葛城高校には校門を少し入ったところに藤棚があり、いつのころからかみな葛城藤と呼ばれていた。病気療養のため2年ほど休学していた神崎瑠奈はその年の春、葛城高校の2年に復学した。一緒に入学をしたクラスメイト達はすでに卒業してしまっていて友人のい
ない瑠奈は五月の放課後、その年も見事に咲き始めた葛城藤の下で天羽凌と出会う。
二人は惹かれ合い付き合い始める。凌と付き合い始めたことで友人もでき、楽しい高校生活を過ごし始める。凌は瑠奈とのやり取りの中で、瑠奈がとても勘がいいことに気づく、凌の行く先に現れたり、試験のヤマが的中したり、事故を予見したりと少し不思議な力があるのでは・・・と思うこともあったが、瑠奈との楽しい日々にそんなことはあまり関係なかった。そんなとき瑠奈の病気が再発する。凌は、瑠奈を支えることを心に決め、瑠奈との時間を最大限に楽しもうと努力をした。
脳に転移した病巣によって瑠奈は次第に意識のない時間が増えていく。ある時、意識のある瑠奈があることを凌に告白する。自分達の出会いから今この時間までのことについて・・・。
瑠奈と凌のはかないラブストーリーに葛城藤がリンクするお話しです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-17 10:33:03
47239文字
会話率:64%
新しいに馴染めない着いていけない人は確かにいて そんな僕らはやはり隅っこで卑屈になって固まっていなければいけないのでしょうか?
キーワード:
最終更新:2020-05-23 20:10:13
675文字
会話率:0%
75年前、桜が咲き始めたころ、沖縄へ向かおうとした最後の艦隊がいた。
そんな艦隊の中心であった彼女の思いとは。
史実をもとにしていますがかなりオリジナル要素が入ってます。
艦魂出てきます、苦手な人は注意してください。
第二艦隊の将兵と艦
達に合掌……。
アルファポリス・カクヨム・ノベルバ・エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-07 14:00:00
3679文字
会話率:53%
「ホルベックの奇妙なレストラン」
これは、日本人が1人もいないデンマークの小さな田舎町ホルベックで、大浦健が暮らした10年間の物語である。この地では、暗く長い冬がやっと終わって、凍りついた大地に春のそよ風が温もりを与える頃になると… 町
の周囲に広がる深い森や野山に、春を告げる花々が一斉に咲き始める。やがて、ツグミの一種でとてもひょうきんな鳥、ソールソートが町中いたる所で、美しい春のさえずりを始めると…
この小さな町の中央に立つ、セントニコライ教会の鐘の音が青空に響き渡り、長い冬から開放され再び笑顔を取り戻した人々が、一斉に町に繰り出し始める。
そんなのどかな初春の頃、健はそれまで住んでいたコペンハーゲンから、この田舎町「ホルベック」に引っ越して来たのだった。
デンマークの首都コペンハーゲンから、西へ60キロ程離れた所にそのホルベックという田舎町がある。町の周囲には、うっそうと茂る森、なだらかな丘の上の牧場、蛇行して流れる小川、そして麦畑がどこまでも広がる。それらの間に、おとぎ話に出てくるようなかわいらしい家々が点在している。まるで時の流れを感じさせないような、とてものどかなメルヘンの里に彼は迷い込んでしまったのだった。
妙な縁でデンマーク人の女性と一緒になった彼は、妻の父親がオープンし、伯父さん夫婦が経営することになっていたレストランの補佐役を任されることになってしまう。
このレストランは、まるで古城の内部を思い起こさせるような立派な造りで、当初は食事客だけを受け入れる、高級レストランとして出発するはずだった。
ところが開店の日、お祝いパーティーで酔っぱらった健が、酔った勢いでギターを取り出し、日本のフォークソングなどを歌い始めてしまったからさあ大変。未だかって日本人など見たこともなく、日本の事情など、ほとんど知らない人々が大多数の田舎町。奇妙なエスキモーが、奇妙な歌を歌う店としてのうわさが、たちまち町中に広がり、このレストランは、音楽好きな人々が集まる歌声酒場にと、徐々に変わってしまったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-26 13:00:00
1042文字
会話率:0%
ひまわりが咲き始める季節。
家が隣で幼なじみの「ひまわり」に恋をしてしまった「僕」
毎日のように夏休みは連絡が来ると思いきや電話すらでないひま。
「自信を持って!強く生きてね!」
最終更新:2019-03-11 00:11:56
2184文字
会話率:60%
梅の花が咲き始めている今日この頃。寒波で大変な地域もあるようですが、こちらはもう、春がすぐそこに来ているのですよ。って、どちらだよ。
さぁ、春を探しに出掛けましょうか。
最終更新:2019-01-26 14:43:50
428文字
会話率:0%
キンモクセイが咲き始めた、私の愛しき秋の花
最終更新:2018-10-03 19:32:55
430文字
会話率:0%
春まだ雪の残る頃に咲き始める梅は「春告草」と呼ばれると聞いたので、(他にも出します。)
最終更新:2018-01-11 22:59:44
204文字
会話率:0%
小学生の女の子が姉とのおつかいの帰り道、咲き始めたあじさいをみつけます。日に日に色づき花開くあじさいを観察し、幼いながら生命力に感動してゆきます。
※先に投稿した「雨にぬれる花」の子ども向けエッセイ。
挿し絵がないので読みづらいかもしれま
せんが、悪しからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-10 22:57:04
714文字
会話率:14%
桜が咲き始めると、どこからともなく街中に観光客が湧いて出る。
その街に住んでいる『僕』と、近所の人と、旅行者の『彼女』。
これはそういうお話です。
= * = * = * = * = * = * =
本日(四月一日)二作目の新作になり
ます。
一日に二つ以上新作を書くことは初めてです。桜が咲き始めたせいで、脳が浮かれているのだと思います。
短篇のつもりで書き始めたのに、またしても思いの外長くなってしまいました。
今日、明日の二日間で投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-02 13:11:26
5881文字
会話率:12%
高校三年生の稲原蘭が送る
あまずっぱい(?)恋愛物語
最終更新:2016-10-26 07:48:37
16737文字
会話率:67%
卒業シーズンが終わり、桜も咲き始めたこの頃、一人の教師がふと卒業のことを考えてみました。
最終更新:2016-04-02 00:59:26
258文字
会話率:0%
僕こと染井 兆は可愛い幼馴染みがいる。
中学校3年生の時に彼女に告白し、失恋した。
その後、僕に深い傷を残して… 僕は壊れた。
だから、人なんて信じるもんか。これからはアイツらとオサラバして、高校で新しい俺を見つけるんだ。
これは
、過去のトラウマで人を信じれなくなった少年の出逢いの物語 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-29 21:08:44
26652文字
会話率:39%
「桜が咲き始めた」9月の終盤に少年はそう言い出す。そんなことあるはずがないとしながらも少女は真相を確かめる為に昭和記念公園へ向かう……。そこにあったのは――?
最終更新:2014-03-22 11:54:51
3210文字
会話率:56%
名門貴族の娘であるアリサは屋敷から出られない程身体が弱く、できることといえば刺繍と庭の手入れぐらい。仲の良い兄のレイが与えてくれた庭で、花を育てるのが唯一の楽しみで、体調さえ良ければ外に出て土いじりをしていた。
ある日、いつものように庭に出
てみると、庭の端に植えている木陰に花が咲いているのを見つける。レイがアリサのために植えてくれたその花は鮮やかで可愛らしく、アリサはその花をとても気に入った。
しかし、その花が咲き始めた頃から少しずつ、今までの平穏で静かな日常が崩壊し始め、アリサの周囲はめまぐるしく変化をしていくこととなる…。
狂気の愛だと言われても、かまわない。どんなに拒み、逃げても決して離しはしない。この愛を貫くためなら、どこまでも堕ちよう…。愛する人を道連れに……。
18~19世紀のイギリスをイメージした、西洋が舞台です。話の都合上、実際の習慣や歴史とは異なる点もありますが、ご了承いただきたいと思います。また、この作品は純愛作品ですが、異質で少し残酷な部分も出てきますのでR15にしました。それでも大丈夫という方は読んでください。
※批難や中傷の書き込みはご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-09 21:07:08
52213文字
会話率:26%
桜が咲き始めた3月末の夜
町内の中学校に通う、少女が消えた。
それは、何の前触れもなくおとずれた。
そして、6月。
彼等は動き出した。
最終更新:2010-05-17 23:00:44
1721文字
会話率:40%