「私を守ってくれますか?」
一人の聖女が、元傭兵の大罪人を護衛に選んだ。
それにはある理由があった。
彼にも彼女を守る理由があった。
素直に告げられない二人の旅路の行方は...
最終更新:2023-09-16 14:44:41
74659文字
会話率:43%
【注】【性的表現がある物語になります。苦手な方はご遠慮ください。】
「残念ですが、このまま治療を継続すると皆月さんの体に負担がかかります。なので、これ以上は出来ません。それに、これだけ副作用の少ない薬で副作用が出るのを考えると、これ以上の
治療は無理だと諦めて下さい」
「わかりました」
その日、私の希望は絶望に変わった。私は、お会計を済ませてトボトボと待ち合わせ場所に歩いて行く。
ランチをする店につくと、ニコニコと雪乃が手を振っていた。
「遅かったね」
「ごめんね」
「大丈夫だよ」
雪乃と一緒に席についた瞬間だった。
「私、赤ちゃん出来たの」
「お、めでとう」
「ありがとう」
「よかったね」
私は、パクパクと餌をねだる鯉のように口を動かしていた。そして、雪乃はそんな私を気にすることもなく続けてこう言った。
「治療で、出来たのよー!凛も治療しなよ!私の周りも皆出来てるよ」
「考えてみる」
自分の口から、咄嗟に出た言葉に呆れる。
.
.
そんな私の中の絶望を救ってくれたのは、この愛でした。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「悪いけど、結婚するから辞めるわ」
「バンドしながらだって出来んだろ?」
「拓夢、ガキ育てなきゃなんねーんだよ!片手間でなんか無理だよ!夢なんか追っかけれんのは、守るもんもたねーからだよ」
「だけど、智天使(ケルビム)を送り出した事務所が、もっかい会って演奏聞きたいって言ってるんだよ!メジャーかもしれないだろ?智」
「今の仕事捨てて、デビュー出来たって!安定した収入得るまでに、どんだけかかると思ってんだよ!俺には、拓夢と違って家族がいるんだよ!わかれよ」
智は、そう言って喫茶店を出て行った。
そこまでやってきていた、希望は絶望に変わった。
.
.
.
そんな俺の中の絶望を救ってくれたのは、この愛でした。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
この愛が間違っているのなんてわかっている。
切望すればする程に絶望の色が濃くなる事を知っていますか?
いけないと言うのならば、答えをもらえませんか?
アルファポリス、カクヨム、でも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 18:00:00
709293文字
会話率:61%
俺は、あの日君を見つけた!
体が、勝手に動いていた。
【プロローグ】
今日、俺は死にました。
何故、死んだのかって?
時間を巻き戻すべきかな…
ああ、そうだ!
死ぬのが、決まった時から戻った方がいいかな?
俺がいる世界には
、一つのルールがある。
その一つだけは、けして破ってはならない。
.
.
.
.
.
ただ、真っ直ぐに俺は、君を掴まえていた。
きっと、君は俺を知らない。
知らないのは、わかっているけれど…。
この愛を、君へ…。
ファンタジー、短編小説になります。
アルファポリス、カクヨムでも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-18 10:20:42
54046文字
会話率:57%
隣の芝生は、果たして本当に青いのか?
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「何で、こんな人生なの…。何で、こんな人生なの…」
「どうして私だけ、どうして私だけ、手にする事が叶わないの…」
肩が、ぶつかった。
「えっ?」
「いや」
ゴ
ロゴロと土手を転がる私と知らない誰か………。
ゴンッ……。
死ぬの?こんな人生で?
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
澄みきった青空を見つめながら、私は彼女を思い出していた。今頃、生きているのだろうか?どうしている?望んだ人生は、幸せ?あなたが欲しかった人生だったでしょ?
「葵、帰ろう」
「うん」
私は、幸せだよ!この手を放したくないほどに…。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「ママ」
「帰ろう」
「うん」
望んだ人生だったけど、驚く程に不幸が染み付いていた。私は、許されるのならばこの人生は選びたくなかった。
それでも、もう進むしかないのだ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
一人の女の絶望と一人の女の切望が、重なり合った時…。それは、起こった!
切望は、幸せに変わり、切望は絶望に変わった。
短編小説になります。
アルファポリス、カクヨムに投稿させていただきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 14:23:52
61479文字
会話率:63%
どこかにあるという、摩訶不思議な場所『時代管理局』。公的機関なのか私的組織なのかは全く不明なのだが、その場所ではその名の通り、時代の管理に関する様々な業務を行っている。
そんな管理局に新顔が現れる。ほどよい緊張と確かな自信をみなぎらせ、
『管理局現代課』の部屋のドアをノックする……。
これは時代管理局に務める責任感の強い後輩『令和』とどこか間の抜けた先輩『平成』がバディを組み、様々な時代を巡ることによって、時代というものを見つめ直し、新たな時代を創りあげていくストーリーである。
※この作品はカクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+、エブリスタ、ノベルデイズ、ノベリズム、pixiv、ノベルバ、ハーメルンにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 23:20:17
118257文字
会話率:80%
音方爽志は高校三年生。高校生活の三年間を軽音楽部に費やし、つい先日最後の文化祭のステージを終えた。情熱の矛先を失い、燃え尽き症候群とも言える状態だった彼はひょんなことから異世界《クラルステラ》へと誘われる。
見知らぬ場所に召喚された爽
志はボーダーチューナー《境界符術士》のロディーナと出会う。彼女の危機を救った爽志だったが、そこは楽器を武器として音災と呼ばれる災害と戦う奏者たちの世界だった。
爽志は神から賜った楽器を手に、元の世界へと帰還する手がかりを探す旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-22 18:31:49
106653文字
会話率:62%
誰もが?憧れるであろう異世界。そんな異世界に俺は転生していた。しかも犬で。魔法もない、知識もない、おまけによくあるチートもなし。そんな中でも『モノ』があれば魔法もチートも使い放題?
とにかく縦横無尽に異世界を生きる。
最終更新:2023-08-17 08:00:00
20224文字
会話率:35%
この物語は一作目の憧れのスカート、二作目の憧れの医療に続く三作目完結編です。
主人公今村飛鳥は幼稚園へ入園する時、性同一性障害であることが判明しました。しかし、友人の瑞稀、玲奈、久美、匠に支えられ成長します。飛鳥は小学生の頃美彩先生に出会っ
て医師に憧れを持ちます。高校の時は一つ年下の今井恵美子とお付き合いしていましたが、両親の都合でアメリカへ行ってしまいました。
大学では医師になるため勉学に励みます。その時二階堂義樹とお付き合いする事になりますけど飛鳥の心の中では申し訳ない気持ちがあったようです。大学を卒業後、飛鳥は性別適合手術を受けるつもりでしたが、春休みの日程が付かず、断念して北山総合病院で研修が始まります。その後研修も終わり四年目、看護師の南条雫が子宮頸癌になり手術を関連の大学病院でする予定だったが手術室の予定が付かず、知り合いの医師がいる城南医療センターで手術をする事に、しかも手術経験があった飛鳥が執刀する事になりました。手術は成功しましたが、この事が関連の大学病院から非難されす。そんな時、飛鳥は雫と結婚の話が…… 結局飛鳥は左遷される事になり雫と一緒になった後、清川村の出羽診療所で医療活動をする事になります。
ちなみにこの物語は、フィクションです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 06:44:09
219351文字
会話率:71%
僕を守って死んでいった幼馴染を、2度目の人生では必ず救うと誓った。
◇◇◇◇◇
巨大人型機動兵器【モビルナイト】が活躍する近未来。
その機動兵器の整備士を目指す少年コータ・アオイにはパイロットを目指す幼馴染がいた。
2人は5年
後の再会を約束し、お互いの夢を叶えるために別々の道に進む。
そして5年後。お互いの夢を叶えた2人は再会を果たすが、前大戦の英雄の裏切りによる虐殺テロに巻き込まれてしまう。
幼馴染は機動兵器を駆りコータを守るが彼の目の前で殺されてしまう。
コータは絶望の中で自身の無力さを呪い、祈った。
輪廻転生があるとして、次の人生では彼女を守ってあげられるような力が欲しい、と。
この理不尽な暴力に抗う術が欲しいと。
そう祈りながら生涯を終えたはずだったが、目を覚ますとなんと5年前に戻っていた。
兵士学校でひたすら磨いてきた知識を活かしてこの2度目の世界では彼女を救うと誓った。
◇◇◇◇◇◇
タイムリープ+ロボの作品です。
一応ロボものですが、ロボロボしておりません。(を目指しております)
感覚的にはロボ:1その他:9くらいに思っておりますので、ロボロボした作品が苦手な方でも読んで頂ける作品にしていきたいと思っています。もちろんロボ好きにもご満足頂ける作品(にしたいと思う)です。
コータくんの奮闘とリオチャソの可愛さ、ロボのカッコ良さをお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 12:00:00
398874文字
会話率:24%
恋人が歌手を目指して上京する。
ロック歌手を目指して上京する恋人〝春風 春香〟を見送るために駅にやってきた彼氏〝悠木悠〟(仮)
恋人を送り出す為に来たはずなのに、別れを惜しむあまりとんでもない行動をとってしまう。
◇◇◇◇
◇
……的なお話の第一話っぽい感じの短編です。
構想は済んでおり、この短編がご好評頂けましたら長編化も考えております。
是非、最後まで読んで見てください。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 20:05:19
2905文字
会話率:38%
神々の戦争の余波を受け封印から解かれた一匹の獣の王。
獣の王は全知全能に勝利し冥府に挑む。しかし、王は敗れとある惑星に封印されてしまう。
広大な森の中に封じられた獣の王は、自らを封印した冥府を憎み復讐を誓う。
全知全能と冥府は封印の監視役に
自らの分霊体と眷属を送りこみむ。
その眷属とやらが俺だ!
気付けば森の中、いつの間にやら神様の眷属になってるし!
挙句に封印を見張れだぁ。説明もなく何してくれてんだよぉ!
え?説明はした。忘れてるだけ?そうなの?
兎も角封印をよろしくって、どうすりゃいいのさ!
ってなわけで、俺の波乱万丈人生の始まり始まり!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 12:39:19
434619文字
会話率:35%
公爵子息のロイド・ウィラーは困惑していた。
この世界が乙女ゲームというのにも驚きだが、その続編がギャルゲーだと転生者の元・ヒロイン(断罪&ざまぁ済)に聞かされたのだ。しかも、メインヒロインが最愛の婚約者だと…!
どうやらアレクシス殿下の即位
式に他国からやって来る来賓の中に、ギャルゲー主人公がいるらしい。女の子ホイホイの主人公に対抗する唯一の手段は『溺愛』のみ!
果たしてロイドは、ギャルゲー主人公の魔の手から婚約者を守る事ができるのか!!せっかく想いが通じ合っても、ジレジレ交際をしているロイドはどこまで婚約者を溺愛する事ができるのか!!
『ロイド・ウィラー』シリーズの続編になります。シリーズで読んでいだけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 20:24:39
228929文字
会話率:48%
妖精の棲まう国、アスタルテア。
『妖精の祝福』と呼ばれる不思議な力を持って生まれた少女は、その力の特殊性により『呪われた少女』として幽閉され、苦しい日々を送っていた。
しかしあることをきっかけに自力で逃げ出した少女は、人の立ち入りが禁止さ
れている森で狼に襲われ、一人の男に助けられる。
「傷を負わせたことは悪いと思うが、狼の縄張りを侵したお前も悪い」
禁じられた森に住む無愛想な男との出逢いが、少女の運命を変えていく──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 18:35:21
71839文字
会話率:43%
この物語は、家に訳あって家に居座りたい美少女Uber eats配達員と、家から全力で追い返したい無職ニート男による壮絶な戦いの記録である。
※嘘です。
ラブコメですので、是非楽しんで頂けると嬉しいです。
最終更新:2023-06-29 22:00:54
6058文字
会話率:42%
「エミア・ローラン! お前との婚約を破棄する!」
煌びやかな舞踏会の真っ最中に突然、婚約破棄を言い渡されたエミア・ローラン。
その理由とやらが、とてつもなくしょうもない。
だったら良いでしょう。
私が綺麗に断罪して魅せますわ
!
令嬢エミア・ローランの考えた秘策とは!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 12:08:59
24953文字
会話率:51%
「相沢立華さんは本日、亡くなられました」
平成七年 九月 相沢 立華(あいざわ りっか)が死んだ。
運良く同じ高校に進学し同じクラスになった彼、平 吾郎(たいら ごろう)は幼少の頃にした結婚の約束を未だに信じていたのだが、年が進むにつれお
互い気まずくなり次第に関わりを断つ事となった。
不幸は重なり、夏の終わりに相沢立華は謎の不審死を遂げる。
平吾郎は何も話しすら出来なかった初恋の相手、相沢立華の死に納得できなく悔やむ毎日であったが祖父の蔵の片付けがきっかけになり祖父が残した形見、宝刀『時渡り』を発見した。
「護りたい物が出来た時、時渡りを喉元に突き刺せ。さすれば時空を越えて時渡りが答えてくれるだろう」
相沢立華の不審死。他殺か、或いは自殺か。
『相沢立華を助けたい』
それだけの思いで平吾郎は宝刀『時渡り』を喉元に突き刺し自決した。
平成七年 四月
タイムリープに成功した平吾郎は、相沢立華の死の真相に辿り着く事が出来るのだろうか。
繰り返される惨劇にどう抗うのか、真相を究明するべく平吾郎は何度でもタイムリープする!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 12:00:00
10636文字
会話率:44%
成人の儀式で【勇者の友人】というギフトを賜ったクルトは、【勇者】のギフトを賜った友人にして初恋の人アンナと英雄を夢見て故郷の村を飛び出します。
それから2年後。クルトは突然パーティをクビになってしまいます。理由は役立たずだから。クルトの
ギフト【勇者の友人】は、傍に居ると【勇者】の能力を強化できますが、その効果がほとんど無かったからです。
しかし、突然クビにされてはクルトは暮らしていけません。役立たずということで、まともに報酬を貰えず、困窮していたからです。
クルトは同郷の幼馴染にしてパーティの中心【勇者】のアンナに助けを求めますが……。
「大したギフトを持っていないあなたが、私たちみたいな英雄と一緒に冒険できて、もう一生分の夢を見たでしょう?もう十分なんじゃない?」
初恋の人にまで捨てられ、クルトは失意のうちにパーティを去ります。
しかし、クルトがパーティを去ってから勇者の様子が……。
これは、心を閉ざしかけたクルトがもう一度友人を作るお話。そして、その友人が無双するお話でもある。
「僕の友だちが最強すぎる!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 12:31:05
185157文字
会話率:48%
社会人になり、一人称がオレから僕に代わり、僕がすっかり板についてきた頃、僕は大型のトラックに轢かれその生涯を閉じた。そして、気が付くとドラゴンとして異世界に転生していた。
そして、ある時――。
『お願い致します。どうか、わたくしにお
力をお貸しください』
美少女の声にホイホイ釣られて、使い魔として召喚されてしまうのだった。
これは、ドラゴンに転生した僕が甘々に甘やかされるお話。
カクヨムに先行投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 00:01:54
158562文字
会話率:47%
俺は命がけで侵略者と戦ったのに…。
平和になった今。
俺は仕事もない、恋人もいない、お金もない、未来もないの極貧生活だった。
その時までは…。
『株式会社戦車屋』
生活のため、高待遇につられて奇妙なあやしい会
社を訪れた俺は、やむをえずにそのまま入社するが…。
異世界に出張!?
相棒は戦車!?
そして最初のお客様は…。
これは俺の経験した不思議な冒険の物語。
孤独だった俺が出会う仲間たちとの物語。
そして俺に訪れたまさかまさかの恋物語。
※毎日20時ごろに更新予定です(=^x^=)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 20:22:36
77968文字
会話率:57%
駿河青年が不良から極道へと道を進み10年が経った。彼に起こる災難と日常
最終更新:2023-06-10 12:12:46
7439文字
会話率:50%
世界の形は、四角い箱だった。
その箱が開かれることで世界はあふれ始めた。
その箱からは水が出て、土が出てきた。
その水と土はやがて、生物を飼育し始めた。
木が生まれた。虫が生まれた。魚が生まれた。
その後も生き物はあらゆる形へと進化していっ
た。
最初のころこそ飼育を楽しんでいた彼らだが、いつしか面倒だと感じ始めた。
そこで、生き物を飼育できる生き物を飼育し始めた。
それが、人間だ。
彼らは人間に、知恵を与えた。
人間は知恵を得たことで、与えられたものの偉大さを理解し、恩を感じることができた。
その思いから、飼育を頑張って生き物をさらに進化させた。
だが、進化しすぎた生き物はいつしか獣と成り、人間を襲い始めた、
人間は知恵を持っていたが、力は持っていなかった。
そのため人間は彼らを思い、祈り、願った。
力が欲しいと。
彼らも人間の有用性には感心していたため何の疑問もなく力を与えた。
それが過ちの始まりであった。
力を得た人間は子を産むという能力を身につけ、数を増やした。
そして人間は彼らを真似て人間の世話をする人間を作った。
そして、一部の人間は権力を得た。
そこから人間は欲望の獣として世界を牛耳った。
いたずらに種を増やし、生物を滅ぼし、しまいには人間同士で争った。
その光景を見た彼らは我慢の限界に達し人間を滅ぼすことにした。
だが、その目論見は箱の気まぐれによって阻止された。
箱は八つに分かれ、八人の人間に絶対的な力を与えた。
そして彼らを封印し、人間は生き残った。
そして人間は無事、惰眠をむさぼり続けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 00:27:09
61551文字
会話率:43%
僕の彼女の愛ちゃんはクラスの中心人物で学校内でも人気のある女の子だ。
愛ちゃんの彼氏である僕はクラスでも目立たない存在であり、オカルト研究会に所属する性格も暗く見た目も冴えない男子である。
そんな僕が愛ちゃんに告白されて付き合えるようになっ
たのは、誰も知らない彼女の秘密を知ってしまったからなのだ。
そして、なぜか彼女である愛ちゃんは誰もいないところで僕にだけパンツを見せてくれるという謎の行動をとるのであった。
誰にも言えない秘密をもった美少女愛ちゃんとその秘密を知った冴えない僕が送る、爽やかでちょっとだけエッチな青春物語
この作品は「アルファポリス」「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 13:03:12
197992文字
会話率:64%
吾輩が世界を征服するまであと一歩というところまで来ていたのだが、憎き勇者共が大量のペットを連れて吾輩の城を攻め落としてしまったのだ。
吾輩は命からがら逃げだして城を放棄する羽目になってしまったが、ここまでくればさすがに勇者共も追ってはこない
だろう。
自らは戦わずにペットに戦闘を任せるなど勇者にはあるまじき行為である。
吾輩は残る魔力を総動員してでもこの世界で飼われているペットどもを擬人化して勇者の戦力を削いでやるのだ。
仲間のいない勇者のペットがいなくなれば吾輩が負けるはずなどないのだ。
それにしても、吾輩はいったいどこまで来てしまったというのだ。
今まで見たことも無いような建造物に息をする事すら苦痛になるような空気。
それなのに何の武装もせずに悠々と歩いている人間ども。
「もしかして、吾輩は勇者から逃げるために使った転移魔法で異世界に来てしまったというやつなのか!!!!」
どこを見ても平和そのもののこの世界は魔力を使い切っていない吾輩であればあっという間に征服出来たのかもしれない。
しかし、そんな事に気付いたところでもう遅い。
吾輩はこの世界にやってくるために使った転移魔法とペットを擬人化させる魔法で魔力はすっかり空になってしまったのだ。
再び魔法を使えるようになるまでに魔力が回復するには相当な時間がかかるだろう。
この世界には魔法という概念が無いようだし、吾輩が魔法を使えるようになるまでにいったいどれだけの時を要する事か、それは吾輩にもわからない。
「とりあえず、魔力が戻るまで大人しくしておこう」
こうして、世界各地でペットが擬人化してしまうという出来事が発生していったのである。
世界中の科学者はその原因の究明に難航していたし、神の起こした奇跡だと信じるものも多くいたのである。
今までは当たり前のように多頭飼いされていたペットたちも愛情を注ぐことで擬人化することがわかってからは一匹のペットを溺愛する人が増えていったのだ。
だが、ペットの擬人化を望まない者達は多くのペットを同時に飼い、ある程度の愛情をもって世話をするという世界が確立していったのである。
この作品は「カクヨム」「アルファポリス」「ノベルアッププラス」に投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 12:18:44
112733文字
会話率:63%
リドゥール・ディージュはしがない農民だった。背が小さく、力も弱い。生まれつきひ弱な体では村にいてもお荷物でしかない。ある日幼馴染からの嫌がらせを受け事故死してしまう。暗闇の中から声が聞こえる。
「あなたにやり直しの祝福を差し上げましょう
」
次に目を覚ました時、彼は好きな時間からやり直せる能力を得ていた。
祝福を利用して諦めていた人生を歩みたい。ギルドに所属して英雄になることを目指した彼は、母親が自分を産む前からやり直す。
強靭な肉体を手に入れて、何度もやり直しながら、今度こそ満足のいく人生を送りたい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 07:00:00
244556文字
会話率:44%
恋愛も結婚もしたくないお一人様女子VS(様子のおかしい)イケメン紳士の攻防劇!
近代英国風の異世界。恋愛や結婚に否定的な家庭教師ナオミは、ある日、教え子の屋敷でちょっとした事故から意識を失ってしまう。運良く大事に至らず、無事目覚めたけれど
、二度と顔を合わせたくない人物こと青年紳士ルードとの再会がナオミを待っていた。
出会った当初、褪めた目つきと皮肉げな物言いだった彼は、ナオミが咄嗟に取ったある行動を目にした途端、態度が一変。急にナオミを「姫」呼ばわりし、前世自分たちは恋人同士だったと妄言を吐き始めたのだ!
ふたりの攻防戦はやがて家を巻き込み、更には互いが抱える出自の問題をも浮き彫りにしていく。最終的な勝負の行方はいかに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-28 23:00:00
228835文字
会話率:37%
魔法が全ての世界。その中心にある王国、マライスカで最高地位である大賢者、アンリ=ロイ。
ある日彼が目覚めると、その魔力の一切が失われていた──!
大賢者でありながら、無魔力者に落ちぶれたアンリを刺す冷たい視線。それはもはや彼が以前の
ような立場にないことを表していた。
……もう挫けそう。そんな中、数年会っていなかった彼の師匠が突然現れた。長い金髪に碧眼の美少女は、笑みを浮かべて言う。
「私とアンリがいれば、どんなことでもなんとかなる気がしてこない?」
彼は再び成り上がるため、魔力を取り戻すべく仲間たちと旅に出る!
そして彼を取り巻く世界の謎が次第に明かされていく──。
この物語は、失った魔力を求めて旅する王道冒険譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 00:16:23
61017文字
会話率:36%
能東の壺の続編です。
そちらの作品を読んでからお読みください。
数年前のパンデミックにより治安が悪化して、ヒーローが当たり前になった社会
そこで、国家崩壊が起き半年が経った頃、国は混沌に陥っており、迅明教と言う宗教が国民の救いとなってい
た。迅明教は裏に大きな野望を抱えており、反人間主義、それを邪魔するヒーローたちを信者となった者に殺させるなどしていた。
それを止めるため、初めてヒーローになった能東 櫂の弟子である柴 琉翔
能東 櫂の幼馴染で元悪徳弁護士の島沢 司
そして、ヒーロー殺しの銅川などが手を組み、チームを作り、迅明教を止めようと動き出した。
が、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 22:00:08
46250文字
会話率:40%