アリアネは自分がヒロインであるという知識を持って生まれてきた。一種の未来予知としても作用している知識の通りに行動すればいずれは攻略対象の誰かと結ばれて幸せになれる。そのはずなのだが、アリアネは奴隷として売り払われるという乙女ゲームの知識には
ないルートを辿っていた。このままでは好色家の親父に一生飼われるだけの末路を迎えるというところで奴隷商人を蹴散らし、彼女を助け出してくれた者がいた。シルヴィーナ=シーカフィン公爵令嬢。乙女ゲームの知識によると悪役令嬢として名を馳せている女である。ヒロインであるアリアネとは攻略対象を奪い合う関係であり、ルートによっては命をかけた決闘にまで発展するはずなのだが、なぜかシーカフィン公爵家の養子として引き取られた上に── 『わたくしのことは「おねえちゃん」と呼んでもよろしくてよ!!』これは悪役令嬢の妹となったヒロインが溺愛されるだけの物語である!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 17:33:11
45118文字
会話率:31%
女性の愛が見えなくなったと、お嘆きのあなたに。
わたくしが、ホンモノの、おんなの愛をお見せしますわ。
最終更新:2019-09-28 07:28:58
1429文字
会話率:0%
突然の事故、両親の死……それとともに、幸せな幼女時代は終わりを告げ、わたくしは全てを失ったと思いました……………が、まさか本番は3日後に訪れようとは。待って、お兄様? 家を継いで3日で没落って、貴方の逆手腕が恐ろしすぎる…その上、幼いわたく
し(8歳)や弟(3歳)を置いて一人トンズラって…貴方はアニではなくオニですの?
我が家の没落にまつわる、様々な事態。たくましく弟を守って生き抜こうと致しましたが、世間はわたくしのことを放っておいては下さらないようです。
伯爵家に居候することになったわたくしは、大人に内緒で情報を得るために活動を開始致しました。ですが、裏の組織がわたくしのことを探しているとは…一体、どういうことなのでしょうか。
(※本編完結済み。今後は時々その後を書いた番外編を投稿していく予定です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-19 00:06:39
972047文字
会話率:31%
王族の血をひく高貴な伯爵令嬢アイリーンは平民の母親から生まれた公爵家の嫡男ファラミアの婚約者だった。
困窮していた伯爵家を援助する代わりにと公爵家から持ちかけられた縁談だった。
条件付きの政略結婚ではあるもののアイリーンはファラミアに一
目惚れした。
ずっとファラミアを慕い続けていたが年頃になると彼は婚約者を避けるようになりアイリーンは困惑した。
いつも穏やかなファラミアはアイリーンの前ではしかめ面で、いつしか会話さえしなくなった。
地味な風貌ながらファラミアは貴族の令嬢方に人気がありアイリーンは嫉妬に苦しむ日々を送る。
ふたりの仲は最悪なまま結婚式を迎えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-13 12:21:40
7982文字
会話率:32%
王家の忍びシャーロット・ヘルキャットは密命を帯び王太子の警護をはじめた。なにかと自分を構ってくるオーラン・アシュリー騎士と共に敵を追いつめていく!
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
最終更新:2016-11-19 08:20:02
31303文字
会話率:53%
「これから先、わたくしのことは愛称で呼ぶのよ。わたくしもあなたを愛称で呼ぶわ。これはわたくしからの命令よ」
想い人である幼馴染に告げてから七年。ロゼット侯爵家の令嬢シルビアは、未だ初恋相手の男爵家の嫡男が忘れられない。しかし相手からは身分
の差を言い訳に遠ざけられる日々。
忘れようと思ったさなか、彼女のもとに大臣子息との縁談が舞い込む。これが年貢の納め時と諦めかけたシルビアだったが、そのころ男爵家でとある事件が起こり――。
少し高飛車な侯爵令嬢と、気の優しい男爵令息の逆身分差ラブストーリー。
※1/30・31 番外編に『臆病令嬢と溺愛の騎士』を更新いたしました
3/24 番外編に『伯爵夫人は今日も優雅に指令を与える』を更新いたしました
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-24 15:18:12
49201文字
会話率:52%
この国にはおかしな風習がある。
それは王子の婚約者を王子の二十歳の誕生日に開かれる舞踏会で決めるというものだ。
そしてわたくしはなんとその舞踏会で選ばれた!!
……だけど、待って。
ねえ、あなた恋人いるわよね?
しかもわたくしのこと十年前に
裏切ったわよね?
なんでわたくしを選んだのよ!?
もう意味がわからない!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-18 21:48:52
6881文字
会話率:23%