人類は自らの豊かさを求めるあまり、母なる星、地球を食い荒らした。その結果、海は濁り、緑は失われ、人口は瞬く間に減少した。人類存亡の危機を憂いた一部の人間は宇宙へと生息圏の移動を開始した。
そして月に初めて人が生活するスペースコロニーの建設が
完了した日を、太陽銀河歴と呼称し、新たなる人類史が始まった。
太陽銀河歴0073年。
人類は生活圏を地球、月、火星、木星、土星へと広げ、安寧の年を迎えていた。
同年2月1日。
人類によって破壊、汚染された地球を自然豊かな美しい星に戻すため、地球再生宣言と共に火星木星連合のMars & Jupiter Allied Forces《通称MJAF》は、地球人類除去作戦を強行した。
当然、地球に住まう人類は反発した。そして地球と月に所属する軍は即座に同盟を締結し、地球防衛軍を発足。MJAFに対抗した第一次宇宙大戦が起こった。
太陽銀河歴0076年。
戦争は熾烈を極め、地球防衛軍とMJAFは資金や資源を求め、両軍は中立を唱える土星へと進軍する。当然、土星では大きな争いが起こり、コロニーは破壊と略奪の限りを尽くされた。
それから5年の月日が経ち、復讐者となった土星の人類は禁忌を犯していた。それは戦争孤児達を教育、投与、改造し、強化人間《ネクスト》を創り出したのだ。
太陽銀河歴0081年2月1日。
奇しくも第一次宇宙大戦の切っ掛けとなった地球再生宣言と同日に土星の復讐戦は開幕した。
強化人間《ネクスト》No.21。200人の戦争孤児の中で、成功し生き残った21人中21番目の実力者、俗称『脱兎の21』は、可変型強行偵察機『黒兎』に搭乗し、戦場に降り立った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-21 06:01:07
4610文字
会話率:22%
人類は生き残るか、死滅するか。
史上最悪のサバイバルゲームが繰り広げられる――
近未来の地球。宇宙より飛来してきたエイリアンは謎のワームを繁殖させ、そのワームで地球上の生物を絶滅させ、地球を我が物にしようとした。
ワームに脳を侵された人間
は“周囲のもの全てが自分を殺そうとする”という被害妄想にかられ、生き物すべてに襲いかかる。
つまりエイリアンは、自らの手を汚さず、同士討ちによって死滅させる作戦だ。
共同戦線を張った各国の軍隊は、エイリアンとワームの撲滅に全力を尽くすが、地球の人口は減り、街は廃墟と化していく。
西暦2055年、アメリカのデトロイト。入隊したばかりの青年FBも、配属された第十五部隊でエイリアンとワームに立ち向かう。
その隊は、いずれも悲しい過去を持つメンバーばかりだった。
“結末を知るのは、生き残れた者のみ”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-19 01:00:00
31596文字
会話率:30%
世界は地の底から湧いて現れた化物「ナイアー」によって滅びに向かっていた。
大陸がナイアーに喰い散らかされる中、人類は生き残るために日本を海底と切り離し、漂流する浮島として改造しナイアーの脅威から逃れる。
『日本浮島漂流計画』その荒唐無稽な
計画は人類存亡の危機に瀕して、辛くも成功する。
生き残った人類は生きる為にナイアーを殺す為の研究を重ね、歴史を刻んでいく。
人類は強固なナイアーを殺すためにはナイアーを使うしかないと結論を出す。
資源(ナイアー)を手に入れることが困難である為、銃火器(つかいすて)ではなく長く有効利用できる武器を作る。
人類は人類の敵から創り出した人類の切り札を操り、戦いの中に身を投じていく。
人類が対ナイアー用に創り出した機体【|NM(ナイトメア)】。
霊力と名付けられた未知の能力でしか操ることの出来ないその機体。
しかし機体を操れるほどの霊力を持つ者は女性がほとんどであった。
対ナイアー戦に備えるための軍学校。
事実上女子校と化していた軍学校に一人の青年が転入してくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-11 18:00:00
4084文字
会話率:13%
二〇三〇年、急激な人口増加による深刻な食糧不足によって第三次世界大戦が勃発。その最中どの国のものかもわからず、ただ人々を殺し続ける四体の生物兵器が現れた。各国は人類存亡の危機を感じ、戦争を止め同盟を結んで生物兵器達の討伐を決行。四年の歳月と
多くの犠牲を払い、これを成功させた。
それから、十年後の二〇四五年。
訓練学校を卒業した東都仁和を含めた十名が、天御門隆平が率いる隊に入隊する。
彼女達が入ったことにより、十年前終わったはずのものが再び動き出す----。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-16 01:26:18
1813文字
会話率:15%