その箱庭の住人はみんな幸せなんです。真実さえ知らなければ。――シンシアは一人困惑していた。先週まで確かに街に住んでいたはずの剣の師匠が、突然失踪した。奇妙なことに、自分以外の住人が師匠のことを知らないと言い出す。さらには師匠の家さえ燃え落ち
た。なにか恐ろしいことが起きている、と不安に駆られるシンシアだったが、目の前で吸血鬼に父を食い殺され、真実を知った。この国は美しい吸血鬼達が餌となる人間を飼育する、養殖場である――。真実を知った人間たちによる反抗組織、レジスタンスに入ったシンシアは、人間を支配する吸血鬼たちに狼煙を上げた。仮初の楽園を打ち壊し、人間に真の自由を取り戻すために――。※見切り発車ですが、今のところバッドエンド直行便に乗ってます。ハッピーエンドはあんまり期待しないでください。※主人公が女性としての尊厳が踏みにじられる可能性大。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-24 10:22:33
64343文字
会話率:47%
わたしは幼馴染のことが大嫌いだ。
意地が悪くてすぐに手が出て次に足が出て何時もわたしのことを馬鹿にして厄介なことに巻き込んでそれでいてわたしたちは幼馴染なんだと真顔で豪語する奴。
そんなわたしは奴のストーカーに刺されてあっさりと今生に
別れを告げることになった。最悪。最悪すぎる。でもこれであの悪魔から逃げられると思うと少しは嬉しかったり…。
そんなふうに思っていたのに、目が覚めたら新しい生を与えられていた。
しかも、奴にそっくりな男の子の幼馴染もいるとか神様は本当にわたしが嫌いなようだ。
これは、そんなわたしが幼馴染から逃げようと躍起になる話である。
※主人公の性格が悪いです。
※不快な描写が多々出てくるのでご注意ください。
※r15、残酷描写タグは保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-21 23:14:05
14218文字
会話率:6%