侯爵令嬢のアイリスは騎士である。顔の良さと高貴な身分、物怖じしない言動に確かな剣の腕前で「氷の花」と呼ばれていた。仕事に精を出し過ぎて婚期を逃すが本人は一向に気にしない。そんなある日、幼馴染でもある第二王子のリアンから「縁談の話がある」と言
われてしまう。相手は隣国の王子。しかも女たらし。拒否をしたいがそうもいかない状況に、リアンから「対策は練ってある」と、一人の人物を呼び出す。士官学校に入る前から剣を教えてくれた憧れの騎士、ロイに恋人役を頼み乗り切ればいいと提案される。色恋に全く耐性のないアイリスは憧れのロイに畏縮するが、彼は微笑んで「自分がアイリスに熱烈に惚れている、ということにすればいい」と言い出す。その言葉通り、ロイの溺愛が始まって――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 20:21:43
209276文字
会話率:41%
故郷で開かれる弟の婚約パーティーに、一緒に行ってくれる「恋人役」を求めたサンディアナ。冗談だったのに、偶然通りがかった後輩ブレントがそれに立候補してきた。
「俺は完璧にやるんで、せいぜいボロを出さないよう気をつけてくださいね」
「…………は
い」
宣言通り完璧な恋人を演じるブレントに対抗し、彼をきちんと恋人扱いしたサンディアナ。
実は長年想って来た男性なのだが、その気持ちを告白することはできない。なぜなら彼が隠している身分や秘密を知っていたのだ。
しかし、叶わない恋を隠すサンディアナを見るブレントの目は――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 01:11:15
30004文字
会話率:27%
※連載ではありません。連続投稿後、完結します。
衰退と繁栄の異界・グロウタース、双子の風鳥島、水の国・クエイサラーで精霊が引き起こしていると思われる連続殺人事件が発生した。
事件を調べていた風の王の副官、雷帝・インファは、友人で風一家の官能
小説家のペオニサが、件の地で香水の残り香を付けて帰宅したことで、彼がこの事件に巻き込まれたことを知る。
まったく見えない犯人像に、潜入捜査を視野に入れていたインファは、補佐官、煌帝・インジュがあっさり非戦闘員のペオニサを囮に使おうと言い出したことで、彼を守るため誰がペオニサの同性の恋人を演じるかという話に、動揺しながらも自分も名乗りを上げてしまう。事態を察し、風の王・リティルが恋人役を演じると宣言し、解決に向け動き出す。
牡丹の精霊・ペオニサの存在理由は、雷帝・インファだ。それを言えないペオニサと知っていることを言えないインファは、ギクシャクしていた。
インファの容姿が好きすぎて際どい言動を繰り返すペオニサは、クエイサラーに来てしまったインファと恋人関係を疑われ、自身の理と友情の間で迷子になってしまう。
恋に効くおまじないのアイテムとして話題の香水・フェアリア
女性物の香水の香りを纏い殺される、女の敵と噂される被害者男性
インファを想うペオニサの欲望と願い
ペオニサを手放せないインファの、貫く友情
行方不明のペオニサの弟・アシュデル
花の王・ジュールの、息子達を想う心
健気にインファの幸せを願うペオニサを、リティルは守る事ができるのか
ワイルドウインド・シリーズ19作目。水の都の殺人事件編です。
恋愛要素ありのファンタジーです。
※単独で読めるように精進しておりますが、キャラクター、世界観は前作から続いております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 07:52:01
143845文字
会話率:54%
漫画家を目指す俺、諏訪春人は技術向上のためプロ漫画家であるyour先生のアシスタントをすることになったのだが……そいつの正体は『氷姫』の異名を持つ冷酷無比なクラスメイト、山吹結愛だった。
なんで俺がこんな奴のアシスタントを……しかも、
結愛は今絶賛スランプ中でなんとか互いに協力して持ち直してほしいということだった。
「まずはこの家を掃除! いいわね! あっ、ご、ごめん調子に乗った……机の原稿整理でいいわ」
たった一行でツンデレを成立させる彼女が、恋愛漫画で詰まっている理由は恋人を作ったことがないかららしい。じゃあ作ればいいだろ。は? 俺が恋人役?
おいおい、ベタなのは塗りだけにしてくれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 10:06:28
7014文字
会話率:39%
トモダチ代行ネットワーク
このSNSの主たる目的はたったひとつ。
サービス利用者同士が知り合いや友達、恋人役などを演じることのみ。
結婚式に呼ぶ知人役、両親に紹介する恋人役、合コンの人数合わせ……などなど、その使い道は多岐にわたる。
今日もまた、ハンバーグレストランのボックス席で、トモダチが友達を演じようとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 15:02:56
11398文字
会話率:33%
ジルは劇場のヘアメイクとして仕事をしているが、父が借金を抱えて倒れてしまい、幼い妹や弟を食べさせるためにも新たな仕事の仕方を模索していた。そんな時、同僚に男爵を紹介されて話は思わぬほうへと向かう。何と、ジルが男装して恋人役を演じて仕返しする
ことに。
※最後は基本的にみんなハッピーになるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 11:10:00
10311文字
会話率:62%
聖女は国を追放された。追放先で魔物の青年から、パーティーで恋人役を演じるように頼まれる。パーティーでは、青年が魔王だったことが発覚する。魔物をいじめる人間と違い、聖女が魔物に優しかったことを、魔王は昔から知っていた。魔王は聖女を嫁にして城に
迎える。人間たちよ、さようなら。魔王の溺愛の下で、聖女は末永く幸せに暮らします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 18:39:41
7439文字
会話率:68%
リルエは、エルニシア国のアルオニア王子から彼女役の仕事を持ちかけられる。
母親が作った借金を返すために、彼女役を引き受けることに。
アルオニア王子はクールで素っ気ない。けれど距離が近づくにつれ、彼の優しさと笑顔にリルエの胸は高鳴ってしまう
。
絶対に好きにならない。仕事で恋人役をするだけ。
そう割り切って冷静な対応をしようとしても、王子への想いは加速していって——。
そんなときにアルオニア王子に想いを寄せるシェリアが、二人を引き裂くために良からぬことを企む。
期間限定の恋のゆくえは?
身分の差を越えていく、センシティブシンデレラストーリー。
この作品は「エブリスタ」「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 13:15:51
96558文字
会話率:46%
国王に仕える隠密侍女ロミルダは仕事人間で、どんな任務も完璧に遂行するのがモットー。同じ主君に仕える相方の<薔薇の騎士様>こと隠密騎士のラファエルは、仕事以外では接点のないただの同僚。しかしある日、二人は国王の命令で恋人を演じなければならなく
なった。
※アルファポリス様にも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 15:11:58
72716文字
会話率:40%
名ばかり貴族の娘のイリスは、家計を助けるために王都へ出稼ぎに来てはや七年。二十二歳になった今、貴族がらみの特殊な依頼を請け負う『銀獅子の宝飾店』の一員として、立派に活躍している。
勤続七周年の今年、舞い込んできた依頼は…なんと公爵令息の恋人
役だった。なかなかハードルが高そうだがこれも家族のため。メイドとして公爵邸に潜入し、任務完遂のために真面目に奮闘する彼女のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 13:00:00
17007文字
会話率:34%
【書籍化作品】である『私を王子妃にしたいなら貴方たちが淑女のお手本になってください』の続編。
月火木金の週四連載予定。
男爵令嬢リナーテを王妃にすると宣ったイードルとサバラルとゼッドであるが、『ドレスの罰』を受けて淑女の現実を知った
。
反省をして婚約者を大切にする日々を過ごし半年ほどした頃、隣国オミナード王国からフェリアに留学の打診がきた。
王妃になるべく見聞を広めたいフェリアは喜色めいたがイードルは難色を示す。イードルの嫉妬を見抜いた王妃陛下の進言でイードルも一緒に留学することになった。サバラルとゼッドも同伴である。
たんなる短期留学だと思っていた四人であったが隣国オミナード王国へ行ってみると第二王子ヨンバルディが婚約破棄を望んでおり、その協力者になるためにヨンバルディの恋人役をすることになっていた。
「フェリアをヨンバルディの恋人にはさせない。私がその婚約者を口説こう!」
そう進言しようとしたイードルであったが、なぜかイードルがヨンバルディの恋人役をすることになった。
イードルは隣国の学園で女装し淑女見習いたちの手本になれるのだろうか。
ヨンバルディの婚約の行方は。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 08:17:30
109108文字
会話率:51%
祖父を名乗る何者かに実家を乗っ取られたリアナは、いろいろあって男装して学園に通っている。…のだがリアナはセリーヌ王女殿下に壁ドンされていた。「貴様、俺が男だと知ってしまったな?」…甘い雰囲気など欠片も無いけど。ひょんなことから王女殿下の秘密
を知ってしまったリアナは何故か王女様(男)に気に入られてしまう。半ば無理矢理国一の人気者であるセリーヌ王女殿下の恋人役になってしまい、学園ではセリーヌ王女のファンに目の敵にされ、苦労が絶えない。ある日、実家の使用人からリアナの縁談が出ていることを聞かされる。「よし乗り込もうか」「お嬢様ぁ!?」男勝りな男装女子と、訳アリ女装男子のおかしなラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 18:31:05
19218文字
会話率:46%
伯爵令嬢ラフレーズ=ベリーシュは、王国の王太子ヒンメルの婚約者。
王家の忠臣と名高い父を持ち、更に隣国の姫を母に持つが故に結ばれた完全なる政略結婚。
長年の片思い相手であり、婚約者であるヒンメルの隣には常に恋人の公爵令嬢がいる。
婚約
者には愛を示さず、恋人に夢中な彼にいつか捨てられるくらいなら、こちらも恋人を作って一泡吹かせてやろうと友達の羊の精霊メリーくんの妙案を受けて実行することに。
ラフレーズが恋人役を頼んだのは、人外の魔術師・魔王公爵と名高い王国最強の男――クイーン=ホーエンハイム。
濡れた色香を放つクイーンからの、本気か嘘かも分からない行動に涙目になっていると恋人に夢中だった王太子の様子が変わっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 22:11:00
144136文字
会話率:48%
恋人なんていらない。
結婚なんてもってのほか。
ならば、男性が引くようなムキムキ騎士を目指せばいい。
しかし、父はムキムキの暑苦しい騎士だが、母は小リスのように庇護欲をそそる可愛らしさ。その母に似たのか筋肉はほとんど付かず、細
腕なのにレッドベアーを一撃で倒せる女の子になってしまった。
これは方針転換せねばならぬと、バカっぽい女を演じることにした。
それから10年。王太子殿下のヨメ探しの舞踏会の招待状が私の元に届けられた。そのパートナーを誰に頼むか。
そこから始まる物語。
*内容に不快感を感じるようでしたら、そのままそっと閉じてください。
*作者の目は節穴のため、誤字脱字は存在します。
*カクヨム様にも投稿しております。
*【36番目の婚約者候補が同僚の師団長だった件】のスピンオフですが、読まなくても大丈夫です。(多分)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 19:47:43
72170文字
会話率:44%
父親の借金のせいでものすごく貧乏な伯爵令嬢、貴族学院3年のアンネリカ・フローレス。そんな彼女には密かに思いを寄せている男性がいる。それは、同級生の公爵令息のディラン・ファイザバードだ。
彼には最愛の恋人、公爵令嬢のカサンドラ・キャンベルが
いる。でもカサンドラ、実は王太子との婚約が決まっており、貴族学院を卒業するとともに、王太子と結婚するとのこと。
そして最近、ディランとカサンドラが付き合っているのではないかという噂によって、王太子が警戒しているとの事。
「俺は学院を卒業後、カサンドラと2人で隣国に駆け落ちをする。それまでの間、誰か俺の恋人役をやってくれる令嬢はいないだろうか?」
王太子の目を欺く為、嘘の恋人を募集しているらしいのだ。その話を聞いたアンネリカ。
「はい、私が恋人役やります!」
「それじゃあ、卒業するまでの1年間、恋人役よろしくね」
こうして無事恋人役に収まったアンネリカだったが、そんな彼女にもある秘密があった。
彼女は家の為、学院を卒業したら隣国のお金持ちの男の元に嫁ぐことが決まっていたのだ。それも相手はアンネリカより20歳も年上だ。
どうせ好きでもない人の元に嫁がなくてはいけないなら、1年くらい好きな人と過ごしたい。1年で一生分の思い出を作るんだから!!
そう思って始まった恋人役だったのだが、事態は思わぬ方向へと進んでいく事となる。
まっすぐで物凄くポジティブ思考の鈍感娘アンネリカと、日に日にヤンデレ化していく実は危険な男ディランの、ちょっと歪んだ?恋のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 12:36:16
278374文字
会話率:44%
お人好しの姉、器量良しの妹。
そう言われてきた姉の瑞穂は、妹の旭に婚約者を奪われてしまう。
神社を参拝する瑞穂の前に現れたのは、稲荷神社の狐・銀(しろがね)。
彼は瑞穂に、神の宴に参加するため恋人を演じてほしいと頼んできて――?
最終更新:2022-10-27 05:16:18
4137文字
会話率:45%
とある日、男爵家令嬢のレティシアは第一王子であるディオーニから「婚約破棄に協力してくれ」と頼まれる。理由はディオーニ王子の婚約者である公爵家令嬢のメリッサを王家との婚約から解放するため。メリッサには既に想い人がいて、その者と添い遂げさせてあ
げたいとディオーニは言う。協力する見返りは男爵家の借金の全額返済。レティシアは仮の恋人役を引き受け、婚約破棄を請け負い、見事、達成するのだが、自らの断罪の場で雲行きが怪しくなり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-19 20:16:11
23129文字
会話率:23%
詐欺師に騙された叔父のせいで没落した元貴族令嬢のリメルは食堂で働きながら平和な日常を甘受していた。唯一の気がかりは幼馴染で伯爵家令息のヒューイット。弟のような存在だった彼は、いまや立派な騎士。平民になったリメルのことは放っておいてくれれば
いいのに、何故かいつも絡んでくる。早く姉離れしてくれればいいのにと思っていたリメルだったが、ある事件に巻き込まれたことからヒューイットの恋人役を演じることになってしまい……?
おっとり没落令嬢がツンデレな幼馴染みとゆっくり歩み寄るお話しです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-04 17:00:00
79388文字
会話率:43%
デブで冴えない主人公、陣堂一夜。
学校でも友達はおらず、知らない人からも罵詈雑言を投げられ、ついには幼馴染の彼氏からの言いがかりでボコボコにされる始末。こんな人生に嫌気がさしていた矢先、あるテレビの内容が耳に入る。そのテレビ曰く、
「俳優と
女優が多く結婚する理由は、演技中に感情移入してしまうから」だと。
そんなわけないだろうと調べてみると、本当に多数の芸能人カップルは何かしらのドラマや映画で共演していた。それも恋人役や夫婦役で。
それを知ると同時に心の中の何かが疼く。
もしかして……俺が売れっ子俳優になったら結婚は無くとも、お近づきになれるんじゃ……。
そんな不純な動機で始めるも、日々様々な新しい体験をしていく内に、段々と俳優業にのめり込んで行く。
その中で、日本を代表する若手女優や、ハーフ美少女女優、など、様々な人と出会い、成長していく一夜。果たして、最後に一夜の『恋人役』を掴み取るのはーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 20:36:57
98140文字
会話率:42%
男子校の僕は演劇で不運にも王子様役に選ばれる。もちろん相手のお姫様役も男だ。
僕は中性的な顔立ちの彼に不慮の事故により、演技ではなく本当にキスをしてしまう。
彼はなんだか頬が赤い。
そんな彼は演劇を終わった後もなぜだかイチャイチャとしてくる
。
いやいやながら彼と接しているうちに、男同士で一線まで超えてしまう。
そして僕の知らなかった驚きの真実に気づかさせることとなった
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 22:31:55
9822文字
会話率:56%