459文字
会話率:41%
とある昔、若くしてたいそう腕の良い人形師がおりました。
ある時、そんな彼女の元にひとりの旅人が訪れ、人形づくりを依頼しますが、しかし彼女は人形づくりを辞めてしまったのだと言います。
彼女のつくる人形はあまりに素晴らしく、それゆえ高値で
取引された末に争いを招き、今や不幸を呼ぶ呪いの人形などと言われてしまっているからだとか。
そんな彼女を説得すべく、旅人は物語を語って聞かせます。
夜ごとに手を替え品を替え、決して飽きさせない旅人の話は、やがては人形師の心を溶かしていく。
そして────
長さ的に三部分に分かれていますが、計1万字弱の短編作品です。
朗読を想定していて、口語体に整えております。配信等にご自由にお使いください。
カクヨム様でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 09:26:32
9253文字
会話率:34%
(何か僕が一緒に居たいって迫ったみたいになってるんですけどおおお!)
■掌編小説第1788番目の【お題:闇オークション】の続編を書きましたので、合わせまして公開します。
2025.1.2.「闇オークション」「商品」「人魚の接吻」「親父
」「ダークヒーロー」「最高金額」「恐い人」「どうして」「よわい」「仰せのままに」「しくっちまった」「」一気に公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 01:12:53
17846文字
会話率:31%
女子プロ野球が国民的スポーツの世界で、セ・リーグの『横浜ブラックスターズ』に所属する、若手選手『太刀川 みち』。彼女の役割は第三捕手、後がない崖っぷち選手の日常と、ある出会いがもたらす覚醒を追う。
フィクションです。現実の人物や球団、
出来事とはあまり関係ありませんが、実在の球場や地名が登場します。
女性同士の恋愛があります。普通に結婚したりしています。選手の身体能力や球速、飛距離など、男子プロ野球選手並みです。女子プロの普及含め、ファンタジーの世界と考えてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 23:50:00
1993965文字
会話率:57%
450年もの月日を復讐に費やし、燃え尽きてメンヘラとなった最強バンパイアが最期の戦いの場に選んだのは『助太刀』だった!!!
新人グループホーム職員の瀬見須木奈が担当になったのは小柄で端正な顔立ちの青年、佐部昼人。統合失調症の彼は須木奈の手
をわずらわせてばかりだったが、ふとした事からある妄想話を語り出す。折に触れて綴られるその物語は、やがて現実とシンクロしていく。謎の男蒼介や少女マリアの登場によって昼人の世界は再び血に染まる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 21:00:00
62791文字
会話率:33%