少し昔、広大な神の社、天界で大きな派閥争いが起こりました。
争いを起こしたのはタタラカガミという炎と雷の神です。
タタラカガミは100人の部下を従えて主神であるニニギノミコトに挑みましたが、あと一歩のところで敗れてしまいました。
敗れ
たタタラカガミは自らの身を守るため下界へ降り立ち、当時妊娠中だったとある女性の胎内の子供に取り付いたのです。
こうして赤ん坊は炎と雷を纏って生まれてきました。
彼女を産んだ母親はホトが焼け爛れ、赤ん坊を産んだ直後に死亡しました。
生まれてきた赤ん坊は呪耐法の魔力を宿った包帯で全身を巻かれ、育てられることになりました。
赤ん坊がその身に宿した炎と雷は三日三晩その猛威を発揮し続けました。
こうしてタタラカガミの化身である赤ん坊はアグニと名づけられ、
沢山の人たちの愛を受けて育てられたのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 12:10:00
308779文字
会話率:60%
当時の婚約者である王子をかばい、攻撃魔法を受けずっと眠り続けていたローラは、隣国の魔術師ヴェルデによって百年後に目覚めた。
だが百年も経っていたことに驚き、ローラは婚約者や家族、友人が皆この世からいなくなっていることを知り、今の時代で自分は
生きている意味がないと絶望する。だが、そんなローラをヴェルデは受け止め、自分の国で一緒に生きようと提案する。さらに、婚約者になってくれと言い出した。
「あなたのことはこれからどんなことがあっても守り抜きます。そして、幸せにしてみせますよ」
眠りから目覚めた姫と、姫を一途に思う魔術師のハッピーエンドストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 12:08:53
90536文字
会話率:49%
八岐大蛇(やまたのおろち)信仰と製鉄・鍛冶の里『八畑村(やはたむら)』では八つの家が管理するたたら場で神代より鉄を鍛え続けてきた。その八家(はちけ)には神器と神通力が伝承され長きに渡りこの地を妖(あやかし)から守り続けている。
そんな
八畑村に事件が起きる。なんと八家筆頭当主が病に倒れ幼い一人娘が家督を譲り受けることとなった。その娘『八早月(やよい)』は当時わずか八歳、しかし周囲の不安と心配を意に介さず、彼女は歴代最高の巫(かんなぎ)と称された。
それから四年、十二歳の少女となった八早月は村の分校を卒業し街にある中学校へと入学した。初めて村を出た八早月は、今までと異なる生活環境に触れ様々な経験をすることになる。それは初めての出会い、友情、出来事、そして初めての――
この物語は、稀有な幼少期を過ごした少女による初めてづくしの体験談―― そんな彼女を取り巻く人々や環境、学園や社会生活における時の移ろいをそっと覗いてみてみませんか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 12:00:00
812490文字
会話率:34%
とあるゲームの噂はいつの間にか忘れ去られていた。
そのゲームがあまりにもリアルでそして危険だったから。
当時の開発者も制作会社もすでに無く、元になったプログラムはどこかの国が買い取ったと言う噂もあった。
そして10数年が流れそんなゲームのこ
となど知る人も今はいない。
だがそのシステムは秘密裏にある目的で開発され続けていた。
デスアプリ、人々はそのゲームをそう呼んだ。
そして…ある日、十数人の若者が行方不明になった、それがこのゲームアプリの始まりであり世の中を恐怖へと陥れる最初の出来事だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 12:00:00
202901文字
会話率:55%
はじめに本作品には非常に過激な性描写が多く出てきます。
その後に非常な残酷な描写も出てきますから、それらが苦手な方にはお勧めできません。
本作メイン主人公の橘瑠璃(たちばなるり)はバブル崩壊後に就職活動をしますが、入社試験を受けるが悉く不採
用を告げられます。
それで、父からに指令で(就職できなければ田舎に帰って嫁に行ってもらうぞ!)しぶしぶ田舎に帰り、そこで会う素敵な叔父さんが経営する会社にコネで入社することが出来ました。
1か月遅れの入社で配属されたのは叔父さんの目が届く秘書課ですが、次第にコネ入手が社員にバレてしまい社内で壮絶ないじめに遇います。
それでおよそ1年休暇し、休暇明けの初出社日に行われた会社の健康診断から、徐々におかしな方に話が進みます。
1か月後の健康診断の結果が送られてきますが、そこから大きく瑠璃の環境が大きく変わっていきます。
そして、神になりますが、服装は小学校5年生当時に着用していたスクール水着だけです。
興味を持たれた読者さんは本編をお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 11:20:00
546220文字
会話率:6%
「えへへー♪ アキトくん、どうどう? 新しい制服似合ってる?」
届いたばかりのまっさらな高校の制服を着たひまりちゃんが、ファッションショーでもしているみたいに、僕――神崎暁斗(かんざき・あきと)の目の前でくるりと回った。
短いスカー
トがひらりと舞い、僕は慌てて視線を上げる。
「すごく似合ってるよ。まるでひまりちゃんのために作られた制服みたいだ」
「やった♪」
僕とひまりちゃんは血のつながっていない義理の兄妹だ。
僕が小学校のころ、クラスに母子家庭の女の子がいた。
それがひまりちゃんで、ガリガリに痩せていて、何度も繕ったであろうボロボロの古着を着ていたこともあって、
「貧乏神が来たぞ~!」
「貧乏が移っちまう! 逃げろ~!」
心ない男子たちからは名前をもじって貧乏神なんて呼ばれていた。
「うっ、ぐすっ……」
ひまりちゃんは言い返すでもなく、いつも鼻をすすりながら俯いてしまう。
そして当時の僕はというと、自分こそが神に選ばれし特別な人間だと思い込んでいたのもあって、ひまりちゃんがバカにされているのを見かけるたびに、助けに入っていた。
そして父さんが食堂を経営していたこともあり、僕はひまりちゃんを家に連れ帰っては一緒にご飯を食べた。
それはいつしか、ひまりちゃんのお母さんも含めた家族ぐるみの付き合いになっていき。
ある時、僕の父さんとひまりちゃんのお母さんが再婚して、ひまりちゃんは僕の義妹になったのだ。
「これからは毎日一緒にいられるね!」
そんなひまりちゃんは年々綺麗になっていき、いつしか「女神」と呼ばれるようになっていた。
対してその頃には、ただの冴えない凡人であることを理解してしまった僕。
だけどひまりちゃんは昔助けられた恩義で、平凡な僕を今でも好きだ好きだと言ってくる。
そんなひまりちゃんに少しでも相応しい男になるために。
女神のようなひまりちゃんの想いに応えるために。
もしくはいつか、ひまりちゃんが本当にいい人を見つけた時に、胸を張って兄だと言えるように。
高校進学を機に僕はもう一度、僕をがんばってみようと思う――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 07:10:00
106166文字
会話率:44%
VRMMORPG『One and only world』。通称ワンオン。唯一無二の世界と称されたこのゲームは、ステータスが隠れた完全スキル制となっている。発表当時から期待が寄せられ、βテストを経て、さらに熱が高まっていた。
βテストの応
募に落ち、販売当日にも買えず、お預けを食らっていた結城白(ゆうきしろ)は、姉の結城火蓮(ゆうきかれん)からソフトを貰い、一ヶ月遅れでログインした。ハクと名付けたアバターを設定し、初期武器を剣にして、ランダムで一つ貰えるスキルを楽しみにしていた。
そんなハクが手に入れたのは、不人気スキルの【吸血】だった。有用な一面もあるが、通常のプレイヤーには我慢出来なかったデメリットがあった。だが、ハクは、そのデメリットを受け止めた上で、このスキルを使う事を選ぶ。
吸血少女が織りなすのんびり気ままなVRMMOライフ。
※カクヨム、アルファポリスでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 07:00:00
1366291文字
会話率:58%
長編6作目です、前作までは「守」と「好美」の現実世界での過去の話を書いてきましたが、これからは「その後」としての話を書いていきたいと思います。
ずっと心の片隅にいた恋人の好美と異世界で再会した守、当時「真帆」という恋人がいましたが別の世
界に飛ばされて結婚していました。
そんな訳で再会した者同士で同棲する事になったという話です、ただ好美は異世界でかなりの起業家なので守にとってハチャメチャな生活が始まって行きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 07:00:00
515482文字
会話率:62%
これは、異能者である少年と猫耳巫女の姉妹の少し変わった、それでいて平凡な日常の物語。
高井裕田(たかいゆうた)の暮らす街はなんてことない田舎町。―猫耳の生えた人間と能力者が多くいる事を除けば。
遠い昔、この町のご先祖が異世界転移し、異能の
力とケモミミ族を連れて戻ってきた故にそうなっているらしい。
当時は大混乱だったらしいが、今やこの町では異能者やケモミミなんてものはちょっと珍しい程度。
高井自身も能力者ではあるのだが、あまり能力について意識することなく、幼馴染の猫耳巫女姉妹、帋草佳奈(かみぐさかな)と帋草結良(かみぐさゆら)と過ごしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 03:13:10
1534文字
会話率:34%
世界の様々な場所に、巨大な穴がぽっかりと開いていた。
|竪穴(たてあな)のように見えて次第に斜めになってゆき、穴は、やがて陽の光も届かぬ洞穴へと変わってゆく。
洞穴には、様々な変化があった。
地上にはない生態系、他のどの鉱山にも存在し
ない謎多き鉱石や宝石。
更には遺跡のようなものまであって、そこを調べようとする者には、恐ろしいトラップが潜んでいる事すらあった。
ある学者は、「これはかつて超文明が存在した痕跡で、当時の高度な技術が残っている可能性がある」と、これを肯定的に見ていた。
またある学者は「これは呪われし忘却の都の遺構であり、迂闊に深入りすれば数多くの呪いを地上にばらまくことになる」と、否定的な意見を述べたりもした。
宗教家などは「かつて神界に戦いを挑み、幽閉された巨大な悪魔が潜んでいる危険極まりないものだ」と|嘯(うそぶ)き脅し、信者の不安を煽り。
投資家や詐欺師は「これこそが人生を逆転するチャンスだ」と、切羽詰まった者達を煽り、進んで身を投じさせていった。
だが、確かにこの世界中に存在する巨大な洞穴には、人を人寄せる何かが存在していたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 00:03:23
67162文字
会話率:58%
クリシェ=アルベリネア=クリシュタンド――アルベラン王国将軍。
当時追い詰められたアルベランを持久させ、その後の広範な版図拡大、大陸統一の中心となった人物。軍事史上最高の天才として語られ、彼女の魔術的発明は英雄の時代を終わらせた。その絶
大な武勲と、現在にも伝わる彼女の魔術的遺産から、現在においても比する者なき英雄として広く知られている。
反面、彼女が異常者であるという記述も散見され、当時の文献を紐解けばその冷酷さや無慈悲さが至る所に書き記されている。そんな彼女を冷酷なる殺戮者とする見方も多くあり、その実際は――
「えへへ、ベリー、今日は何を作るんですか?」
「そうですね……今日のメインはクリシェ様のお好きなカボチャパイにしましょうか」
好きなことは料理と食事と甘えること。
得意なことは人殺し。
――少し頭のおかしな少女が優しい人間に囲まれて、幸せを見つけていく。そんな過程を描いたお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 00:00:00
3298226文字
会話率:27%
プレステよもやま話です。
プレステよりもサターンだった、当時の私がついにプレステに食指を動かしました。
かなり遅めのプレステデビューとなった、大介の偏食ぶりをご堪能ください(笑)。
最終更新:2024-11-18 00:00:00
3583文字
会話率:0%
ゲームボーイの・・・淡いおもひで。
最終更新:2024-07-26 02:00:00
1148文字
会話率:0%
過去作ですね。
昔、犬を飼っていた時の思い出です。
久しぶりに読み直して、ちょっぴり切なくなりました。
シロクロの心・・・本当の事は分らないけど・・・。
生き物を飼うって、やっぱり大変で尊いものですね。
エッセイかなと思いました
が、当時の書いた気持ちでは、童話よりかな・・・ちょっぴり大人の童話で。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-22 00:03:08
1239文字
会話率:0%
二十二世紀初頭、長いあいだ危惧されていた最終戦争がついに勃発。
NBC兵器の大量使用により地上からの避難を余儀なくされた人類は、かかる事態に備え建造が進められていたメギドという名の地下シェルターへ逃げ込んだ。そこはあらゆる機能がAIによっ
て管理された巨大地下都市。中央にそびえる人工知能塔は、汚染された水や空気の浄化機能や大規模な発電機能、さらには地下空間上部に疑似的な空を作り出す人工気象機能までも備えている。そして、随所に設置された無人倉庫には膨大な備蓄品を無駄なく平等に支給するための仕組みが組み込まれており、これらによって人類は絶滅を免れることに成功した。
それから数年、地下での暮らしがようやく安定の兆しを見せ始めた頃、思いもよらない災厄が再び人類を襲う。地上から突如として侵入してきた獰猛な変異生物――鬼獣が人々を襲い始めたのだ。それは環境汚染が生んだ突然変異体とも、戦前に研究されていた生物兵器ともいわれ、強大な力と恐ろしいまでの獰猛さで次々に人間を捕食していった。
地上での過ちを教訓にメギドへの銃火器の持ち込みを是としなかった人類は、徐々に支配領域を狭めていく。そんな彼らに救いの手を差し伸べたのは、またしてもメギドであった。都市を管理するAIは、当時の科学技術の粋を集めた人工知能塔の機能を用いて対鬼獣用人工生命体――騎士を生み出すことを決定。遺伝子工学的に特殊能力を付与された彼らの活躍により、人類はメギド第二層までの奪還に成功した。
それからおよそ一世紀、人類と鬼獣の戦線は第二層外壁を境に拮抗していた。そんな中、九十世代の騎士として生を受けたアキツは、騎士訓練校の卒業を間近に控えていた。生まれながらに背負わされた騎士としての重い宿命。それに不満を抱きながらも日々の訓練に励んでいた彼は、友人が足繁く通う孤児院で子供の失踪事件に巻き込まれる。友人たちと共に、草食鬼獣の生息域である森林公園に捜索に入るアキツ。果たして彼らの運命は? いま、大きな運命の歯車が静かに回り始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 22:10:00
100267文字
会話率:61%
かつて社会現象ともなった超人気VRMMO、「キングダム・ルール」。その世界では拳王・剣王・銃王・導王・械王・暗王という六つの王が暗黒大陸・レヴォの統一という目的の元、日々争いを繰り広げており、主人公である皆川譲二もまた大学時代にそのゲーム
にどっぷりハマり、ゲーム内で最強の『刀王』・ジョージとして名を馳せ、当時のプレイヤーから恐れられていた。
――それから十年という年月がたち、社会人ともなった皆川は、普通の会社員として毎日残業を繰り返すというつまらない人生を送っていた。当時恐れられていた人間も、今となってはただの社畜という現実にため息をつく皆川だったが、ある日突然飛び込んできたニュースが彼を再びVRMMOの世界へと誘う。
「キングダム・ルール」の正当的な続編となるVRMMO、「リベリオンワールド」の発売が発表され、皆川は一度は引退した身でありながら、再び混沌渦巻く暗黒大陸へと飛び込んでいく。
引き継いだ武装を再び身に纏い、かつて使役していた戦術魔物を引き連れて、皆川譲二の新たなる戦いが始まる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 22:01:59
345082文字
会話率:63%
「はじめまして、フェルリア公爵様。わたしはリーシャ·フランクスと申します。以後お見知りおきを」
「ああ。さっそく本題に入るが、私と結婚してくれないか?」
「……」
ウェルロード。この国には建国当時から続く五つの名門家があった。それぞれ役割
は違うものの爵位関係なく皇族に継ぐ権力を持つ五つの家はまとめて「ロード」と言われ、人々は尊敬と畏怖の念を抱いていた。
これは不幸な環境で育ちながらも一族の悲願を胸に、前に進もうとする一人の少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 21:00:00
72388文字
会話率:62%
滝岡総合病院、レベル4。
滝岡と神尾は、初めて出逢う。
ファースト・コンタクト
新興感染症疑いの患者が訪れて、滝岡総合病院は緊張の中に。
滝岡と神尾は、初対面で未知の感染症に対峙することになる。
はたして、患者を救うことはできるのか?
※SARS-COV2が現れる前に、SARS~ときて次に現れるのは
コロナウイルス系の感染症ではないか?と当時考えて書いたお話です。
細部を直そうと思っている内に、SARS-COV2が来て、これはどうしようと思ったのですが、シリーズの最初の話として外せないので、多少直しをいれつつはじめることにしました。
基本、SFですので、現実と関連はありません。
医学的な話は、ネタとして本気にしないでください。
※ 残酷な描写として、手術等の流血シーンがあります。苦手な方はご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 20:08:18
19015文字
会話率:49%
冷静沈着かつ変わり者にして、人の身体に憑依する特技を持つ女子高生・和泉 映(いずみ はゆる)。
ある日のこと。親友の身体を借りている最中、抜け殻となった映自身の身体が何者かに乗っ取られて奪われてしまう。
身体を追い求めて、映は人々(たまに猫
)の身体をあっちへこっちへ漂流しまくることに。乗り移った相手との超絶至近距離での交流を通して、映は自身を見つめ直し、過去と向き合い、やがて謎に迫っていく。
ちょっぴり不思議でのんびりな冒険の果てに、映がたどり着いた真実とは──。
日本のどこかを舞台にした、主人公が行方不明な “自分探し”エンタテインメント小説。
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … * … * … * … * … *
このお話は、大学生の頃に別の投稿サイトに別名義で投稿したものになります!
当時は誹謗中傷の被害に遭い、わたし自身が心の調子を崩してしまって、作品を削除してしまいました。
ですが個人的にとても思い入れのある作品で、自ら生み出したキャラクターたちにもとても愛着があるため、このたびこちらの「小説家になろう」のほうに再投稿することに決めました。
再投稿に際しては大幅に改稿を行いましたが、基本的なストーリーは当時のままです。
初めてまともに書いた小説ということもありいろいろと稚拙で、展開ものんびりしていてちょっと退屈かもですが、きっと楽しんでいただけることと思います……!
(あと、小ジャンルのところ「推理」となってますがぜんぜん推理してないです!選択肢の中から辛うじて近そうなものを選んだらこうなりました。あらかじめご了承ください)
こんなところまで読んでくださって本当にありがとうございます。
毎日投稿を予定しておりますので、評価やコメント(ご意見、ご感想)、ブックマーク登録、あともし見つかったら誤字脱字のご報告などをいただけましたらとっても嬉しいです。
よろしくお願いいたします(ू•ᴗ•ू❁)♡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 20:00:00
56332文字
会話率:45%
大清帝国中期、嘉慶年間。三世の春で窮まった繁栄と爛熟が、斜陽と退廃へと取って代わろうとする時代。
前皇帝の弟を父に持つ変わり者の親王『永暁』(ヨンヒョオ)は、京師に流れる奇妙な噂を耳にして、ふらりと何処かへ出掛けていく。その後を追うのは、少
し訳ありの奴僕『名無し』。
─「子は怪力乱神を語らず。では代わりに、ぼくが語ることにしよう」
・登場人物
永暁…大清帝国の皇族。世襲親王家の一つ『瀏親王』の第二代当主。本年十八歳。
『名無し』…永暁の包衣(お付き)。自称二十歳。彼の父親である先代親王に仕えていた。
(この小説は『聊斎志異』、『子不語』などの翻案小説です。また、当時の生活や環境描写には、『紅楼夢』などの表現を参考にしました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 19:19:10
154202文字
会話率:66%
「我々は400年前にいるのか」
1941年12月、大東亜戦争開戦に伴い、マレー、フィリピン制圧のために、海上移動していた大日本帝国陸海軍、皇軍の諸部隊は驚愕することになった。
状況の異変を把握し、更に情報収集に努めるのにも、中々皇軍は手
間取ってしまい、1541年12月にいることが、ようやく分かった。
取りあえず、フィリピンを仮の根拠地にした皇軍の主力は、祖国の日本を目指す。
戦国時代の戦乱の下にあり、困窮している天皇陛下をお救いし、衰微している国体を回復するために。
そして、この出来事は、当時の日本に割拠していた諸勢力にも多大な影響を与え、更に世界にも徐々に影響を与えることになり、歴史を大きく変えていった。
また、その皇軍の中には、上里松一という海軍少尉がいた。
対米戦の中で戦死を覚悟していた彼は、戦国時代に生きる中で家族を作り、更にその家族が更なる人とのつながりを育んでいく。
その中には、史実で名を馳せた人物もいることになる。
そして、史実で名を馳せた人物も、また史実とは異なる人生を歩むことになる。
そんな80年余りの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 19:11:38
2694600文字
会話率:23%
目が覚めたら、前世の大正時代に戻っていました。今度は幸せを掴もうとしたら、当時の法律等に私は翻弄される羽目に。
21世紀人としては認められない、法律を変えてやる、と思いつつ、目の前の物事を解決すればする程、夫が逃げ出す等、何だか私は悲惨
な目に。
どうしてこうなって行くの。
(「私の本当の家族を求めて」のB面話になります。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-11 19:16:46
58381文字
会話率:17%
「今の日本には、戦艦よりも雑木林と言われようとも彼らが必要なのだ」
山本権兵衛首相は、そう喝破した。
第一次世界大戦において、日本は駆逐艦を主力とする遣欧艦隊を派遣した。
遣欧艦隊の主力となった駆逐艦の艦名は、植物、樹木、草木の名か
ら付けられていたことから、遣欧艦隊の駆逐艦には雑木林というあだ名が付けられた。
そして、当時の様々な限界から「雑木林」、遣欧艦隊は悪戦苦闘を強いられた。
だが、彼らの奮戦は決して無駄ではなかった。
彼らの奮戦とその経験を活かすことで、日本海軍は20年余り後の第二次世界大戦で「対潜作戦の悪魔」と、敵味方双方から畏怖される存在となれたのだ。
それについて、あらためて語る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-08 19:12:08
31437文字
会話率:21%
地(ち)龍(りゅう)の歴史は古く謎に満ちている。
時は平城とも平安とも言われ、日本には人と人ならざるものが共に暮らしていたという。今では人がそれらを見ることも稀になったが、当時は誰もがそれを普通に目にすることが出来たという。それらと人とはそ
の種の違い故か無秩序で混沌とした世を生きていた。そんな世を憂いた一匹の龍が、初代の地龍当主に特別な力を与えた。その力によって当主は人の世とそれらの世とが共に平和に暮らせるようにしていったという。
そんな言い伝えの真偽はどうあれ、時を経て地龍は大きな組織になっていき、表だって知られる事はないが日本を支える無くてはならないものとなった。
そして現代。時は平成も終わりを迎えようという頃である。
地龍のあり様は変わらず、『昼』と『夜』のバランスを守ることだ。
『昼』とは人の世を『夜』とは人ならざるものたちの世を指した。地龍は『昼』『夜』の共存と平和のために、双方に等しいバランスを守ることを目的としている。
バランスを犯す事象を『揺らぎ』と呼び、『揺らぎ』を討つことで治め、世を守ってきた。
地龍は人の身にありて人にあらず。その特別な力は『夜』を視て、屠ることができるのだ。長い時を経て尚、地龍の武士たちは刀を携え、『揺らぎ』を斬り続けている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 19:00:00
5583979文字
会話率:49%