目の前に立ち並んだ仏像たちを一体ずつ、乾いた布で優しく撫でるように埃を取り、磨いていく。艶やかに光るその表面は、どこまでも美しい曲線を描いて、その身体を形作っていた。仏像の冷たい体温が、指先から心地よく僕に伝わる。こうして近くで眺めれば眺
めるほどに仏像の肌は深く静謐な色を見せる。穏やかなその顔は、それを見る僕の心までも波一つ無い水面のようにしてくれるのだった。
こんな風に毎日荘厳な仏像たちを眺めていられるのも、薄い布一枚を隔てて触れることが出来るのも、この仕事の特権だと思う。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-02-18 14:50:07
4000文字
会話率:42%
とある異世界で仏像ハンターを職業とする男の話。
お題を出してもらって書いたやつです。
・魔法
・宝石
・仏像
・洞窟
・雷
お題での短編2作目。
最終更新:2022-02-07 17:00:00
1793文字
会話率:34%
仏像にだって自我はある。ただそれだけ。
最終更新:2022-01-24 17:11:44
1080文字
会話率:0%
骨董が趣味で、蔵にいっぱいがらくたを貯め込んでいた曾祖父が死んだ。遺産相続で揉めに揉めた後、直系の曾孫である大地《だいち》の手には、怪しくも禍々しい呪われた仏像(?)あって……
話は逸れるけれどさ、女神《めがみ》を女神《にょしん》って書く
と、妙にエロく感じね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-03 20:17:57
5720文字
会話率:22%
無敵。敵が存在しないこと。
それは最も強い、という意味ばかりじゃない。
最終更新:2021-10-28 21:00:00
3380文字
会話率:5%
平安時代。
とある貴族の家が、待望の第一子を産んだ。誕生を記念し、魔よけの弦打ちの儀式が行われる。
この家では、独自の執り行い方があった。今回はその中でも、あまりよろしくない状態であることが分かり……。
最終更新:2019-10-16 19:56:52
3969文字
会話率:7%
むかしむかしのある百姓一家の元へ、仏像の行商人がやってきた。
夫妻はさほど関心を示さない。像そのものもどうやら水からの手で、木から削り出したようで、よいできとはいえなかった。
しかし、幼い末っ子がそれを喜んだことから、遊び道具として購入し
たところ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-09 20:03:31
3984文字
会話率:3%
金塊に戻ってしまった女を取り戻そうと、あれこれ奮闘する
最終更新:2021-09-15 11:43:54
4165文字
会話率:35%
中学2年生の白川光一は、古い仏像から転がり落ちた虎目模様の玉を拾った・・・やがて、おしゃべりをする犬に出逢い・・雷の精霊である美しい少女に主人と呼ばれ・・・彼は自分でも気づかないうちに、不思議な冒険に足を踏み入れたのだ。
(主人公と変わり
者の友人、美人の担任の先生、犬になってしまった探偵、美少女の雷精霊・・個性豊かな面々が、精霊の絡んだ難事件に挑みます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-02 20:32:12
99539文字
会話率:47%
『絵師が仏像を殴って燃えた。』という話にまつわるお話。
最終更新:2021-07-01 21:25:46
953文字
会話率:0%
たくやはさおりという女子大生に恋する、寺社や仏像好きの工学部の大学生。あるとき神話に興味がある友人の健二と神社の裏手の洞窟に入り、光る黄色の糸に導かれ異世界に迷い込んだ。そこはAの世界という猫の顔をした人の住む世界で、他にも自分たちが住む
Eの世界を含めて合計AからGまでの七つの隣合う世界があることを知った。そしてウィンゼンという外の宇宙の力のバランスが崩れ七つの世界に異変が起きていることを知らされた。その力のバランスを修復するために、たくやと健二の協力が必要だと頼まれウィンゼンとの境界に向かう旅に出るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-27 18:00:00
101602文字
会話率:34%
日本列島と朝鮮半島のほぼ中間に浮かぶ竹島。
1952年に韓国側が一方的に定めた「李承晩(りしょうばん)ライン」によって不法に武力占拠され、日韓両国が互いに領有権を主張、対立するホットスポットとなっている。
純粋に領土問題として外交交渉を要求
する日本に対して、韓国側は日本帝国時代の植民地支配の歴史認識まで持ち出して、話し合いによる解決はおろか国際司法裁判所による調停も頑なに拒否している。
竹島だけでは飽き足らず対馬までも自国の領土だと主張し、対馬から盗み出された仏像の返還にすら応じようとしない。
一方で、中国の地方都市から世界中にパンデミックを引き起こした新型肺炎ウィルスによる経済不況の影響は韓国にも及び、2008年のリーマンショックに続いて企業の雇用情勢が劇的に悪化。韓国全土でストライキが頻発し、現政権への支持は低迷していった。
国内の危機的状況を打開するべく、韓国大統領は過激な反日主義者の国防部長官からの提案で、日本との領土問題に終止符を打ち、国民からの支持率を回復するために対馬侵攻を画策する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-06 23:01:53
7997文字
会話率:50%
仏像好きの旅行記です。
雪が降ったので、更新します。理由にならんけれど、外へ出られないのです。
最終更新:2020-12-17 20:35:01
66456文字
会話率:5%
北アルプスの麓の村で、学校にあった仏像が盗まれた。
その学校は、他校とは違った歴史と教育方針を持った学校で、校長は夏休みの宿題を免除するから、仏像を探せと夏休み中の生徒に命じた。
校長の命を受けた生徒達が探索する内に、その仏像はなんと佐
々成政の埋蔵金と関係がある事が分かる。さらに事態は複雑で謎に満ちた展開を始めた。
古い歴史を持つ一族と、都会から山村留学に来た子供らがチームを組んで繰り広げるひと夏の騒動です。
この作品は、アマゾン電子書籍で刊行中の「忍者になった夏休み」の改訂版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-01 07:00:00
54997文字
会話率:43%
イケメン仏像たちに見守られて!狐耳の幼女とミカエル君のほのぼのライフ
フランスの歴史ある修道院から日本の仏教寺院にやってきたミカエル像。
遠い日本での生活を楽しみにしていたミカエル像は、厳めしい顔つきの仏像たちに怯えてしまい…。
重要文
化財と打ち解けられないミカエル像のために遣わされた狐巫女とミカエル像のほのぼのな毎日です。
10話あたりからコメディ要素が多めになります。
期間限定で設置されたモン・サン=ミッシェルの鳥居の写真をきっかけに書き始めたお話です。
下記リンク先の鳥居の記事を読み、画像を見て驚きました。
おフランスに鳥居。
そして…まさか宮島の大聖院に聖ミカエル像が本当にあるとは…自分で撮影した画像がないのでここに掲載出来なくてごめんなさい。もしご興味ありましたら「大聖院 ミカエル像」で検索してみてください。本当にあります。
【参考WEBページ】
ぽつんと鳥居の記事です
https://dot.asahi.com/wa/2019080900127.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-05 09:00:00
103036文字
会話率:56%
飽きずにブーン系の短編です。新型コロナウイルスへの対策として、木像を彫ることになりました
最終更新:2020-04-09 19:00:00
3421文字
会話率:91%
憂鬱な生活を送っていた令和3年の夏。交通事故で二年前の高校三年生の夏に戻った俺。あの頃に失った友情、恋をやり直すことは出来るのだろうか。そしてそれは許されるのだろうか。
最終更新:2020-03-27 01:14:30
114632文字
会話率:58%
臼井家は千葉県内陸の豪農の家で昔から多くの小作人を抱える大地主
だった。戦争で日本は莫大な負債を抱え、まず1946年2月16日に
夕刻に発令された金融緊急措置令を大きく伝えた。市中に出回る過剰な
お金を吸収する荒療治「預金封鎖」の始め、以
前、紙幣は無効にした。
3月3日からは新しく発行した新円のみ使用可、勤め人の給与は月給
500円まで新円で支給。封鎖預金からの引き出しは1カ月に世帯主が
300円、今の15万円まで、それ以外の世帯員は1人100円、
現在の5万円まで、家族5人で700円、現在の価値に換算すると
35万円となった。
その後の1946年3月3日に財産税によ、日本中の試算から課税価格
が17~20万円は50%、100~150万円は、70%、500~
1500万円は、85%、1500万円以上は90%の税金が課せられた。
つまり日本政府が第二次世界大戦のため莫大な負債を帳消しにするため
国民から資産を取り上げた。臼井重光は古くからの友人が、大蔵省の役人
だったので3月から大増税と預金が制限されるかもという情報を2月末に
知っていた。そのため臼井重蔵は家族7人に命じて金の仏像3点と
宝石類をビニール袋に入れ、それを麻袋に入れて見つからない様に
埋て隠せと命じた。そして大きな掛け軸、陶器、漆器は納屋に置いて
おくように命じた。
そして実際に財産税と預金封鎖・預金引出制限、一定金額の新・
日本銀行券との交換が実施された。臼井重蔵の屋敷にも、税務署の役人が
来て、納屋の大きな掛け軸、陶器、漆器などを詳しく、調査し、時価総額
19万円となり50%の財産税9万5千円を支払った。しかし、その数倍
の高価な品々は隠して見つからなかった。これでひと安心したのも
つかの間1946年 10月,第2次農地改革案の作成され広い農地が
取り上げられた。その隠された。お宝を子孫達が、どう利用して行くか、
それは読んでのお楽しみです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-25 23:02:48
47806文字
会話率:0%
「レイジ」――それは人類を進化に導く救世主か、あるいは破滅へと導く悪魔なのか。
「OZ」と「MM」、対立する二つの組織は歴史の間で暗闘を繰り返してきた。
やがて現れる特別な能力者、自身はそれと知るよしもない真佐崎あかりは単なる中学生。
――「正午作戦」が動き出すとき、「レイジ」は目覚めるのか?
「超越者」の秘密をめぐって繰り広げられる超能力者たちの死闘。
能力者同士の戦いに「連想攻撃」が加わるとき、人間は「崩壊」する。
あかりは人類の明日を救うことができるのか?
否応なく戦いに巻き込まれていくあかり。
そしてあかりを取り巻く少女たちの運命が、思いがけない方向に動き出す。
四人の少女たちによる波瀾万丈の半年間の物語。
※「カクヨム」様にも掲載させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-29 17:00:00
125239文字
会話率:27%
どんなところにでもいそうな女(鳥山霊奈)
しかし彼女の能力はかなり異能!?
石?仏像?本棚?石垣?
何にでも取り憑いてしまう彼女の少し不思議な日常
一体どうしてそうなった…!?
最終更新:2019-03-05 20:27:03
3968文字
会話率:29%
仏像彫刻の修行のため、生まれ育った京都を出て旅をする主人公の珠(しゅ)運(うん)。ある時、泊まった宿屋で、名物の花漬を売りに来る「お辰」という女に一目惚れをする。しかし、お辰には暗い過去があり、やがて二人は恋に落ちるが、お辰の過去が意外な形
で現れる。最後は、夢か現(うつつ)か、珠運とお辰は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-21 10:20:02
47100文字
会話率:9%
異世界に勇者として召喚された大学生、織田・清盛(オダ・キヨモリ)は、魔力も禄に仕えないことから異世界の国王に無能の烙印を押されて、魔王軍との最激戦地の最前線地帯へと送り出された上に、上級貴族が逃げ切る為の囮として切り捨てられることになる。
しかし、異世界で歴史オタクの仏教マニア出会ったキヨモリは、自分の知っている念仏がこの世界ではかなり強大な魔力を使うことができることを知り、襲ってくる魔王軍を撃退すると、そのまま魔界へと攻め入り、魔王の国を乗っ取ってしまう。
こうして、自分の持つ知識がこの世界では最強の力を振るうことを知ったキヨモリは、勇者としての居場所を失ってしまったため、魔王として世界を平和にするべく、異世界で培ったオタク知識を駆使して世界征服を行う事を心に決める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-13 00:00:00
138975文字
会話率:26%