RPG系乙女ゲームの悪役令嬢、アナスタシア・ストレンジ侯爵令嬢は婚約者である第一王子殿下への恋心から暴走し、聖女をいじめて断罪された。
が、彼女はあっさりと罪を認める。不思議な夢で見た殿下の痛々しさに、百年の恋心も冷めたから。
しかし
、隣国へ向かう途中、馬車が崩落して……?
「ったとえ殺されたとしても死んでたまるものですか!!」
「取引しましょう?」
「わ、わかっているわよ。その、えっと、あれよ。胃袋を掴まれるとか、そういう……多分」
これは、悪役令嬢が強く逞しく前を向く話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 08:11:11
4924文字
会話率:48%
6ヶ月行方不明だった少女、泉美がある日突然見つかるところから話は始まる。
彼女の親友である、瑞希は彼女にどこへ行っていたのか問い詰める。
初めは覚えていないと白を切る泉美だったが、根負けし失踪していた6ヶ月間の出来事を話し始める。
6ヶ
月前、泉美は轟音と共に現れた光の玉を見つけた。
彼女はその光を観察するうち、偶然にもその中に引きずり込まれてしまい気を失ってしまう。
目を覚ました彼女が見たのは・・・・・
いつもと変わらない町並みだった。
見慣れた家々を横目に、歩きなれた道を通り、泉美は無事に家にたどり着いた。
そして家の中から出てきた母に帰りが遅くなったことを謝ろうと「ごめんなさい」と言おうとした時、母は「えっと、どちら様?」と耳を疑うような一言を発した。
母の言葉に戸惑いを隠せない泉美。
そんな泉美の前に、彼女と同じイズミの名を持つ泉水と名乗る男が現れる。
そして自分はこの家の長男だと名乗った。
その答えを聞き、泉美の戸惑いは混乱に変わり、混乱は恐怖となって彼女を包み込んだ。
6ヶ月後、瑞希に泉美が話したのは、にわかには信じがたい出会いと別れ、そして恋の話だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 00:29:43
188694文字
会話率:50%
時は現代。といってもかなりの田舎。
そんな集落では夏休みが始まっていた。
子供は川遊び。というかそれ以外することもないし、家にエアコンはもったいないって言われるしで、集落の子らで川で涼むのだ。
涼みつつ遊んでいるとなんか見慣
れない子が探し物をしているようなそぶりで川沿いを下ってきた。
ちょっと見慣れない子に好奇心の塊みたいな僕たちは話しかけてみることにした。
「君はどこの子? なにか探し物でもしているの?」
するとあの子は
「え、えっと、私はナナっていうの。 宝物をなくしちゃったから探しているの」
と、戸惑いつつも素直に答えてくれた。
割と田舎者に忌避感の強い人がうちの集落にはくるので返事が返ってくると思わず
「へー...」
と、そっけなく返してしまった。
「良ければ私一緒に探そうか?」
そんな中、一人の女子が言った。
「え、ありがとう...!」
ナナちゃんはほおを紅潮させそういった。
僕たちも夏休み。暇。川遊びそろそろ飽きた。こんな理由で一緒に探し物を探すことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 05:47:38
959文字
会話率:33%
これはあれだ。あれだよあれ。えっと、設定だ。(※重複投稿しています)仲仁へび
最終更新:2024-07-07 16:00:00
646文字
会話率:0%
公爵令嬢のローズ・ブライトはレイ・ブラウン王子と婚約していた。
婚約していた当初は仲が良かった。
しかし年月を重ねるに連れ、会う時間が少なくなり、パーティー会場でしか顔を合わさないようになった。
そして学園に上がると、レイはとある男爵
令嬢に恋心を抱くようになった。
これまでレイのために厳しい王妃教育に耐えていたのに裏切られたローズはレイへの恋心も冷めた。
そして留学を決意する。
しかし帰ってきた瞬間、レイはローズに婚約破棄を叩きつけた。
「ローズ・ブライト! ナタリーを虐めた罪でお前との婚約を破棄する!」
えっと、先日まで留学していたのに、どうやってその方を虐めるんですか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 22:25:06
14708文字
会話率:37%
今度高校生になる普通の少年、青乃春斗(アオノハルト)はある日目が覚めると目の前に半透明の板が浮いていた。
それはゲームをやった事ある人なら見覚えがあるであろうステータスボードであった。
突如発生するクエスト。
上がるレベル、上がる身体能
力、その他もろもろ。
しかし、それ以外に別段世界が変わった訳ではなかった。
モンスターが現れる事も、刺客に襲われる事も、異能バトルが始まることも無い、ただの平凡な日常。
えっと、使命とかないなら普通に青春を謳歌しちゃうよ?
ということで始まる春斗による地味な無双。
身体能力が上がる、運動ができる、モテる。
知力が上がる、テストの成績がよくなる、モテる。
魅力が上がる、モテる、モテる!
常人の域を抜けても尚『あぁ、春斗だから』『春斗だから仕方ない』『春斗ならできるよね』と、周りも何故か納得しちゃうご都合主義。
青春無双。
そんなラブコメな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 06:10:00
134692文字
会話率:22%
ある日、“迷子が多い森”で暮らす少女レイの元に兄ギルが帰ってきた久々の再会を喜ぶレイとは反対に、ギルは顔色も悪く挙動不審。その理由とは───。
「今はその…えっと、王都で、騎士団長、とか、やってたり、します…」
まさかの騎士団長になった
からだった!?
あまりの告白に絶句するレイは、一緒に暮らそうと誘ってくるギルに憤りつつも頷いてしまう。
けれど、その裏には何かが隠されているようで…?
─ずばり、ストレスです!─
─今なんの薬飲んでるの?─
─記憶の覗き見とか禁術なのに年に何回も使ってるみたいなんだよ─
─それだけ優秀な間者が紛れ込んでるって事だ。この国は一体何を隠してるんだろうな─
─たぶん、お兄ちゃんも利用されてる─
「っ、おれ、おれさぁ…もぉやだ…」
家族をここまで追い詰めた相手に湧くのは怒りだけ。
「誰が何を隠してようが関係ない」
──大切な人達が傷つけられた、重要な事実はそれだけだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 16:00:00
16272文字
会話率:49%
綺麗で見ていて面白い俺のお嬢様。
そんな俺のお嬢様は……えっと、おとめげーむ?の『悪役令嬢』らしいです。
……頭イッチャッてますよね?
そんなお嬢様もかわいいんですけど。
そんなお嬢様と俺の物語です。
※悪役令嬢系初めて
です。頑張るので良かったらぜひ読んでみて下さい。
※プロローグが終わって1話目からは男主人公目線の物語になっていきます。
※アルファポリスにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 23:26:41
68411文字
会話率:56%
冴えないサラリーマンが神様のミスで死亡。神様に会うも話は聞かずに色々と勝手に決められて異世界にぽいっとされるお話。
「ちょ、ま、あ」
「属性魔法は6属性に魔力親和性も・・」
「え?あ?、ちょ」
「無属性の派生である時空間魔法もつけて
・・」
「あの、あ」
「体も若くして・・」
「えっと、あの、ちょ・・」
「では行け!」
「は?」
と言う物語。
良くある設定の物語を書いてみたくて投稿。
終わりは決めていません。気ままにのんびりまったり書いて行きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 17:00:00
517385文字
会話率:31%
遠藤奈々はお掃除代行人の中でも早くて安くて優秀で、模範的なお掃除マスターとして好評だった。いつものように浴室を綺麗にして終えようとする奈々だったが、子供のいたずらをきっかけに突然渦の中へと流されてしまう。
流された奈々は前世の記憶を持った
まま赤子に生まれ変わっていた。村の人々に見守られた奈々は、自分が賢者の生まれ変わりということを知らされる。聡明な賢者として人の為に尽くすことを教えられ、魔法学園へ進むことも決められていた。
ところが村のあちこちで意図せず問題ばかり起こし、入学させられないくらいの問題児として村を訪れてきた冒険者に預けられてしまう。
いつしか奈々は冒険者に同行するうちに、あらゆる面で手に負えない賢者となる――かもしれない話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 19:30:20
96175文字
会話率:58%
「私決めました! ここを私の秘密基地にします!」
「いや、帰れ!!」
「そして、あなたは私の夜のお相手にしてさしあげます!」
「だから、帰れ!!」
星を見たくなったのが全ての間違いだった……。
ベランダに足を踏み入れたら、そこには
銀色の髪と水色の瞳をした白いネグリジェを身にまとっている美少女がいた。
「えっと、すみません……ここって日本ですよね?」
「二本? 殿方には一本しか付いてないと聞いたことがありますが……」
しかも、ムッツリドスケベ痴女っぽい。
どうやら、俺―――院瀬見瞬の部屋のベランダは異世界のこの姫様―――アネラ・H・エメラルドの寝室のベランダに繋がったらしい。
それから、彼女はいつも夜になると俺の部屋にやってきて、
「や、やめろ……!!」
「やめて差し上げません♡」
と俺の首筋を舐め回したり、
「私は姫様ですよ? 買い物くらい普通に行かせなさい!」
「日本ではお前はただのコスプレイヤーだから!!」
とウィッグを被らずに買い物に行こうとしたり、
「私、しゅんのこと好きになったみたいです……」
「ほかに男がいないからだよね!!」
と思わず勘違いしたくなるような言葉をかけてくる。
『運命の人』が同じ世界にしかいないと思ってるそこの君! よかったらエリザベスワールドに転生しませんか!?
瞬とアネラさんの少しえっちで甘酸っぱい恋物語が今、始まる!!
これはラノベの新たな可能性を示す、視覚的にも楽しめるラブコメである!!
※皆様のおかげでたった10話で☆1000を超える伝説を達成しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 19:43:20
73222文字
会話率:36%
ベルセルク。英名バーサーカー。こちらの呼び名の方が日本ではなじみ深いだろうか。
北欧神話の伝承に登場するそれは、戦いの神オーディンによって人知を超える力を手にした者とされている。
走れば、一息の間に隣の山まで駆け抜け。
叩けば
相手の頭部を破壊しその足元の地が砕け。地割れを起こしたとさえ言われる最強の戦士。同様に加護を受けたベオウルフやヴァルキリーらと共に、聖戦ラグナロクをオーディンの下闘い抜いた。
結果――オーディンとその義弟ロキは命を落としそれとともに彼らもまた神々と運命を共にしたと言われていた。
以上、江部栗鼠田書店発行『はじめてのほくおうしんわ』より一部抜粋。
さて、何故この物語の冒頭をアタシがこんな厨二病の様な綴りで始めたかには実は理由があります。
えへぇ? アタシがただの厨二病だからだろって⁉ そ、そんなことないもん‼
……こほん。いいですか? 閑話休題しますよ?
え?
そもそもアタシが誰なのかって?
失礼しました。アタシは愛生歩。華の14歳女子中学生。
好きな教科は体育と美術。嫌いなのは数学と英語。あと裁縫とか細かい作業。身長159cm、体重は機密事項。悩み事は父親に鍛えられているから、太ももと二の腕の筋肉。すっごい太いから、マジ最悪。
……えっと、なんの話してたんだっけ?
そうそう‼ バーサーカー‼ どうして突然アタシがそんな話をしたのかって。
それはとっても簡単で。
それはとっても非日常的な理由。
いるんです!
アタシ達のクラス!
狂戦士‼
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 22:49:56
19207文字
会話率:23%
えっと、毎日平和に過ごしてます。
でもね、胸に何か刺さったままなの。
あのときの浮気。
相手は二人。
既婚者と独身女。
独身女とは、旅行まで行ってたよ。
最終更新:2024-04-01 18:30:00
812文字
会話率:0%
【ファンタジア文庫にて、書籍化&即重版!!】
「兄さん、結婚おめでとう。この人が、お相手」
「わ、綿苗結花です……同じクラスの……」
佐方遊一、高校2年生。
親の都合で、突然結婚することになりました!?
しかも、相手はクラスの目立たな
い女子・綿苗さん。
中3の頃に黒歴史を経験して以来、2次元ヒロインにしか興味のない俺が、3次元の女子を好きになれるわけがない。
そう思ってたんだけどーー。
「ーーさ、最近の推しヒロインは誰ですか?」
実はオタクで、打ち解けてくるとめちゃくちゃ饒舌。
俺の話にもグイグイ食いついて、クラスの彼女からは想像もできない姿を見せてきて……。
「えっと、一緒に住むことになるし……『遊くん』って、呼んでもいい?」
一度気を許したら、一気に距離も縮めてくる!
さらにーー。
「アリステの『ゆうな』、応援してくれてありがとう。ここだけの話……私がその声優の『和泉ゆうな』なんだ!」
みんなには秘密にしてるけど、実は俺の推しヒロインの中の人!?
俺が好きなのは2次元ヒロインだけ!
だけど、俺の前だけで見せる結花の素顔は……可愛いところしかない。
この物語は俺と結花の、許嫁からはじまる、暖かくて騒がしい同棲ラブコメ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 22:00:00
740927文字
会話率:40%
「大きくなったらエッチなお店に行って筆おろししてもらうんだ!」
かつての宣言を果たすことはなく、ついついうっかり三十路になっても童貞を守り抜いてしまった俺は、ある朝──。ギャルゲー世界の『悪役キャラ』になって目覚めてしまった。
人よ
り少し性格が悪くて、ヒロインズにちょっかいを出すタイプのなんちゃって悪役ではなく──。『殺人』を犯してしまうタイプのホンマもんの悪役だってんだから、さぁ大変!
「こいつぁ、やべぇ。慎重に破滅フラグを回避せなあかん!」
って、思ったらまさかの──。破滅ルート終盤からのスタート?!
残されたイベントは断罪のみ?!
デッドオアアライブ! 見付け次第、即殺せ?!
「……えっと、あの。なにかの冗談ですよね?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 19:12:25
57160文字
会話率:27%
「そんなんじゃお兄、彼女できた時に困っちゃうよ? 予行練習してあげよっか?」
義理の妹からこんな提案をされた。と、思ったら!
「じゃあ恋人ごっこしよっか!」
幼馴染までも!
なんとそして! 才色兼備のお嬢様として知られる学園のマ
ドンナからも!
「偽装カップルってわかるかしら?」
さらにさらになんと! バイト先の看板娘で天使様のミス女子大生からも!
「彼氏のフリお願いしたいんだけど……?」
もちろん俺の答えはすべてYes!
Yes! Yes! Yes! イエーッス!
これから毎日が色づいて楽しくなると思ったんだけど……?!
何故か始まる嫁バトルに戦々恐々の日々を送るハメに……。
えっと、あの……本当に付き合ってるわけじゃないんだよね?
※カクヨムにも投稿してます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 15:14:02
162226文字
会話率:28%
シルヴィアの婚約者、レイノルドは寡黙な人だった。お世辞にも仲の良い婚約者とは言えないながらも彼のことを慕っていたある日、レイノルドは授業中の事故でうっかり魔法薬を頭から被ってしまう。
それにより一時的に記憶を失くした彼の様子がおかしくなり
──?
「一目惚れしたらしい。どうか私と婚約していただけないか」
「…………えっと、私は既にレイノルド様の婚約者ですけれど」
拗れていた関係が解けて幸せになるお話。
※全3話(18・19・20時更新)、完結まで予約投稿済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 06:00:00
9934文字
会話率:44%
「どうも皆さんこんにちは。リオちゃん様だぞ! 今回は初めて見てくれた人にも分かりやすいように今までのあらすじをまとめてみたぞ。絶対に存在しないが『ずっと前から読んでました』って人もこれまでの内容を振り返る気分で読んでみてね」
「……誰に話し
てるの?」
部屋の隅で誰もいない方向に話しかけるリオに対して友紀は不審げな視線を向ける。
「はぁ〜これだからゆーきは駄目なんだよ。ちゃんとカメラ目線というものを覚えなきゃね」
チッチッチッという音に合わせてリオは指をふる。
「えっとそれで……」
「うるさいっ! それじゃああらすじいってみよう。」
「お、おー」
「ある日、私に誘われ世界初のフルダイブ型ゲームUTOPIAを始めた友紀は何故かネタ装備を集めることにハマってしまう。とりあえずのんびりゲームライフをおくろうかなと思っていた矢さ……!」
なにかの気配に気付いたリオが振り返る。するとそこには友紀の座っているソファーを片手で持ち上げにっこりと微笑む少女がいた。
「申し訳ありません! しおりお姉様」
「いえいえ、別にいいんですよ? あ、友紀君これ読んでください」
そう言うとしおりは土下座をするリオを見下ろしながらソファーに座っている友紀に紙切れを手渡す。
「えっと、趣味でネタ装備を集めてたら上位プレイヤーになりました本編このあとすぐ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 23:52:34
30794文字
会話率:58%
俺はある日、トラックにはねられ死んでしまった。
そして目覚めた先は………森の中?
不思議な生き物たちがいるもしの中を歩いていくととある事に気づいてしまった。
おそらくここは異世界だ、俺が異世界系の漫画読んでて出てきたような魔物もいる。
間違
いようがないなぁ、現実世界にはこんな生き物いなかったしなぁ。
でも異世界転生とか憧れてたしいいかも!
なんて思っていたんだが、何を言ってるのかわかんない人が現れた。
えっと、これってもしかして、言葉が通じないやつ?
周りに翻訳さんなんて便利なものはいないし、俺の異世界生活どうなっちゃうの!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 06:00:00
79970文字
会話率:36%
「神です、救ってください」
店に入るなり開口一番ぶっとんだことを言い放ったのは、今私の前でカウンターに腰かけている自称『世界救世神』。世を忍ぶ仮の名前はメシアさん、らしい。
ボサボサの髪に不精ヒゲ、イバラを編んだ丸い冠。
着ている服
は白い法衣のようなもので、その容貌は控えめに言って胡散臭い。
「えっと、救ってくださいというのは?」
とりあえず水を差しだし、メシアさんの話を聞くことにする。
自称救世神は水を一気に飲みほすと、ふうっと息を吐いて顔をあげた。
「このお店は悩みごとを何でも聞いてくれるという噂をきいてね」
うちは私とごく少数のスタッフで経営している、小さなスナックだ。
確かに私はよく悩みごとの相談を持ち掛けられる。
まだ三十歳にもなっていない人生経験の浅い小娘だけど、ハッキリした物言いが受けたのか、クチコミで評判が広がっているらしいのだ。
今夜はスタッフは私一人で、今のところお客さんもメシアさんだけ。とりあえず彼の悩みをじっくり聞いてみることにしようと、カウンター越しに向かい合う。
「そうね、それじゃあ……。とりあえず、救ってくださいってことは救って欲しい悩みがあるんでしょ。良かったら話してくれる?」
「はい。これは東京都こころのお悩み相談電話室にも相談したことなのですが……」
「電話したのかよ!」
この救世神、予想以上に社会のセーフティーネットを活用しているようだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 19:02:19
4007文字
会話率:54%
えっと、これは夢だよね? うん、夢に決まってる。
普段からやってる推しとの理想のシチュエーション妄想のたまものか、こんなにリアルな夢を見せてくれるなんて。
グッジョブ! 私の右脳だか左脳!
てなわけで、大好きなラノベの『中の世界』に降臨す
るという最&高の夢を見始めた私、小宅永遠子。
なんか妙にリアルなのが気になるけど……
私はこの夢を絶対にエンジョイしてみせる!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 13:47:18
113697文字
会話率:46%