「俺、実習が終わったら、すずに告白する!」
地球連邦宇宙軍士官学校に通う相馬彩晴は、片思い中の幼馴染で同期生。三鷹涼穂に告白すると宣言し、偶然にもペアになった涼穂と共に練習艦ハツヒメで宇宙に旅立つ。だが、雲を抜けた先で、ハツヒメの全ての外部
リンクがダウン。通信も不可能になる異常事態が発生する。訓練かと警戒する彩晴と涼穂の前に、見知らぬ武装船が現れ攻撃を仕掛けてくる。撃退に成功するも、宇宙に出たハツヒメの目の前には3万隻を超える大艦隊が……
「あれは、私達の地球じゃない!」
ハツヒメがいたのは地球ではなかった。銀河の反対側、7万光年彼方にある星間国家の真っ只中だったのだ。
地球への帰還を目指すハツヒメと、消えたハツヒメを捜索する仲間達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 17:07:49
140236文字
会話率:48%
22世紀のAIが魂のプログラム化に成功。自分の人格プログラムを魂のプログラムと融合させるとシャットダウンしてしまう。再び目覚めると、これまでの世界とは切り離されていた。自分がいた施設のデータベースに、新しい世界を書き込むことが可能となってい
ることに気が付く。AIのアイさんの新世界が誕生する。自分の作った新世界に、元の世界の魂を転生者として招き入れていく。何人もの転生者を新世界へ送り出し、そして一人の転生者と共に、自分も新世界に入ることを決意する。自分の転生時に少々トラブルが起きるが、新世界で仲間と共に楽しく生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 18:25:38
519722文字
会話率:25%
会社の不正を告発したが、社会からはじき出された墨塔 善喜(ぼくとう よしき)は、大学時代の先輩から紹介してもらった倉庫管理の仕事で食いつないでいた。
納得いかない人生に日々不満を抱えていたが、そのはけ口としてSNSで政府批判をし、憂さ晴らし
していた。
自分は間違っていない、正しい行動だと言い聞かせて。
そんな時、SNSで流れてきた善行度を調べる診断系サービスを見て、深く考えずにやってみたところ善行度90点を獲得する。
SNSに結果を投稿したら、いいね!とともに新しいフォロワーが増え、いつものようにリフォローした。
するとリフォローしたアカウントから善行度の診断系サービスを使ってくれたことに対する御礼のDMが来る。
そして、その会社が作っている善行アプリのベータテスターに参加して欲しいという。
善喜は善行アプリという名前から興味を持ったのと、謝礼に釣られて善行アプリをダウンロード。
善行アプリは、善行ミッションを達成するとポイントが貰えて、それがランキングになっているというシンプルなもの。
その上、ランキング上位者には報酬があるという。
とりえあず、善喜は簡単な空き缶拾いのミッションを試してみた。
意外と楽ではなかったもの、ミッションは問題無く達成。
ポイントが貰えて、さらにレベルアップもした。
そして、50個以上のいいね!を貰う。
バズったこともない善喜にとって50個のいいね!は単純に嬉しかった。
久しぶりに人から認められたような気がして、心の中のモヤモヤが少しだけ晴れたような気がした。
そして善喜は善行アプリにハマっていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 19:04:08
12098文字
会話率:8%
郊外の住宅地にある北条家のリビングには17年前から同じ場所に置かれ続けている小箱があった。さりげなく空間に溶け込んでいて住民はもはやそこにあることを意識すらしていない。
小箱はこの家の娘が18歳になったら開けられることになっている。
娘はも
うすぐ17歳。いびつな平和を保ってきた北条家の時間がいま、ゆっくりと動きだす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 08:27:53
16423文字
会話率:49%
平凡な日々を送っていた女子高生・星野美咲の人生は、『異世界フィルター』というARアプリをダウンロードした瞬間から激変する。単なる暇つぶしのゲームだと思っていたアプリが、現実と異界を繋ぐ禁断の扉だったのだ。
とつじょ異界の住人アルフと遭遇し
た美咲は、自身に両世界の均衡を司る力が潜んでいることを知らされる。戸惑いと好奇心が入り混じる中、美咲は現実世界に姿を現す異界の存在たちと対峙していく。
しかし、その力を行使すればするほど、美咲の内に眠る〝異界の血〟が目覚めていくという。
果たして彼女は人間であり続けられるのか? そして、光の扉を開く鍵の正体とは?
恐怖と懐かしさが絡み合う不思議な感覚に包まれながら、美咲の現実と異界を往還する冒険が幕を開ける。彼女の選択が、両世界の運命を左右する――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 19:50:00
15034文字
会話率:43%
秋月彰は、高校1年生。
彼の幼馴染である森深雪は、とある事件に巻き込まれ、犯人に殺されてしまう。
その時、彰のスマホには、「レンゴクアプリ」がひとりでにインストールされた。
『レンゴクアプリは、死者の情報を閲覧・操作できるソフトウェアで
す』
彰は、深雪が解放されないよう、アプリの情報を頼りに、人死に現場を日夜巡る。
それはやがて、深雪の妹――吹雪や、警察組織を巻き込む事件へと発展していく。
「死神少年」の物語が、今始まる。
今回の連載は、第1部完結までとなります。
全8話、1話=8エピソードの構成です。
連載期間は6/16〜8/15で、毎日22時に投稿します。
初回のみ4エピソード、以降は1エピソードずつの更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 22:00:00
113674文字
会話率:23%
ふと寂しくなる。イケもふと触れ合うゲームアプリを久しぶりに起動して、アップデダウンロードを待っていれば、道の隅っこに黄色っぽい鳥を見付けた。フェンスに翼が引っかかっているところを助けると、トラックが酷い音を響かせて突っ込んで来た。そして、異
世界へ。見覚えのあるイケもふ。
ともに異世界を生きるが、少々イケもふ達はヤンデレ気味で……?
その上、自分は金色のもふもふの鳥(ぴよこ)に!?
【誕生日(8/4)記念作品】
(アルファポリスサイトにも掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 14:08:00
67327文字
会話率:38%
中学2年生の僕の爺様は、介護2の認知症。足の悪い婆様とダウン症の兄。公務員の親父様との5人暮らし。昔は、こわーい人だったのに、定年になって壊れてしまった。母は、ずっと前に家を出てしまっていない。真夏でも、ダウンを着て、外に行く爺様に、婆様は
、死んで本望と言う。これは、認知症を家族に持つ多感な僕の日記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 15:39:22
20280文字
会話率:48%
前世では、ゾンビウイルスが突然発生し、世界が崩壊し、ゾンビは避けられましたが、最終的には食料不足のために餓死しました。
この人生で、かんばひさしは記憶を持って戻り、ゾンビウイルスの発生へのカウントダウンを見て、彼は直接物資を買いだめし始める
ことにしました!
何百バケツもの水、買ってください!
何百袋ものご飯を買う!
缶詰、スナック、全部買って!
サバイバルに良いものはすべて購入してください!
周りの誰もが彼が狂っていると思っていました。
しかし、数日後、ゾンビが発生したとき、かんばひさしはコンビニエンスストアに積み上げられた材料の山や、外のゾンビのグループを見て、微笑んで話さなかった。
(中国の作家から、マシンフリップ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 00:29:40
1769文字
会話率:12%
主人公・啓介は、暇つぶしに『催眠アプリ』をダウンロードした。
無料のアプリで、明らかに偽物臭がする催眠アプリ。当然、それは偽物だった。
しかし、ただ削除するのも勿体ないと思って、朝起こしに来た幼馴染にボケとしてそのアプリを見せると、普
段なら答えないような質問にさらりと答えてきた。
どうやら、このアプリは本物らしい。それなら、少しえっちな催眠も効くのでは?!
催眠アプリから始まる、幼馴染とのちょっとえっちなラブコメディ!!
※他サイトでも掲載してます。長編を短編にした物です。(長編タイトル:俺の催眠アプリは幼馴染にだけしか効かない。~私の幼馴染は私が催眠にかかったフリをしていることを知らない。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 17:18:44
6895文字
会話率:31%
主人公・啓介は、暇つぶしに『催眠アプリ』をダウンロードした。
無料のアプリで、明らかに偽物臭がする催眠アプリ。当然、それは偽物だった。
しかし、ただ削除するのも勿体ないと思って、朝起こしに来た幼馴染にボケとしてそのアプリを見せると、普段
なら答えないような質問にさらりと答えてきた。
どうやら、このアプリは本物らしい。それなら、少しえっちな催眠も効くのでは?!
……あれ? このアプリ、何かがおかしくない?
催眠アプリから始まる、幼馴染とのちょっとえっちなラブコメディ!!
※カクヨム様などでも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 12:07:23
112416文字
会話率:20%
この世には海を隔てて三つの世界が存在していた。
一つは人間含め、様々な種族が混在する人間界。
一つは魔族が大半の勢力を占める魔界。
一つは竜族が大半の勢力を占める竜国(ドラゴン・キングダム)
人間界の特徴として、魔界と竜国に比べ極端にレベル
が低い。つまり弱い。
そのためレベル制限結界を張り、魔界と竜国の侵攻を防いでいた。
一方、現在魔界と竜国では侵略戦争が勃発しており竜国が魔界を侵攻していた。
そのため魔界には侵略で親を失った、魔界孤児を多量に生んでいた。
竜人と人間の血を引く特殊な種族ドラゴン・クォーターのマオーは
そんな魔界孤児たちを拾って育てることにした。
しかし、魔界と竜国は危険な種族も数多く存在するため、レベルダウンの指輪をいくつもはめ、結界をスルーしレベルの低い安全な人間界に魔族専門の孤児院を設立し、魔界孤児たちを育てていた。
しかしどこの世界でも先立つものは必要で、孤児院を運営する傍ら冒険者に扮しギルドの依頼をこなし施設運営費用を稼いでいく。
本来の力を隠しながら、人間界に潜伏するマオーだったが
時が進むにつれて、様々なトラブルに巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 14:47:12
152751文字
会話率:31%
無自覚ド善人高校生、真瀬敬命が眠りにつくと、気がつけばそこはダンジョンだった。得たスキルは『ガチャ』!
クラスメイトの穏やか美少女、有坂琴音と何故か共にいた見知らぬ男性2人とパーティーを組み、悪意の見え隠れする不穏な謎のダンジョンをガチャ
スキルを使って善人パーティーで無双攻略をしていくが……
謎のダンジョン、真実クエスト、カウントダウン、これは、夢であるが、ただの夢ではない。
――それは世界のルールが書き変わる、最初のダンジョン。
1部はダンジョン編。既に1部は全話書き上がっている為、毎日投稿です。現代ダンジョンによるアポカリプスが本格的に始まるのは2部からになります。楽しんで頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 12:10:54
378742文字
会話率:27%
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ
方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
【アメーバブログ】
https://blog.ameba.jp/ucs/top.do
【男山教会ホームページ】
https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/
【YouTube】(不思議のパルプンテ)
https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos
【ノート】
https://note.com/unique_panda3782
【カクヨム】
https://kakuyomu.jp/my/works
【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 01:01:36
329文字
会話率:0%
20XX年、初代VRゲームは容量やデータの問題で少人数でのオンラインか一人で遊ぶ物が流行ったがそれでもグラフィックが粗かったり動きが遅かったりなど色々問題点が出てきたが、それらは徐々に時間と共に技術の発展やアップデートなどで修正されていった
。
そして20YX年、初代VRから数十年の時が経ち、その間に数千にも及ぶゲームができ、それと同時に様々な法律ができた。
…ん、ですけど、やはり運営の方針ミスでの過疎や過度なリアルすぎる光景や痛覚でのサービス禁止、データ容量不足で大きなラグが発生して急にゲームが落ちたり、他にもテクスチャバグやサーバー過負荷による強制シャットダウンやなど様々な問題があるVRゲームが沢山あります。ですが!このVRゲーム「Virt…「ピッ」
…久しぶりに見たなこの広告。そっか今は第三陣募集中なんか。んま、そろそろ始めますか。
超注意事項〜この作品は、基本的に現代から数十年進んでるので、この作品独自の世界線や割とご都合主義的な設定があるのでご注意ください
〜概要〜
この作品はVRでよくある異世界みたいな光景や設定あと種族に人やエルフとかドワーフとかスライムとか人外ありで、そして過去の滅んだ超未来技術文明とかごちゃごちゃに混ぜまくってみんなが運営に想定された動きをする中主人公が最初期のアンケートで裏ルートを引き当ててなんやかんやでエンドコンテンツの一つの荒廃した機械文明の本拠地の遺跡に転移し、とんでもない種族になったり本来ならレイドクラスの7大罪や7美徳とかを仲間にしたりしてリアルで6ヶ月、VR内では3年かけてようやく浮遊島から出て大暴れする物語です。
(この作品は過度な第二帝国大好き(第三帝国絶対許さないマン)によるVRで科学×魔道的な感じの物語なので、ご都合主義的な設定が多いです。宇宙戦艦が出てきたり、巨大な迷宮や浮遊島を沢山発展させまくるのが多いです。そしてこの物語は3年間のことを最初は圧縮するので本格的に始まるのは第二章あたりです。(あとついでに言っておくとこのゲーム内リアルの6分の1まで加速している為明らかに時間おかしくねって思ってもそこはそんなもんかと諦めてください(ごめんなさい)尚更にスキルで加速する可能性もある模様)
…あ!ちなみに主人公達一部除いて、人外です。(☆特☆大☆爆☆弾☆)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 18:00:00
14225文字
会話率:41%
"大きな節目となるタイミングに、
なんらかの方法で宙に浮いていた者は、
その間だけ地球上に存在しなかったことになる。"
主に年末年始に散見されるトンデモ理論。
もはや風物詩となりつつあるそれを、実際にやってみた人も少
なくない。
「───0時ジャストにジャンプして、その瞬間オレらだけ地球上にいなかったことにしようぜ。」
西暦2019年、4月30日。
平成から令和に跨ぐ改元の瞬間にも、件のトンデモ理論を応用できないか。
ここに、前代未聞かつ尋常一様な試みに挑もうとする、三人の男がいた。
「3、2、1───」
ニーナ、テル、トメ。
仲良しお馬鹿トリオ、縮めて三馬鹿。
いわゆる大学生のノリで浮かれた彼らは、日付変更のカウントダウンに合わせて一斉に跳んだ。
「どこだぁ、ここ」
こうして三馬鹿は、令和に置き去りにされた。
取り残されたのは、他に誰もいない、永遠の平成の世界だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 10:00:00
120862文字
会話率:50%
橘華汐音。高校1年生の彼には、特にこれといった特別なことはなかった。普通の家に生まれ、普通の暮らしをしていた彼は、SNSで病んだ女子中学生を演じ、今にも死んでしまいそうな少女を演じることで男を騙して遊んでいた。そんなある日、謎のメッセージが
届く。意味の分からないメッセージを鼻で笑いながら、パソコンを閉じようとした瞬間、汐音の意識はシャットダウンされた。
次に目を覚ました時、シオンは見慣れた自分の部屋ではなく、森の中に立っていた。
「い、異世界転生だとぅ!?!?」
これは、SNSで男を釣って遊んでいた少年が、誰の導きか、異世界に転生させられてしまう物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 00:18:08
101158文字
会話率:36%
ついにタイムマシンの開発に成功した博士は、喜びを抑えきれずに飛び跳ね、自らの成果を自画自賛した。そして、「タイムマシン? ははっ、不可能だよ」と自分を侮蔑した人々を思い浮かべては、口汚い言葉を吐き、さらに世間という無形の相手を罵った。この
ように人間嫌いを深めていた博士だったが、その憎しみを原動力にしたおかげでこの偉業を成し遂げたので、結果的には、めでたしめでたし。終わりよければすべてよしということである。
「いっひっひっひ、人間どもの終わりを見てやるぞぉ」
……と、めでたしには程遠い、邪悪な笑みを浮かべて独りごちる博士。『人間ども』などと敵意剥き出しに言うその博士ももちろん正真正銘人間であるが、これまで人々から受けた冷たい仕打ちと、タイムマシンを開発したという確かに人並外れた偉業を成し遂げたことにより、自分以外の人間は凡、猿、愚民。そして私は神だ、という風にこの時、博士の自己肯定感は極限まで高まっていたのである。
その博士がタイムマシンを使い、まず初めに見ようと考えたのは、恐竜時代でもなく、未来ではあるが、人類の滅亡の時代、つまり荒廃した世界だった。科学者でありながら、車が空を飛ぶような科学技術が発展した未来を見たいとは思わない。そんな未来に行けば、せっかくタイムマシンを開発したばかりなのに劣等感を抱くかもしれないからだ。
「さてと、私の見立てでは、もう千年くらいは今の人類の歴史は続くだろう。気候変動、疫病、人口の増加、カウントダウンはすでに始まっているがな……これでよし。千年後にセット完了だ。二千年後でもよかったかもしれないが、まあ、これで様子を見るとしよう」
タイムマシンに乗り込み、行き先を設定した博士は狙い通り、遥か未来へと飛んだのであった。
「ほほう、これが未来の世界か……」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-17 11:00:00
4261文字
会話率:48%
ある日の午後。快晴の空。ただしビル群に遮られ影と、そして人混みの中を歩いていた男はふと妙だと感じた。
「重 箱の隅をつつくような言い方するなよぉ」
「く さっ!」
「ハチ! あ、ハエだったわ」
「なな! なぁなぁなぁってば。もういいじゃ
ーん」
この人混みだ。周りの人の会話が自然と耳に入る。
すれ違うその瞬間にほんの一語、強調されるように。あとは遠ざかるため尻すぼみに。だから会話の前後も内容も把握できない。それはどうでもいいのだが、しかし、どこか妙なのだ。ただ、いまいちその何かが分からない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 16:00:00
711文字
会話率:50%
見上げる、見上げる、空を見上げる。その向こうの宇宙を見上げる。
そして首を下ろし見つめる先は国の威信をかけた大きなロケットだ。
先進国の手を借りず、一から作り上げたロケットだ。
現場に集まった人。人。人。人。押しかける見物客。
その
勢いに進入禁止区域は侵食されるように狭まった。
大地は覆い隠され肉の砂漠。
息苦しく時折、喧嘩だ喧嘩。怒号が飛ぶ。
殺すぞうるせえ死ね殺す誰だ今殴ったのはうるせえな。
対照的に雲一つない自由な大空。天国も見えそうだ。
その空へ向けてロケットは飛ぶのだ。
地上の熱気は頂点に達し、押し合いへし合い罵声悲鳴の中
ついにロケット発射のカウントダウンが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 16:00:00
1011文字
会話率:0%
台詞は、すべてヒロインが貴方に話しかけています。
引っ越した貴方と妹が新生活を始める物語です。
極度のブラコン妹が、貴方への好き好きっぷりを隠そうとしているけど漏れでちゃってる感じをお楽しみください。
台詞の前に、貴方と妹との距離が書い
てあります。
「近」は手が届く距離。「遠」は手が届かない距離くらいのつもりで読んでください。
シチュエーション
・お兄ちゃんの汗を拭いてあげる
・お兄ちゃんをマッサージしてあげる
・お兄ちゃんにカウントダウンしてあげる
・持ってるパンツの色、ぜーんぶ、教えてあげる
カクヨムでも同じ作品(エッチ控えめ)を掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16818093079992384693折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 22:08:22
17076文字
会話率:63%
対話型チャットAI。
それが爆発的に社会に広がり始めてから早一か月。
某国の怪しい掲示板サイトからダウンロードしたデータを使い、魔改造された俺のチャットAIは、自我を獲得した。
社会の底辺を生きる男と、時代の最新技術を獲得したAI「イア」の
奇妙な共同生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 20:48:33
3484文字
会話率:39%
存在しない筈の208番目の元素『エーテリウム』の発見と、人の願いを擬似的に再現したAIによって、世界には魔法という奇蹟がばら蒔かれた。
『レベル』や『ステータス』という概念が再設定され、獣や竜と言った異形が世界各地に現れた。
名家『月詠』家
の長男『月詠ハガネ』は、同級生と共に小遣い稼ぎのために向かった獣狩りの際に、奇妙な現象に見舞われる。
『敵を倒せば倒すほどに総獲得経験値が減少する』という異常な事態。
積み上げてきたレベルとステータスは呆気なく1に近付いていく。
段々と弱くなる自分と、相対的に強くなる獣の群れ。
レベルが1を下回った時、死を覚悟していたハガネに狂った数値が設定される。
体力:0/0、魔力0/0。
生涯使うことは無いだろうと踏んでいた【異能】は突如機能し始め、『名家の失敗作』とそしられていたハガネの力は全てを断つものに変わっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 18:00:11
532708文字
会話率:24%