普通の女の子同士の百合、をやりたくて書きました。ちゃんと「普通」を描写できてるかはさておき。
クミン・ナイアローズは、ゴロワーズ魔法学園に通う16歳。友達ゼロ恋人ゼロ趣味は妄想苦手なことはコミュニケーション得意なことは現実逃避と、ど
こにでもいるような普通の陰キャだ。
そんなクミンには、ひとつだけ秘密があった。なんと彼女は、前世日本人の記憶を持った転生者だったのだ。
転生前の彼女は、イトウミクと言う名の、パート労働と百合妄想に日々明け暮れるごく普通のフリーターだった。
イトウミクのぱっとしない人生の記憶はなんのプラスにもならず、クミンは「ただ前世の記憶を持っているだけの冴えない普通の女」として、灰色の魔法学園ライフを過ごしていた。
そんな彼女に、やたら嫌がらせをしてくる鬱陶しい女の子がいた。ケイ・バンクス。これといって秀でたものがない、どこにでもいるような普通の意地悪女だ。
当然ながら、クミンはケイのことを嫌っていた。「私は同性愛者だけど、あんなやつだけはごめんだよ」と思っていた(別に告られたわけでもないのに)。
そんなある日、クミンは召喚魔法の授業のあと、とんでもない光景を目撃してしまう。
誰もいない更衣室で、ケイがクミンの上履きを、鼻押し付けてくんくん嗅いでいたのだ。
どえらいものを見てしまった。
そう思ったクミンだが、しかしなぜか、興奮に近い胸の高鳴りを感じていた。
百合色の物語が始まる予感がしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 00:41:06
84350文字
会話率:28%
広場にて処刑されたルイーズ・リシャール。彼女は王族にのみ着用を許されている濃い青色のドレスを着て処刑の場に引き出され、そして断頭台に頭をのせてから観衆の国民に対して叱咤した。
そのあまりな振舞いから「希代の悪女」と死後に冠せられた彼女の人と
なりを探る為に、生前の彼女を知る人へインタビューを敢行した。
作者の水凪です。
今回の作品は7章に分けられますが、最終章は蛇足だったかもしれません。
ですので6章まででも物語が終わるようにはなっています。
どちらの終わり方を良しとするかは読んでくださった方に任せます。
・・・まあ、こんな最終章を書いてしまうあたりが自分のいつも通りとも言えるのですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 17:34:12
28132文字
会話率:36%
青春と死神の要素を混ぜたヒューマンドラマ系ラノベ。
主人公は失恋と家庭環境の悪化により生きる気力を失い、衝動的に自殺に走った女子高生、小此木(おこのぎ)未来(みらい)。死後の世界である冥界にて本来なら地獄行きの筈が、気まぐれな主神ハーデース
に『タナトス級死神ライ』として選任されてしまう。地獄での苦行を免れた代わり、冥界での義務を果たすべく日々、労働する事になる。
死者達を審議台へ導く冥土の案内人として過ごしていたある日、生前に交際していた男子が死人として彼女の前に現れた。その彼こそ、冷酷な態度で彼女を振り、さらに彼女の親友を新たな恋人として抱き込んだ張本人。未来は自分の〝死因〟である元恋人を前に無感情に職務をこなしたが、なんの因果か彼も冥界での就業を命じられ、さらに未来の部下として配属。あまりの事態の珍奇さに驚きを隠せない未来は、ある日担当した男性が元恋人の父親だと知る。そしてそのころ、一緒に任務に就いていた元恋人から生前の行いについて恥じている事、なぜ自分がそういう事をしたのかが遂に語られた。彼は自らが亡くなった後も彼女の両親の元へ通い、素性を明かした上で生前の彼女への失態に対する謝罪を繰り返していた。
元恋人が死に至るまでの経緯を知って動揺した未来は、言葉も出ぬまま悶々とした状態で過ごすが、後日の任務で自分を裏切って元彼と浮気交際した親友も担当する事となる。
最悪の形で再会した三人、奇妙な物語性を持った繋がりに、未来は自らに降りかかった不幸が偶然でない事を疑う。
冥界の壮大な意志が裏にある事に気付いた未来は、共に働いていた神々に死神として選任された経緯を知らされ、仲間の神とのトラブルで失神する事件が起き、気付くといつも通り人間としての朝を迎えていた。
長い夢を観たのかと釈然としない未来は、枕元にあった黒い羽根を見て夢ではなかった事を悟り、自らの経験を元に心が苦しい人の支えになれるようなコンテンツの動画配信を始める。以前より明るく社交性が高まった自分に自信もつき、恋人との関係も俯瞰した付き合いができるようになった。
増加する若者の自殺を食い止めるべく神々が講じた策、それがこの死神体験カリキュラムであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-11 18:46:59
88341文字
会話率:37%
こいつは敵だ。
記憶喪失の彼女は婚約者と名乗る男性を見た瞬間そう思い、逃げた。
そして逃げた先で彼と出会う。
しかし彼女は彼が人の血を吸う植物と融合した人間、吸血花である事。そして彼女は吸血花と戦う職業、剪定士である事は覚えていた。
なのに彼は敵である彼女の事を心配していた。
彼女も彼に対して敵対心を抱く事はできなかった。
記憶を失う前の彼女は彼との間に数々の因縁があり、何度も戦った。
そして二人の間に愛があった。
それは記憶を封じられても肉体が。本能が覚えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-06 12:00:00
75974文字
会話率:46%
「――今年の冬も、あっという間に終わっちゃった」
目の前の彼女がぽつりと呟く。僕はその様子を見ながら、彼女と出逢った日のことを思い出していた。
仕事でタイに駐在することになった僕――遠野は、物件仲介業者の五十嵐さんと出逢い、少しずつ彼女に惹
かれていく。
常夏の国で静かに進む大人同士のラブストーリーです。2週(前後篇)完結となります。
武 頼庵(藤谷 K介)さん主催『冬は○○○!!企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 12:08:32
9859文字
会話率:30%
目の前の彼女からは、いつだって透明の香りがした。
国境を守る守護者として生きるディランは、或る日仕事中に獣に襲われそうな人間を発見する。彼女は見慣れない服装に身を包み、その髪と瞳は漆黒で――『魔女』であるサラサと、彼女の護衛役として旅をする
ことになったディランの、静かなラブストーリーです。
XIさん主催「真・恋愛企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 23:56:10
7782文字
会話率:42%
2年前の彼女の事故
その後彼を取り巻く環境は代わり映えないはずだった。
最終更新:2023-01-23 11:32:36
1457文字
会話率:33%
その容姿から御伽噺の悪役貴族のようだと揶揄される侯爵令嬢オリヴィア・グランディールには可愛がっている行儀見習いがいた。
ミリア・コンフィールという名前の彼女は子爵令嬢であり、将来伯爵夫人になるために侯爵家で行儀見習いをしていたのだが、ある日
彼女は自分が婚約者であるダンティリオンに婚約破棄をされたと告げる。
私の可愛いミリアに婚約破棄だと、ダンティリオン如きが!
怒れるオリヴィアはダンティリオンに『ささやかなお仕置き』をしなければと父に許可をもらい、婚約破棄された令嬢というミリアの汚名を雪ぐべく動き出した。
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-12-14 18:04:17
12317文字
会話率:38%
―何でも、できると思っていた。この恋の為なら、何だって。
侯爵夫人のイザベラは、夫であるラルフのことを愛していたが、ラルフは平民に入れ込み、離縁に応じないイザベラを毒殺しようとする。
そんなラルフに復讐を誓ったイザベラは、毒入りのアップ
ルパイを食べた(ふりをした)。目を覚ますと記憶喪失(嘘)になっていたイザベラは、優しく、穏やかで、以前の彼女の片鱗もない。そんな彼女に徐々に惹かれていく、ラルフだが――。
※(主人公は)ハッピーエンドです。
※アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 01:58:27
2137文字
会話率:41%
この日、死霊術師は一家で道具屋を営むドワーフの女ゼズラストーニャの親族の依頼で、魔術によって3か月前の彼女の発言を再現する事となった。
この一月前にゼズラストーニャが叩き割った鏡の破片を自らの喉に突き刺し命を絶った要因を、自国の衛兵が調査
したにもかかわらず明らかにする事が出来なかったからであった。
彼女は生前に誰に向かって何を語っていたのか。
そして何を感じ抱いていたのか。
※この作品は『カクヨム』にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 13:00:00
2533文字
会話率:21%
俺はコイツの弱みを握っている、だからお前の彼女を俺にくれよ。
最終更新:2022-07-10 03:00:00
1956文字
会話率:29%
僕は君の隣がいい!
僕の隣には、いつも君がいた。
自然と僕の隣に座る事が多くなった君。
最終更新:2019-06-26 03:00:00
1376文字
会話率:17%
10年前の夏「来世では幸せにしてよね」そう言い主人公 久永快の彼女田中かおりは病院で息を引き取った。
田中かおりに対して、何もしてあげることができなかった事に後悔し忘れられないまま10年の時が経っていた。
28歳になった俺は会社に勤めるサラ
リーマンになっていた。そんなある日、仕事が順調に行かず会社の社長からクビ宣告されてしまった。
人生のどん底に落とされてしまった俺は、生きる意味を見失い自宅のマンションから飛び降りた。
死んだはずの俺が目を覚ましたのは10年前の学校の屋上だった!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-17 08:18:34
1110文字
会話率:50%
古き友ステラを亡くした魔女オリアーヌ。
学友であった彼女は人の子、短命の種族だった。
魔女の卵が集う学校での、ステラとの一番の思い出を夢に見た彼女は、最後の眠りについたはずのステラに起こされる。
「朝を迎えに行こう」と。
これは悪魔が見せる
幻影。だって目の前の彼女は同じ学び舎で共に勉学に励んでいた頃の姿だもの。
日の出の魔女オリアーヌは、星の魔女ステラの誘いに乗って東の空を目指し旅立った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 20:03:42
32844文字
会話率:68%
一人の友人が死んだキッカケで再び集まった俺たち。
長い年月会ってなかった為かずっと話していた。
…しかし、ある話題になった途端、俺たちの口は重くなった。
12年前の彼女の死。
一体、本当は何が起きていたのか。
今、解き明かされる。
最終更新:2022-04-25 15:17:28
30239文字
会話率:34%
幼い頃、結婚の約束をしてしまった。その約束が全ての始まりだった。
自分は男で、相手も男。結婚などありえない。
最終更新:2022-04-04 11:00:00
30020文字
会話率:47%
「私だけの百合ハーレムを作る!」が口癖の妹に数人の可愛い彼女が出来た。
そんな妹の恋愛模様を暖かく見守ろうとする俺だが、どうにも彼女達の様子はおかしい。
妹の不在中に家を訊ねてくる。妹へのプレゼントを買いに俺と二人きりで出かける。
俺の洗濯
物を漁ってパンツの匂いを嗅ぐ。隙あらば俺を睡眠薬で眠らせようとしてくる。
「あれ……? この子達、俺の事を狙ってない?」
妹が手に入れた念願の百合ハーレムは、俺を好きな女の子達で構成された偽物!?
ああ、愛する妹よ。兄はお前の彼女達に猛アタックを受けて、もうダメかもしれない。
※カクヨム様でも公開しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-26 18:00:00
142685文字
会話率:55%
念願の夢がかない、15年前の彼女に会うことができた主人公はどのように行動することが最善かを考え、どのようにこうどうするのか?
最終更新:2022-01-17 02:08:49
949文字
会話率:0%
割れそうな頭の痛みで目を覚ました伯爵令嬢マーガレット。彼女は頭を打ったせいで、ほとんどの記憶をなくしてしまっていた。何か記憶の手掛かりがないかと自室を探っていた彼女は、一冊の日記帳を見つける。おそらく以前の自分が書いたものだろう、そう考え
て日記帳を開いた彼女の目に飛び込んできたのは、とても衝撃的な内容だった。
以前の彼女は周囲の人間を見下していて、気まぐれに使用人をいたぶる最低最悪の人間だったのだ。その事実にたじろぎつつも、マーガレットは決意する。過去の自分の罪を償い、これからは新たな自分としてまっとうに生きるのだと。彼女は日記を読み返しながら、身近な人たちとの関係を修復していこうと奮闘する。
次第に理解者も増えていき、マーガレットはあれこれと忙しくしながらも楽しく暮らしていた。けれどまだ彼女は知らない。以前の彼女がしでかしていた、とんでもない行いを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 12:09:55
115013文字
会話率:41%
この作品は、既に投稿している「11月27日生まれの彼女(28年越しの恋)」に関係した短編です。
最終更新:2021-12-01 18:35:20
755文字
会話率:0%
僕の好きな曲をテーマに作った物語です。
何の曲か分かった人は僕と趣味が合うかもです!(笑)
主人公の拓哉と梨花は三ヵ月ぶりに偶然再会する。
しかし拓哉が見た梨花は以前の彼女とは全く違った姿で……
拓哉は梨花の変化に驚きつつも、一緒に飲むこ
とに。
そこで語られたのは……
男性のみなさんの中には共感してくれる人も多いのではないかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-14 20:00:00
7006文字
会話率:48%
澄みわたる青空が当たり前になった世界——八年前、雷に打たれた「人類最後」の人間となった針見トオルは、毎日ダンスバトルに明け暮れていた。
ある日、彼はクラブで金色の髪をたなびかせた女性に声をかけられる。
エベレアという名前の彼女は、
八年前から世界を席巻している新競技「サンダーストラック」の選手だった。
風雨の中で稲妻をまとい、いまや自然界でお目にかかれなくなった「嵐」を再現するこの競技に、流されるままトライしてみたところ、トオルはあっさりと電圧記録を塗りかえてしまう。
四年間更新されていなかった前の記録は、エベレアの元・相棒のものだった。
二対二で行われるサンダーストラック。
彼女の新しいパートナーとして、熱心にプロ入りを目指す兄の姿を、双子の弟・針見ヒカルは快く思っていなかった。
母の生命を奪い、兄自身の顔にも深い火傷を負わせた「雷」という天災に、なぜ今さら関わる必要があるのか?
必死の説得も実を結ばず、やがてヒカルはひとつの結論にたどり着く。
——兄を止めるには、兄を超えるしかない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-08 10:52:17
39818文字
会話率:54%