意識を失った伯爵家当主と、彼を愛し悲運に抗い続ける若妻のお話。
最終更新:2020-02-29 18:23:34
15214文字
会話率:20%
トルタリス王国伯爵家当主、アリティア・ホーン・レーベが殺された。
そのことはトルタリス王国に少なくない衝撃を与えた。アリティアは刺客にそう簡単に殺められるような人物ではないからである。
調査を任されたのは彼と親しかった公爵家の次男、メ
ルス・ヴェン・キール。
メルスのもとに押し掛けてくる無数の証言者はレトリア侯爵家の令嬢、レビーが犯人だと言い張るし、国王陛下には事実は自分のみに伝えるように釘を刺されるし、仕舞いにはアリティアの死体がどこかに消えてしまい、謎は深まるばかり。
メルスは何を考えているのか分からない笑みを浮かべたアリティアの顔を殴りたい衝動に駆られながら、今日も調査を始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 12:44:51
1554文字
会話率:30%
『私も貴方が嫌いでした』
貧乏子爵令嬢のティアナ・セクドールには想い人がいる。幼馴染であり、次期伯爵家当主のアルバート。彼は彼女のことをとても嫌っていた。
でも、数々の嫌がらせをされていても、彼のことが好きだった。そう簡単には諦めら
れないほど。
いつかは忘れなければならない恋なのに──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-18 14:00:00
8082文字
会話率:41%
フランクは武勇に優れた伯爵家の次男である。
騎士学校の卒業を控えたフランクには一つの野望があった。
優し過ぎる兄に代わり、伯爵家を継ぐこと。
代々の当主は武勇に優れ、騎士学校を卒業する際に騎士の可能性を見せる為の提出物『ローガン・
ソード』において飛び抜けた成績を収めて来た。
『ローガン』
それは騎士の魂を象徴する武器の核を成す素材である。ローガンを握ると魂と繋がる。そしてローガンを素に最高の素材と合わせて錬金する事で生涯を共にする武器『ローガン・ソード』が出来るのだ。
フランクはここで伯爵家史上最高の『ローガン・ソード』を提出する事で、武勇を証明して伯爵家当主の跡継ぎとして確固たる地位を得ようとしていたのだった。
果たしてフランクの野望は成されるのか。
フランクの騎士道とは────
※不定期更新となります。
調子が良ければなるべく更新していきたい所存です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-29 23:30:50
3948文字
会話率:26%
借金を残して消えた伯爵家当主である父親の代理として、女伯爵となることになったコーディリア。そんな彼女は少し特殊な存在だった。なんと彼女は転生者だったのだ!だが、そんなに驚くことはない。前世の記憶なんて、全く、なんにも、これっぽっちも!今度の
生には役にたたないのだから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-24 04:04:39
58904文字
会話率:54%
名門伯爵家令嬢 オフィーリアは、オルコック伯爵家当主 ローランドに嫁いだ。
しかし、初夜、ローランドはオフィーリアにある忠告をする。その忠告にオフィーリアは了承し、二人の約束になった。
「わたくしの旦那様は素晴らしいのです」
それは他者から
すればまるで惚気るような、オフィーリアがよく口にする言葉。
そんなオフィーリアの、伯爵夫人としての日常物語。
(予告なくR15程度の性描写があります)(全5話+蛇足全6話)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-16 07:00:00
69750文字
会話率:20%
ノブレス・オブリージュ。それが伯爵家当主たる私に課された責任である。
最終更新:2013-10-01 00:00:00
707文字
会話率:31%