※残酷シーンや胸糞展開をギャグとして描写している箇所が有りますので苦手な方は御注意下さい。
ここは、読者の皆さんが居る「現実世界」と似ているけど、2001年に起きたある事件により、魔法使い・超能力者・心霊術者・妖怪系・古代種族・変身能力者
・改造人間など、様々な「異能力者」の存在が明らかになった平行世界の2030年前後の日本は福岡県北九州市。
平凡な高校生・池田和馬は、クラスメイトの府川(ふかわ)杏(あん)が、推し魔法少女コンビ「サンシャイン&マリン」の1人「スカーレット・サンシャイン」である事を知ってしまい……。
しかし、杏とその相方である土屋愛莉(あいり)に「正義の味方」を名乗る「正義の暴徒」達の魔の手が迫っていた!!
彼女達を助けようとする和馬だったが……真なる悪の思いもよらぬ正体は……?
そして、魔法少女コンビ「サンシャイン&マリン」の余りにも後ろ暗い過去とは?
果たして、何から何まで自業自得で「地下格闘技のチャンピオンを秒で身体障碍者に変える事が出来る強さのモフモフ系メス狸人間」が率いる妖怪系ヤクザに狙われる羽目になった和馬の明日はどっちだッ? そもそも、明日なんて有るのかッ?
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 14:51:55
49108文字
会話率:51%
ベルハイム王国第一王女、ルビー・ローズ・デルファイア。彼女は『毒使い』という能力を恐れられ、対外的には事故死したことにされ幽閉されていた。そしてある日、冥府に近い魔の国とも呼ばれるラングレー皇国へ嫁げと言い渡される。しかも、妹であり聖女の第
二王女・アクアマリンの身代わりとして。
人を疑うことを知らないルビーは嫁入りしたが、初日に夫であるセオドアに正体を見抜かれる。「ほしかったのは聖女の妹だ。そなたは不要だから、妻とは思わない」と通告されてしまうが――。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 09:01:06
166780文字
会話率:48%
真実の愛に目覚めた王子クズールが婚約破棄するお話。真実の愛の相手は男爵令嬢フリンダ。
主人公は婚約破棄される令嬢マリンです。
以前短編で投稿した作品に続編を追加した短編になります。約5000文字追加
最終更新:2025-03-04 18:14:10
9081文字
会話率:63%
フリージアが咲く丘に、春風は早花咲く月の訪れを告げるように。見つめる空と、夢見草の木洩れ日は、アクアマリンの色をして。
最終更新:2025-03-02 21:03:04
539文字
会話率:0%
三月の空はアクアマリンのように青く、やさしく煌めく星座の光が、春をささやいて。夢を心に、夢見月の風に向かって、翼を広げて。
最終更新:2024-03-03 19:20:27
539文字
会話率:0%
見上げた夢見月の空は、アクアマリンの色。青く澄んだその色を、心の海に映して。果てしない、夢や想いとともに。
最終更新:2023-03-05 12:27:32
526文字
会話率:0%
エグマリン国の第二王女アルエットは、家族に虐げられ、謂れもない罪で真冬の避暑地に送られる。
そこでも孤独な日々を送っていたが、ある日、隻眼の青年に出会う。
互いの正体を詮索しない約束だったが、それでも一緒に過ごすうちに彼に惹かれる心は止
められなくて……。
彼はアルエットを幸せにするために、大きな決断を……!?
※こちらはムーンにあげている同作品からR18を削除し、編集したものになりますので、ストーリーは同じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 19:10:00
94121文字
会話率:43%
不思議な通りに迷い込んじゃった系のショートショートです。推理はありません。謎と不気味さのみです。
最終更新:2025-02-21 03:13:18
3519文字
会話率:20%
戦争。どうしてこうして、火の中、水の中。マリンが全速全身で、真古来の解除に向かった。赤く燃ゆる夕日が映える中、世界は波濤を呑む。はあちゃまとこの世界が暴走。ホロらいふは完結し、スターズが捕らえられてしまった。、ししろぼたんが隣国の魔の手を掬
うと誓った。明くる日、マリンは凍結された海を走って渡ると、そこには、十字架に磔られた雪花ラミィの姿がっっ。アキロゼは最強の騎士団との戦いの中で、自らを覚醒させて闘うも、あっという間に蒼い十字架と鷲の盾兵に倒されてしまう。そして、次の日から、酒場で飲んだくれたアキロゼは、可能性の火蓋をこじ開ける様に酒場で延々と夜を過ごすのだった。気付けば1600年もの歳月を繰り返し、果たして再び転生したアキロゼは、その間に四度も転生した雪と花の二重回復属性の僧侶と共に、この前と同じ過ちを繰り返すのだろうか。こうご期待。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-17 13:58:17
350文字
会話率:50%
錬金術師のクロは、友人であるロゼの頼みで港町マリンシェルの不漁問題を解決するべく町に滞在している。
ある日、港に釣りへ出かけたクロは人魚の少女を釣り上げてしまう。
人魚はミュウと名乗り、自分は海底にある国の姫だとクロに明かし・・・・・・
錬
金術師の少女と人魚姫の出会いからはじまるファンタジーガールズラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 20:10:00
91532文字
会話率:48%
お給料も税理士の卵として上がって来た私は、みる先輩の贅沢な宝石遊びを見せてもらいパライバトルマリンに魅せられる。
パライバトルマリンを手に入れ購入することに喜びを見い出してくうちに母が倒れ未婚の私は介護することになる。
母は私には命より大切
な存在で、ある程度稼いだ仕事も思い切って辞める。
介護をしてくうちに自分も心筋梗塞で倒れ、苦しみの中、パライバトルマリンが癒しとなり5年介護し、母が他界する。
ボロボロの体で闘病生活を続けるがパライバトルマリンのウィンデックスブルーに出会い、その美しさに我を忘れる。
持病は、悪くなるばかり。日々パライバトルマリンに癒されながら人生の終着駅に。
悲しい人生の中で電気の走るような真っ青なウィンデックスブルーを追い求め散って行く儚いお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 15:47:16
13532文字
会話率:18%
菜緒子と隆介は横浜マリンタワーの展望台から、夕暮れに染まる港の街並みを眺めていた。柔らかな光が赤レンガ倉庫や港の船影を包み込み、時が静かに流れる中、二人はそれぞれの過去の思い出を語り始める。菜緒子の中学時代の輝きや、隆介の高校時代の後悔が、
夜景を背景に鮮やかに蘇る。一方で、未来への期待と不安も語られるが、隆介は「これからも新しい思い出を作ろう」と語りかける。変わらぬ横浜の灯りに見守られながら、二人は新たな一歩を踏み出そうとする心温まる物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-08 19:31:08
2399文字
会話率:34%
私は昔から空気を読むのがうまかった。だから、悲劇のヒロインになりたい異母妹マリンの望み通り、悪役を演じている。そうしないと、マリンを溺愛している父に食事を抜かれてしまうから。
今日のマリンのお目当ては、バルゴア辺境伯の令息リオだ。
は
いはい、私が頭からワインをぶっかけてあげるから、あなたたちはさっさとくっついてイチャイチャしなさいよ……と思っていたら、バルゴア令息に捕まれた私の手首がゴギッと鈍い音を出す。
悲鳴をあげるバルゴア令息。
「叔父さん、叔母さん! や、やばい!」
「えっ何やらかしたのよ、リオ!?」
そんな会話を聞いたのを最後に、あまりの痛みに私は気を失ってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 19:58:00
186756文字
会話率:39%
ぼくが25歳で始めたマリン・スポーツ・・・
サーフィンにまつわる、とりとめもない思い出の数々。
それらを、オムニバス形式で、つらつらと掘り起こして
いきます♪
最終更新:2025-01-31 09:43:24
4655文字
会話率:11%
自然と一体になれる、素晴らしい「横乗り系」のマリンスポーツ、サーフィン。その数ある物語のうちの、最初の1ページ目です・・・。
キーワード:
最終更新:2022-07-22 21:41:23
1121文字
会話率:0%
「もう我慢ならん。 お前との婚約は解消する!」
見目麗しい紫の髪の伯爵令息は、婚約者カローラ・ドンマイを自宅に呼びつけて婚約解消を告げた。
「わかりましたサム様。 今までありがとうございました」
深々と礼をして去っていくカローラは、悲壮感の
欠片もなく慎み深い微笑みだけを浮かべていた。
「なんでだよ、カローラ! 簡単に納得するなんて」
婚約解消を言い渡した伯爵令息サム・ロンベサールは、悔しげにその後ろ姿を脱力して眺めた。
その背後では母親のマリンが、うんうんと頷きながら近づき彼の両肩に手を置いた。
「やったー! 婚約解消できた。 マジぎりだった」
カローラは、婚約解消を心から喜んでいた。
どうやらここは、小説の中のようなのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-29 14:10:24
106920文字
会話率:31%
ごく普通の少女として過ごしていたマリンはある日、何者かによって科学者の父と母が殺されてしまい、自らも重傷を負う。
身体の損傷は激しく、マリンは父の残した研究で生身の身体を捨てて超合金の肉体に心と記憶を移し、アーマロイドとなって人間として
の第一幕を終えた。
そしてアーマロイドとしての復讐の第二幕が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 07:00:00
12688文字
会話率:49%
伝説の大賢者グレー・サンドルの死が、四人の人物の人生を交差させる―
最北の地で訃報を聞いた最後の弟子ジョシュア。彼は庶民のための生活魔法を学んだ、大賢者の愛弟子だった。
王都では、魔導将軍デクストラが一通の報告書を受け取る。かつての戦場
で苦楽を共にした義兄であり師匠の死。そして、彼が最期に残した不可思議な魔法の存在。
王都魔法学園では、エルフの一級講師マリンが静かに追悼の祈りを捧げる。種族の壁を越えて魔法を学んだ彼女にとって、グレーは厳しくも温かな師であった。
そして大賢者の館では、孫娘のアイリが三人の弟子が集うのを待っていた。「おじい様の遺言は、三人の弟子が揃ってから」という言葉を胸に。
誰一人として顔を合わせたことのない四人は、不思議な巡り合わせで大賢者の館に集う。そこで彼らを待っていたのは、大賢者が遺した最後の魔法陣と一通の手紙だった。
戦争の時代から平和な時代へ。魔導から魔法へ。人間からエルフまで。時代も立場も全く異なる四人を結びつけたものは…
これは、魔法とは何かを問い続けた一人の賢者が、最期に見出した答え。そして、新たな時代を創っていく四人の物語―。
登場人物
グレー・サンドル
伝説の大賢者。戦時中は恐るべき魔導士として名を馳せ、その後は魔法学園の設立に尽力。晩年は一般人のための生活魔法の研究に励んだ。
ジョシュア
大賢者の最後の弟子の一人。
デクストラ
魔導将軍。グレーの義弟であり、戦時中からの古い友人。現在は王国軍の重鎮として君臨する最後の魔導士。
マリン
王都魔法学園の一級講師を務めるエルフ。種族の壁を越えて魔法を学び、現在は新しい時代の魔法教育の第一人者。
アイリ
グレーの孫娘。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-24 04:30:50
5663文字
会話率:28%
ルシファーが顕現した世界。波乱万丈の人生を歩んで来たマリン船長は倒れ伏したまま動かない。
それでも尚、盤上の駒は動き続け、気付かぬ間に、事は魔王ヤゴー対アキロゼ勇者の構図に躍り出ていた-。
大人気Vtuber「ホロライブ」の二次創作、新
弾第一弾。
短編小説ばかりだった中で、初の連載小説を書かせて貰います。
意気込みは、何処の誰にも負けないぞっと。
〜これまでのあらすじ〜
アキロゼは、口論になるルーナ姫と魔王の間に割って入った。破戒する光魔法では通用せず、魔王の闇魔法に苦しめられてしまう。そんな折、助けに来たのは-。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 04:56:00
186265文字
会話率:35%
聖杯伝説
火。
焚べる薪。
王は太陽を向いて。
月夜に酒の肴として謳う。
「救世主が現れる。其の者は、この世界に大いなる戦火を齎すであろう。」
人々は、笑った。
新しい人の顔を見る。
其の目に隈は無い。
ただ、闇の中に一筋の光が、全て別れる水流の如く裁く。
人々は知っていた。
其の力が、笑顔に代わる新たなる装いを齎す事を、月明かりの(枕)元、日々の本で知っている。
其の後は知るまい。
本が一冊あるだけだ。
其の本は、まるで、空白が目立つ様に、前半にだけ、びっしりとこびり付いた炭と跡とが、こう記した。
Zeus-metaと。
其の本がある。
主(神)は、雷を遣わした。
(主)人を燃やし尽くさんとする為だ。
(主)人は、雷の中、現れた。
大きな鷲が居た。
其の十字架に居座り、大雨に傘と覆い被さった。
晴れた後、(主)人は鷹を追い求めて、旅に出た。
ハゲワシが十字架の周りに居着いた。
雷は時折、降り、新たな種を蒔いた。
(主)人は、其れを持って、全て焼いた。
パンも家も、本も焼いた。
全ては、(主)神の御導きによる福音。
其の災禍の中、覗き込む様に、主(神)は、眠られた。
幾年もの歳月を経て、(主)神は、降臨した。
最強の伝説に勇姿を記す。
マリンが聖杯を、大海から奪った。
ルシファアが顕現した。
魔王「ヤゴー」が討ち果たされた。
カボチャの竜が復活した。
隣国が魔界と戦争を始めた。
ゴジラ が長き眠りから解き放たれた_
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 09:30:26
35554文字
会話率:19%
この世界、引いてはマリンの世界に対する大きな過ちがある。
爆発四散したと言うのか…あのマリンが。
否。
マリンは生きて居る。だが、とある事件が起きてしまう。
時をかける少女に名を助けられ、永遠に終わることの無い恋という航海に身を乗り
出すマリン。
船長のそして、最愛の人の安否は…?!
今回は、そんな終わり方を迎えます。ホロらいふ〜決定版〜だけに、今までの内容をリニューアルしています。宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 15:15:05
22866文字
会話率:45%
リーーーーーーーチ!
最終更新:2024-11-07 23:16:51
1308文字
会話率:0%
湊あくあは何処にでもいそうな大学生。内気でゲーム好き。
推しは兎田ぺこら。世話焼きな母、高校からの友達シオン、大学ではじめて出来た仲間と、一見して平凡な日々を過ごしている。
就活という現実が少しずつ迫ってきているが、彼女の心には人に言えない
「秘めた夢」があった。
ある休日、彼女は人混みの街で、仲間たちと将来について語り合うことに。自分にとっても特別な日。夢?妄想?湊あくあの想いは、どこへ向かうのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 12:58:12
12703文字
会話率:36%
一人の青年が主人公の純愛ストーリーです。
連載作品ですが、短編集のようなものと思ってもらって構いません。 主人公は共通して人間で、見た目は変わりません。名前や衣装はお話によって変わります。
結構自由に書いていきます。不定期更新
ですので、ご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 18:30:00
2194文字
会話率:28%
ネオ・シャンハイへ避難することについての4地域の意思統一を受け、わたしたちは国際連邦への働きかけを開始する。
9月下旬、アーウィン部長たちとビデオ会議で打ち合わせをした。連邦側は、インパクト予測地点の解析に関わった、上級幹部4人とスタッフ
2人のエンジニア6人のチームに、新たに加わったミシェル・イーという法務のエキスパート。
彼女が比較検討した結果を受け、ネオ・シャンハイへの避難を実現するための手続きとして、自経団と上海真元銀行を、そのまま持ち込む形で避難することを内容とする協定を、4地域と国際連邦との間で締結する、という方法で進めることにした。
周光立と高儷が、アーウィン部長とミシェル・イーと協力して、国際連邦への協定締結の申入書を作成した。一方、わたしはダイチと、ネオ・ティエンジンというもう一つのレフュージへ、マリンビークルのアルトで向かった。協定締結が不首尾の場合に発動する「プランB」のための、システムへの事前工作だ。
10月に入り、申入書が国際連邦の内閣にあたる統治委員会に上程され、調査団を派遣することが決まった。メンバーは、アーウィン部長とミシェル・イーを含む5名。スペースプレインに乗船し、月からネオ・シャンハイ経由、上海へ来訪した。調査団は、実質4日間の調査期間を、視察、上海と武漢の自経団幹部と上海真元銀行幹部からの聴取、住民代表との面談などに費やした。最終日には、最高実力者の周光来と面談し、懇親会が行われた。
調査団の月帰着後、ただちに調査報告書が連邦統治委員会に提出され、協定案の正式審議を行うことが決まった。次回開催の委員会で、AOR代表と調査団への聴聞会、マザーAIへの諮問を同時に行い、同日中に委員会としての結論を出すこととなった。
強硬に抵抗することが予想されるマザーAI。その対策を、アーウィン部長が中心になって行った。委員会前日、アーウィン部長から高儷とわたしに、「つらい話を聞かせなければならなくなるかもしれない」とお話があった……
※事情があって削除した長編を、少し再構成して、再び連載の形で公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 20:10:00
75706文字
会話率:12%
……意識が戻ったわたしは、ロボット二体に抱えられてトラックの荷台に放り投げられた。2289年7月初め、一斉安楽死の死体処理が始まっていた。わたしは、咄嗟にトラックから飛び降りると、ロボットに見つからないように部屋へと戻った。
6月30日
の「最終日」。わたしは、残っていた何人かの知り合いと、別れの挨拶を交わした。家族は、選ばれて火星に移住した一人息子のオガワ・マモル以外は、すでに安楽死処置でこの世を去っていた。火星の息子に最後のメッセージを送ったその夜、わたし、ミヤマ・ヒカリはこの部屋で「享年28」の最期のときを迎えるはずだった。
生まれ育ったここネオ・トウキョウで、一斉安楽死処置の失敗例は、確率的におそらくわたし一人のはず。月に本部を置く国際連邦のマザーAIに知られたら、再び処置を施されるに違いない。どうしよう…
かつて老占い師に言われた、「会いたいと思う者のところへ向かうとよい」という言葉を思い出した。会いに行ける可能性のある唯一の人物は、自分が生まれる前に大陸で行方不明になった、祖父のミヤマ・マモル。彼の写真と、その裏に書かれた「30115」の数字を手掛かりに、わたしは大陸へ向かうことにした。
マリンビークルという小型船で、AIによる追跡が来ないうちにネオ・トウキョウを後にする。航海のお伴をするビークルを、わたしは「アルト」と呼ぶことにした。「30115」をもとに指定した「北緯30度、東経115度」の地点は「到達不能」。代わりに、最寄りのレフュージを目指して東シナ海を航行し、長江河口のネオ・シャンハイへ到着した。
第四次世界大戦後、寄るべき国を失い、核兵器、生物化学兵器で汚染された地上に残された約1億の民。彼らを収容すべく、国際連邦が建設した大型シェルターであるレフュージは、ネオ・トウキョウ、ネオ・シャンハイを含めて地球の30ヵ所に設置されていた。
レフュージの外には、国際連邦管轄外のAOR(Aliens Outside the Refuge)と呼ばれる居住民たちがいる。その大きなコミュニティーが、ネオ・シャンハイの対岸に存在することをアルトから聞かされ、わたしは長江を渡り、上海へ向かった……
※事情があって削除した長編を、少し再構成して、再び連載の形で公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 20:10:00
87681文字
会話率:23%