1話完結型の短編集です。
特定の文字を入れないリポグラムやパングラムなど、制限付きの作品を書いています。
基本的に掌編なので、隙間時間にどうぞ。
第1話から第18話までのルール。
タイトルでカギカッコに入った文字を抜くこと。
濁音、半濁音
、促音がある場合にはそれも使用不可。
例えば、第8話の場合には「つ」「て」「づ」「で」「っ」が使用不可。
第19話から第22話まで、特定の部首を含む漢字は使用不可。
第29話は、「紅の秋」企画参加作品です。
第31話は、「初恋」企画参加作品です。
第32話は、ヤオヨロズ企画参加作品です。
第42話は、「クーデレツンジレドンキュン」企画参加作品です。
第44話は、「インド人とウニ企画」参加作品です。
第46話は、「クリスマスに死体ごっこ」企画参加作品です。
※この作品はアルファポリスにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 20:02:27
65698文字
会話率:21%
貧乏ながら、正直をモットーに過ごしている主人公。
ある日彼女は、早朝から部屋をノックする音で叩き起こされる。
こんな時間に誰だよといぶかしながら開けたドアの向こうには、夜の蝶のようなオネエさんが張り込んでいて……。え、恩返しに来た? いや
、もう恩返しとかお腹いっぱいなんですけど。
超現実主義な主人公と、アクの強いオネエ、そして押しの強いおしかけ侍女と執事のお話。
こちらは、「ダンゴムシは押しかけ女房ならぬ、世話焼き侍女でした」の続編です。単体でも読めますが、先に「ダンゴムシは押しかけ女房ならぬ、世話焼き侍女でした」を読んでいただくとより楽しめるかもしれません。
この作品は、ちはや れいめい様主催「フラワーフェスティバル」に参加しております。
またアルファポリスでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-12 20:05:19
3714文字
会話率:40%
貧乏ながら、正直をモットーに過ごしている主人公。
ある日彼女のもとに現れたのは、以前に助けたはずのダンゴムシ。え、平凡地味娘に侍女として仕えたいってどういうことですか。お姫さまみたいな美少女に「お嬢さま」って呼ばれるとか、ちょっとした苦行な
んですけど!
超現実主義な主人公と、親切で押しの強いおしかけ侍女と執事のお話。
この作品は、ちはや れいめい様主催「フラワーフェスティバル」に参加しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 20:12:23
3174文字
会話率:37%
ある夏の夕方。綺麗な青いガラス玉を拾った音楽講師・湯川カナデは人と魔族の戦争が終結して間もない異世界・エストーリアに転移する。
鬱蒼とした夜の森の中、カナデは行方不明の父を探す家出少女・リュカと人々に拒絶されながらも諦めず、和平の道を模
索する魔族の青年・サーフェスと出会う。
東部王国の城下町でリュカと姉妹として暮らし始めたカナデは人々から疎まれるサーフェスを心配しつつ、異世界で生活していく為、音楽の仕事を模索し始める。
かつて武器を取った手で旋律を奏で、争いでバラバラになった人々の心を繋いでいけ、音楽——!
(2018年に一度投稿して、途中で挫折した物語のリメイクです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 22:21:34
37192文字
会話率:23%
昭和の激動の時代、ミツルは共産主義に燃えながらもその矛盾に苦しむ若者だ。「俺は共産主義者だが、共産主義が大嫌いだ」。この葛藤を胸に、彼の旅は始まる。山陰の小さな村で生まれ、双子の兄とは対照的な血気盛んな性格で育ったミツルは、桂陽大学で学生運
動に身を投じる。ベトナム戦争とアメリカの支配に抗う中、沖縄で出会った米兵の疲れた目と、魂を映すとされる神秘の砂が彼の運命を変える。 沖縄の砂を手に東京へ戻ったミツルは、砂を瓶に詰めて売るビジネスを始めるが、資本主義の壁に阻まれ失敗。次に挑んだ翻訳出版でも、偽物の出回りや資金難に苦しむ。だが、諦めないミツルは映画『暗闇の光』の製作に挑む。共産主義と資本主義の矛盾を映すこの映画は、砂の力で観客の心を掴む。エリカとサキのサポート、ネットのファンの力で、配給会社の圧力や訴訟を乗り越え、ベルリン国際映画祭で観客賞を獲得。 沖縄でのフェスを成功させ、砂の伝説を世界に広めたミツルは、自由の代償と戦い続ける決意を固める。魂を映す砂の光は、彼の葛藤と希望を照らし、読者に自由とは何かを問いかける。『燃ゆる砂』は、理想と現実の狭間で戦う男の物語であり、現代を生きる我々に響く魂の叫びだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 21:38:01
19028文字
会話率:40%
ーー少女は憧れる。熱気に包まれたライブステージに。
友人に連れられて初めて音楽フェス会場に赴いた霧雨三森は、会場を湧きあがらせていたとあるガールズロックバンドが発するロックンロールに、心身を震わせ衝撃という名の一目惚れをする。
やりたい
ことの一つや二つすらなかった少女の心が動き出し、いつか自分もバンドをやりたいと。フェスに出たいという夢を抱き、三年の月日が流れ少女は何も成し遂げられぬまま高校生に。
しかし観客が集まらない路地ライブやギター練習を重ねても知名度が上がらず、夢を諦めかけていた三森は、仕事を継いで欲しい両親の『二学期までにバンドを組み、ライブを成功させろ』という期限に追われる。
そんな窮地の中で彼女は一目惚れしたバンドメンバーの妹であり、内向的でいて力強いギターボーカルの北織六花との出会いを果たす。
だが六花が部長を努めていた軽音部は部員に裏切られる形で廃部。そこで三森は六花に再びロックの楽しさを共有し、一緒に夢を追う約束の元、再び軽音部を設立。
更には無事にベーシストとドラムも見つけ、念願のバンドを結成することとなる。
ーーこれは、バンドに憧れてロックの道に進む彼女の……同じバンドに憧れを持つ彼女たち四人の「ジーリオカンパネラ」が、小さな軽音部から始まり、音楽フェスで輝くまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 20:03:01
14762文字
会話率:45%
「雨のちハッピー!へっぽこ傘がくれた、最高に面白い天気予報。」
そよ風町に住むのは、アンティークな傘の姿をした気象予報ロボット、アメリー。彼女の天気予報はいつもズレるけれど、なぜかその「へっぽこ予報」が町の人々に思わぬ幸運と笑顔をもたらす
、奇跡のファンタジーが幕を開けます。
物語の核心は、アメリーの「予測不能なズレ」が、人々の固定観念を打ち破り、「失敗から新たな価値を見出す」ことの大切さを教えてくれる点です。主人公の小学五年生、ハルカは、念願の夏祭り「きらめきフェスティバル」の実行委員として、アメリーの突飛な「虹色の綿あめが降る」という予報に戸惑います。しかし、緑川校長の助言や、都会から来たデータ重視のイベント担当者、佐倉大輝がアメリーの予報に隠された「恵みの雨」という真の法則を発見したことで、祭りの準備は思わぬ方向へ。
「雷が轟く」というアメリーの予報が現実となり、大雨が降り注ぐフェスティバル当日。しかし、町の人々は、その雨が干ばつに苦しむ大地を潤す「恵みの雨」であることを知り、雨上がりの空に架かる七色の虹は、ハルカたちの「虹色の綿あめ計画」と重なり合い、祭りを大成功へと導きます。
この物語のテーマは、完璧ではないことの素晴らしさと、予期せぬ出来事への柔軟な対応力です。アメリーのへっぽこ予報は、私たちに、見過ごされがちな日常の「ズレ」の中にこそ、真の豊かさと喜びが隠されていることを教えてくれるでしょう。
本作品とあとがきはAIを利用して創作し、加筆修正しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 16:08:57
6277文字
会話率:6%
愛を叫べ、魔法を放て。
男が生まれなくなった世界。文明は崩壊寸前、各国はなんとか人工的な出産方法を編み出して生き延びたものの、世界は「女だらけ」になってしまった。
そんなある日、突然異世界から男が現れる。彼らは「流転者(るてんしゃ)」と
呼ばれ、世界全体で厳重保護されるレア存在に。しかも保護された流転者には、上流階級の女子たちがハーレム要員として群がるという、なんともお約束な展開が待っていた――さすが異世界!
だが、そこに立ち上がったのは庶民の声。
「上流階級だけズルい!」
怒涛の抗議、SNS炎上、国会紛糾……そして誕生したのが、世界中が熱狂する超ド派手イベント『世界告白魔法フェスティバル(告魔フェス)』!
これは魔法を駆使して、めいっぱい愛を告白し、流転者に「お前が一番だ!」と選ばれることで結婚権を手に入れる、夢の祭典。世界中の視線が集まる中、選ばれし少女たちと、異世界から来た少年シンジの運命が交錯する――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 18:01:01
80079文字
会話率:29%
2025年、海沿いの小さな町・星宮市は観光客が減り、寂れた星宮神社も参拝者を失っていた。神社の娘・葵は、町を元気にするためアイドル兼神主として立ち上がる。仲間と共にユニット「スターマリン」を結成し、地元フェスでライバル「マリンリリー」「ウェ
ーブクレール」とライブバトルを繰り広げる。5時間以内のSNSいいね数で勝負が決まる中、ライバルの嫉妬と水増しが発覚。葵は神主の祈祷と本音の投稿で逆転し、絆を深める。5年後、3組はトップアイドルとして東京ドームで輝き、#星宮フェスが世界トレンド1位に。星宮市に笑顔と活気が戻る、キラキラと葛藤の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 15:52:50
1889文字
会話率:0%
星見町の海辺に佇む絆ノキッチン学園は、プロのシェフを目指す若者と子供たちが料理で絆を学ぶ場所。だが、開発業者の圧力で町は消滅の危機に。16歳の星乃彩花は、母の思い出の「キラキラ星のオムライス」を武器に、町を救う料理コンテスト「星見キッチンフ
ェス」に挑む。ライバルの月島怜は、冷徹な天才シェフだが、心を閉ざしている。20品の料理が火花を散らす中、彩花の歌と料理が怜の心を揺さぶり、互いに惹かれ合う。二人は、陽太の純粋な応援と美咲の導きで、町の未来と自身の過去を賭けた戦いに臨む。料理は絆、愛は隠し味。星見町の運命と二人の心が、キッチンで交錯する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 19:47:31
4026文字
会話率:23%
星凛学園、かつて貴族が通い今は財閥の子女と外部生が共存する名門高校で、学園祭のEスポーツフェスティバルを巡り、生徒会は恋とゲームの戦場と化す。会長・高木翔真はEスポーツと学力で成り上がった外部生。副会長・九条琴音は財閥の天才令嬢。二人は「友
達として好き(Like)」と認め合うが、恋愛の「Love」と「結婚したい」願望を先に言った方が負けの心理戦を繰り広げる。翔真はゲーム戦略、琴音は猫パンツの質問や「今夜親がいない」などの誘惑戦術で互いを揺さぶる。一方、すでに付き合っている会計・美桜と書記・悠斗は「普通に告っただけ」と言うが、慎重に育んだ愛の過去が明らかに。二人の自然体が、翔真と琴音のゲームに影響を与える。風紀委員・凛花のツッコミがカオスを加速させ、恋と勝利を賭けた戦いが学園を熱くする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 10:58:14
3219文字
会話率:10%
生粋のバンドマンである怜音は異世界に転移し、異世界ミュージックフェスティバルと呼ばれる催しに参加して世界を平和に導こうとする。
最終更新:2025-06-13 17:31:31
1602文字
会話率:32%
《一行あらすじ》
最低な親に虐げられていた主人公だったが、手に入れた特級スキル『装備成長』で人々を助けて最高の仲間を得ながらダンジョンを攻略していく。
《普通のあらすじ》
寂れた鉱山の村で生まれた少年ミース・ミースリー。
彼は寝るとき以外
は強制労働をさせられ、父親はその金をすべて奪い取って酒代にしていた。
それでいて目障りという理由だけで焼きごてを当てられるという地獄の日々。
逃げ出すという思考すら洗脳のように奪われていてどうしようもなかった。
そんな最低な父親が、偶然村にやって来ていた10歳の領主令嬢を襲おうとしていたのを、ミースは初めて勇気を奮い立たせ身を挺し助けた。
彼女からお礼としてスキルガチャチケットをもらい、始まりの町へ向かって運命の女神からスキルを授けられる。
そのスキルは『装備成長』という聞いたことのないFランクのスキルだった。
周囲の貴族たちがSSRなどを引く中でミースは平民だとバカにされ、スキルもFランクということでハズレかとガッカリしていたのだが――実は限定フェススキルという意味のFだったのだ。
同じアイテムを合成して成長させることにより、ゴミアイテムの『ひのきの棒』でさえSSRスキルを複数付与できるという驚異的なスキルだった!
それにより初めてできた親友を助け、強引に婚約させられていた領主令嬢を救い、赤龍の古代兵器を入手し、悪魔を倒し、高難度ダンジョンでレアドロップを得てさらに強くなっていき――いつの間にか人々だけでなく世界を救っている話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 00:51:37
326186文字
会話率:43%
大人になって、一度描くのをやめたお絵かき。
けれど、とあるきっかけで再び描くようになった。
これはそんな私の、お絵かき復活後の成長記録。
いえ、たいした成長はしていないんですけどね……
なんかお絵かきしたら都度あげていくというゆるーい感じ
です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 08:10:00
157255文字
会話率:5%
先の魔王大戦から10年ほどが経過し、リバースレルムは安寧を取り戻していた。
リバースレルムでは、魔法文明が高度に発達しており、炎の剣を使う魔法剣士や、水を自在に操る魔法使いなど、様々な魔法使いたちが活躍している。
その中には、【リバースサー
フェス】と呼ばれる特殊な能力を持つものたちがいた。
しかし、近年リバースレルムで生まれた子供たちの間で、両親と同じ【リバースサーフェス】を持っている者が現れた。そして、2種類以上の【リバースサーフェス】を所持する者のことを【マルチ】と呼んでいる。
そして今、【マルチ】の能力をもつ精霊王女と魔導王子による、新しい【リバースサーフェス】の時代が幕を開けようとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 07:23:37
165605文字
会話率:51%
ブラック薬局で働く薬剤師が、なぜか魔法の廃れた世界へ転生?
かつて魔法全盛期の時代に発見された千年迷宮を管理する魔女によって立ち上げられた裏の組織【魔法開発局】で魔法使いとなる試験に参加することになってしまった。
前世の知識を活かしながら魔
法使いとなり謎の能力
【リバースサーフェス】を身につけて、魔法使いの頂点である魔導王(マグスロード)となって裏の魔法世界を平和統一に導くストーリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 06:00:00
388433文字
会話率:63%
小学校1年生の影山 夕(かげやま ゆう)は、雨に濡れた放課後の西階段で偶然、逆回転する古い映写機を見つける。母親から聞いた「フィルムを巻き戻すと、まだ撮られていない未来の景色が映る」という言い伝えに駆られ、自らハンドルを回すと――教室の風景
が逆再生で蘇り、黒板には「おくり火ざ」という不思議な星図が浮かび上がった。
翌日は、担任の古関先生による「星図の授業」で、クラスごとに“未来の教室”を撮影・編集することに。夕は友人の正夫(まさお)らとともに、逆巻きするプラネタリウム模型や図工室の絵の具を駆使し、自分たちの名前を灯りにした星図を完成させる。だが中心にはまだ、小さな空白があった。
学期末の「送り火フェスティバル」──体育館に集った全校児童の前で、昭和の開校式映像や班作品が上映される中、最後に流された合同映像で灯籠の光が空白を埋め、「夕」という一文字の星が燦然と輝く。映写機の逆回転と祭の灯が交差し、夕は母とともに川辺へ並んで灯籠を流す。闇に溶けた光は新しい星座となり、まだ見ぬ未来へと続く「送り火座」が完成したのだった。
登場人物紹介
・影山 夕(かげやま ゆう)
・年齢・学年:6歳・小学1年生
・性格・特長:好奇心旺盛で内向的な面も。小柄ながら芯が強く、時間や記憶の謎に心惹かれる。透き通るような紫の瞳と丸いほっぺたが愛らしい。
・大切なもの:母譲りの星座ペンダント/逆回転映写機を操作する小さな手
・影山(母)
・年齢・職業:30代後半、かつては図書ボランティアを務めたこともある
・性格・特長:娘を深く想う優しい母親。古い言い伝えや祭りの風習を語り継ぐ。レトロな映写機と灯籠流しの儀式を心に残す。
・大切なもの:紙製ランタン/檜油の香り
・古関先生(こせき)
・年齢・役職:50代前半、小学校教諭
・性格・特長:校史と映像資料を愛する温厚な指導者。児童の創造力を引き出す特別授業「星図の授業」を企画。
・大切なもの:木箱入りのフィルムリール/開校式の記録映像
・正夫(まさお)
・年齢・学年:同じく小学1年生
・性格・特長:クラスのムードメーカー。女子にも男子にも友だちが多く、思いつきのアイディアを素直に提案する行動派。
・大切なもの:タブレット(撮影用)/金魚袋風の灯籠折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 01:18:29
7270文字
会話率:23%
ゴシックな雰囲気が漂う街の片隅で、落ちこぼれのロックンローラー・風斗(ふうと)は今日もボロい楽器を掻き鳴らしながら夢を追っている。ドラム担当の火煉(かれん)は女性ながらパワフルなビートを叩き出し、ベーシストの山河(さんが)はマイペースだが地
に足のついたフレーズでサウンドを支える。金無し・コネ無し・実績無しの底辺バンド――通称“風in火山PJT”は、明日の飯代にも困りながらも「ロックンローラーはアキラメナイ!」を合言葉に可能性を信じていた。
そんな彼らが目をつけたのは、国内最大級のバンド大会“ロイヤル・ロック・フェス”。場違いと笑われようが、まずは予選にエントリーしてやろうと奮起する。やがて出会ったのは、殆ど白に近い淡い金髪を持つソロシンガー・鈴楓(りんか)。クリアな歌声を武器に活躍中の彼女は、荒削りな風in火山PJTの音に興味を示し、意外にもコーラス参加を申し出る。また、赤髪のプロデューサー・悠栄(ゆうえい)の協力を得ることで、演出やアレンジ面を一気にレベルアップしていく。
一方、絶対的な人気を誇るライバルバンド“フレキシブルローゼス”と、そのマネージャー・林音(りんね)の存在が彼らを強烈に意識させる。冷ややかな態度を取りながらも、どこか矛盾を抱えている林音。彼女はフレキシブルローゼスの華々しい成功を支えつつ、風斗たちの“捨て身のロック魂”に興味を隠せないでいるようだ。
次々と立ちはだかる試練や勝ち上がっていくステージの過程で、風斗たちは挫折や恋心に揺れながらも踏みとどまる。シャワールームをめぐるちょっとしたハプニングや、練習不足を補おうとする必死なアピールなど、青春らしい騒がしさとコメディ要素が織り交ざりつつ、やがて迎える決勝舞台――。観客を巻き込むほどの熱狂的なサウンドで彼らは本当に頂点へたどり着けるのか? そして林音や鈴楓との関係はどう変化していくのか?
諦めずに走り続けるバンド仲間の奮闘と、揺れる恋模様。
“風in火山PJT”の熱いロックが、誰もが笑うはずの逆境を覆し、奇跡を掴み取る青春エンタメストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 01:18:26
14337文字
会話率:46%
ミライは働き詰めの看護師。毎日の残業と膨大な仕事に追われる生活に、限界を感じていた――
そんなある夜、帰宅して扉を開けた先に広がっていたのは、見知らぬ草原だった。
持っているのは古いノートと、少しの勇気だけ!?
異世界に転移してしまったミ
ライは、倒れていた獣人の青年・ルタを助けたことをきっかけに、亡き祖父がかつて営んでいた“こもれび亭”を、この世界で再び開くことを決意する。
料理と笑顔で癒しを届ける、ミライとルタの異世界カフェストーリー、開店です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 07:01:37
11896文字
会話率:50%
迷探偵フェスタはバカである。
フェスタは異能力を持っている。その能力とは。
『事件の証拠を一つ、世界から完全消失させる代わりに、事件に関する情報(ヒント)を一つ得る』
というもの。
どの証拠が消失するかは選択することができず、
なにより名探偵は『バカ』である。
数少ないヒントで犯人を導き出す芸当なんて当然できるはずもなく、どの事件に際しても、『犯人を特定』するまで、世界から証拠を消失させてしまうのだ。
立証のための証拠すら。
だが、バカにはバカのやり方ってもんがある!
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-07 04:53:29
5143文字
会話率:27%
二度目の人生を歩む少年 陽介は、「異世界と繋がった現代日本」で、異世界からの留学生である少年エルフ、ファルグリンと同級生になる。
美形だが尊大で人間差別的な言動も厭わないファルグリンだが、どこか憎めない彼と陽介は友人として交流を深めていた
。
そんなある日、ファルグリンは初めて食べた抹茶パフェに「人間が作ったとは思えないほど美味」「実に罪深い」と衝撃を受ける。これをきっかけに、エルフの独特な食文化観を持つ彼は、陽介を巻き込んで現代日本の「和風スイーツ巡り」を開始する。
老舗の和菓子、モダンなカフェスイーツ……様々な「罪深い」和スイーツに触れるたび、ファルグリンは驚きの声を上げ、陽介はそれに戸惑いつつも面白く付き合う。価値観の違いに触れ、ツッコミと感心の応酬を繰り返す二人。スイーツを通して異文化理解が進む中で、彼らはそれぞれの世界の「普通」を知り、お互いの存在が、この少し不安定な世界でかけがえのないものになりつつあることに気づいていく。
これは、一度人生を終えた人間と、永い時を生きるエルフが、甘くて「罪深い」和風スイーツを味わいながら、友情と絆を深めていく、ほのぼのユニークでちょっぴりエモい物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 07:10:00
9909文字
会話率:49%
魔法と文明が交錯する世界《ヴィレリア》。
その中心にそびえる魔法学園、アカデミア・ルミナリス。
小さな村から旅立った少年、キリヌス・アリオスは、憧れの地に足を踏み入れた。
彼が手にするのは、誰もが生まれながらに授かる固有の魔法式「天恵陣」
と、自身のマナの基本操作のみ。
──彼には致命的な欠点があった。
契約魔法―世界と契約を結び、現象や物質を操る魔法を、どうしても使えないのだ。
才能に溢れる学園で、努力と失敗を繰り返す日々。
地道な鍛錬を武器に、
キリヌスは「自分だけの魔法の道」を探し続ける。
そして訪れる、初めての大舞台──
夏の祭典《フェスティム・アレス》。
友情、ライバル、試練、勝利と敗北。
交錯する想いの中で、彼の歩みは少しずつ確かなものになっていく。
そして、迎える冬。
誰もが胸を高鳴らせた学園祭の日――
世界の秘密に触れる、運命の扉が、静かに開き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 13:13:09
29277文字
会話率:26%
この物語はあくまでサイドストーリーであり、本編とは異なる。
「もし比企谷たちがバンドを組んだら?」――そんな仮定のもと、小説化してみた。本編には登場しない人物も出てくるが、キャラクターの描写はできる限り本編に寄せるように意識した。自己満足で
作った部分も多いが、楽しんでもらえたら幸いだ。
高校生活の歪んだ美学を貫いてきた俺――比企谷八幡は、ある日ひょんなことからドラムの天才・藤沢克樹にバンドへ誘われる。
まさか自分がステージに立つ側になるとは。しかも音楽フェスの代表として――。
だが、事態は一筋縄ではいかない。奉仕部はメンバー探しに難航し、音楽フェスをめぐる期待とプレッシャーが彼らを追い詰めていく。
頼るべきか、突っぱねるべきか。
“成長”とは、誰かに認められることなのか――それとも、自分で選び取るものなのか。
今、俺たちはバンドを通じて、答えを探していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 00:24:01
59589文字
会話率:59%
高校生ユウトは、友人のアカリに誘われ「サマービーストフェスティバル」に参加。金のライオンと銀のオオカミの着ぐるみを着て楽しむが、3時間以上脱がなかったため、着ぐるみと融合してしまう。ライオンとオオカミになった二人は森に逃げ込み、謎と運命に立
ち向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 01:23:22
1486文字
会話率:0%
小さな町の片隅にひっそりと佇む「にまいる動物病院」。その風変わりな名前は、新約聖書の一節から着想を得たという噂を呼び、町の人々の間で謎めいた伝説となっていた。
院長は、クリスチャンとして漢方や鍼灸に情熱を燃やす、何とも個性的な医師。彼と共に
、好奇心旺盛な看護師・木口優愛、地道に粘り強い藤本絵里、クールな藤田友里、几帳面な村田雅子、情熱あふれる夢藤麻美、そして敏腕トリマーの「師匠」や、頼もしい新人「弟子」、そしてキャバ嬢風の看板犬ひまわりといった、風変わりなスタッフたちが勢ぞろいし、日々ペットたちの健康を守る奮闘劇が展開される。
物語の中心となるのは、院長の家に住む19歳の黒サビ猫「ミー様」だ。どこか不思議なオーラを放つミー様は、スタッフの間で「タヌキ」と呼ばれ、時に「猫又では?」という噂までささやかれるほど。だが、毎朝4時に「ニャーニャー」と院長を起こし、朝食を要求するその姿は、厳しさとユーモアが絶妙に混ざり合う、まさにこの病院ならではの風景であった。
ところが、ある日ミー様に慢性腎臓病の兆候が見られ、院長は最新のホモトキシコロジーに基づく「SUC治療法」(Solidago compositum、Ubichinon、Coenzymeの3成分の力で、豚の臓器製剤が腎機能を持ち上げ、毒素を解毒する)を大胆に展開。注射とそれに伴うコミカルな「イカ耳」(怒りを露わにして両耳を伏せる独特のリアクション)も交え、ミー様は着実に回復していく。
しかし、SUC治療開始から約1年後、再びミー様の元気が衰え始めたため、院長は伝統医学のワザとして鍼治療の導入を決意。普段は懐疑的だった木口も、その効果を目の当たりにして認識が変化し、伝統医療への信頼が芽生えていく。脾兪と腎兪というツボを刺激することで、内側からの解毒と腎機能の強化を図るこの新たな試みに、スタッフ一同の士気も高まる。
この奇跡の回復劇は、町に笑いと希望を運び、「にまいるフェスティバル」という年次イベントとして結実。スタッフやペットたちが、ミー様の奮闘を題材にしたショーやコントで町の人々を魅了し、にまいる動物病院は単なる治療の場から、笑いと絆、そして健康の象徴として生まれ変わるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 18:38:08
2934文字
会話率:0%
Grandmenuのボーカル三上が、香澄に出会う前、フェスに行く前、会社員で結婚して離婚していた時系列。離婚した妻との息子の物語。
たまたま家に居合わせた母親が聴いていたスマホの音楽。この音楽で家族の物語が走り出す。
聡は高校生の設定でし
たが、高卒2年目の印刷オペレーターに変えました。アメリカに住んでいるというのも日本にしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 13:26:21
8806文字
会話率:47%