エリカ・ヒエマリス侯爵令嬢とセシル・エインズワース公爵子息との婚約が結ばれたのは、エリカが第一王子の婚約者候補という肩書きが無くなった数日後のことである。お互いに親に言われるがままに育ち、動いて、婚約者など誰でも良かった。自分たちは似た者同
士、政略結婚の相手として上手くやっていく。そう、セシルは思っていた。お互いに似た者同士、エリカが何を考えているのか思っているのかセシルには解る。しかし、何故エリカが嫉妬の目で自分を見ているのか。セシルには全く訳がわからなかった。
似た者同士の婚約者である僕達が起こした、小さな婚約破棄騒動のお話。
※転生物ですが転生らしいお話は薄いかもしれません。そしてざまあはありません。また乙女ゲームのヒロインの存在も薄いです。
※作者の別作品と似た設定が多々ありますが、世界観は異なるので、気にしないで読んでいただけたら幸いです。ご都合主義は働いています。
※ゆるふわな設定で特に山も谷も無いお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-15 15:33:28
26762文字
会話率:30%
私は思い出した。前世で好きだった乙女ゲームの悪役に転生したことを。でもストーリーは大まかにしか知らないし、攻略対象の顔と名前くらいしか分からない。それなのに、待ち受ける悲惨な未来を回避するなんて、絶対無理! 頭を抱えていた私に、真鍋くんは
「なら僕と婚約する?」と声をかけてきて――。
//「タネも仕掛けもございません」――が口癖で手品が得意(?)な真鍋くんと悪役を回避したい蝶子の、告白から始まる悪役回避までの数カ月。※展開は早め・超不定期更新予定・タグは増えたり減ったりします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-15 01:00:00
28483文字
会話率:47%
故あって勇者パーティを追放され、娘とともに辺境で暮らすおっさん
そこに現れた一人の少女――何であなたはこんなところで燻っているのですか――
その出会いが何かを変えるかもしれない、そんな物語
※ざまあはありません
最終更新:2018-03-30 19:58:30
10603文字
会話率:52%