この世界の全人類は魔力を保有していた。
しかし、目には見えない良く分からない力を人類だけではうまく利用することが出来なかった。
そこで人類は精霊の力を借りる事を考えた。
儀式によって精霊を身に宿し、自身の持つイメージを精霊と共有するこ
とで、魔力を魔法へと変換する。
もちろん精霊にとっても悪い話ではなかった。
本来精霊は概念であり、現世との関わりを持っていなかった。
しかし、永久の時間を持つ精霊は世界を見守るだけの存在としてただただ時間を持て余していた。
精霊たちは人類と関係を持つことで、現世に顕現し、ひと時の余暇を楽しんだ。
精霊は人類から魔力を得ることで存在し、人類は精霊の力を借りることによって魔力を使い、魔法として世界へ干渉する―――そんな共存関係を築いていた。
そしてある程度自由に魔法を使えるようになった人類は自分たちの生活に魔法を取り入れていった。
一般生活に始まり、医療や司法、そして軍事力。
汎用性の高い魔法はありとあらゆる内容に使用され、当然のように人類の生活に深く根付いていった。
より効率のよい魔法の使い方、さらなる向上を求め魔法を研究していった。
いつしかその研究は魔法学と呼ばれ、最高の魔法を発見することが全人類の野望となった。
人類最高峰の知識と技術を持ち、国王や皇帝をも凌駕する地位と名誉を得ることが出来る最高の魔術師になることこそが、この時代の少年少女の夢となっていた。
そしてここにも、ごくありふれた夢を持つ少年が一人。
名を『アレク』。
少しだけ裕福な国のちょっとだけ人の良い領主の領地にあるごく普通の村に属するとある農家の息子。
たまたま人より多く魔力を持って生まれた1000人に1人程度の幸運『マジョナリーキャリアー』として生まれた少年。
しかしその少年が12歳の誕生日に執り行われた、精霊を宿す儀式の最中に舞い降りた一人の英霊によって少年の人生と世界は大きな改変期を迎えることとなる。
その科学を司る英霊『最上美和』によって。
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人生初作品です。
拙い部分も多々あるかと思いますが、長い目でお付き合い頂けたら幸いです。
皆様のおかげを持ちまして完結と相成りました。
ご意見、ご感想お待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-25 22:50:23
509725文字
会話率:29%
今より遥か昔、人類と魔族の争いが激化し、二大陸を巻き込む大戦が勃発した。
世界創生末期より世界を見守る祖龍種と巨人種は中立の立場を貫いてきたが、祖龍種の中でも頂点に君臨する八体の祖龍たちは、人類の英雄たちと契約し、人類側で大戦に参加した。
後に”人魔大戦”といわれるこの戦争は、両トップによる会談の末終結した。
時は流れ、八体の内の一体、祖毒龍サマエルガの休息地の洞窟にほど近い村エスポワに住む少年:レイ・ローレライはここ数年で怠ける事を覚え、今日も村から少しのところにある丘の上で動物たちと戯れていた。
いつも通りの日常、それが終わりを迎えるのはあまりにも突然に訪れる。
一、二週間に一度の更新を目安に更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-18 11:00:30
4889文字
会話率:25%
最高な人生だった。
数百年に一度訪れる星降る夜にグラネド王国の第一王子として生まれ、その光景からも建国の祖の再来とも呼ばれ期待されていた幼少期。
齢が八を数えるその年、王都にある大神殿で神授の儀を執り行ったときに初めて周囲の期待を裏切っ
た。
世界を見守る神様からスキルと加護を授かる為のこの儀式、世に生を受けた人間類はほぼ例外無く何かしらのスキルと加護を受ける。
はずだった。
しかし、私はただの一つとしてスキル、加護を与えられなかった…
それでも、私の人生はどん底に転落しなかった。
異端の私に対して父王が呟いていた言葉は今でも私の心に残っている。
「絶対、凄い偉大な人間になるやつだ、これ。普通じゃ確認出来ないような隠しスキルとかギフトとか呼ばれるやつ持ってるやつだ。若しくはこれきっかけで迫害されて覚醒したりして復讐されるやつだ。幸せに育って欲しいから初代が残した書物に残ってる復讐ルート以外の覚醒パターン全部試そ。」
この日から、覚醒を促すためといわれ様々な試みが行われた。
結局、何一つ覚醒には結びつかずこうしてスキル無・加護無の人類として一生を終えようとしている。
鼓動が弱まっているのを自分で感じる。
周囲の音が遠くなっていき、何も見えなくなってきた。
これが死か。最高の人生を締めくくる最高の感覚だ…
…
…
…
-----------------
≪ギフト:『』の発現を確認≫
≪トライアルモード終了を確認…これよりリザルトの確認に移ります。≫折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-15 10:11:21
2594文字
会話率:14%
どうやら世界にチート転生をした者がいるようだ。
干渉しないよう見守っていたのだが…
最終更新:2018-11-17 23:46:07
3061文字
会話率:49%
これが私が見守る全て。歩み続ける時の中で、終焉を迎えるまで、『光』であり続けよう。
キーワード:
最終更新:2018-08-15 18:35:23
467文字
会話率:0%
この世の外から世界を見守るウサギの精霊。
ヴァン・エターナル・オーラ・オリジンフィーネ一世。
全能の力を持っていたヴァンだが、ある日力を失ってしまう。
失った力は世界に溢れ出しこの世を変質させてしまう。
変わり果てた世界を修正する為、キザな
兎は走り抜ける。
魔法、異能、恐竜、エイリアン、テクノロジー。
何が相手でも僕は平気だよ? でも生命を守らないとね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-25 14:57:15
7085文字
会話率:48%
近年、急激の増加しだした異世界への転移・転生者。そのほとんどが文化・文明が根本的に異なる世界に送られる中、明らかに過剰な力を与えられて転移・転生を果たす者が後を絶たない。
一切の代償無く強大な力を扱い、いずれの世界においても「理想的な主
役」であるかのように扱われるこれらの存在を、数多の世界を見守る観測者達はバランスを崩すチート能力を持つ者、即ち『チーター』と呼称。
このままではあるべき世界の秩序とバランスを失いかねないと判断した一部の観測者は、秘密裏にチーターへの対処を行う組織、『CCC』を創設。
そんなCCCにおいて、最もチーターが出現する世界として注目されている異世界、『アンリアラ』。
この物語は、壮大で真面目そうな設定だとか背景とは裏腹に、おふざけ全開で仕事をこなすCCCアンリアラ支部の、圧倒的アンチチートとアンチハーレムと、後よく分からないテキトーな何かである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-06 23:02:30
17576文字
会話率:45%
彼女は女神だった。世界の均衡を保つ《調停の女神》である彼女は、女神の使徒ーー己の力を使いうる勇者を選定し、邪を祓い世界を浄化する役目を負わせる。
そうして世界の均衡を保ち、世界を見守る彼女は、今日も今日とて天を仰ぐ。
「ああ、情け
ないーーなんと情けないのでしょうか、勇者よ……っ!」
これは、自分が選定したものの、何故かとんでもなく不運な勇者に痺れを切らした女神が『賢者』として勇者パーティーに同行し、旅をしながらなんやかんや魔王を倒すお話。
【此れにあるは 女神の記す最後の勇者の物語である】
勇者と魔王、そして女神の過去にまつわる真実が、今ここに解き明かされるーー
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最初は全くシリアスさは出て来ません。最後の方で明かされる女神の過去がちょっとシリアスなだけです。
注意)主人公は勇者ではなく女神です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-06 00:00:00
2743文字
会話率:20%
人々に恩恵を与え、世界を見守る精霊を信仰するレナルド王国。この国の王族は精霊の言葉を聞くことが出来るといわれ、『精霊の導き』と呼ばれるものに従えば、この国は安寧を維持することが出来るといわれ、事実それは上手くいっていた。──表向きは。
平民
の住む平民区と呼ばれる地域は犯罪で溢れ、人身売買、貧民窟も存在する。しかし、上の者達はそれを『黙認』していた。
影の見えないところから腐り果てていく平民区。しかしそれに待ったをかけるものがいた。
「精霊なんてクソ喰らえだ」
これは、腐りかけた国を根本から破壊するために、そして自分のためではなくただ守りたいものを守るために尽力する者達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-18 23:32:56
19390文字
会話率:51%
人知れずこの世界を見守る古龍、それが私。
色羽と言う名の普通の女子高生、それも、私。
異なる世界にいるはずの2つの存在は、色羽の死をきっかけとして交わった。
私は古龍か、人間か。その答えを私は持っていない。けれど、1つ言えることがある。
私は人間が好きだ!
ただ生きるだけの古龍とは違う。生きることを楽しむ、そんな人間が大好きだ!
だから私はここを発つ。世界を見守る古龍でなく、人として、人と共に生きるために。2度目のこの人生を楽しむために。途中で何が立ちはだかろうとも、古龍の力で粉砕してやる!
そんな私の”遊”者道、今ここから始まります!
☆連絡 11/29☆=======================================
仕事の負荷で更新が遅れています。12月半ばには落ち着くかと……。それまで、更新が不定期に近くなると思います。ご迷惑をおかけしてばかりで本当に申し訳ない。m(__)m
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どうも、茜雲です。
現在『オーバーセンス』を連載している私ですが、気晴らしに書いたモノが思わずノッてしまったので、この際、投稿することにしました!
あちらとは違って細かい設定のない自由気ままな冒険譚でありますので、のんびり気ままに楽しんでいただければ、幸いであります!
基本、『オーバーセンス』執筆の合間に書いていく形なので、更新頻度は不定期です。2日連続で投稿することもあれば、1週間空くこともあるかもしれませんが、なんとなくで楽しんでいただければ(オイ)
もちろん、途中で終わるつもりはありませんし、1週間に1度はなんとか更新すると思いますので、そこはご安心ください。
では、自由気ままな遊者譚。どうかお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-25 00:05:18
151660文字
会話率:43%
『異世界転生』や『異世界転移』などに興味を持つ男子高校生がトラックに轢かれて、異世界転生をして世界を見守る神龍になってしまう物語です。主人公は基本自由気ままに旅をします。 流血表現や暴力表現が含まれている場合があるので気分を害される方は読ま
ないことをお勧めします。 初投稿なのでぜひみてやってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-31 17:00:00
22520文字
会話率:54%
世界初の本格VRゲームとして、鳴り物入りで発表された「Create World Online」。友人に誘われてゲームを楽しんでいた冬夜は、あるときシステム管理プログラム「レン」によってゲーム世界の”神様”にされてしまった!
(ゲーム世界
における)神となった冬夜は、一般プレイヤーとして冒険する傍ら、ゲームを運営するAIレンとともに成長していく世界を見守る<神プレイ>も行うようになり、「Create World Online」にはまっていくこととなる。
初投稿作品です。他の作家様の作品を読んでいるうちに自分でも書きたくなって作った作品です。文章や設定等甘い部分も多々あるとは思いますが、気軽に読んで頂けると嬉しいです。
(基本、どきつい内容にならない予定ですが、[R15]を念のためということで入れています。)
※ タイトルを「ある日突然"神様"になっちゃいました!」→「ある日突然神様になっちゃいました!」に変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-13 07:00:00
60834文字
会話率:42%
全てを失った少年は一年半かけて精神を立て直した。学校をやめてバイトに勤しむ彼の今の趣味はネトゲ〈女神イストワールの誘い〉。いつものようにプレイしようとすると――気付けば知らない場所にいた。神となった少年は異世界イストへ、失ったものを探しに旅
立つ。
一時完結扱いにさせていただきます。ご迷惑をおかけします。
仲間が集まるまでは重い話が多いかも?そのあとはのんびりまったりの話となる予定です。
この小説は『紅の軍団と七つの伝承』の大幅改稿作品です。
書いたら投稿という形にします。なのでかなり不定期になるかと思われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-17 22:35:49
71889文字
会話率:45%
神は世界を作り、その世界を見守る為に世界の中心に生えていた樹に力を与えました。
樹は神に『世界の行く末を人間を通じて見つめなさい。』 と命じられました。
そんな神話が伝承された世界に住む人々のお話です。
章ごとの短編集です。気まま更新
の為、完結設定にさせて頂きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-03 15:00:00
10697文字
会話率:43%
この世界は四つの大陸とそれらが囲むひとつの島によって成り立っていた。
そこでは20年に一度、各国10人ずつの精鋭を揃え中心の孤島に集い戦争を行う。
戦争では春夏秋冬をめぐって争うが、一体どのようにして季節が決まるのかは分かっていない。
戦争
へ赴いたものは例外なく英雄と呼ばれ、その家族は社会的援助を国に約束される。
「熱」を使い魔法を扱うこの世界で生きるものたちは様々である。
英雄を目指すもの、世界を見守るもの、世界の秩序を守るもの、また乱すもの。
彼らの運命を巻きこんで、世界は再び変化のときを迎える―
※主人公は決まっていません。オムニバス形式で、まったりと更新していこうと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-21 01:20:42
12727文字
会話率:50%
一年を通して世界を見守るソレ
アナタはなんだと思いますか?
最終更新:2014-05-29 02:42:57
505文字
会話率:0%
―――裏ボス。
隠しボスとも呼ばれる、最強の存在。
それは勇者達が命掛けで倒した魔王よりも遥かに強く、強大である。
しかし、それ程の力を持ってしても、魔王のように世界征服を望む訳でもなく、ただ静かに人目のつかない場所に住み着き世界を見守る。
コレから始まる物語は、そんな最強の裏ボスをつとめる青年と最強の勇者のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-24 04:44:56
1741文字
会話率:24%
主に見捨てられた世界は四人の柱(ピラー)に支えられてきた。愛しき主の作った世界を見守ることを決め込んだ四人だが、あることがきっかけに突然四人とも動き出した。紅、緑、白、黒。四色が動き出した時に、世界はどう変えるのか?
「色よ染まれ」
※更
新ペースが遅いかもしれません。長い付き合いになれたらと思います。どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-21 13:13:10
366文字
会話率:0%