吾妻慶一、十八歳。
そこは、能力や技能、そしてそれを獲得するための修業が何より重要視される、とても堅実な世界だった。
しかし、それを嘲笑うかのように、たった一夜で最高位を凌駕するスキル「万魔殿」の一つを手にする男がいた。ところが――。
辺
境の田舎町で育った二人の冒険者は、まだ何も知らなかった。
万魔殿の一つが泣いている。
――離れないで。
それは、世界を揺るがす災厄への警鐘だった。
何が言いたいんだ、俺はどこにも行かない――。
少しずつ、離れていこうとする、その手を掴んだ。
※新作です、よろしくお願いします。
感想などもお待ちしています。
こちらが本投稿です、すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 23:34:07
167982文字
会話率:27%
※2021年2月現在
総合PV60万! 総合ポイント3500突破!
巨大な一つの大陸の他は陸地の存在しない世界。
その大陸を統べるルーリアト帝国の第三皇女グーシュ。
21世紀初頭にトラックに轢かれ、気が付いたら22世紀でサイボーグにな
っていた元サラリーマンの一木弘和。
地球連邦軍異世界派遣軍のルーリアト帝国への来訪により出会った二人が、この世界に大きな変革を引き起こす!
SF×ファンタジーの壮大な物語、開幕。
第一章
グーシュは十八歳の帝国第三皇女。
好奇心旺盛で民や兵にも気さくに接するため、民衆からは慕われているが主流派からは疎まれていた。
グーシュはある日、国境に来た存在しない筈の大陸外の使節団への大使に立候補する。
主流派に睨まれかねない危険な行為だが、未知への探求心に胸踊らせるグーシュはお付きの騎士ミルシャと共に使節団が滞在するルニ子爵領へと赴く。
しかしその道中で、思わぬ事態が起こる。
第二章
西暦2165年。
21世紀初頭から交通事故で昏睡していた一木弘和はサイボーグとして蘇生。
体の代金を払うため地球連邦軍異世界派遣軍に入り、アンドロイド兵士達の指揮官として働いていた。
そして新しく配属された第049艦隊の一員として、一木はグーシュの暮らす惑星ワーヒドに赴く。
しかし美少女型アンドロイドの参謀や部下に振り回され、上官のサーレハ大将は何やら企んでいる様子。
一般人の一木は必死に奮闘するが……。
第三章~
そして、両者の交流が始まる……。
※現状可能な限り日間更新を目標にしていますが、本業が繁忙期のため更新頻度低下中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 23:26:19
1527217文字
会話率:27%
クレヴァーナは公爵家の次女であった。
ただし家族からは疎まれ、十八歳の時に嫁いだ先でも上手くいかなかった。
嵌められた結果、離縁され彼女は隣国へと飛び立つことにした。
――これは離縁されてから始まる、一人の女性の第二の人生の物語。
最終更新:2024-11-15 20:17:48
155029文字
会話率:26%
私、ペネローラ・スフィワネはスフィワネ子爵家の娘である。
私は十八歳の時に結婚し、そして二十一歳の時に離縁された。所謂出戻り令嬢である私は、実家で居心地の悪い暮らしをしている。
※「戦争が終わって~」「冤罪をかけられ~」などと同じ世界観の
物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 22:16:42
34585文字
会話率:28%
想いを幻想へと導く世界、VRMMORPG『創世のアクリア』。
蜜風望はそのゲームをプレイしている最中、突然、ログアウト出来なくなってしまう。
ギルドマスターであり、友人である西村有から『ログアウト出来るようになるアイテム』を生成すればいい
と提案されるが、その素材集めに向かったダンジョンで、望は一人の青年に出会った。
青年は告げる。
彼の妹である椎音愛梨に、望のスキルを使ってほしい、と。
これは、二組の兄妹の想いが、奇跡を呼び寄せる物語ーー。
第4話以降からは、ログアウトできるようになり、現実と仮想世界を行き来することになります。
第9話と第26話と第83話と第100話と第106話と第128話と第141話と第202話のイラストを、菅澤捻様に描いて頂けました。
挿絵に使用してもいいという許可を頂けたので掲載しています。
菅澤捻様、ありがとうございます。
☆がついている話数には、挿絵があります。
この小説は、マグネット様とノベリズム様にも投稿しています。
第二百六十八話からの更新は、一週間に一度の更新になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 07:32:16
773128文字
会話率:42%
気が付けは、マリサ(二十八歳独身)は、荒れ地に佇んでいた。
周りには木が一本のみで、何もない。
ここにいる記憶がまるでないマリサは狼狽える。
焦ってもらちが明かないと、まずは周辺の探索と、喉の渇きを癒すための水場を探しに歩き出したマ
リサだった――。
少しして、ここが日々の生活の癒しにやっていた箱庭ゲームの世界の中だとわかり、初期設定の受信箱にあるギフトで、幸運にもS級の犬型魔獣を召喚した。
ブラック企業で働いていた現実世界では、飼いたくても飼えなかった念願の犬(?)シロリンとの、土地開拓&共同生活と、マリサがじわじわと幸せを掴んでいく、そんなのんびりストーリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 07:10:00
51650文字
会話率:31%
天体地質学者ジム・アンダーソン、五十八歳。三十年の経験を持つベテラン科学者の最後の任務は、メタンの異常な同位体比を示す氷の星の調査だった。
探査船「サンダー」が送り込んだクライオボットが、厚さ数キロの氷の地殻を掘り進むなか、予期せぬ温度上
昇が検出される。そして突然、地表が隆起し、正八面体の巨大な物体が出現した。
それは宇宙船ではなかった。ケイ素と窒素を基盤とする、地球型生命とは全く異なる知的生命体そのものだった。
彼らは人類にメッセージを残し、そして消え去った。七十二年後、再び会おう―その約束は、人類への試験問題でもあった。
クラーク、アシモフ、ハイラインらが切り拓いた黄金期SFの伝統を目標とし、本格的ファーストコンタクト小説を目指して。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-14 21:04:03
2802文字
会話率:43%
ふと気付いた時には、いつもの天井。
子どもたちを起こすシスターの声、五歳の身体。
それはいつも突然で、十七歳で戻ることもあれば、七歳で戻ることもある。
眠って起きたら戻っていることもあれば、ご飯を食べている時に戻ることや、水浴び
の途中で戻ることもあった。
共通しているのは、必ず五歳の時に戻ることと……絶対に十八歳になれないこと。
つまり大人になれない。私は永遠に子どものままなのだ。
「……人生に、飽きた」
五歳の幼女が急に死んだ目でそう呟いたのを見て、シスターは何を思っただろうか。
自死しても五歳に戻ってしまうことを知って絶望した私は、ある事故をキッカケに、新しい事実に気付く。
「魔力が、増えている……?」
五歳に戻る度に体力も筋力も人間関係もリセットされるのに、どうやら魔力だけは蓄積されていたらしい。
え、世界最高レベルの魔力量?
え、私が侯爵家の養女に?
え、魔塔の後継者になってほしいって?
大人になれないんだから、無理だが?
そうは思うけれど、これまでにない選択肢は悪くない。
よし、暫くは魔法でも習ってみますか。
それはそれとして。
……もう!
一体誰なの!? 何度も人生をやり直してるのは!
私を巻き込むのはやめてもらえませんかね?
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 21:00:00
191644文字
会話率:32%
【全20話】
次期宰相フェリクス・シュミット。
頭脳明晰、将来有望、類稀なる美貌の持ち主である彼は現在二十八歳。そろそろ結婚を考えなければならないが、一向に決まることがなかった。
「僕は頭の悪い女性を妻にする気はありませんので」
それもこれも全て、原因はフェリクス自身にある。
彼は有能すぎるがゆえに、相手に求めるレベルも高いのだ。そして少々、人を見下しがちだった。
しかしそんな彼に現宰相である父は告げた。一ヶ月以内に婚約者を連れて来いと。そしてそれは王命であると。
「しかも三姉妹の中から一人選べ? ……面倒ごとの予感しかしない」
陛下の命とあらば、さすがのフェリクスも断るわけにはいかない。嫌々ながらも件の伯爵家へと向かうこととなる。
領地経営もこなす長女か、女性騎士団に仮入団中の次女。このどちらかを、とフェリクスは考える……のだが。
なぜか、いつもニコニコとしているだけの三女メアリにばかり目が向いてしまう。
メアリはあまり多くを語らない。常にニコニコしており、余計なことを口にしなかった。
そんな彼女は誰よりも人をよく見ており、どうするのが最適解かを自然と理解する少女だったのだ。
「他にやりたいことのある姉様たちのために……フェリクス様には私を選んでもらわないと」
家族を想うメアリは今日もニコニコしながら、さり気なく根回しをする。自分を選んでもらうために。
「でもあの人、絶対に腹黒。笑顔の眼鏡宰相だなんて腹黒に決まってるもの」
メアリのほわほわして見えて計画的なアプローチに、フェリクスはいつしかハマっていく。
メアリもまた、フェリクスと関わることで気持ちに変化が起きていき……?
互いに恋などする気もなかった二人は、いつしか惹かれ合う……のかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 21:00:00
53933文字
会話率:35%
【第11回ネット小説大賞受賞作品!】
「頭の悪い女を妻にする気はない」と人を見下す次期宰相様は、ニコニコしてるだけのほんわか令嬢がなぜか気になる
↑こちらの中編作品の長編版になります。
主婦と生活社様(PASH!ブックス)より書籍版が《2
024年10月4日》発売です!
書籍ではさらにあんなエピソードやこんなエピソードをたくさん加筆しております(*´∀`*)
【あらすじ】
次期宰相フェリクス・シュミット。
頭脳明晰、将来有望、類稀なる美貌の持ち主である彼は現在二十八歳。そろそろ結婚を考えなければならないが、一向に決まることがなかった。
「僕は頭の悪い女性を妻にする気はありませんので」
それもこれも全て、原因はフェリクス自身にある。
彼は有能すぎるがゆえに、相手に求めるレベルも高いのだ。そして少々、人を見下しがちだった。
しかしそんな彼に現宰相である父は告げた。一ヶ月以内に婚約者を連れて来いと。そしてそれは王命であると。
「しかも三姉妹の中から一人選べ? ……面倒ごとの予感しかしない」
陛下の命とあらば、さすがのフェリクスも断るわけにはいかない。嫌々ながらも件の伯爵家へと向かうこととなる。
領地経営もこなす長女か、女性騎士団所属の次女。このどちらかを、とフェリクスは考える……のだが。
なぜか、いつもニコニコとしているだけの三女メアリにばかり目が向いてしまう。
メアリはあまり多くを語らない。常にニコニコしており、余計なことを口にしなかった。
そんな彼女は誰よりも人をよく見ており、どうするのが最適解かを自然と理解する少女だったのだ。
「他にやりたいことのある姉様たちのために……フェリクス様には私を選んでもらわないと」
家族を想うメアリは今日もニコニコしながら、さり気なく根回しをする。自分を選んでもらうために。
「でもあの人、絶対に腹黒。笑顔の眼鏡宰相だなんて腹黒に決まってるもの」
メアリのほわほわして見えて計画的なアプローチに、フェリクスはいつしかハマっていく。
メアリもまた、フェリクスと関わることで気持ちに変化が起きていき……?
互いに恋などする気もなかった二人は、いつしか惹かれ合う……のかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 21:00:00
116455文字
会話率:26%
十八歳で行き遅れと言われるカイザーク王国で、婚約者が現れないまま誕生日を迎えてしまうリージュ・フェリット。
しかし、父から突如言い渡された婚約相手は十三歳の王太子アイフェルト・フェイツ・カイザーク殿下で!?
何故好意を寄せられているのか
も分からないリージュは恐る恐る王城へと向かうが……。
雄過ぎるショタによる溺愛ファンタジー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 19:12:52
101088文字
会話率:28%
極貧な子供時代を過ごしたが故に食に貪欲な性格に育ったアイラは、十八歳のある日、住んでいた街がとある魔法使いの爆破魔法のせいで吹っ飛んでしまったので、職&新たな食材を探して国境を越え隣国の冒険者都市へと足を踏み入れる。
そこは過酷
な環境故に魔物がうごめく地域で、そして(アイラにとっては)ありとあらゆる食材が集う夢のような都市だった!
爆破? 家なし? それがどーした、負けてたまるかっ! どーせ住むとこ無くなったんなら、まだ見ぬ美味しい食材求めて冒険者都市で次なる人生を送ってやる!!
相棒のもふもふ火狐ルインにまたがって、アイラはまだ見ぬ食材を求めて森を平野を雪山を、火山を海を縦横無尽に駆け回る。
そんなことをしていると、アイラの評判がどんどん冒険者都市で広がっていき……。
ーーこれは一人のたくましい根性を持った少女が、冒険者都市の周辺で凶悪な魔物をやっつけて料理を作り、冒険者たちや都市を統括する貴族の胃袋を掴んでいくお話である。
※この作品はカクヨムでも公開しています
※無断転載、翻訳、AI学習などは固くお断りします
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 08:37:06
568086文字
会話率:51%
【夢の平穏ライフのため、冒険者やめて魔法の鞄屋さんを始めます!】
戦闘力は皆無だけど珍しい空間魔法を使える十八歳のアルカナは、冒険者パーティに荷物持ちとしてこき使われていた。どんどん激しいダンジョンに連れていかれるようになって、これ以上冒
険についていくと死んでしまうと危機感を抱く。
そもそも冒険者になりなくてなったわけでもないし、無理矢理やらされていただけ。
このあたりで冒険者をやめようと冒険者証をギルドに叩きつけ、逃げるように走り去る。
そして路地裏で見つけたのは、一軒の鞄屋さん。
鞄職人の青年モーガンが扱うのは珍しいけど全然売れない鞄たち。
そこで鞄に付与魔法をかけるという方法を聞き、もしかして空間魔法も付与できるかもしれないと思った。
早速、空間魔法を鞄に付与すると……凄い、鞄が実容量以上に入る魔法のアイテムになっちゃった!?
いっぱい入ってとっても軽い! 名付けて『魔法の鞄』!
よーし、こうなったら平穏な生活を手に入れるためにも、鞄職人のモーガンさんと一緒に魔法の鞄屋さんをはじめます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-24 13:11:44
52234文字
会話率:45%
「グレース・リー・オルストン嬢。貴方は、記憶転移症です」
三ヶ月の眠りから目覚めたグレースが思い出したのは、九十八歳で天寿を全うし、幸福だった前世の記憶。それは、前世の記憶を思い出す奇病「記憶転移症」によるものだった。
エトラディオ王
国、首都サントルム。
転移症の専門病院に入院する事になったグレースは、この国の二人の王子と出会う。
悪事に手を染めた前世の記憶と母親の拒絶に苦しむ少年・リヴェルと、弟を救えない自身の無力を嘆くリヴェルの兄・アーヴェント。
病院で起きた事件をきっかけに、グレースは苦しむ二人に寄り添うことを決意する。
前世の記憶を思い出す人々が「記憶転移症」と呼ばれ生きる世界で、グレースと二人の王子、彼女を取り巻く人々の、前世と今の物語。
※更新は遅めです。アルファポリス様でも連載してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 22:20:05
269254文字
会話率:49%
20XX年、四月十八日。世界は崩壊世界になった。
狼に噛まれ、死亡した男がゾンビとなって襲い掛かる事件を皮切りに、世界は瞬く間にゾンビが徘徊する世界になってしまった。
そんな状況の中、ある市内に住んでいた引きこもり女子高校生『雨森希 (
アマミヤ・ノゾミ)』は、その日も部屋に引きこもっていたが、家に強盗らしき存在が入ったことをきっかけに崩壊した世界に足を踏み入れることになる。
これは――引きこもっていた少女の成長と、自分を知る物語。
※今作は超不定期連載です。書いたら上げるというシステムで行こうと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 20:48:09
104509文字
会話率:25%
双成国は二十四節気 七十二候を重んじ
春成国 夏成国 秋成国 冬成国
四つの国から成り立っている
四年に一度の閏年生まれの適正期に生まれた者は天能力が使え〝言霊使〟として生きる宿命なのである。
言霊使の双子は禁忌であり十八歳になるまでにど
ちらかの体に刻印が現れる
隠と陽のバランスが崩れ
世界大地震、天変地異と災いが起きるのを防ぐ為、刻印が現れた者は煉獄洞へ収監される
平和と調和を祈る言霊使の卵たちの成長と戦い葛藤を描く物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 11:10:19
80847文字
会話率:69%
ドラフト会議で指名されたのは、二十八歳の出版社に勤める相沢俊佑だった。草野球チームではエースだったものの、無名の新人で実績もない。ただ、その一人の投手が加入したことで、チームは少しずつだが、上手く回り始め、これまで遠ざかっていた「リーグ優勝
」を目指していくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 01:33:20
173599文字
会話率:36%
シルキニス王国、副都メルカリア。下町で私塾を開く十八歳の少女イスカは、子供たちに囲まれながら充実した日々を送っているが、まだ一度も町の外へ出た事は無かった。それでも可愛い生徒たちや親切な隣人、そして亡き祖母の形見である愛鳥ジンロと共に過ご
す生活に不満などなく、ただ平穏に日々は過ぎていく。
しかしイスカの幼馴染であり想い人でもある聖騎士、ローレンスが二年ぶりに帰郷した日、イスカの運命は大きく動き出す事になる。
※この作品には人肉食(カニバリズム)描写が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※一章完成毎にアップしますので、更新はかなり不定期です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 18:00:00
971689文字
会話率:46%
元化二十四年。
かつて珪素獣から世界を救った組織である人類解放戦線が、人類防衛機構と名を変えてから四十八年後の……七月十九日。
静岡県の浜名湖に、かつては未確認生物に分類されていた海洋生物『シーサーペント』が出現。
人類防衛機構
の静岡第一支局は、シーサーペントが地上に進出し民間人を襲おうとした場合に備え、ただちに女性兵士こと防人の乙女を浜名湖に派遣するものの……時すでに遅く。
幸いな事に民間人への被害は出なかった。
だがシーサーペントには逃げられ、そしてそのシーサーペントにより浜名湖の生物は……養殖されていた魚介類を含めて食い荒らされていたという、まさに防衛組織にとっては敗北と言うべき状況となっていた。
それから、一年後。
元化二十五年七月二十一日……その浜名湖に再びシーサーペントが出現。
前回の敗北を反省し、静岡第一支局の防人の乙女達は万全の準備の下、再びシーサーペントへと挑む!!
この作品は「N9157EU」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 21:00:00
3680文字
会話率:28%
十八歳の誕生日を迎えた吸血鬼は、初めて愛した人間を喰らわなければこの世から消えてしまう。
もし、初めて愛した人間を喰らったならば、喰らわれた人間は喰らった本人の中にのみ残り、この世に存在しなかったことになる。
――これはある吸血鬼の少女の
、恋のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 20:04:20
84712文字
会話率:40%
唐傘お化けの半妖、折笠直仁は十八歳を迎えたその日、持ち主に福を呼ぶとされる妖怪ケサランパサランを拾う。
その夜、折笠は不思議な夢を見る。半妖たちが集い『高天原参り』なるものに挑むらしいその夢は妙な現実感を伴っていた。
気になった折笠は
高天原参りについて調べ始めた矢先、陰陽師から命を狙われる。
本来は好戦的ではないはずの折笠が謎の高揚感を持って陰陽師との殺し合いに応じようとした時、どこからともなく助けが入る。
陰陽師からの逃走を助けてくれた少女、黒蝶は夢に出てきた半妖と瓜二つだった。
天津神が座す高天原へと参り、願いを直訴する高天原参り。
半妖、妖怪、陰陽師、様々な思惑が絡む戦いへ、折笠たちは否応なく巻き込まれていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 08:00:00
274497文字
会話率:37%
第四王女ながら母の暮らす領地で自由奔放に生きてきたイレーネ。
馬好きが高じて軍馬を育成する厩舎に入り浸るイレーネの先行きを心配した両親は、デビュタントと共に隣国アルタスの辺境伯と婚約させることにする。
もちろん彼女は大反対! 淑女教
育を抜け出し向かった厩舎で出会ったのは、偶然にも軍馬を見にきたアルタスの辺境伯ラインハルトだった。
王女の身分を隠して平民として接するイレーネに、ラインハルトもアルタスの騎士として誘う。
「調教の為にアルタスに来ないか? ここの馬が慣れるまででいいんだ」
慣れ親しんだ馬の為、まだ見ぬ婚約者の様子を見る為、イレーネは大きくうなずく。
「祖父と母に頼んでみる。でもダメだっていわれたら、こっそりついていくね!」
見習い調教師として隣国にいくじゃじゃ馬イレーネの手綱を面白そうに握るラインハルトの恋物語、始まります!
本作は肥前文俊先生主催「第十八回書き出し祭り」に参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 07:35:03
60754文字
会話率:59%
「じゃあ、結婚して?」
「…………………なんだと?」
決まっていたことのように口にした決意に、たっぷりの間を取って返ってきた答えは平凡だった。
だって、責任とってくれるんでしょう?
古今東西、キズモノにした相手への責任の取り方は決まって
るじゃない!
ーーー日本の片田舎に暮らしていた十八歳の少女は、ある日、見知らぬ場所で目を覚ます。
知らない言葉、知らない風習、でもなんだかとっても懐かしい。
全くの未知だと思っていたその国には、過去からの浅からぬ因縁があった。
日本へ帰る手段を探しながら因縁を解きほぐした時、少女は未来を取り戻す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 20:00:23
562858文字
会話率:31%
NASAの職員の仕事の都合で日本の青森県のとある高校に約一年留学することになった”Mia Bright”(ミア・ブライト)十八歳(女)、そこで工藤 冬史郎(くどうとうしろう)十六歳(男)という後のに自分の夫になる男子生徒と出会う。工藤 冬
史郎はミアと高校と誘ってもらって行った別荘で英語の猛特訓を受ける事になったのだった。そして約数年後ミアと冬史郎は同じ別荘で再会し水着着替えて共にプールにに入った。冬史郎はミアのブロンドショートカットとネイビーブルーの青い目の容姿とビキニに満足するが、男の性なのか彼女の胸に視線が移ってしまう。そしてミアにセクハラ認定されてしまうのだった。そんな中、冬史郎は大河ドラマで本多忠勝役での出演が決まったのだ。それは高校時代からの長年の夢でもあって遂にそれが叶ったのだった。彼等には工藤 和臣(くどうかずおみ)と工藤 真弓(くどうまゆみ)兄妹を授かっていた。和臣は小学校卒業間近で、真弓は小学五年生である。ミアはこの時点においても今自分が見ている世界が本物だと信じて疑っていなかった。どういう訳かミアはアメリカの別荘に一人でいた。そしてプールで黒と赤の模様が入ったビキニを着てオレンジ色の夕焼けを浴びながら一人寂しく遊んでいた。そして周囲に誰も居ないことを確認すると全裸でプールに入り直した。シャワーを浴びた後、ユグドラシルになって人類の文明を丸ごと滅ぼした。しかし、実際は綿密にプログラムされた仮想現実だったのだ。そして遂にこの世界を創った本人の正体が明らかになる。「川崎茜(かわさきあかね)」である。自身の名前を呼ばれてミアは目を覚ます。次に目を覚ました場所は薄暗い病院の一室だった。そして目覚めた先で茜(女)はミアに彼女が見ている世界は0と1で出来た映像である事、NASA職員の父親から娘を助けて欲しいと頼まれ電脳世界に生体データを移し保護していたのだ。何故そういうことをしたかというと、数百年後に巨大隕石が地球に落ちてくるらしく、当初は馬鹿にしていたミアの父親だったが気になって調べたところ計算上百%落ちてくることが分かった。そのため国際的に有名なエンジニアである川崎茜に娘の救出を依頼したのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 09:59:19
4682文字
会話率:88%