婚約者のマライアが後輩の貴族令息に向ける嬉しそうな顔を見るたび、アルナルドの心は冷え込んでいく。
彼はもう呆れを取り越して、怒りが先立ち、とうとう、婚約を破棄してやれとそれを敢行するのだが‥‥‥。
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最終更新:2022-01-08 19:47:56
3962文字
会話率:37%
高校2年生の空菜は電車で急に同じ高校2年生の夏樹に声をかけられた。2人はそこで初めて会った。少なくとも空菜はそう思っていた。でも夏樹は……。
大人しくてドジっ子な空菜と辛い過去を持った本来優しく、明るい夏樹の時間がすれ違った恋の物語。
最終更新:2021-09-23 22:00:00
1351文字
会話率:59%
どこにでもいるただの一般人である「わたし」は、仕事帰りにいきなり異世界に召喚されてしまった。なんか周りの人はわたしのことを〈聖女〉だとかいって拝み始めるし。あーもう、面倒くさいな。
地球からは〈勇者〉とやらも召喚されていた。…んだけど、その
勇者くんは、わたしの顔見るなり「なんだオバンか」って。これだから社会に出たことのないガキんちょは!
わたしには、救世主になりたいなんて願望はないからね。
※召喚された聖女がさくっと異世界救って地球に帰るまでの話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-06 21:14:55
7936文字
会話率:53%
透明人間のわたしを見つけてくれたのはあなた――
クラスの中でひとりぼっちのわたし。誰も気に留めないわたしのことを見つけてくれたのは、クラスの人気者、秋光 飛影くんだった。
最終更新:2021-07-03 13:23:55
5428文字
会話率:45%
文芸部の後輩女子・山吹菫はひねくれている。
部室での彼女は、ひねくれ者で口も悪く可愛げもない後輩だが、時折無防備な笑顔や照れた表情を見せる。
文芸部はそんな彼女と先輩である『僕』、二人だけの弱小である。
部室で過ごす日常は、本を読んだり、
皮肉や嫌味、時にはストレートに悪口を言い合ったり、たまぁに素直な気持ちを素直じゃない気持ちで表現したり。
そんな二人は少しずつ、本当に少しずつ、『好きの気持ち』や『大切なもの』を確かめていく……
「先輩はわたしのことを、ただの後輩だと思っていますか?」
面倒くさくて、でもどこか可愛らしい、不器用なひねくれ者の二人が繰り広げる、皮肉や嫌味に彩られたほんのり日常ラブコメ。
*基本的に一話(三千字程度)完結になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-15 19:00:00
119538文字
会話率:51%
交通事故で死んで幽霊になってしまったわたし、幽月令(ゆづきれい)は、唯一わたしのことを視える親友の真咲菊乃(まさききくの)の背後霊として第二の生活を送ることになりました。
正直不便なことはありますが、生きてる間にできなかったこともできると
いうこともあり、幽霊としての生活も案外悪くないものです。しかしそんな呑気なわたしの隣で、菊乃ちゃんはなにかを抱え込んでいて、ある日彼女が言いました。
「心霊調査に興味ない?」
それから、わたしと彼女と人知れずさまよう幽霊たちとの、『裏側』の日常が始まりました。
※カクヨム同時掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-09 22:12:28
118101文字
会話率:48%
かつて日本人町が栄えたタイ王国・アユタヤに、大阪出身の未帰還元日本兵が暮らしていた。利田銀三郎さんという。わたしは親しみを込めて「銀さん」と呼んでいた。
銀さんは敗戦直後、仲間と捕虜収容所から「脱走」した。
彼は命を助けられた寺で学
んだ漢方薬を使い、母なる川、チャオ・プラヤ沿いにあるスラムで貧しい人々の医療に従事し、細々と暮していた。
戦争に無理やり駆り出したにも拘わらず、行方不明になった元日本兵を捜そうともしなかった日本政府。そして、戦後幾星霜が過ぎ去った。
一九八六年(昭和六十一年)になり、タイに生存していることがわかった銀さんを、戦友らが一時帰国させようと、関係者に働きかける。銀さんは娘で看護師のマリワンとともに、四十三年ぶりに祖国ニッポンの地を踏む。
兄である銀さんを捜し続けた弟の大作さんは既に亡くなり、姉のとし子さんは寝たきりの病院暮らし。銀さんは大作さんの妻、敬子さんと息子、朋靖さんの自宅に身を寄せて、日本での短い日々を送る。二人は再びタイに戻って行った。
それからさらに二十六年の星霜が過ぎ去り、わたしは以前から気になっていた銀さん親娘のその後を知りたいと思い立ち、取材を始めた。
ところが、歳月が立ちはだかっていた。関係者の多くは他界し、取材ノートの電話番号も古くなり、連絡がとれない。
ようやく大作さんの三女、文子さんとコンタクトが取れたが、一時帰国した時、銀さん親娘を一番身近で世話していた朋靖さんは既に亡くなっていたことがわかる。
その頃、タイ・バンコクにある日本人会から返信が届き、銀さんも亡くなっていたことがわかった。娘のマリワンを何とか捜し出そうとしていたところ、文子さんの夫、秀信さんがタイ出張の際、彼女と再会を果たした。彼女はわたしのことをよく覚えていることがわかった。
わたしはマリワンから銀さんの一時帰国以降、亡くなるまでの人生を取材するため、再びバンコクの地を踏んだ。
取材後、姉妹にお願いして、バンコクにあるマリワンの姉の家に安置されている銀さん夫婦の遺骨を拝ませてもらった。
時の日本政府が「集団自衛権」を根拠に自衛隊の海外派兵の道を開き、再び戦争の道を突き進むのではないかと懸念される中で、自衛隊員が戦地から遺体で帰国したり、行方不明になることのないように願い、銀さんの軌跡を辿ってみた。(重複投稿)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-11 10:22:23
39481文字
会話率:41%
都内のレストランで店長職に努める「楓」は、何故か、新宿御苑内にある樹木、「レバノンシーダー」に惹かれている。この幹に耳を傾けると、微かな鼓動が聞こえる。レバノンシーダーの写真を撮り、それをインスタグラムに投稿することが、楓の密かな習慣になっ
ていた。自分と同じように、レバノンシーダー写真を投稿する男性「いつき」に心を寄せる日々を過ごす。やがて、導かれるように、いつきと運命の出会いを果たす。「レバノンシーダー」の悲運と、いつきの過去を知り、
楓は、自分のための道を見つけ出すために動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-04 20:26:44
29365文字
会話率:57%
幼稚園の時から一緒だった。
いつも三人で、幼い頃は大人になっても三人ずっと一緒だと思っていた。
でも知っていた。初めて会った時から彼が彼女を好きなことを。彼女の側にいたいからこの幼なじみの関係をずっと続けている事をわたしは知っていた。それな
のにわたしは彼のセフレになってしまった。不幸になるとわかっていたのに彼の手をとってしまった。
だから、事故が起きた時に彼が彼女を助けたのもわたしのことを忘れていたことも仕方のないことだった。
所詮、わたしは中流階級の娘で御曹子である彼とは釣り合う家柄ではなかったのだ。
※この作品はフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-20 06:23:19
83635文字
会話率:47%
唯一の肉親である母を失い、路頭に迷うしかないというところで、わたしはマオという探偵に拾われた。世の中の右も左もわからない、ただの十七の小娘にすぎないわたしのことを、彼は助手として雇い入れてくれた。
わたしはマオに懐いた。誰より優れた彼の頭
脳、思慮深さは尊敬の対象となり得たし、誰より秀でた彼の美徳と美的感覚には思慕の念を抱かざるを得なかった。つまるところ、彼の明晰さと優しさは、わたしのお気に入りになったのである。
彼のそばにいられればいい。彼さえそばにいてくれればいい。
でも、そんなささやかな思いに満ちた日々は唐突に終わりを告げる。
マオが目の前からいなくなった。理由はわかっている。わたしの左の頬、そして背中に、一生消えない傷を負わせた男をゆるすことができず、そのあとを追いかける格好で、彼は街を出たのだ。
一年間、探した。だけど、見付けることはできなかった。
つらかった。
キツかった。
絶望した。
だけど、再会を諦めようとは思わなかった。
マオの家業を継ぎつつ、彼の帰還を待つことを心に決めた。
この街、開花路(カイホーロ)にいくつもある細い道、胡同(フートン)。
とある胡同で折れ、とある狭い路地に入って少し進んだところにわたしの仕事場はある。
その名も『ガブリエルソン探偵事務所』という。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-19 03:07:20
236220文字
会話率:78%
お父さんってウザいやつだ。わたしのことを『おまえ』呼ばわりするのがウザい。学校生活についてあれこれ訊いてくるのもウザい。そんなお父さんのことを、わたしはどうしても好きになれない。
最終更新:2017-07-16 00:25:26
3000文字
会話率:55%
わたしのことを好きになるのは勝手だけど、わたしのことを嫌いになるのはわたしが嫌われてあげてるから。
最終更新:2018-09-16 02:00:00
300文字
会話率:25%
清凪
わたしには理想の恋人という相手がいます。
でも、その人はわたしのことを好きになるはずもない。
それ以前にわたしという人がいるということも知らないのです。
だって、その人は夢の中に出てくる人だから……。
悠貴
時々見る夢にはいつも仲
良さげな二人がいる。
何を話しているかはわからないが、いつも幸せそうな二人。
お互いがお互いを思い合っているのがよくわかる。
あれは理想的な関係、なのだと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-20 00:00:00
62368文字
会話率:22%
子供の頃、故郷に夏休みの間だけやってきていた友達に再会した。そしてある日、再会祝いのパジャマパーティーをすることに。当時、わたしのことを男の子だと思っていた彼女はわたしが初恋だったと打ち明ける。
そんな話をわたしは気まずく聞くしかなかった。
それは彼女が「僕の初恋の人」だったから。だけど、その事を隠して生きる事に決めた以上は内緒にするしかない。せめて、彼女が寝てしまった時間だけは「僕」でいさせてほしい。そうして誰にも言えない秘密を作る。夜明けを待ちながら。
この小説は自身のブログSweetish trip!からの転載です。
ブログトップ:http://sweetytrip.jugem.jp/
小説ページ:http://sweetytrip.jugem.jp/?eid=114折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-26 17:00:24
4317文字
会話率:12%
「小説家になろう」の現代世界[恋愛]ジャンルの日間ランキングを見ていたら、下位の方にどう見てもわたしのことがモデルの連載小説を見つけちゃった。
どうやら、わたしがヒロインみたい。そして主人公はわたしのことを好きみたい。
小説に書かれた内容か
らして、この投稿作家は同じ中学校、しかもクラスメートの誰かに違いない。
わたしの投稿作家探しが始まったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-06 16:36:44
8339文字
会話率:29%
これはあくまで作った話です。実話ではありません。この小説はあるドラマをみて思って作れた気持ち溢れる感動ある物語です。
最終更新:2017-07-21 11:00:00
744文字
会話率:0%
下宿先のおばあちゃんが倒れたことで、その孫が新しい家主さんとなったけど、この男、初対面からやたら馴れ馴れしい。わたしのことをかわいいだなんて嘘をつくし、スキンシップ過多だし、それにその髭は生理的に無理!だけどいくらわたしが暴言を吐いても態度
の変わらない彼に、気持ちは徐々に動いて……いく?
*ごつい・でかい・髭の、変態ちょいワルイケメン(見かけだおし)に気に入られて溺愛される口の悪い女の子のお話。シリアスぶったりしますが、コメディーのつもりです。
*フィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-22 21:00:00
57896文字
会話率:41%
「わたしのことを食べて下さい」
魔王が助けた――、いや、正確には食べる為に奪った筈の盲の少女は、眼前で堂々とそう告げた。
被食者と捕食者の間に芽生えた奇妙な関係は、やがて魔王の心に不可思議な感情を齎すが――。
※2016年、冬の童話
祭用に執筆しました。完結済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-24 04:31:03
4605文字
会話率:40%
。°+°。°+ °。°。°+°。°+ °。°。°+°。°+ °。°+ °。°
わたし、葉山ミリカは中学二年生。
ある日わたしの前に、毛玉のような謎の存在パサラがやってきました。
パサラはわたしのことを「不幸」だと言い当て、
この世の安定を守る戦士「ディストキーパー」になれば、
一つだけこの世界を思う通りに変えていい、と誘ってきます。
わたしはパサラの言うことを飲み、
わたしをいじめていたクラスメイトをこの世から消し去る代わりに、
「ディストキーパー」として戦うことになりました――
。°+°。°+ °。°。°+°。°+ °。°。°+°。°+ °。°+ °。°
よくある魔法少女モノです。
転生もハーレムも、強い自己肯定もありませんが宜しければどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-01 19:00:00
119933文字
会話率:45%
オムニバス風作品です。
■第一章『俺と隣の席の魔女』
新学期、隣の席になった女の子は魔女と呼ばれていた。
様々なうわさを持つ彼女は高校の教師と一緒に暮らしていて……
■第二章『オオカミ少女の恋物語』
夏の終わりに気がついた恋心。
けれど
彼はわたしのことを恋愛対象として見ていなかった。
■第三章『天然姫と意地悪王子』
爽やか王子の異名を持ち、女子から絶大なる人気を誇る彼。
そんな彼は年上の幼馴染に片思いをしていた。
※個人HP『月の涙』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-09 22:46:00
165771文字
会話率:35%
わたしは幼馴染のことが大嫌いだ。
意地が悪くてすぐに手が出て次に足が出て何時もわたしのことを馬鹿にして厄介なことに巻き込んでそれでいてわたしたちは幼馴染なんだと真顔で豪語する奴。
そんなわたしは奴のストーカーに刺されてあっさりと今生に
別れを告げることになった。最悪。最悪すぎる。でもこれであの悪魔から逃げられると思うと少しは嬉しかったり…。
そんなふうに思っていたのに、目が覚めたら新しい生を与えられていた。
しかも、奴にそっくりな男の子の幼馴染もいるとか神様は本当にわたしが嫌いなようだ。
これは、そんなわたしが幼馴染から逃げようと躍起になる話である。
※主人公の性格が悪いです。
※不快な描写が多々出てくるのでご注意ください。
※r15、残酷描写タグは保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-21 23:14:05
14218文字
会話率:6%