その少年は、妄想が得意だった。
ある時はロックスターに。
ある時はアニメ界の寵児に。
ある時は配信界の英雄に。
ある時は漫画の主人公に。
ある時は神に。
彼はどんな恵まれた機会があっても妄想を選択肢し、どんな過酷な現
実の前でも妄想に逃避するという術を採った。無理もない、彼には妄想しかなかったのだ。
だが、現実と反比例するようにその少年の心は大層自由だった。
人は彼をクズと呼んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-09 09:12:23
10647文字
会話率:26%
よく晴れたある朝、参拝客や市場を利用する客でにぎわう神域都市トリチウムの中央参道で、倒れている人物が発見された。行き倒れかと思われたが、彼女は気絶しているだけ。ひと騒動起こされつつ、フューラと名乗る彼女を保護した警守官ガビアは、相手がエル
フと知りながらも惹かれていく。
だがそれは、思いもかけない運命の始まりだった。
(わりとベタな出だしだな)←フューラ・フューラの心の声
(うん……大変だった……)←ガビア・ステラータの心の声
わりとお気楽に読んでいただいて大丈夫かと思います。では、都市を巡る不思議な冒険をどうぞ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-26 12:50:53
4367文字
会話率:49%
トリチウムの蛍についての小話
最終更新:2011-07-05 17:12:25
230文字
会話率:0%
膨大な力の渦に呑まれ記憶をなくしたグレープはトピア達の手に落ち、人界で暮らした全てを夢だと思い込まされていた。
一方、今までの苦労と迷惑を夢オチにしてくれるなと納得いかないリチウム一同はグレープ奪還作戦に挑むが、その前にクレープに聞きた
い事が鬼ほどあった。
詰め寄る一同にクレープは微笑む。
「『世界で一番安全な場所』――アイオンで見せてあげる。アンタたちがこれまで『人界の巨石』だと思っていたモノの正体と。真実《フロース》を。可能な限り」――強い絆が世界の謎を紐解く、魔石を巡る異色ファンタジー第4弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-10 15:21:01
75614文字
会話率:44%
全ての物が魔石によって動く世界、フロース。
魔石とは、太古の戦いで命を落とした天使や魔族の魔力が結晶化したもので、いまや人界での生活にはなくてはならないものだ。
中でも、使う事は愚か持つことすら禁じられる程強力な魔力を秘めた魔石は禁術封
石と呼ばれる。
現在。フロースでは禁術封石を巡って、ストーンハンターやらコレクターやら、警察官やら天使やら、こっそりこそこそ魔族なんかも乱入しては右往左往している。
さて、そんな世界を舞台に暴れる主役達とは。
そんなこんなでコレクター達がよーやく手に入れた禁術封石を片っ端から強奪してゆく世にも無慈悲な野良ストーンハンター、リチウム・フォルツェンドと、
彼の周りに集まった、ちょっと(?)オバカでちょっと(?)変わった世にも不思議な連中たち。
今日も今日とて大騒ぎしながら平穏(?)な毎日を過ごしていたのだが、とある目覚めをきっかけに事態は一変、
彼らは転がるように思わぬ状況(シリアス)へと堕ちてゆくのであった――
これは、それぞれに宿命を背負った奴等が、それでも望むものを手にする為、とある運命に立ち向かう、愛と勇気と涙と希望の物語である――
――のわぁんちゃって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-08 14:21:58
71654文字
会話率:46%
前回の事件から3週間が経過し、リチウム達の日常は少しずつ変化していた。リチウムの相棒の天才小学生リタル・ヤードの過去が暴かれた時、謎は綻びを見せ、事態は急展開する――魔石を巡る異色ファンタジー第3弾。
最終更新:2008-03-30 17:32:14
98404文字
会話率:33%
秋の短編祭り第一弾!! 今年、新たに私立石鉄高等学校に入学した黒鉄(くろがね)徹哉(てつや)は、自分の事を元素記号呼ばわりしてくるある先輩と出会い……そして、無理矢理科学部へ強制連行させられるハメに!!はたして……
最終更新:2010-10-05 01:00:00
4006文字
会話率:56%