内向的で、人付き合いが苦手な普通の女子高生・佐藤遙(さとう はるか)。
彼女は昔からひとりでいることに慣れ、人混みの片隅で静かに過ごしてきた。
「私なんて平凡で、特別なものなんて何もない。だから、誰かに気にかけられる理由もない——」
そう信
じていた。
しかしある日、彼女は学園の人気者・神崎星奈(かんざき せな)と関わることになる。
星奈はまるで輝く星のような存在だった。
美しく、社交的で、自信に満ち溢れ、まるで遙とは別世界の人間のように思えた。
だが、その眩い光の奥には、誰にも言えない孤独と痛みが隠されていて——。
最初は交わるはずのなかった二人。
けれど、少しずつ互いを知り、距離を縮め、
やがて遙は一歩を踏み出す勇気を持ち、星奈は心の鎧を解いていく。
これは、「成長」と「勇気」、そして「愛」を描いた物語。
地味な私と、輝く星のような彼女が出会ったとき——
世界は少しずつ、変わり始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 01:42:10
191766文字
会話率:31%
成人の祝福。
人族が16歳の誕生日に職業とスキルを得る事が、そう呼ばれる。
その得られる職業とスキルは、本人の素質、努力、神の気まぐれで決まると言われている。
そして、その得た職業とスキルで、その後の人生は大きく変わってしまう。
だが、それを打破する事も世界の理には有る。
それは、世界に勇気を示す事。
だけど、そのハードルが高すぎて、強くなれない人族。
そんな異世界に、神らしき存在が裏技を使う事によりチート職業勇者職を与えた者が居る。
そして、その神らしき存在に、勇者だとバレルと権力者に抱きかかえられ、強い力の影響の及ぶ範囲が狭くなるので、出来るだけ隠れてと指示された。
なので、主人公は同じパーティの友人にも嘘をつくことに。
隠れ勇者イサムは、今日も偽り・嘘をつき続けます。
残酷な描写があり、嫌な性格の人達も出て来るので、そう言うのが苦手な人は避けた方が良い作品です。
お題をもらって書くのも良いかも、と急遽描いた作品です。
推敲は不十分で、プロットは他作品からの流用で不十分なのですが、期間制限があるので、とりあえず投稿してみます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 22:00:00
822465文字
会話率:15%
人見知りの大学生ユウキは、匿名でボーカロイド楽曲を投稿するも、再生数は伸び悩む日々。一方、美しい歌声を持つ短大生ミオは、路上ライブで歌い続けるが、その歌声は雑踏に紛れて誰にも届かない。互いの存在を知らないまま、孤独に音楽を紡いでいた二人の運
命は、ミオの路上ライブ動画をユウキが見つけたことで交錯する。
ユウキはミオの歌声に深く魅せられ、彼女のためだけに新たな楽曲を制作。勇気を振り絞り、匿名でミオにデモ音源を送る。ミオはその曲に感銘を受け、オンラインでの共同制作が始まった。顔も素性も知らないまま、二人は音楽を通じて深く共鳴していく。
完成した楽曲がミオのチャンネルで公開されると、瞬く間に大ヒット。ミオは一躍注目を集めるが、ユウキは自身の功績を隠し、匿名性を貫くことを選ぶ。ヒット後、ミオの路上ライブを訪れたユウキは、そこで初めて彼女の圧倒的な美しさに心を奪われ、恋に落ちる。
大手レコード会社から声がかかり、ミオはメジャーデビューを果たすが、ユウキの楽曲は権利の都合上、公式な場では歌われることがなくなる。それでも、ユウキは自分の音楽がミオの夢を叶え、多くの人々に届いたことに深い満足感を覚える。ミオは「謎の作者」への感謝を募らせ、再会を願うが、ユウキは自身の極度の人見知りから、彼女の成功を妨げないためにも、敢えて姿を現さない。
二人が直接会うことはないまま、ユウキは匿名ボカロPとして、ミオはメジャーアーティストとして、それぞれの道を歩んでいく。音楽という見えない糸で結ばれた二人のメロディーは、これからもそれぞれの場所で響き続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 20:57:29
5123文字
会話率:0%
デリケートな胃腸を持つ大学二年生のケンタは、ストレスや不規則な食生活のせいで、お腹のトラブルが絶えません。彼が何よりも恐れているのは、密かに想いを寄せるクラスメイトの清水さんの前で、お腹が鳴り響くこと。
そんなある日、彼の胃腸薬の空き瓶か
ら、個性豊かな「腹の虫」たちが飛び出してきました!
空腹の「グー」という音に反応して現れるのは、丸々としたイモムシの妖精クー助。彼はケンタの「ごちそう」への願いだと勘違いし、授業中に巨大なカツ丼のホログラムを召喚したり、テスト中に脳みそプリンを出現させたりと、所かまわず食テロを巻き起こします。
おならの「プー」の音と共に現れるのは、眼鏡をかけたカメムシの妖精風助。彼はそれを「知恵」への願いと捉え、エレベーター内で難解な数式を映し出したり、ライブハウスで突然「静寂のオーラ」を発動させたりと、ケンタを無音の地獄に突き落とします。
そして、急な腹痛の「ゴロゴロ」音で飛び出してくるのは、美しい翅を持つアゲハチョウの妖精乱子。彼女は「緊急脱出」へのSOSだと勘違いし、満員電車で大量の鱗粉と煙幕を撒き散らしたり、ドライブ中にカーナビを暴走させて泡だらけにしたりと、行く先々で大混乱を引き起こします。
胃腸のトラブルが解決することはなく、彼らの奇行に巻き込まれては羞恥で悶絶するケンタ。しかし、そんなドタバタな日常の中で、彼は少しずつ腹の虫たちとの奇妙な「絆」を感じ始めます。そして何より、清水さんが呆れながらも、どこか面白そうに自分を見ていることに、小さな勇気をもらっていたのです。
厄介だけど、かけがえのない「ハッピー」と「地獄」を運んでくる不思議な瓶と、愉快な腹の虫たち。ケンタの胃腸の悩みは今日も続き、彼らの騒がしい日常はこれからも続いていくのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 17:33:31
9310文字
会話率:38%
町のたちの悪いヤンキーを片っ端から潰し続け、その強さのせいで周りから敬遠された元ヤンキー少年、大和田勝海。
遂に町を平定した彼が、意を決して登校を再開した矢先、異世界にクラスごと転移させられる話。
最終更新:2025-07-22 18:00:00
138708文字
会話率:56%
※ギャグです。
平和な「ミケネコカフェ」に、ある日、ロシアのドンスコイ猫「ドンスキー」(冥王サウロン)が現れ、カフェ全体を支配しようとします。これに対し、日本の三毛猫「ミケ」(エルフ)は、ヨーロッパのヒマラヤン「ヒマラ」(ホビット)、アメリ
カのマンチカン「マンチ」(ドワーフ)、エジプトのバステト「バステト」(イスタリ)と共に、ドンスキーの野望を阻止しようと立ち上がります。
ミケは、かつて猫たちの間で交わされた「古き誓い」を守るため、そしてカフェの平和を取り戻すため、仲間たちを導きます。
猫たちは、それぞれの特性を活かし、ヒマラは心の安らぎを、マンチは遊び心で活気を、バステトは知恵と勇気を、そしてミケは冷静な指揮で抵抗を続けます。最終的に、彼らの「絆」が具現化された「猫の宝玉」の輝きによって、ドンスキーの闇は打ち破られ、カフェには再び平和が訪れます。これは、自由と絆を重んじる猫たちの、新たな始まりの物語です。
指◯物語風。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 17:52:49
4020文字
会話率:31%
これは遠い未来、アンドロイドが普及した世界のお話。
一人の少女【マリー・ヨープ】の前には一体のアンドロイドが横たわっていた。
マリーは鏡を見て思い出す。
あの日、大学生になるはずだった自分に起きた出来事を。そして、諦《あきら》めか
けていた自分に勇気をくれた人々のことを。
マリーはアンドロイドに向かって言った。
「お願い!起きて!!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 12:47:58
26228文字
会話率:57%
優しい少年山川渡海雄とアクティブな少女明星悠宇は夏の日に出会った。すぐ友達になった二人だが、いくつかの偶然が重なった結果はるか宇宙の彼方より訪れた侵略者から地球と人類を守るために頑張らないといけなくなった。敵が襲来した時、二人は勇気を具現化
したエメラルド色の瞳を持つ戦士となり主に徒手空拳で、時には心身を一つにして巨大ロボットを操縦するなどしてこれと戦う。長く辛く苦しい戦いのさなか、二人は互いに愛を語りながら心を支え合う。
ワールドカップを前にしてラグビー熱の高まりに乗じて執筆された明朗学園4コマ漫画『1 or 8』も2019年4月頃から連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 19:55:30
2249698文字
会話率:85%
親子を助けた青年、天之竜輝はその勇気をたたえられスキルを与えられ異世界へ転生させてもらえることとなった。異世界でのせいかつを手に入れるため、世界に平和をもたらすための冒険が始まるのだった。
最終更新:2025-07-21 18:57:03
24911文字
会話率:58%
これは、ひと夏の“ちいさな”大冒険の物語。
小学五年生の結城なつみは、亡き姉とともに遊んだ「勇者ごっこ」を引き継ぐように、ひそかに心に決めていた。
けれど、冒険の一歩がなかなか踏み出せないまま、夏休みを迎える。そんなある日、同じクラスのそ
らたと出会い、図書館の旧館に隠された“勇者ノート”を探すことに。
不思議な出来事や秘密の場所、そして懐かしい記憶に導かれながら、ふたりはほんの少しだけ、自分の世界を広げていく。
そこにモンスターはいないけれど、ドキドキやワクワク、ちょっぴり切ない気持ちがつまっている。
子どもにとっては「大冒険」。大人にとっては「懐かしい記憶」。
これは、勇気を出して“ただいま”を言うまでの、優しい夏の物語。
君にもきっとあったはずの、“あの夏休み”が、ここにある。
「勇者になるって、そういうことだったんだ。」
──これは、ちいさなふたりの、忘れられない夏の冒険。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 18:30:00
94446文字
会話率:25%
美容室「ハピネスカット」を舞台に、人々を幸せにするためのカットを得意とする美容師・藤井葵が、訪れるお客様の髪を切りながら心に寄り添い、悩みを解消し新しい一歩を踏み出す手助けをしていく物語。
お客様の個性を大切にしたカットは単なる外見の変化に
とどまらず、心の内側にも変化をもたらします。
人生の分岐点に立つ若者、再出発を誓う大人、悩める親子...多様な人々の物語が、葵の手を通じてつながっていく群像劇。
時に笑い、たまに泣いて、稀に怒ったり。
髪を切るその瞬間に、人が持つ新しい自分への期待や勇気を紡ぐ心温まるハートフルストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 23:30:00
118293文字
会話率:34%
あらすじ
高校生の主人公・浅梨ましろは、いつも一緒だった親友・福圓陽菜が突然、SNSや現実の世界から姿を消してしまったことに心を痛めていた。調べていくうちに、陽菜はVRオンラインゲーム「オピニオデム」に深く依存していることがわかる。
まし
ろにとっては現実よりも楽しいそのゲームの正体は人々の感情や記憶を映し出す魔性のデジタル世界。
ましろは自分の凍った記憶と感情を溶かし、現実と向き合う勇気を取り戻せるのか?
閉ざされた陽菜の心を溶かし、現実の世界に連れ戻すことができるのか
ネオページでも連載中
https://www.neopage.com/book/33209028011186400折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 18:00:00
9112文字
会話率:22%
優秀な高校生の斉藤凛が、異世界に転移して職業テイマーになる話。
普通は、急に異世界なんかに転移すればどうにかして逃げようとすると思います。
安全な環境があれば、そこに留まろうとすると思います。
力がない、情報がない、利点がない、何か
理由をつけて。
でもリンは立ち向かう、勇気を振り絞って。
歴代最強と言われる現代勇者をも超える力を身につけ、人外となっていく。
ビーストテイマーがハズレ職でも。
殺されかけても。
魔王と戦うことになっても。
決して折れない。
もし自分がこんな状況に陥ったら、リンと同じ行動が取れるでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 17:10:00
70070文字
会話率:30%
こよみです!あらすじいっくよー!
ひきこもりのお兄ちゃんは、お母さんの手伝いで家事をしながら暮らす日々。
料理はすごく上手いしいつでも嫁に出せそうなくらい。お兄ちゃんだけど。
お兄ちゃんを嫁になんてだせるかー! と思った私は、ヴァーチャルラ
イバーになることを提案してみた。
ほとんど声変わりしていないお兄ちゃん声は可愛いし、男の娘キャラで絶対に人気が出る。
可愛い外見と声が原因でいじめられて引きこもったお兄ちゃんには酷かもだけどそれを克服するためにもいいんじゃないかな?って。
もちろん全力でサポートするよ!
勇気を出して一歩を踏み出す…そんなちのお兄ちゃんの話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 17:00:00
51232文字
会話率:49%
沖縄県の公立校、斎叡高校に通う二年生の男子生徒、三崎奏良は端麗な容姿を備えながらも自己肯定感が頗る低く、常日頃から鬱々とした雰囲気を纏っていたせいか友人もいない。
だけど、そんなある日のこと。ありったけの勇気を振り絞り、クラスメイトの女
子生徒へ友達から初めてほしいという旨の言葉を告げる奏良。すると、その生徒――クラスの中心的存在たる美少女、桜野灯里は一人でも友達を作ってきたら話に応じるという旨の返事をする。
そして、それまで友人の一人もいなかった奏良は意気消沈。半ば諦めていた彼の前に現れたのは、艷やかな黒髪を纏う後輩の美少女で――
*当作品は、小説投稿サイト『エブリスタ』『カクヨム』でも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 07:52:37
91673文字
会話率:57%
人生最大の挫折と絶望の中、書道を封印した男がいた。太幽(だいゆう)――。彼を救ったのは、子どもの小さな言葉だった。
再び歩み始めた人生で、彼は奇妙なオーディション広告を目にする。
「どうせ詐欺だ」と半信半疑で足を踏み入れたその先で、太
幽は想像もしなかった歌手としての道を歩み始める。
疑心暗鬼の船出。しかし、その航海の途上で、彼は運命の相棒、アレンビーと出会う。
無償の情熱で太幽を支え続けたアレンビー。二人の間に芽生えた強固な「絆」は、やがて「AREN.D」という一つのユニットとして結実する。
「誰もが自分の人生の主人公である」――この普遍的なメッセージを胸に、彼らは過去の闇を光に変え、出会いの尊さを歌い、困難に立ち向かう人々に勇気を届ける。
これは、一人の男が疑いと葛藤の果てに見つけた、新たな「絆」の真実の物語。あなたもきっと、この物語の中に、自身の「主人公」を見つけるだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 23:39:11
6251文字
会話率:2%
かつて歌姫として国中にその名を知られたオフィーリア。しかし、ある出来事をきっかけに声を失い、幽閉された日々を送っていた。
そんな彼女に突如として舞い込んだ縁談――隣国の侯爵テオバルトへの嫁入り。
絶望を抱えたまま彼のもとへ向かうオフィーリア
は、次第に彼が向ける繊細な優しさと深い愛情に触れ、自らを変える勇気を見出していく。
「あなたがどんな過去を背負っていようと、どれだけ傷付いていようと、私は今ここにいるあなたが愛しい」
テオバルトの言葉が、オフィーリアの心に灯す一筋の光。
『彼に相応しい人間になりたい』と願う一方で、彼女の心の奥底には『自分は愛されるべき存在ではない』という葛藤が消えない。
ありのままの自分を受け入れられた時、オフィーリアは初めて真の幸せを知る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 21:34:21
326955文字
会話率:29%
高校入学の日、地味な男子・神原清透(かんばら きよとお)は、自分の身体の一部が“透明”になっていることに気づく。
最初は冗談か夢かと戸惑うが、意識すれば手や持ち物、時には服まで消せる不思議なスキルが本物だと分かる。
しかしこの力、ズルや悪
用をしようとすると必ず“強制解除”や“バレそうな事故”が起こるという厄介なペナルティ付き。
清透は、ごく普通の毎日を過ごしながら、家族や友達、気になる女子・美咲との青春の中で、透明スキルが暴発しないように必死でごまかし続けることになる。
たまにピンチを救ったり、少し勇気を出して人助けをしたり――けれど“秘密”はなかなか言い出せず、毎日がスリルとドキドキの連続。
透明化の力は便利で地味で、でも誰にも話せない「自分だけの特別」。
いつか“誰か”に秘密を打ち明けられる日が来るのか、それとも――。
「バレそうでバレない」透明人間高校生の、等身大で不器用な青春ラブ(?)コメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 22:14:52
57269文字
会話率:18%
腐敗した王国を倒し、民を救った英雄ユリア。
彼女の剣は人々に勇気を、祈りを取り戻した。
だがユリアが去り、その剣が粉雪のように崩れ落ちたあと――
世界はなおも、天と冥の狭間で蠢いていた。
小国セルヴィアの青年アベルは、祖父母を奪われた
その日、
復讐の獄炎を手にした。
だがユリアの遺した想いと、不器用な師ユダルの教えにより、
剣を振る理由を「守るため」に変えていく。
その炎はやがて天界と地獄、六つの大陸を巻き込む大戦へと繋がり、
アベル自身も知らぬうちに、選ばれし英雄の道を歩み始める。
これは――
英雄ユリアの物語のその先、
天と冥に挑む、新たなる英雄譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 19:00:00
6821文字
会話率:34%
パティスリー「Honey×Honey」のオーナーパティシエである蜂須賀薫(はちすかかおる)は、ある日、客としてやって来た1人の男に小さい頃よく遊んでいた幼馴染の面影を見る。
でも、お互い地元から遠く離れた土地で会うなんてことあるのか?
そ
う思い、確認できないままに。
他人の空似だと思っていたが、後日あることがきっかけで男の名前が判明。それは記憶の中にある幼馴染と同姓同名だった。
今度こそ…と思い勇気を出すが…?
どうしてそんなに男のことが気になったのか。
ただ単に懐かしさを覚えただけ?
それともそれ以外の何か?
これは恋なのか、それともただの友達なのか…?
*ラジオの裏側で のアナザーストーリーになります。
この作品だけでも読めますが、お時間があれば本編の方もぜひ読んでみてください
*ボーイズラブ(BL)要素ありです。
不快に思われる方はブラバお願いします!
短編と中編の間ぐらいの長さの予定です。
今後も色々と追加予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 19:00:00
6589文字
会話率:23%
気が付くと見知らぬ場所に立っていた。
そこは魔物の徘徊する恐ろしいダンジョン―――ラフな寝る時の格好で探検する羽目に。
……どうやったら出られるんだ?
生きて日常へと戻りたい、勇気を出して脱出しようと奔走するが……―――
最終更新:2025-07-17 23:00:00
155294文字
会話率:40%
『 チャッキー・チャックリンを忘れるな 』
凡はとある街外れの中学校に転校してきたばかりで、まだクラスの雰囲気に馴染めずにいた。
転校初日に見つけた自分の“定位置”─カーテンと黒板の狭間─で、ひとりぼっち「器学」の教科書を読み耽
る日々。
そんなある日、クラスメイトの1人が「隣に誰か居る気がする」と主張し始めた。登下校中もトイレの中でさえも感じるというその気配の正体は、「モノノコ」付きの古い「鍵」だった。
教科書の中でしか語られないような不思議な体験に興味津々で騒ぎ出すクラスメイト達。
大の器学オタクだった凡は、勇気を振り絞り、彼らの輪の中に飛び込んでしまった。
「そのモノノコは“使える”」と、後先考えずに……。
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〈第一章〉 モノノコ粒子と時間の経過
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
モノノコは人に感知できない粒子のようなもので、
万物に宿っていると言われている。
それは大体、80年から1000年程で力をつけ、人に
感知できるようになる。
物体によってかかる時間に大きな差があるのだが、
その理由については未だ明かされていない。
人に感知できる程に育ったモノノコは、物を介し
てそのモノノコ自体を使うことができるようになる。
その際、モノノコが持つ特殊能力を人間であれば
「誰でも」使えてしまうのだが、代償として使用中
は見た目が著しく変化する。
このようにしてモノノコを使う人間のことを「モ
ノノコ使い」と呼ぶのだが、この行為はリスクが大
きく、自殺行為だと言われている。
かの有名な「チャッキー・チャックリン」も、嘗
てのモノノコ使いである。
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「わかりやすい! 器学入門書」 創想社/暑元工兵
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最終更新:2025-07-17 09:34:04
1759文字
会話率:23%