コンビエンスストアでアルバイトをしながら生活している年齢四十五歳の早乙女流星(さおとめりゅうせい)は、ある日突然、心臓発作を起こしてしまい絶命してしまう。
そして異世界へ転生し目覚めると、絶世の美女と共に旅をするイケメンの勇者に転生して
いた。そこから行き着く旅先で様々なトラブルに巻き込まれつつも、沢山の仲間たちと出会い冒険を繰り広げていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-20 15:57:38
14191文字
会話率:6%
僕の名前は茂部影。年齢は四十五歳。独身。彼女なし。結婚歴なし。車なし。地位なし。名誉なし。実家暮らし。年収二百万円以下。ないないづくしの人間でいわゆる社会の底辺だ。
僕は学生時代に内定を貰えず、仕方なく非正規社員…いわゆるアルバイトにな
った。そこの会社で数年間勤めたあと僕は職を辞め、いくつか、三社ぐらいだったかな?を転々とし、今の倉庫内作業に就いたのは十数年前だ。僕はアルバイトだから気楽に働けている。職場はとても居心地がよく、働く環境も一日五時間だ。
でも、そんなとき母さんが倒れてそのまま逝ってしまった。僕の実家は元々公営住宅にあり、母亡き今、配偶者もいなくて六十五歳以下の僕は公営住宅を追い出されることになったんだ。
両親の遺してくれた遺産はあった。でもそのお金は僕が働いて貯めたものじゃない。だから僕は相続放棄した。僕はお兄ちゃんだから、家庭を持っている弟と妹に全部その遺産をあげたんだ。
このときの僕は知る由もなかったんだ。中年アルバイトの底辺の僕が独りこの社会で生きていくという難しさを。
僕は大地の底辺から上を見上げる地虫だ。地面を這い回る地虫だ。そしてきっちりとスーツを着こなした人達が僕の遥か上空を優雅に翔んでいく。彼ら、彼女らは綺麗な黄金虫だ。彼ら、彼女らの翅はキラキラと陽の光を反射する。煌びやかに輝く黄金虫達が何匹も僕の遥か空を翔んでいく。きっと僕みたいな地虫達なんか視えていない―――。だけど、だからこそ僕は地を這ってでも生きてやる。独りで生きて生き抜いて独りで散っていく。僕も最期には空を征く綺麗な黄金虫になれることを夢見て・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-29 17:25:07
30742文字
会話率:51%
『それでもなお、俺にはやらねばならないことがあるんだ!』
この国を変えねばならんと一念発起して、会社員と言いう安定した職を投げだし、衆議院選挙に立候補した主人公。
ところが、唐突に始まる日本国どころか地球人類の運命をも変えかねない
出来事の始まり。
だがそれは、単なる序章に過ぎなかった!
翻弄され、状況に流されつつあった主人公は幸運にも、あるいは必然か、彼は歴史の運命を切り開く切符を手に入れる。
運命を手に入れた彼は燦然と輝く星になるに違いない!
これは国政選挙に立候補した男の、国家の命運を左右する力を委任された男の辿る物語。
未開人と友誼を通じ、交渉を重ね、国益を追求する男の進む軌跡。
国内外からの突き上げ、未確認勢力からの干渉、果ては単なる相談役として、主人公は今日も政務をとり続けるのである。
ある日、日本国は異世界と接続された。
日本国中がファーストコンタクトの激震に襲われる。
それでもなお、立ち上がる男がいた。四十五歳。独身。元会社員。
これは、彼を中心としてわき起こった、一連の出来事の記録である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-30 22:00:00
40355文字
会話率:56%
麗かな春の日和が、終わりを向かえようとしていたが、この"オネェ"の個性は常に桜満開だった。
警視庁のとある応接室にて、日々、職員のメンタルケアを行うカウンセラーがいた。
臨床心理士、乙丑(きのとうし)・宗純、四十五歳。
いわゆる、"サイコロジスト"である。
心理員である彼を、周囲は親しみをこめて「いっちゅうさん」や「乙先生」と呼んでいる。
しかし、この心理員の個性は誰の目も引く。
全身桃色の背広。
細いレンズの眼鏡にタカラジェンヌを気取った髪型。
ジェンダーの読み取りづらい口調。
誰もが察するその個性は、まさしく「オネェ」
そんなカウンセラーの診療を受ける、女性刑事こと丙馬(ひのえま)は、蓄積された不満と愚痴を話す過程で、うっかり「殺人事件」の捜査状況まで話してしまう。
ミステリーが大好きなオネェカウンセラーは、目を輝かせて捜査の進捗状況に、口を挟むのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 17:00:00
19424文字
会話率:31%
幼い頃から天体に興味を示していた少年がそのまま大人になり、自身で発見した星に若くして亡くなった妻の名前を付ける夢を持って日夜天体観測に勤しむ中年男性のお話。
地方の天文科学館の副館長を務める松井輝男四十五歳、公私ともに天体に密着した生活を
送る中、亡き妻と瓜二つの女性と出逢った事で微かな変化が生まれ……。
『文芸フリマ短編小説賞』投稿用に書き下ろしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-15 09:00:00
31677文字
会話率:57%
【第一部のみで、一つの物語としてまとまっています。閑話の投下をはじめました。】
《魔術器(アーク)》の普及により武術が廃れた魔術至上の時代。
主人公は魔族との大戦の英雄《八武王》ディラン。彼は左遷された辺境で四十五歳のおっさんとなり、養子の
ユーリアと暮らしていた。ひょんなことから帝都に帰還を果たしたディランは帝都を守る衛兵となり、ユーリアは魔術師学院に入学する。ディランは不良衛兵やチンピラを鉄拳制裁し、ユーリアは適性検査で天才《万魔王》認定を受ける。新しい部下や友達との平和な生活に慣れてきた父娘。だが、帝都には不穏な影が……。
無骨な親父にして最強の《武王》ディランと、父親大好き天才娘《万魔王》ユーリアが、帝都の闇を斬る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-17 21:24:41
176471文字
会話率:54%
クリスマスなんて、無くなってしまえばいいのに。
幸せそうに電飾を見上げる恋人たちを羨ましそうに見ながら、そんな毒を心の中で吐き捨てるのが、私だ。
四十五歳を目前に、独身。既婚歴無し。
そんな私の、今年のクリスマスイブは?
リア充、みんな爆
発してしまえ!!
……という物語では、なかったような気がしてます。(うろ覚え)
今にして考えたら、この路線でも良かったかも。(今更)
日下部良介さまの企画、『クリプロ2016』参加作品です。
2016年12月1日から12月24日の間にこのタグが付けられた作品が続々投稿される予定となっております。
作者の数だけある、プロポーズを楽しんで頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-24 00:00:00
2000文字
会話率:32%
四十五歳にして自我に目覚めた人間の詩
キーワード:
最終更新:2013-11-21 15:54:43
464文字
会話率:0%