「セルマよ! お前との婚約は破棄させてもらう!」
貴族学院の卒業パーティーの真ん中で、セルマは婚約していた男に宣告された。彼は真実の愛の相手として、別の令嬢と新たに婚約を取り結ぶそう……。
そのお相手の令嬢はセルマをおとしいれようと、平然と
嘘をついてきた。「私、セルマ様にずっといじめられていたんです!」なんてことを大声で訴えて。
……彼らの言葉を聞いているうちに、セルマはすっかり疲れてしまった。もはや上手くいかない自身の人生そのものに、疲れ果ててしまった……。
自暴自棄を極めたセルマは、『もう、消えてしまいたい……』という願いを叶えるべく、事実無根のいじめの罪を受け入れることにした。
――が、ふと考えた。『いや、受け入れるだけでなく、いっそ盛りに盛って大罪にしてやろう!』と。
「あなたたちが嘘をつくのなら、わたくしだって大嘘をついてやりますわ……!」
大嘘の罪をでっちあげて、目指すは極刑の中の極刑――魂までもを消し飛ばされる魔法の刑罰『滅却刑』だ。この刑を食らってやろうじゃないか!
断罪と破滅を望むやけくそ女と化したセルマは、非道の悪役令嬢を演じるべく、嘘の犯行を喋り始めた。
――けれど、嘘の内容が残虐すぎて、逆に相手側が疑われるようになっていき……事態は思わぬ方向へと進んでいってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 18:13:01
17322文字
会話率:28%
主人公メルーシャは、貴族学院に通う、婚約者のいるごく普通の令嬢。だったのだが……
突如現れたヒロインを自称する女に「あなたの婚約者を攻略したいから、私のことをいじめて!」と、いじめを強要される。従わないと「可愛がってる猫に乱暴する」という脅
迫と共に……。
この日からメルーシャは即席の悪役令嬢となり、ヒロインのことを、ヒロインの指示通りに、ヒロインの顔色をうかがいながら、いじめる日々が始まってしまった。
「高笑いとか、恥ずかしすぎる……でも猫のために私、いじめ頑張るわ……胃が痛いけれど」
婚約者はヒロインにメロメロ。友達もいない。話し相手はもはや猫と神官だけ……メルーシャの青春はズタボロだ。
――最後のイベント、卒業パーティーが迫る中、ヒロインは横暴さを増す。しかしそんな悪役令嬢を、そっと見守っていた人がいて――
(サクッと読めるざまぁ。全六話の短いお話。猫は一切、酷い目にあいません。ご安心を)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-09 22:28:45
27620文字
会話率:21%
元Sランク冒険者で貴族の祖父を持つユウマ。彼が死に際の祖父から遺品として頂いた指輪には、実は物凄いお宝が隠されていた。ちょうど、10歳になり王国貴族学院に入学し卒業後には、冒険者を目指す予定のユウマ。祖父の遺産もあり、また様々な出会いや出来
事から祖父の素晴らしさと偉大さを改めて実感して成長していくハイファンタジー物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 21:47:37
16006文字
会話率:42%
貴族の集うスカイ国の誉れ高きスカイ貴族学院へ通う2人の空耳ラブコメディー
私が専属騎士として使えているスカイ・ミミ様は、6人兄弟・姉妹の第一子でありこの国の王位継承権1位の尊きお方である。
そして、そんな姫様と仲の良い南の辺境伯次男こ
とサウス・ブリンドリー様は太陽のごとく燃え盛る赤い髪と青い海を思わせる碧い瞳を持つ美形である。
2人の空耳から始まる人生を変えた一日をご紹介しよう
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-25 10:43:14
2272文字
会話率:44%
私は乙女ゲームの世界に転生したリリー
聖女になって貴族学院に通いながら、イケメンたちと恋愛模様を楽しもうっ!なんてことは思えなかった。
「僕の瞳に映る完璧なレディーは、今夜のダンスパートナーは決まっているのかな?」
「国中の花を買い占めて
、僕と君の結婚式を飾り付けても君の華やかさには敵わないよ」
「俺の剣は国を守るためではなくてお前の笑顔を守るためにあるんだよ」
「まぁ!素敵!今度、聖剣をオークションで売って土砂崩れの出た地域の復興手当に回そうと考えておりますの」
みんなごめんね。
私、続編の隣国の留学生推しだから……やんわり拒否させていただきます!!
どうにか攻略対象者以外と結ばれないため、日々フラグを全力回避したい所存。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-21 23:53:11
3687文字
会話率:28%
15歳で王都の貴族学院を卒業した主人公、まりりんの進路は、故郷に戻って父親が決めた相手との結婚に向けて花嫁修行をすることになっていた。
それに納得できないまりりんは、勝手に婚約破棄して深夜に屋敷を抜け出して家出する事に成功する。
家出して
、やってきたのは王都サニタリア。
そこで、まりりんは出会った。自分の全てをかけても推す価値のある最愛の勇者ユータスに。
しかしこの勇者ユータス、なんだかとても弱すぎる。
しかも勇者の仲間は、初級の回復魔法しか使えないちびっこ僧侶に、一歳の子持ち魔法使い、そして極め付けはただの犬。はっきり言って、ポンコツぞろいだ。
まりりんは、決意する。
私が守ってあげないと。
エレメンタルマスター(二代目)の私が、陰ながらサポートしてあげないとッ!
ーー私は魔族なんか眼中にない。私はユータス様の旅路をサポートすることしか考えていない。
ただし、それを邪魔する奴がいたら容赦しない。魔獣だろうと、魔族だろうと遠慮なく殺っちゃうよーー
この物語は、ポンコツ勇者パーティーの旅路を、主人公まりりんがその有り余る魔力で陰ながらサポートしていくお話しです。
ジャンルはハイファンですが、異世界恋愛でもあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 22:54:18
100579文字
会話率:35%
本日、6年通った貴族学院にて卒院式がございます。
婚約者様とのペアダンスが楽しみですわ。
楽しみに、していたのに…
突然婚約破棄を言い渡されるサナーリア。その婚約者は、妹を虐めていたお前が悪い、と言い出すが―
前後編の短編義妹
ざまぁ?、的なお話です。
※よくある設定ですが完全オリジナルです。
※主人公語り
※敬語尊敬語滅茶苦茶御免!(なさい)
※妹ざまぁか婚約者ざまぁか、父&義母ざまぁか、なんとなくうっすらざまぁです。
※初投稿
※後日シュワルツ談、執筆中です。
※この作品はアルファポリスさま、カクヨムさま、ノベリズムさまでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 15:00:00
23784文字
会話率:54%
駆け出しの医師だった僕は、交通事故に巻き込まれて死んだ。
新たな命を受けて産まれ変わったのは、科学の代わりに魔法が発達した異世界。
両親からベイジルという名前をもらった僕は、今生でも人々の命を救う仕事につくことを志し、勉学と研鑽に励む。
や
がて、生命魔術の使い手として認められ、若くして名門アラステア学院の魔法教授の職を得て、他の教授陣や名家の出身の生徒たちからも一目置かれる存在となる。
魔法を医療に応用する研究。将来を担う学生たちの指導。そして、地位や貧富の差を問わない往診などに、僕は励む。
忙しくも、やりがいのある日々を送る僕だったが、あるとき、ちょっとした騒ぎに巻き込まれる。
それは、前世の未練と因縁が交錯する、小さな事件へと発展する。
*カクヨム版もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 18:00:00
8248文字
会話率:39%
貴族学院時代の私は、急に大人っぽく変化した王子殿下に惚れて告白したわ。
でも彼は、殿下ではなく影武者だと判明!
辺境伯令嬢の私、ルミエールは、平民で影武者のオンブルさんを好きになってしまった。
彼は影武者で自由の無い平民、私は辺境
伯の一人娘、だから未来のない恋。
それでも十年、愛を貫き二人で秘密の逢瀬を重ねたわ。
オンブルさんが陛下にそっくりだからデートもできなかったけど。
でも私、まだ彼との結婚に憧れているの。
いつか貴方と幸せになるわ。
※全六話完結。同日中に全話投稿予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-25 21:30:30
19856文字
会話率:28%
王太子の婚約者、侯爵令嬢ネウェル・スターブレスは超がつく性悪ワガママ娘。
最近彼女が目の敵にしているのは、モモカ・アオイ。
モモカは庶民ながら特待生として貴族学院に通っている優秀な女生徒だが、ネウェルに言わせれば税金ドロボー。
最近王
太子と妙に親しげにしているのも気に入らない。
モモカに幼稚ですぐばれるイジワルを繰り返していたところ、ネウェルは卒業パーティーで王太子から婚約破棄を言い渡される。
「ネウェル・スターブレス嬢!!
そなたと婚約破棄する!!
そして私はモモカ・アオイ嬢と結婚する!!」
「よろしくってよ!!」
と答えたネウェルはなぜかニマニマしていた。その理由とは?
・.。*☆彡・.。*☆彡・.。*☆彡・.。*☆彡・.。*☆彡・.。*☆彡・.。*☆彡・.。*☆彡・.。
主な登場人物
ネウェル・スターブレス……侯爵令嬢、王太子の婚約者、超ワガママ性悪娘
王太子……黒髪で水色の瞳。シベリアンハスキーを彷彿とさせる美貌の持ち主。
モモカ・アオイ……庶民出身だが、成績優秀なため、特待生として貴族学院に学費免除で通っている。
近頃音楽サークルで知り合った王太子と親しげにしている。
ストロベリーブロンドのふわふわカールヘアー。
(この作品は アルファポリスにも掲載しています)
毎日23時に1話投稿 完結まで執筆済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 23:00:00
8217文字
会話率:22%
魔法具いじりが趣味の貧乏子爵家の令嬢、ロレッタの婚約者は、幼馴染みで王子殿下の側近候補を務めるマーカスだ。二人が通う貴族学院では、この一年異常事態が続いていた。王子殿下を含む高位貴族の令息達が、次々と元庶子の男爵令嬢に競うように愛を囁いて
いるのである!
そんな中、王子の側近候補として王子等と行動を共にしながら、唯一男爵令嬢に傾倒していないマーカスは周囲からの評判が高まっている。
ある日、ロレッタが男爵令嬢が違法な魔法具を使用し、周囲の令息たちを操っていることに気がついたことから事件は明らかになる。正気に戻った令息たちが自身の行いを深く悔いる一方、明らかになった魔法具の持つ効果によって、自分がマーカスからこれっぽっちも愛されていないことを突き付けられたロレッタ。
悲しみに沈む中、事件を切欠にロレッタには秘められた力があることが分かり……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 20:38:35
43394文字
会話率:41%
十五の誕生日、突如前世の記憶を思い出した悪役令嬢レイティア。
レイティアの世界は前世でプレイしたゲームのなかだった。
レイティアは推しキャラのクレスの闇堕ちを防ぐべく、中央貴族学院に入学する。すべてはクレスと正ヒロイン・ナディアをくっつける
ためだ。
クレスとナディアの仲を取り持つ一方で、正ヒーローであるアンドレアの恋路を阻むレイティア。しかし、なぜだかクレスもアンドレアも、ナディアでなくレイティアに好意を抱くようになり――しまいにはナディアまでもがレイティアの恋を応援し始める。
悪役令嬢に転生したはずのレイティアが、二度目の青春を四人で過ごす。
やがて迫られる選択肢、レイティアはクレスとアンドレアのどちらを選ぶのか……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-06 08:08:11
19243文字
会話率:51%
東郷十兵衛は侍に憧れていた。幼い頃から両親によって時代劇を見せられ続けた十兵衛は、自分が周囲から浮いている自覚を持ちながらも、侍になろうと努力を続けた。
だが、インフレの末路とも言える現代で、侍という存在はあまりにも時代遅れすぎた。それでも
、侍であろうとした十兵衛はある日、トラックに轢かれそうになった女子を助け出そうとして死亡。異世界転生を果たすことになる。
侍のいる世界を願った十兵衛だったが、転生先は、侍など居るはずも無い、中世西洋の上下水道すらない貧民街のひ弱な少年アドリューンだった......
十兵衛は決意する。侍がいないこの世界で、自身が侍となり、侍を広めることを。そして、アドリューンから受け継いだ想いを護っていくこと。これらを自身の第二の人生を以て体現することを。
これは、東郷十兵衛という侍に憧れた男が転生したアドリューンの一生を描いた異世界転生譚である。
このあらすじを見た者たちよ。是非とも彼の生き様をご照覧あれ!!
*最近のweb小説とは逆行するかもしれませんが地の文多めでお届けします。頑張って書きますので応援頂けると嬉しいです!
―――予定―――
第一章 貧民街の掃除夫な某
第二章 貧民のはずなのに貴族学院に入れられちゃった某
第三章 貴族の養子となった某
第四章 失意の冒険者となった某
第五章 侍と魔王の血戦
終章 エピローグ
*現時点での予定です。変更する可能性があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-02 22:42:58
290559文字
会話率:41%
しがない貧乏子爵家の娘である私、サルビア・ランスロットは国立サウスホールド貴族学院にて運命的な出会いをしました。
私の"憧れのおねえさま"、ルディアナ・ウィスタンベルグ様。
全てにおいて完璧なおねえさまですが、一つだけ納
得できないことがあるんです。
どうしておねえさまの婚約者があんな男なの?!
おねえさまの未来の幸せのためにも、一肌脱ごうと思います!
"おねえさま"一筋の無駄に行動力のある貧乏令嬢が明後日の努力をして逆に絡めとられる話(になってるといいな)
設定がばがばだと思いますが、ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-09 21:00:00
5268文字
会話率:27%
私、メリナは聖竜様にお仕えする巫女として、精進の日々を送っておりました。そんな穏やかで心休まる日々を破壊した、意地悪な先輩巫女の「学校に通いなさい」という命令。遠い異国の貴族学院とかいうところに行けと言うのです。蛮族どもから私が学ぶべきこ
とはないというのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-15 16:27:45
768863文字
会話率:46%
侯爵であり、王国の宰相でもあるエインズ家の令嬢モニカは、自分の両親が政略結婚したために不幸になったと知ったため、親の決めた婚約は絶対に破棄すると心に決めていた。
そんなとき、取り巻きの一人であるアルフォートから、婚約破棄をする良い方法があ
ると持ちかけられた。
「貴族学院の卒業パーティーで皆の目の前で婚約破棄を宣言すればいい。皆に知られればさすがの侯爵だって破棄を取り消そうとは思わないはずさ」
その言葉に乗ってパーティーで婚約破棄をしようとしたのだが。
・・・彼はパーティーを欠席した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-09 21:09:06
11098文字
会話率:49%
レイアン王国には代々対立を続ける二家の大貴族がある。両家の末裔である二人は、互いに親である当主より「貴族学院にて相手の末裔を篭絡せよ」との命を受けた。かくして〈氷の貴公子カロス〉と〈人形姫シャルロッテ〉の、冷酷な仁義なき情報戦が始まった。
ただし、両家が一つ見落としていることがあった。それは冷酷な賢才であるはずの〈氷の貴公子〉と〈人形姫〉が、二人揃って恋愛に疎く、奥手でチョロかったことである。
※本作は他サイト様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-22 17:00:00
9921文字
会話率:26%
王太子殿下と婚約していたエリカ・クロードは貴族学院の卒業式パーティで突然に婚約破棄を宣言されてしまう。
あまりに一方的な宣言にこのままでは国が混乱してしまうと思った彼女は反論しようとするが、その時彼女の決して解けず形も崩れないドリルと噂され
ていた髪が解けて眩い光を放つ!
気づくと知らない部屋に謎の影。
謎の影の話によるとこの王子の婚約破棄宣言が原因で国が崩壊に向かうという。
影はエリカの髪に貯められていた魔力を使いエリカの意識を過去に飛ばすことを提案する。
彼女はその提案を受け入れ殿下との婚約前の時間に戻ってきた。
彼女は国の崩壊を止めるためにあることを決意する。
それは婚約破棄の原因であり、殿下の心を虜にした平民の娘メリル・ブラウンを王妃として相応しくなるように教育するというものであった。
こうしてエリカのヒロイン育成計画が始まるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-22 00:54:29
182465文字
会話率:25%
群雄割拠の大陸戦争後、残った六大国は平和を維持していた。それは各国が疲弊していたこともあるが、調停が必要な事態を代理戦争によって解決していたからでもある。そんな国の命運を決める場とは無関係に生活していた主人公リールは、底辺貴族ながらかつては
将来を期待される存在だった。しかしいつまで経っても何の頭角も表さない彼は貴族学院において上級貴族たちからの格好の嫌がらせの的になった。それが暴走して他殺されかかったところを才能を買われて貴族に混ざって教育を受けていた幼馴染サリィの魔法によって一命を取り留める。しかし幼馴染の魔法は彼女の自由を守るために秘匿していたもの。リールが寝たきりの間に国の命令で『聖女』という遠い存在になってしまう。そして特化した才能こそが至高とされる貴族学院において、その一切を持たないリールは療養期間中に除籍処分を受けてしまった。やむなく学院を去ることになったリールだが、聖女狂信者によってまたしても死の淵に立たされる。二度目の危機に血まみれで空を見上げる彼の霞む目に映った最期の光景は、大陸に響き渡る"傾国の少女"が放つ輝きだった。その後、彼女とともに隣国に亡命したリールは名前アレンに改め、その可能性に改めて向き合っていくこととなる。"傾国"と同格の公爵令嬢、もう一人の身分差のある幼馴染、聖女となったサリィや聖教国の他の聖女達、アレンの持つ可能性は才覚を持つ人間をこそ惹きつけ、その周囲を巻き込んで彼自身もまた周りに釣り合うべく成り上がっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-07 18:00:00
104695文字
会話率:51%
>彼女はハンナ・ターチィバーナ。敗戦国から人質としてこの国に送り込まれた。王族の長女。
我が国の王太子が王になったら、側室に入ることになっている。今はまだ若いので、この我が貴族学院に入れられた。
当然嫌がらせをかなり受けている。
僕はこの上
級貴族クラスの委員長なので、本当は彼女を守らねばならない、というか、、
本音をぶっちゃけりゃ、美しくも可憐で聡明な彼女を守ってあげたいっ!!
だがしかし、
現実は僕を阻止する。
僕は公爵家の嫡男、と言えども、、王子しかも王太子つまり次期王に逆らうことなど、してはならない。実家が取り潰されてしまう。
そう、王太子が筆頭になって彼女をいじめているのだ。
今日も一日中ひっきりなしに数々の嫌がらせを受けていた。
>中央王国政府は、隣国ホースディアがいきなり侵攻してきたとき、
「とりあえず様子見。まともなら付き合ってみよう。そうでなければ国境を閉じるか、それが敵わぬと成れば、面倒くさいが、滅ぼそう。」
という、、、幼児が殴り掛かってきたときの大人のような、結論を出した。
今は
「一旦停戦し、様子見」というつもりの東の大地、
「勝った!敵は降伏した!!」と思い込んでいるホースディア王国
>「多分、、、ホースディアの王たちも、国民たちも、、領土を割譲させた、と思い込んでいると思います、、、」
「「「「は?」」」」
ミラを見る華。ミラに出番を与えようというのだ。
「僭越ながら私が。、、姫様のホースディア滞在も”敗戦国から人質を得た”と彼らは認識しています。あちらに帰ったら確認してみますが、多分、姫様のおっしゃる事で間違いはないでしょう。」
「国家規模の盛大なる、、なんだ、、、アレだな、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-22 13:00:00
11626文字
会話率:25%
貴族学院卒業の年、俺は妖精に恋をした。
実際には妖精ではなく小柄で可憐な女性だったのだが、俺には妖精のように愛らしく見えたのだ。
これは、自分の事を過小評価している伯爵令息と、実は色々と本性を隠している公爵令嬢の初恋のお話です。
伯爵令息視点、公爵令嬢視点、第三者視点と書いていこうと思っています。
宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 05:32:14
4685文字
会話率:17%
「選帝公女」フォスティーヌ・ジャニーヌ・クロード・デュドネ公爵令嬢は帝立貴族学院の卒業パーティで生まれながらの婚約者、皇太子エドゥアール・アルフレッド・バルテレミー・ギェルマンに婚約を破棄された。
男爵令嬢モニク・ジュペルを侍らせ意気揚々
と婚約破棄を告げる元婚約者にフォスティーヌは呆れを隠せない。
貴方が皇太子だから私が婚約者になったのではありません。
私が婚約者だから、貴方が皇太子になったのです。
フォスティーヌは望まぬ騒ぎに巻き込まれ、今日も彼女の溜息の数は増えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-19 15:20:04
3672文字
会話率:27%